めかぶ亭 2024/05/05 07:44

【重要/important】カード決済と今後の方針について

 いつもご支援、並びに応援頂き、ありがとうございます!


 先月お伝えしました通り、DLsite並びにCi-enの決済において、一部のクレジットカードが利用できない状態が続いております。

As we reported last month, some credit cards are still not available for payment at DLsite and Ci-en.

 先に、これについて幾つか個別の連絡を頂いているのですが、現状では売り上げを確保して活動を継続するための対応で手一杯の状態で、全てのご連絡に対して個別の対応をするのは困難になっております。
 お力添やご配慮に感謝します。今後の対応については状況を見つつ記事でご案内しますので、お待ち頂ければと思います。
(コメントなどで質問頂ければ、記事を書く際に可能な範囲でフォローします)

 We have received several individual contacts about this earlier, but at the moment we have our hands full trying to secure sales and continue our activities, so it has become difficult to respond to all of them individually.
 We appreciate your help and consideration. We will keep you posted on how we are handling the situation, so please bear with us.
(If you have any questions, please ask in the comments and we will follow up with you when we write the article)

 さて、クレカ決済停止の影響が思いのほか甚大で、別のクリエイターさんが出してる記事も散見されるので既にご存知の方もいるかもしれませんが、支援が一気に半減している状況です。

 当サークルは現時点でクリエイター支援サイトをCi-enのみに絞っているため、支援するフォロワーさん側でも軽視できない影響が出ているかと思います。

 これに伴い、別のプラットフォームへの引っ越しや併設といった話もあるのですが、現時点ではこれを行わず、Ci-enのみの状況を維持します。

With this, there is talk of moving to another platform or annexing it, but we will not do this at this time and will maintain the Ci-en-only status.

 理由として、

 ・クリエイター側の売り上げにここまで影響が出ている以上、恐らく運営母体のエイシスにも相当な影響が出ていると思われ、近いうちににカード会社との交渉に決着を付ける可能性が見込めること

-Since the creators' sales have been affected to this extent, it is likely that the management company has been affected as well, and it is possible that negotiations with the credit card companies will be settled in the near future.

 ・エイシスがカード会社との取引を再開する場合、引っ越しや併設の手間が無駄になること

-Waste of moving and annexation when the operator resumes transactions with the credit card company.

 ・DLsiteと提携した割引きサービスなど、Ci-enでしか提供できない要素があること

-Ci-en is the only company that can offer this service, such as a discount service in partnership with DLsite.

 ・昨今の規制状況を鑑みてもプラットフォームを変更したところで当サークルの創作物が将来的な規制対象になる可能性も高く、エイシスが上手くカード会社と決別(あるいは三店方式で誤魔化し)できるならCi-enに居座るのが合理的であること

-In light of the recent regulatory situation, there is a high possibility that our circle's creations will be subject to future restrictions even if we change platforms.
-It is reasonable to stay with Ci-en if the management company can successfully break up with the credit card company (or use the three-store system to cheat the card company).

 などが挙げられます。


 尚、カード会社の規約上、主に規制対象となるのは

・児ポ
・獣○
・近親相○
・不同意性交(強○、凌○、痴○など)
・非合法的かつ極度のグロ、ゴア描写

 などですね。

 DLsiteは翻訳サービス拡充による海外展開にも力を入れてきたので、それ故に海外のカード会社と交渉が困難になることも予想されます。
(規制対象になりうるコンテンツを輸出する立場でもあるため)

 とは言え、海外ユーザーの決済手段が確保できるなら、ここでカード会社とキッチリ折り合いを付ける方が、表現の自由を守る上では理想的なのかなと個人としては思います。

 ここでクリエイター側が早々に別のプラットフォームに頼ってしまうと、運営側も『やはりカード決済が無いとダメだ』との判断に至る可能性が高くなるので、ここまで来たなら死なない程度に運営を援護できればなと考えてます。

 決済手段を変更する手間をかけてでも『見たい!』と思える作品を提供するのが、現状で打てる最善の手かなといった感じですね。

 とは言えお金が無いと創作はおろか食べることもできなくなるので、万策尽きて本当に死にそうになったら、Fantia辺りの併設も考えます。


 決済手段の変更については以下を参考にして下さい。



4月末で意図せずプランを解約されたご支援者様へ

Ci-enでVisa、Mastercardの決済利用は停止しています。
クレジットカード不要でも支援できますので、
下記のステップをご確認の上、再度支援をお願いいたします。
※なお、5月中に再加入すれば、プラン加入継続月数は途切れません

<プラン再加入までの4ステップ>
1.支援状態の確認
●Ci-en 支援情報画面
https://ci-en.net/mypage/subscription
こちらの画面に、現在支援しているクリエイターが表示されている場合、5月分の支援ができています
もし表示されない場合はステップ2にお進みください

2.再度プランに加入する
●Ci-en 支援したことのあるクリエイター
https://ci-en.net/mypage/subscription/history
こちらの画面から、継続して支援をしたいクリエイターをクリックし、再度プランにご加入ください
利用できるクレジットカードをお持ちでない場合、あるいは、支援する方法が不明な場合はステップ3にお進みください

3.支援用にDLポイントを購入する
Ci-en関連サービスより、DLポイントを購入頂き、そちらで支援できます

●DLPayで購入する
https://dl-pay.net/
DLポイントのシリアルコードを購入いただき、シリアルコードを入力いただく

シリアルコード入力画面
https://www.dlsite.com/home/mypage/user/serial/point

●DLsite ポイント購入ページより任意の決済手段で購入いただく
https://www.dlsite.com/home/mypage/user/buy/point

※いずれもDLsiteアカウントが必要となります

4.DLポイントで支援する
DLポイントの購入後、Ci-enで支援する際、
支払い手段に「DLポイント」を設定し、再度プランに加入する
→ステップ1の支援情報画面に、支援したクリエイターが表示されていれば完了です


 関連ページ

【支払い方法を変更したい(Q&A)】


↓DLsiteポイントの購入と購入手段の一覧はこちらから

【ポイント購入】


↓Amazon Pay経由でDLsiteポイントを購入する方法(外部サイト)

【(無料公開)DLsiteで一時停止中のクレカでAmazonPAY経由ならDLsiteとci-enが決済できた】




 折角なので、DLsite以外のプラットフォームにおける決済関連の動きについてもまとめておきます。

Pixiv(Fanbox):昨年末に決済業者の要請に応じる形で規制を強化し、取り扱いを継続。

DMM(Fanza):2022年に、3ヶ月間の交渉の末に「カード決済において諸条件が折り合わない」としてMastercardの取り扱いを修了。

ニコニコ動画:昨年末からMastercardの取り扱いを一時停止。今年3月からアメリカン・エキスプレスの取り扱いを一時停止。

ニジエ:2023年4月からVisaの取り扱いを停止。(中の人曰く、一方的に停止された?)


 また、最近ではyoutubeの動画で「殺人」などの暴力的な単語を伏字にする流れがありますが、これもyoutube側が規制を強めた根本的な原因に、カード会社の規制があると言われています。

 というのも、規制を受けているのはアダルトコンテンツに限らず、2021年頃には出版業界に「殺人」を含む多くの暴力表現に関する語句を含むコンテンツを停止するようカード会社から通達が出されて、騒動になっています。

https://twitter.com/yamadataro43/status/1363303194453970944

 クレジットカード会社は規約に反する商品の決済をBANする権限を持っており、決済後にBAN判定を受けるとプラットフォーム側は『商品を売ったのに利益が得られず、コンテンツホルダーに対する卸し値の支払いのみが生じる』状況になるそうです。

 Fanza(DMM)がMastercardを停止した理由として、規約違反の商品が含まれているからとFanza全体の取り引きがBAN判定を食らい、この際にMastercard側が違反の詳細を提示しなかったことから原因の特定も困難で、最終的に停止に至ったとの記事もありました。
(ガード会社が規制の詳細を提示してしまうと規制ギリギリを攻めるチキンレースに発展するため、曖昧な基準しか設けない)


 ちなみに、実写AVコンテンツも規制の影響をモロに受けており、業界最大手のプレステージは傘下にあった凌○、強○系のシチュエーションをメインとするレーベルを削除して数百本の動画を配信停止にした他、プレステージグループとして運営する動画配信プラットフォーム「MGS」でも、強○や痴○といったジャンルの作品を全て配信停止にしています。

 Fanzaもいつ規制に踏み切るかわからんので、そっち系のAVが好きな人は今のうちに買っておいた方がいいかもしれません。(場合によっては購入した後でも見れなくされる場合がありますが...)


 カード会社め好き勝手しやがって!と思う方も多いでしょうが、カード会社はカード会社で『違法なコンテンツの決済に使われていたことを理由にプラットフォームの巻き添えで起訴される』という恐ろしい実例が海外で発生しているので、規制を強めざるを得ないといった背景もあります。


 現在ではアダルトコンテンツの決済用に国内ブランドのJCBを発行する動きもあるそうですが、ブランドとして「アダルトコンテンツの購入に使える唯一のカード」という称号はあまり名誉的ではないので、JCBもどう転ぶが正直わからんなー、というのが個人的な見解です。
(JCBは元々、取り扱いに伴う審査が極めて厳しく、それ故に使える店が少ない)

 前々から「いつまで創作活動を続けられるか~」みたいな話はちょいちょいしてましたけど、ここに来てリスクのひとつがだいぶ顕著になってきましたね。



 半世紀後くらいには本当に↑みたいになるんじゃないかな...

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