エマの奉仕
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猫虎屋 2023/07/30 00:02
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猫虎屋 2023/07/26 23:11
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猫虎屋 2023/07/22 00:35
ティナにはある悩みがあった。
それは三大欲求がとても強いことである。
人と同じ量を食べてもすぐにお腹が空く。同年代の女の子のだいたい2倍くらいを食べてしまう。
そして夜更かししていないのに。授業中居眠りしてしまうことがある。
ただその二つはまだなんとかなった。よく食べ、よく眠ることは、少し恥ずかしいけれども、そのおかげでいつも病気知らずの健康体である。不思議と太りもしない。
しかし最後の欲求、すなわち性欲のほうはどう処理したらいいかわからずに苦労していた。こればっかりは同年代の女の子にもなかなか相談もしにくい。
一番手っ取り早いのは男の人にしてもらうことだったが、この方法は後から厄介なことになりやすい。一度身体を許しただけなのに、次の日から妙に馴れ馴れしくなったり、勝手に恋人気取りされたりしてとても面倒になる。それに好きじゃない人とするのは正直抵抗がある。そしてついつい中出しを許してしまって、あとからヒヤッとすることがある。
だから自分で慰めるしかないのだが、自分の性欲がどんどん強くなっていっているような気がして正直怖かった。
続き+イラスト1枚
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猫虎屋 2023/07/19 04:43
数ヶ月前、この宿は閉鎖されるところだった。客足は多いものの、後継者不足のためである。
こんな素敵な秘湯が閉湯してしまうなんて……ということで、トワが女将を引き受けることになった。そのおかげで今も運営を続けることができている。経営者家族のほかは、料理人が一人いるだけで、泊まる部屋は4つしかない小さな宿屋である。
リーチェの泊まっている部屋で談笑していたら、入り口の鈴が鳴って、トワは慌てて部屋を出ていった。そして戻ってきたときには青い顔をしていた。
「ど……どうしましょう……」
「何かあったのかしら?トワ」
「ダブルブッキングしてしまいました……」
「だぶるぶっきんぐ……?」
ダブルブッキングとは二重に宿泊予約を入れてしまうことで、そうすると部屋が足りなくなる。通常ならば他の宿に回したりして融通を利かせるものだが、なにしろ周りに何もない離れ宿なのでそういうこともできない。
「他に部屋は無いですし…どうしましょう……お客様が」
トワはオロオロしている。
「この部屋があるじゃない!いいわ、あたしがトワの部屋で寝るから!」
「ですが、せっかくリーチェが泊まりに来てくれたのに……」
「温泉にも入ったしちょうど暇してた所よ。なんならトワのお手伝いしてあげてもよくてよ!」
「ありがとうございます……。お言葉に甘えたいのですが、一つだけ問題があるのです……」
*
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猫虎屋 2023/07/16 00:37
それはまだセルピナがヘルモート様に出会う一年以上前のこと。
「セルピナ、13歳です!夢はウルスラたんみたいな立派な冒険家になること!」
「ふむ…君が新人冒険家か。」
ギルドの事務職員がセルピナの書類に目を通す。
「体力テストC、ルーン適正D、筆記試験E……稀に見る逸材じゃないか。」
「わかりますー!?私ちゃん、こう見えて結構天才なんですよー」
「そうだな。そんな君にぴったりな仕事がある。この店へ行きたまえ。」
職員はセルピナの胸をじろじろと見ながら、一枚の紹介状を手渡した。
続き+イラスト1枚
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