素材集でも出そうかと
IR畳み込みという手法がある。
コンボリューション、または畳み込み。日本語のほうが短いから畳み込み。
かんたんに言えばマス目同士の掛け算、音の場合は音Aと音Bの縦軸と横軸にマス目を描いてそれをババババババと掛けていくと足して2で割ったような響きの音が得られるとかそういう感じに理解しておけば良い。
有名な製品だとAudioEaseのSpeakerPhoneやAltiverbだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=QNn8aPehlf8
最近ではかつて栄華を誇った音響ハウススタジオの響きを再現したものまで出てる。
https://tacsystem.jp/products/tacsystem/ONKIOAcoustics
これらはリバーブやアンプシミュレータ、またはハードウェアの再現に古くから利用されているのだけど、新しいグラボがほしいのでソレ用の素材コンペに応募してみた。
https://www.gpu.audio/ircompetition
何度でも応募可能ってことで50個ほどな!
実演販売
フリーウェアやDAW付属のプラグインなどでこのように加工が可能である。
いかにもスタジオで録ったみたいな音源から出た足音にかけるとこんな具合
つまり、自分で録ってきた音が”その環境"で鳴っているように加工ができる。
ベッドの上から風呂場でおなごがシャワー浴びてるのを聞いてるとか、そんなシチュが同人音声にはぼちぼちあるし、押入れの中から、ドアの向こうから、水中から、布団の中から、電話から、TVから、ようは自分と音源の間に何かある場合の再現が簡単な割には再現性高いとかそんな感じなので、ちょっと凝った編集をしたい場合は有効なんじゃないかな。
まあ他人がどんなものを作ってるのかイマイチわかってないが、とりあえず自分の環境では多用している。
効果音は設定および舞台にマッチさせてナンボであるので、きっとそういう役に立つもんだと思うよ。たぶん。
で、いつ出すの?
コンペに落ちたファイルを使ってこのような畳み込み素材集を画策している。
だいたいこの手の現金以外のものが手に入るオープンコンペでは落選、及びいいところまで行ったが得られた物が思いの物と違うとかそういう話ばっかりで自分の中では既に落ちた気でいるので、もはや出るのが決定されたみたいなもんではあるのだが、コンペの結果待ちである。なのでたぶん3月中旬には出てるんじゃないかと。
応募したファイル、落ちたら再利用していい?って聞いて、いいよって言われてるのでとりあえず欲しい人は僕が落ちることに対して祈りでも捧げてください。
値段はどうしよう?
まあ同人らしい同人価格にした場合、海外の効果音素材集サイトで売る際に妙に安い価格設定になってしまい、色々難しくはある。
そんなわけで編集案件を千切っては投げ千切っては投げしているのでこれにて。