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キュアの記事 (9)

猫虎屋 2024/04/11 19:37

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猫虎屋 2024/03/19 23:49

春告祭

春分の日は飛行島のみんなが春を売るお祭り。
当然のように名簿に入っていたことに困惑するキュアさん


「私もやらなきゃ…ダメ?」

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猫虎屋 2024/02/25 23:46

初夜キューピッド

オスクロル、キュア、コリン、ミレイユの4人は花嫁コンテストに出場中である。
その中でも最難関として立ちはだかったのがこの初夜の儀式だった。
4人は花嫁として、それぞれ赤髪と初夜を過ごすことになる。

「私は構いませんが、ミレイユさんがするのはちょっと犯罪的な雰囲気がしますが…」
オスクロルの懸念に対し、ミレイユが小さな胸を張る。
「大丈夫です!こう見えても、もうすぐ14なんですよ。立派な大人ですから!」

「ふぉっほ~、ミレイユは健気だねぇ。それにひきかえキュアっちは」
コリンがキュアを茶化す。キュアは明らかに動揺していた。
「わ、わ!わたしは……!だ、大丈夫だから!」

「本当に大丈夫ですか?一番手、変わってもいいですよ。キュアさん」
「そうそう、経験豊富なオスクロルっちの手本を見たほうがいいんじゃない~」
「だ、だめ…!最初は私にやらせて……」
「別に本当にしなくていいんですからね。"フリ" だけでいいんですから。それはそうと、私は別に経験豊富というわけでは……」
「わ、わかってる……」
あくまでも一番手は譲らないようだった。


「あ、あの……よ…よろしく…………」
みんなが見ているなか、ウェディングベールを被ったキュアがベッドの上に座った。

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猫虎屋 2023/12/05 04:17

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猫虎屋 2023/11/07 13:23

シェアハウスの夢

キュアにとってのシェアハウスはドキドキの連続だった。
なんといってもあの憧れの人とひとつ屋根の下の生活。
以前よりもずっと親しくなって距離が縮まったけれど、永遠に続くと思われたこの時間もまもなく終わろうとしている。
そしてまだ思いを打ち明けられずにいる。

(今日はちょっと疲れちゃったなぁ……)
今日のアルバイトは色んなことがあって、心沸き上がることもあったけれど、精神は高揚していても身体の方は完全に限界を迎えている。
疲労で泥沼のような身体を引きずってお風呂に入ると、全身がぽっかりと温まって眠気がやってきた。
(いけない、いけない)
あやうく湯船の中で寝落ちそうになって、溺れかけたので、ふらつく身体のまま服を着て、自分の部屋に戻る。そして闇に吸い込まれるようにしてベッドで眠りに落ちた。

(あれ?)
次に目が覚めたときに、違和感に気がついた。隣に誰かが寝ている。自分と同じ、赤い髪をした少年。憧れの人。
(うそ…、どうしているの?)
それがなぜか自分と同じベッドで寝ていた。
(そうか、これは夢、夢の中だよね。)
まだ感覚がふわふわしていて、意識が定まらない。まるで夢の中にいるかのようだった。
(夢なら、いいよね……。)
ぴたりと肩を寄せて近づいてみる。ぐっすりと寝ている。彼もお風呂上がりなのか、上半身裸のまま寝息をたてていた。このままでは風邪を引いてしまうかもしれない。
そう思って下の方から布団をかけてあげようとした。しかしその時何かひっかかるものがあった。
(うそ…こんなに大きく…)
女の子にはないそれが、固くはちきれんばかりになっている。着衣の上からも明らかにわかるサイズだった。それは服の下で苦しそうにしていて、少し引っ張ると高くそそり立つ。
(ひゃっ)
初めて間近で見るそれは、禍々しい剣のようで、見るものを虜にしてしまう大きさだった。
(どうしよう…)
いけないことをしているようで、どきどきが止まらない。でもこれは夢の中。夢の中くらい、大胆になってもいい。彼のそれが大きくなっているということは、それを望んでいるということだ。
やさしく手で握り、ぎこちなく愛撫してみた。
なんとかしてあげたいけど、どうしたらいいのかがわからない。ただ知識としては、これが女の子の中に入るものだということは知っている。大きくなってしまった以上は、もう自分が責任を持ってやるしかない。

眠った彼の上に馬乗りになるようなかたちになり、火照った身体を密着させる。そして自分のそこに入るように導き入れた。
(ん………っ!)
あまりに大きすぎてなかなか入らない。だがチャンスは今しかないと思って、体重をかけてぐっと一気に奥まで押し込んだ。
「ひあああっ!」
全身を貫かれるような激しい衝撃がはしって、目を白黒させる。夢の中にしてはあまりにもリアルな感覚。


でも下を見ると、たしかにすべてを呑み込んでいることを確認した。そしてそのさきで視線が合う。

「ご…ごめんね…。起こしちゃったよね…」
カッと顔が熱くなる。この状況、どう説明したらいいのかわからない。
ただ一線を超えてしまった以上は、もう突き進むしかない。何か言おうとした彼の口を唇で塞いで、強く密着した。腰を上下させると身体がカッと熱くなり、密着した身体が熱を共有する。
「あああっ……!」
下からも突き上げられるような感触がして、耐えきれないほどの感覚が襲いかかってきた。
あまりの熱さに、頭が真っ白になる。
闇の夜中で、ベッドのきしむ音と、二人の息遣いだけが荒々しく響いていた。

それからのことはよく覚えていない。
気がつくと朝になっていて、自分の部屋で目が覚めた。
(夢か……夢、だよね。)
少し惜しい夢だった。せっかく一線を越えることができたのに、あれはすべて夢だった。やけにリアルな夢。
でも夢でも構わない。今の自分にはその位置がちょうどいい。今はまだ届かないけれど、いつかは届かせる思い。

「おはよう!」
めいっぱいの元気を出して、みんながいる朝食の席につく。
彼の顔がほんのり赤らんだことには、気が付かなった。

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