RPGツクールMZテクニック講座第9回
今回はRPGツクールを爆速化するテクニックを紹介しまーす😄
このテクニックはツクールだけじゃなく他のソフトウェアにも
応用できるテクニックなので、うまく使ってみてください。
ゲームが完成したらデプロイメントして
他の人がプレイできるように配布用ファイルに変換しますよね。
大きいゲームだと変換に結構時間がかかったりします。
この処理をCPUだけじゃなく、グラフィックボードに処理させて
高速化しようというのが今回のテクニックです。
では実際にやってみて時間を測ってみよう！
テストとして自分が前回作ったRPGでテストしてみます。
まずはCPUでのデプロイメントだと
1分16秒
では次にグラフィックボードを使ってデプロイメントした時間は？
22秒70
大幅な時間短縮に成功～😁
このグラフィックボードの機能をGPGPUと言います。
今回はNVIDIAのグラフィックボード機能を使っていますが
RADEONでも同様のことが出来るかは
持っていないのでわかりません。
自分が使っているのは1万前後の低価格グラフィックボードで
GeForce GTX1650です。
高性能なグラフィックボードでなくても効果絶大です。
性能の良いグラフィックボードをお持ちなら
さらに速い速度が出せると思います。
ただし古すぎるグラフィックボードだとGPGPU機能を
うまく使えないかもしれないので注意。
GPGPU設定方法
まずデスクトップ画面で右クリック。
NVIDIAコントロールパネルを選択。
３D設定の管理を選択したら、
右側のプラグラム設定タブをクリックし、追加を選択。
ここでRPGツクールMZを選択します。
ソート順に最近使用したを指定すると探しやすいです。
RPGツクールMZが追加された状態になりました。
設定は基本状態のままでOKですが
一つだけ変更する設定があります。
一番下の電源管理モードを選択し、
パフォーマンス最大化を優先にしてください。
この設定によりフルパワーでGPU機能を使ってくれます。
変更が終わったら必ず下の適用ボタンを押してください。
これで変更は終わりです。
タスクマネージャーを見るとRPGツクールMZの
GPU使用率が大幅に上がって処理速度が上昇しているのがわかります。
自分はこの設定を以前から使用していたわけでなく
今回紹介するためにGPGPU機能を設定しました。
通常作業ならRPGツクールは非常に軽いソフトウェアなので
デプロイメントだけのために設定するのもどうかなぁと思うので。
あえてGPGPUを使う必要があるかは微妙なところですね😅
こういう機能もあるんだよ～という紹介なので
設定するかどうかは自己判断でしてください。
遅いCPUを使っていて動作が重いなぁって人なら
有効利用するのもありですね。
GPGPU機能はみんなが使っているクロームブラウザとかでも
普通に使われてます。
そのソフトウェアがGPGPU機能を使っているかどうかは
タスクマネージャーからGPU使用率をチェックするとわかります。
やったことはないですが、たとえばクロームブラウザが
重いっていうPCの人ならばGPGPU設定で
電源管理モードをパフォーマンス最大化を優先に変更したら
クロームが軽くなるかも？
ただしノートパソコンなどならバッテリーの減りが
早くなるので注意を。
まぁブラウザはネット回線のほうが重要だし
クロームはメモリを食うのでそっちが足りてないって
人のほうが多いかもだけど😅
あとFPSとかゲームを遊んでいるときに
クロームがGPUをフルに使っているとゲームのパフォーマンスが
落ちるなんてこともあると思うのでそのあたりも注意を。
対応しているソフトウェアならGPU機能を勝手に使ってくれますが、
では対応していないソフトウェアにもGPGPU設定をなんでもかんでも
設定すればいいかというとそれはやめたほうが良いでしょう。
たとえばCLIP STUDIO PAINTで3000ピクセルのファイルに
ぼかしガウスをする処理を測ってみましたが計測時間は同じでした。
超巨大な画像ファイルとか3Dデータとかを扱う場合なら
CLIP STUDIO PAINTでも重い処理に効果あるのかもしれないけど
効果を体感できないようなら設定すべきじゃないです。
基本はGPGPUに対応したソフトウェア側が
勝手に使ってくれる機能だと思っておいてください。
よく使うソフトで非常に処理時間が長かったり動作が重いという
場合だけGPGPU設定で効果があるか試す価値はあるでしょう。
ではでは～よいツクールライフを😄