【本の紹介】官能小説の奥義
Twitterをなんとなく眺めていたところ、「官能小説の書き方 十か条」という画像が流れてきました。
- 官能小説は性欲をかきたてるだけのものではない
- 好きな作家を見つけよ
- まず短編を書いてみる
- 官能シーンを早く出せ
- 自分がしてくても出来ないことを書け
- 3人以上の人物を登場させよ
- 恥ずかしいと思うな
- オノマトペをうまく使う
- 性の優しさ、哀しさ、切なさを知っておく
- 書いている途中でオナニーするな
「おお……、なるほど……」と思う内容で、自分がうまくできている部分とできていない部分があり、納得の行く十か条でした。
それでこの画像の元ネタを知りたくて調べたところ以下のページが見つかりました。
どうやら、タモリ倶楽部で放送された内容らしいですね。そしてさらに調べたところ、この十か条を書いたのは「永田守弘」さんという官能小説家の方のようです。
そして、官能小説のノウハウを記した本をいくつか書いており、この十か条は「官能小説の奥義」という本に書かれたもののようです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01EH126YK
ということで、この本を読んでみましたが、さすがベテランの方(30年以上書いている)だけあって、官能小説に関する深い考察があって勉強になりました。
例えば、性交描写の描写方法や分類、
- 前戯
- 性交
- エクスタシー
- オノマトペ表現
フェチの分類とフェチが好むシチュエーション、
- 乳房
- 脇の下
- 尻
- アナル
- 太もも
- 脚
- 足首
- 下着(衣類)
など、ネタ出しの参考になる情報がまとまっています。
よく「エロはジャンルを固定した方がファンが付きやすい」という話はよく聞きますし、「自分が苦手なシチュエーションはやるべきではない」ということは正しいと思います。
ただ、やらないけれど知っておいて幅を広げおくと、ひょっとしたら自分の得意ジャンルにも磨きがかかるのではないか……、という気がしますので、もうしばらくはこの本を読んだり色々な作品をプレイして見識を深めておきたいですね。
そして、さらなる高みへ……!