【音楽の話題】ラヴェル: 水の戯れ
今日は何だか蒸し暑いです。
暦も6月になったことだし、いよいよ梅雨入りが近いのでしょうか。
そんなわけで本日の音楽の話題は
コチラ
モーリス・ラヴェルです。
ジャケ写は、1973年にヴラド・ペルルミュテールのピアノ演奏で録音された『ラヴェル: ピアノ作品全集 Vol. 1』 のもので、CD版は1983年にリリースされています。
『水の戯れ』は、このCDの6トラック目(曲数で言うと2曲目)に収録されています。
この曲は古典的なソナタ形式で書かれていますが、7thや9thの和音が多く使われているので曲を聴いて古くさく感じる事はないと思います。
曲調は、水面をキラキラと光らせて気持ちよく流れていく水や、噴水から勢いよく噴き出る水の様子が巧みに表現されていて、聴いているだけで涼しさを味わう事が出来る曲です。
ペルルミュテールの演奏は、この録音が残響の多い環境で行われたせいなのか、音の輪郭をはっきりさせるためにタッチが強めになっていて、やや乱暴に聴こえる部分があったりするのですが、そういう部分以外はとても美しい演奏です。
これからの蒸し暑い季節にペルルミュテールのラヴェルは欠かせません。
m(__)m