8月進捗報告_シナリオ

8月1日から始まった声優さん募集!

御応募頂いた方々にメールを返しつつ、合間を見て台本手直し作業は継続中です。あるあるなのが物語の前半と後半でキャラの口調や行動が違ったりしているのでそれらを直しつつ、CGやカットインのシーンはもう少しセリフを増やして、より長い事絵を見せようとしたりしています。やっぱり折角作ってくれたCGが3クリックとかで終わったら勿体ないですもんね(^_^)/9月中旬には声優さんも決定し、収録に臨み始めますので、それまでに完成させないとな!

それでは最後に本編のシナリオを先月の続きからペタリ。
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※下記内容は開発中の物となります。

//bg 智弘私室(夜・灯)

家に着いた頃には、もう夜の7時を回っていた。

帰り道にあった牛丼屋で夕食を済ませていた俺はバッグを床に放り投げ、風呂場へと向かう。

こんな所を母親が見ていれば間違いなく注意されていただろう。

だが生憎、俺は自由気ままな一人暮らしだ。

俺の両親は小学校の頃に離婚し、俺は父親の家に残る事になったが、それから数年後に出来た義理の母親と折り合いが良くなかったので、桜華学園に入学したきっかけで半ば追い出される様な形で一人暮らしをする事になった。

だが父親もそこまで鬼じゃない。

一人暮らしのアパートの家賃も工面してくれるし、生活費も十分過ぎる位の額を毎月振り込んでくれている。

実の息子を家から追い出す事になってしまった事に対しての罪滅ぼしなのか?

その辺はよく分からないが、俺としては居づらい家にずっと居るより、こうして生活に困らない一人暮らしをさせてくれる方が遥かに気楽なのだ。

【智弘】
「はぁ、さっぱりした」

風呂から上がり、テレビを見ていると時間はすぐに22時になっている。

明日も学園だ。

そう考えた俺はテレビを消し、ベッドで横になる。

【智弘】
「…………」

今日は良い日だった。

香澄と仲良く喋り、加奈とは楽しく遊べた。

そんな事を考えていると、ふと雄二から言われた言葉が脳裏に浮かんで来る。

『お前、彼女欲しくないのかよ!?』

【智弘】
「…………」

そりゃ欲しいに決まってるさ。

手とか繋いでデートもしたいし、キスだってしてみたい。

あわよくば、それ以上の事だって――

……だけど現実はどう簡単にはいかないもんさ。

俺は別にブサイクではない。

だがイケメンかと聞かれると自信はない。

だから彼女を作ろうと思い、相手を選ばなければすぐにでも作れる……と思う。

だけど俺はブスや、まぁ、普通かな? って子は嫌なんだ!

可愛い子がいい!

……となると、俺の周りだと香澄か加奈かな?

【智弘】
「けどなぁ……」

香澄が俺に向ける態度はみんなと同じ。

あくまで友達として好きみたいな感じだろう。

加奈は俺からすると気の合うゲーム仲間の様にしか見えないから、付き合うっていうのも想像付かないんだよなぁ。

【智弘】
「う~ん……」

色々考え込んでいる内に意識は次第に薄れていき、俺はそのまま深い眠りへとついていった。

//場面切替
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今回は主人公君の回想回ですね。

彼女が欲しい、けど可愛くない子は嫌と中々贅沢な事を言っていますが、こういう主人公の面食いな部分が今作の物語の根幹を担っていると言っても過言ではありません。さて、主人公の身に何が起きるのか?それは体験版が出てのお楽しみです(^_^)

それではまた来月お会いしましょう!

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