花魁セツナ
セツナやトワなどクジョウの巫女たちは、遊郭に現れる鬼を狩るためにしばらく遊女として潜入することになった。
遊女として働く以上、不特定多数の男性との性行為は避けられない。
そうなってくると懸念されるのが妊娠の問題で、未だ避妊具が普及していないクジョウにおいては、中出しによる受精のリスクが極めて高い。
幸いにも、巫女たちは結界の呪法が使えるので、胎内に結界を張ることで受精を防ぐことができるのだという。
ただそれにはある程度の鍛錬が必要であり、その練習役としてなぜか抜擢されることになった。
他に男性の知り合いが居ないということで白羽の矢が立ったが、このあとトワとの鍛錬も控えているので体力を温存しなくてはならない。
向こうから指名してきた割にはずいぶん不満そうで、あまり歓迎されていないような雰囲気がする。だが選ばれた以上は使命を全うしなくてはならない。
「ちょっ、こっち見ないでよ。」
胸にコンプレックスを抱いているようで、しきりに隠すようにしていた。トワと比べればたしかに小ぶりだが、恥じるようなものではない、かわいい乳房だと思う。
花魁乙女というのはもっと瀟洒でしゃんなりした仕草をするものだが、セツナの座り方はまだ垢抜けていない、素の性格が現れている。だがそれもいい。
とりあえず今回は全部セツナに任せるとして、ひたすら竿役に徹することにした。
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