汚素材屋 開店
ご購入下さいました皆様、購入を検討中の皆様、
ご来店ありがとうございます。
開店に至っての理念や構想をここに書きたいと思います。
◆理念
【2次元キャラクターの芸能事務所を作りたい】
2次元のキャラクター(以下キャラクター)は1作品に出演したらそれで生涯の役目を終えている事が多いです
また、生み出されながらも日の目を浴びなかったキャラもそれ以上に無限にいます
キャラクターは作品が存在しなくては生きられなく、1つの作品というオリの中でしか生きられないのでしょうか?
だとしたら、とても勿体なく、とても悲しい事です
本来、キャラクターは1個人としての人格を持ち、
生涯を通してクリエイターのスタッフ・または相棒として生き続け、
クリエイターを助けつづける存在です
今から書くことはとても当たり前のことです。
著作権法を解釈すると普通はこうあるべきとも読み取れるくらいです。
しかし、コンテンツに関わる業務についていると、
この概念を「忘れている」「知らない」人が多く、さらには「考えつくが敢えて否定している」人も多いです
「なんだそんな事か」と思う事も多いでしょうが、コンテンツに関わる人には聞いてほしいことです
【キャラクターとクリエイターは、俳優と芸能事務所のような関係になるべき】
『「キャラクター」「クリエイター」「作品」』を
『「芸能事務所」「俳優」「ドラマ」』のいずれかに当てはめると
・多くみられるパターンとして、
芸能事務所⇒存在していない
俳優⇒クリエイター
ドラマ⇒キャラと作品(一体化して存在している)
なのですが、
・理想は
芸能事務所⇒クリエイター
俳優⇒キャラクター
ドラマ⇒作品
以上であるべきです。
キャラクターが1作品で生涯を終えてしまう原因の多くは、
作品を作る事とキャラクターを作ることを混同しているからです
結果的にお互いの存在が癒着してしまい、
1作品のブームが終わると同時に、キャラクターの役目もそこで終えます
(芸能界で例えるなら一発屋芸人に近いかもしれません)
キャラクターを活かしたいのであれば、クリエイターが事務所側の人間となり、
キャラクター達を作品と適度な距離を置いてプロデュース・マネジメントし、何度でも活かせる体制を築くべきなのです
私は事務所を作成し、多くのキャラクターをスタッフとして抱えたいと考えています
-(余談)-------------------------------
個人的にはごくせんの脇知弘さんの「存在そのもの」がイメージに近いです
個性が強く前のイメージを引きずってしまいがちながらも実は汎用性が高い存在
(勿論、ご本人の役者としての鍛錬も大きいと思いますが。。)
【クリエイターとしても自分はどちら側なのかをまず知ることが大事】
あなたは、キャラクターを作りたいのか、作品を作りたいのかどっちであったでしょうか?
(勿論兼任は可能なのですが、大事なことなので一旦切り離して考えてください)
キャラクターを作りたいなら、キャラクターを作り有名監督のドラマに使ってもらう
作品を作りたいのであれば、監督となり有名なキャラクター事務所から俳優としてキャラをオファーする
以上が芸能界の流れで各ポジションの人間が
兼任は出来なくもないのですが、大きな資金規模になると必然的に別々になります
【そんなこと言ったって!】
「2次元だと俳優と違い、動かないじゃないか!」
「専用の続編を作れってことか?それなら私だって考えた事あるよ!」
「作品を違う媒体で提供しろってことか?どこでもやってるよ」
というツッコミが来そうですが。
ちょっと違います。
【回答・そしてキャラクター達はどうあるべきか】
>>「2次元だと俳優と違い、動かないじゃないか!」
・動かす必要はありません
まずは既存の作品に使用したキャラクター素材そのものを、そのまま他作品へプロデュースすれば良いです
・既存のキャラに仮に立ち絵や表情差分があったとします
それを俳優としての「スキル(特徴)」と見ます
俳優であれば、それは笑顔であったり、一発芸であったり、しぐさであったり。
それがキャラクターの既存のスキルです
そのスキルで出演できる作品があれば勿論出演出来るでしょう。
それに見合った出演料も貰えます
>>「続編を作れってことか?それなら私だって当然考えた事あるよ!」
・これは有効です
それだけ俳優のスキルがあがり表現の幅が広がります
ですが、ヒット作品でないと続編を作るのも中々大変だったりします。
一度別作品へのプロデュースをした方が良いかもしれません
>>「作品を違う媒体で提供しろってことか?どこでもやってるよ」
・違う媒体への参加は有効です。
認知度が桁違いに上がるチャンスです
・そのままのキャラクターの技量で出演出来るのであれば、
そのまま出演すれば良いでしょう
・もしそれが大きな舞台なら発声練習等の鍛錬が必要になる場合もあります
(大きな画角でのキャラクターの描画)
そして俳優である以上、日ごろの鍛錬も必要でスキルの幅を増やしていくべきです
(表情差分の追加。ポーズの追加等)
☆以上が私の考える「2次元キャラクターの芸能事務所」の構想です
キャラを例にしましたが、やがては作品を構築するあらゆる素材がそうなっていくはずです
(もうなっているものも多々ありますが)
そして、将来的にはそういった「素材のプラットフォーム」を作ろうと考えております
ご意見・ご要望等ありましたらまでメッセージを下さい。
ところで著作権の持続が作者の死後50年。
著作者が生きている間も計算すると、著作物も人と同じ寿命ともとれます。
そこに人の潜在的な何かがあるのではと考えてしまったりもするのです