リル当番
リルテットは茶熊学園での学生生活が好きだったが、不満に思っている事が2つある。
ひとつはフェネッカと一緒に入学することがかなわなかったこと。
そしてもう一つは性処理当番制度である。
学園の女子には、およそ一ヶ月に一度の頻度でこの当番が回ってくる。
その一日に限り、朝から夕方の5時まで、ひたすらに性処理をしてまわるという、大変な役目である。
だがこの学園の女子たちは、わりと平然とした顔でそれをこなしている。
リルテットはそれが不思議であり、不満でもあった。
「あいつは脂ぎっていて気持ち悪い」とか「あの人は大きくて凄い」とか「今月はまだ月のアレが来てないけどどうしよう」とか結構生々しい会話が女子たちの間でされている。でも本気でこの制度を辞めさせようという意志は感じられなかった。
少し前に起きた、叡智のカントナータによって引き起こされた学園の暴走事件。あの時は沢山の女子が無理矢理にレ◯プされたらしい。
あのような事件を二度と引き起こさないため、正しく性衝動を処理するために導入された性処理当番制度。
リルテットはそのときまだ入学していなかったので、事件の詳しいことはよく知らないが、そういった経緯があるということは知っていた。
学園の風紀委員としてリルテット働いている。あろうことか、風紀委員がこの制度を進行管理しており、そのメンバーの一人であるリルテットがこの当番を拒否するということは考えられないことだった。
普段は風紀を取り締まっている彼女が、こうして性処理をしてくれるとあって、今日はたくさんの男子たちが集まっている。
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