主婦の秘めごと ~義父と家族風呂に入って~/21
少しして、あなたが回復すると、それが雰囲気で察せられたのでしょうか、義父があなたの頭から手を放します。義父の手から解放されたあなたは、少し寂しい気持ちになりながらも、その身を起こすようにします。
「気持ちよかったかい?」
義父が静かに訊いてくるその問いに、あなたはうなずかざるを得ません。
「それはよかった。じゃあ、そろそろ終わりにしようか」
と義父が続けるのに対して、あなたは、もう少しこうしていたい旨を伝えます。というのも、あなたのナカに、いまだ勢いを衰えさせることなく勃起している力強いモノの存在を感じたからです。しかし、それはあなたがシたい、快楽を得たいということよりもむしろ、義父にきちんとイッてほしいという思いから来る希望でした。こちらがイッているのに、義父がイッていないというのは申し訳ないと思ったのです。
「十分に気持ちよかったから、出さなくても大丈夫だよ。もう、一回出していることだしね」
義父はそんなことを言いますが、それではやはりあなたの気が済みません。あなたが重ねて義父に言うと、彼は苦笑したようです。しかし、どうやらあなたの希望を聞き届けてくれたようで、
「そこまで言ってくれるなら、もう一度させてもらおうかな」
と言うではありませんか。あなたは、気持ちがパッと明るくなるのを感じます。義父に中出しされるということを喜ぶあなたは、妻として母として罪深い存在だとも思われますが、その罪があなたの性感を何倍にもします。そうして、そもそもが、単純に義父との交わりは気持ちがいいのでした。夫との交わりでは決して得られない悦楽がここにはあります。つまりは、義父のためと言いながらも、やはりあなた自身も快楽を求めているのです。
あなたは、つながったままの状態で義父が身を起こすのを見ます。まるで、義父という座椅子に逆向きに腰かけているような格好になったあなたは、これが「座位」という体位であることを認めます。座位は一度だけ夫としたことがありましたが、彼の希望に付き合ってあげた格好だったにも関わらず、
「動き方が分からない」
「そんなに気持ちよくない」
「別に興奮もしない」
と勝手な不満を上げた夫が早々に合体を解いてしまったので、あなたにとっては、ほとんど幻の体位です。あなたは義父と向かい合う格好になっています。薄闇の中で見る彼の目は、優しげに微笑んでいます。あなたは、その唇に自らのものを寄せると、ゆったりとした気分でキスをします。
すぐに、舌先が絡まり合って、ぴちゃ、ぴちゃとしたいやらしい水音が上がります。