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リーランの記事 (10)

猫虎屋 2023/05/16 20:21

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猫虎屋 2023/04/23 02:28

ニ週間の休暇

ケンセイ亡き今、タイカンの将軍リーランの仕事は激務を極めていた。
堅実で真面目なリーランはそれでもきちんと全ての仕事をこなしていたけれども、その蓄積した疲労とストレスが徐々に彼女を蝕み始めた時、軍師たちは彼女を湯治に向かわせることにした。
全ての仕事を放り出させて、ニ週間のフル休暇。徹底的に休ませる。


「まったく……、私はまだまだ働けるのですが……仕方がありません。」
リーランはひとり、温泉で有名なアオイの島に降り立った。
今回はお付きのものがいない。
ひょっとしたら自分をタイカンから遠ざけることでクーデターでも計画されているのではないかと疑いそうになるが、今はあの者たちを信じることにする。
「まあ、たまにはゆっくり温泉に浸かるのも悪くありませんね。」
人々が賑やかに行き交う温泉街に立つと、不思議と心が安らぐ感じがする。
そして一軒の温泉宿に宿泊することにした。

「ふう……いい湯でした。」
あらためて自分の身体と向き合ってみると、全身がストレスと疲労でくたくたになっていたのを実感した。
少し熱めの湯は、全身の血流を良くして凝り固まった筋肉を解してくれる。
湯上がりの火照った身体を冷ますべく、リーランは部屋に戻ることにした。
「あら…あなたは?」
「こんにちは!湯上がりのリラクゼーションマッサージに来ました」
「そういえば……」
チェックインの際、宿泊・温泉に加えてマッサージサービスも付属されていたことを思い出す。
相手は若い女の子だったので、そのまま部屋に通し、サービスを受けることにした。

「ゆっくりほぐしていきますね~」
ベッドに横になると、施術師は手にオイルを塗り、リーランの湯上がりの肌を丁寧に揉んでいく。
そのオイルの香りが心地よくて、だんだん眠気に襲われるようになってきた。そして気がつけば、すっかり眠ってしまっていた。

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猫虎屋 2022/12/01 05:21

【全体公開】三等撮影会

サマーセレクション水着コンテストが開催された。
リーランは出るつもりは全く無かったのに、部下の一人が勝手にエントリーしてしまい、やむなく参加することになった。

最終選考に残ったのは25人で、それぞれ5つのグループに分かれて投票数を競う。
リーランはカリスマスターガールズ枠で争ったが、健闘の末、あえなく3位という結果に終わる。

「おめでとうございます!1位の皆さんは、水着バンド出場決定です!」
司会者が高らかに祝福を述べる。
(水着バンド……?それなら勝たなくて良かった。)
リーランは内心ほっとした。水着姿を晒すことでさえ恥ずかしかったのに、その上バンドとは。音楽といえば古琴くらいしか習ったことがない。
しかし司会者の続きの言葉に困惑させられることになる。

「2位の皆さんは水着グラビア撮影、3位の皆さんはセクシービデオ出演が決まっております!」
セクシービデオ?聞き慣れない言葉にリーランは戸惑った。
そういえば出場案内に、そんな感じのことが書いてあったような気がするが、あまり気に留めていなかった。
このイベントはある芸能プロダクション主催ということだったが、裏ではアダルト業界で大きな売上を上げているグループ会社ということに気づいていなかった。


「な……!!」
3位になった5人は別会場に移動したが、そこで待っていたのは裸の男達。
「ど、どういうことですか!」
背後の扉がばたんと閉じられるのを感じて、リーランは詰め寄った。

「事前に説明したように、3位の皆さんはセクシービデオ撮影ですよ。10人の男優たちと相手してもらいます。まあ4位以下よりはマシだと思いますがね。しかしまあ、ずいぶんとチビっ子たちが集まりましたねぇ。」
リーランと一緒に来た3位組は、ソアラ、ネロ、セーラ、ヒナの4人。
「ふ…ふざけないでください。この子達はまだ小さいんですよ!」
ヒナは7歳、セーラは10歳。ネロは年齢不詳だがかなり小さいように見える。このメンツの中ではソアラがまだ大人に見えるくらいだった。リーランはこのなかでは頭一つ大きい17歳。
「では、あなたが頑張るしかないですねぇ」

与えられた時間はひとりあたり1時間。その時間の中で射精させることができればそのぶん男優が減っていく。射精させることができなければ、その男優は次の女優に回される。
このメンバーの中では、リーランが先陣を切って戦わざるを得なかった。

撮影開始から18分経過していたが、まだ一人も射精させることができていなかった。
「ほら、手の動きがお留守になっていますよ」
「う‥うご…かないで…」
前だけではなく後ろからお尻にも挿入されており、強い圧迫感がお腹の中で暴れていた。後ろの男が前後に動くと、体内で二本の肉棒がぶつかり合ってぐちゃぐちゃにかき回される。
「ああ‥ああっー!」
そうなるともう手でするどころではなくなってくる。しかしますます射精させるのが遠のいてしまう。
だが男たちは動くのをやめてくれず、激しくピストンを繰り返した。


そしてようやく一人が射精をする。どくどくと体内で律動するのを感じ、熱いものが腟内に放たれた。
「ああ…なかに……」
ぞくぞくとした悪寒が背中を駆け巡る。今はまだ王権は握っていないが、リーランは王家の血を引く一人だ。いずれしかるべき相手と婚礼を上げ、王族の子を産まなくてはならない。こんなところで誰ともわからない子を孕むようなことがあってはならない。
続けてお尻の方にも出されたが、こちらは不快感こそ強いが、妊娠の危険が無いだけまだマシであった。

「やっと2人ですか。このペースでは10人など到底無理ですねぇ。」
司会者がにやにやと笑う。
「ま、まだです…!」
なんとしてでも残りの子どもたちは守らなくてはならない。特にセーラとヒナが毒牙にかかることは絶対に避けなくてはならない。二番手のソアラがどれだけ戦えるかだが、正直あまり期待はできない。一番手で最年長のリーランがここで少なくとも5人、いや7人くらいは落としておきたい。

「くうっ……」
さっきまで手で握っていた二本が膣と肛門に挿入され、代わりの二本を握る。今の二人よりもずっと太く、これが次は自分の中に入ってくると考えると恐ろしくなった。
「むぐっ」
さらに口も塞がれる。待っていた男が待ちきれなくて乱入してきたのだ。
同時に5人を相手させられ、もはや何も考えることができないほどに思考と感覚がぐちゃぐちゃにされていく。
強烈な刺激と快感で意識が飛びそうになり、このまま絶頂を迎えて眠りについたらどれだけ楽だろうと思った。だがそうすると残された幼子たちはどうなるだろう。
それ考えると、必死に平静を保ち、耐え続けるしか無い。
(早く……早く出してください…!)
時計の針は既に40分を回り、リーラン自身の限界も近づき始めていた……

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猫虎屋 2022/12/01 05:15

【全体公開】温泉旅情

温泉旅情(1)

「どお?貴女も一杯」
湯船の中で一杯やっていたシズクは、後から入ってきたリーランに酒を勧める。


「すみません、まだ未成年でして」
「あらー!ごめんなさいね。てっきり同い年くらいかと」
「いえ。お酌致しましょう。」
「悪いわねぇ~」
温泉旅行に招待されたリーランは、現地でリーチェやシズクなどと再会することになった。彼女たちも同じように招待されたらしい。突然の同窓会にちょっとびっくりしたが、各々、料理と温泉を存分に堪能している。
だが、それが仕組まれた罠だとは、二人も気付いていなかった。

寛いでいた露天風呂に突然ばたばたと何人もの男が入ってきた。
「何事ですか!ここは女湯ですよ!」
己の身体を手で覆いながら、毅然とした態度でリーランは対峙する。

「へへ、俺達が身体を洗ってやるよ。」
「ぶ、無礼者!まずその撮影をやめなさい!」
リーランは電子機器などには疎いが、それが映像を撮影する機械だということは正月にバイパーを見てなんとなく理解していた。
一度撮影されたものはなかなか消すことができないということも。

「ろうしたの~?」
「シズク殿!?」
横にいたシズクがへべれけな情けない声を上げる。この状況をよく理解していないようにも見える。確かにさっきまで酒を飲んでいたとはいえ、急に変わりすぎだ。
「これからAVを撮るんだよ」
「えーぶい?」
「ああ。タイトルは、温泉大乱交-心ゆくまで中出し三昧-さ」

「離しなさい!」
リーランは男に後ろから抱きつかれる。振り解こうと思ったが、思うように力が入らない。咄嗟に陣を展開しようとも思ったが、それもできなかった。
「無駄無駄。さっき入れた入浴剤、緑マンドラのエキスが入っているのさ。ここでは全ての能力は無効化される。」
一刻を束ねる将軍でも、ルーンの力が発揮できないとなると、非力な少女と変わらなくなる。男に簡単に組み伏されてしまう。
シズクが突然酔い始めたのもこれが関係あるのだろうか。

だが、この程度で屈するリーランではない。
「私をただの女と舐めないでください。」
「そうか。じゃあ、あの娘を代わりに撮影しようか。たしかリーチェとか言ったかな」
「リーチェ!」
リーチェはさっきまで一緒にいたが、今は部屋に戻っているはずだ。
あの子はダメだ。育ちが良く、穢れを知らない。純粋そのものと言っていい。こういう目には遭わせてはいけない子だ。
「卑怯ですよ!」
「ま、俺はどっちでもいいんだがな。あっちのほうが撮りやすそうだし。」
「く……!」
ニヤニヤと男が笑う。ここで断ったらリーチェはひどい目に遭わされるだろう。自分を守るために彼女を売るのは、考えられないことだった。

「……早く済ませてください。」
「お、話がわかるね。じゃあそこの石に手をついて、尻をこちらに向けな。」

「らめぇ!らめなのう!」
隣では既にシズクが別の男に犯されていた。思わず目を背ける。
ゴツゴツした男の手で局部を弄られると、背筋にぞわりとした寒気が走る。


ほどなくして、硬いそれがずぶりと中に入ってきた。
「うお!よく締まっていい穴だ」
「……はやく済ませてください」
「こんな名器、じっくり味合わないと損だからな。」
「……んっ!」
男はプロのAV男優だけあって、テクニックだけは確かにあった。
焦らすように浅いところをじわじわと攻めたかと思うと、突然奥深くまでついてくる。小刻みにピストンしたり、大きく打ち付けるように奥まで入れたり、緩急つけて動いてくるので、そのたびに翻弄されてしまう。

「はあ……っ、はやく……終わらせて……!」
「もう少し楽しみたいんだが、あとがつかえてるからな。お望み通り、そろそろ本腰いっとくか。」
男は後ろから腰を鷲掴みにすると、パンパンと音がする激しいピストンでラストスパートを始める。
「ま……、まって、なかは……っ!」
その勢いを感じ取ったリーランは、嫌な予感がして身体をよじる。だが腰をがっちりと掴まれていて、逃げることができない。
「だ…だめ…っ!!」
男のそれがびゅくびゅくと脈打ち、熱いものが体内に注がれるのを感じた。その瞬間、背筋にぞわりとした悪寒が走る。そして全身が震え、力が抜けた。

男が引き抜くと、どろりとしたものが太ももに滴る。そのシーンを撮影担当はドアップで写し込んでいた。
そうだ。今のが撮影されていたんだ。急に恥ずかしさが襲いかかってくる。このシーンを臣下に見られてしまったら……。そう考えると後悔の気持ちがどっと押し寄せてくる。

「よし、交代な。」
リーランの心配など気にもとめず、別の男優が背後に立つ。

温泉大乱交。撮影はまだ始まったばかりだった。

温泉旅情(2)

露天風呂でAVを撮らされたリーランとシズクの二人は、ぐったりとした様子で部屋に戻った。
性交で体力を奪われたのもあるが、長時間湯にあたっていたためのぼせたというのもある。今は部屋でゆっくり休みたい。

だが部屋に待ち受けていたのは、先程の男たちだった。
「あなた達!リーチェを離しなさい!」
リーチェは浴衣を無理やり脱がされかけており、泣きそうな顔をしている。
「約束が違います!」

「別に、こっちの娘を撮らないとは言ってないぞ。」
「卑怯です!」
リーチェに手を出さないという条件で、嫌々ながらも撮影に応じたつもりだ。だがそんな話が通用する相手ではなかった。
「まあ、あんたらがもう一本撮らせてくれるって言うなら、こっちの娘は許してやってもいいぞ。」
その言葉はどれだけ信じられるだろう。しかし、リーチェを守るにはそれしかない。
「く………わかりました。必ず、約束は守ってください…」


二人は浴衣を半脱ぎ状態にされ、横たわる二人の上に跨らさせた。
背面騎乗位で下から突かれているところを、正面から撮影される。
辱めを受けている表情が否応なしに映され、リーランは顔をしかめて抵抗する。
シズクは既にスイッチが入ってしまったようで、腰を自ら落としてされるがままに快楽を受け入れている。

「ど、どうなってるんですの…!?」
事情の飲み込めないリーチェが目を白黒させていた。
大人の行為を見たのは初めてだったのだろう。顔を赤らめながらもその様子を見ている。
「み、見ないで…リーチェ…」
頼れる優しいお姉さんでありたかった自分が、こんな目に遭わされているところなど、できれば見せたくはなかった。だがこれも彼女を守るためだ。

「くううっ!」
男の精がどくどくと注がれるのを感じつつも、リーランはじっとそれを耐え続けた。

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