ツクール製エロRPG初挑戦記～その４４～個人的な作劇術のお話～

マリア娼館イベント。
催○乳もみ人形化プレイ中に、おっさんにベロチューされちゃうシーン。

今週は限定の方でフィニッシュまでの動きの流れをご紹介させていただきます！
実際のプレイ画面ではだいたいこんな感じにアニメーションするんだな、というのが分かる動画になっています。
……テキストまだついていませんが、そちらは製品版の方でご確認下さい！

……今回はちょっと趣向を変えて、自分流の作劇術をご紹介致します。

ハウツーを名乗れるほど明確に体系化できていないし、これをすれば誰でもシナリオ作れます！　とかそういう系の話でもなく、あくまで【自分はこういう風にお話を作っています】というだけの…う～ん、なんでしょうかね。

よくイラストレーターさんがYou Tubeにあげてる、メイキングシーン公開！的な内容ですかね。

①大枠を作る。

最初の作業です。
始まりと終わりを超ざっくりと決めてしまいます。

今作ってるゲームで言うなら、

始まり：主人公が催○能力を得て、異世界に転生してくる。

終わり：魔王の手先を倒す。

こんな感じです。

②登場人物を決める。

メインキャラの人数及びプロフィールを決めます。

プロフィールはおおまかで大丈夫です。後から付け足せばいいので。
この工程で重要なのは【適当でもいいから素材を揃えること】です。

③出会う順番を決める。

催○エロRPGでは、

シロ→マリア→ドロシー→聖剣ちゃんの順番で、キャラの問題を解決するシナリオが展開されていきます。

順番決めで重要なのはボケとツッコミのバランスですかね。
本作ではたかしもシロもボケボケなので、ツッコミ役としてマリアを早期に登場させる構成になりました。

もうちょっとロジカルに言うなら自分が重視しているのはパーティー内の【思想的なバランス】です。

【平和主義者のキャラばかりの中に好戦的なキャラB】を投入すると、物語に緊張感が生まれます。【神経質なキャラCがいたとして、傍若無人なキャラD】を加入させると、物語の雰囲気がマイルドになったりします。

色々な考え方をするキャラを配置することで、物語が締まると思います。

……ちなみにメインの登場人物が少ない作品では、シーンの順番で話の流れを作るとスムーズに進むことが多いですね。

（例えば学校が舞台のラブコメだったら…【ライン交換】、【偶然まちなかで会う】、【ヒロインの秘密を知る】……などなど、思いつくイベントを並べて、筋が通るように並べ替えたりします）

④適当に伏線をばらまく。

物語を締めるには【クライマックスへの蓄積】が不可欠です。
その役割を担うのが伏線です。謎と言い換えてもいいかもしれません。
要するに、登場人物の話す思わせぶりな発言ですね。
エヴァンゲリオンで加持さんやゲンドウが司令室でこっそり話してるような奴です。

自分は結構これを後先考えずにばらまきます。
後々苦しくなってきたら、最悪削除したりもしますが基本的には全部回収します。やりすぎると大混乱の元になるので、規模をコントロールするのが重要です。

まけばまくほど物語の規模が大きくなってしまうので、その分、締めるのが大変になりますし、お話が脱線したり冗長になってしまう原因にもなり得ます。思い切って捨てる勇気も必要です。

自分は今回これが全然上手にできていなかったので、メインシナリオは結構苦戦しました…。

⑤ばらまいた伏線を結合させ、物語を締める。

最後の作業です。
これが上手にできると、ゲームにしろ漫画にしろ小説にしろ、読後感の良い作品に仕上がる……と思います。

残りの作業について

最近配信でSHIROBAKO見返してるんですが、木下監督にめちゃくちゃ感情移入してしまいます。１クール目の終盤で進捗がバレないように絵コンテ隠しちゃう所とか……

………………。
………９月発売、間に合わないかもしれません。
延期したらほんと、すみません。

音もつけられるし、間の調整もできるし、エフェクトもつけられるし、差分増やせばアニメーションだってできるしで、CG集と違ってゲームだと表現の幅が格段に広がったためにHシーンをこだわりすぎた&無闇に増やしすぎたのがマズかったですね。

１シーン作るのに、想定の倍くらいの時間がかかってしまっています。

個人的にも「マジでいい加減完成させようよ！ いつまで作ってんだよ！」的なセルフツッコミが日に日に強まる一方なので、できるだけ間に合うように全力で頑張ります！