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虹猫 2024/05/09 23:12

企画「百合ロワイヤル」ネタで終わるかもしれないですが・・・

前にXで書いた「百合×バトルロワイヤル」について

バトルロワイヤルの設定に関しては全部パクります。2次創作と思ってください登場キャラやストーリーはオリジナルでいきます。


まだ構想段階ですがやってみたいんですよね。登場人物は全員女の子で18禁で百合エロ殺戮満載物語。

理想としては立ち絵40人と要所要所でCGも入れたいなと。

ただ作業量が膨大なので外注するにしても金額がものすごいことになりそう・・・

そこでクラファンも少し考えてたりします。

応援してくれた方にはプレゼントとして
あなたの考えた「登場キャラクター」と「支給武器」を作品で出させる、とかはどうでしょうか。ストーリー展開は私の方に任せてもらえないと話がぐちゃぐちゃになるので、あくまで名前とか持ってる武器、見た目の指定に抑えようかなと。

気になる方や参加してみたいーと言う方はコメントもらえると嬉しいです。長い企画になりそうなので始まるかも分からないネタ企画ですが・・・

以下はプロローグ件1話です。細かいシナリオチェックはこれからですが、内容は伝わると思います。








以下プロローグ

バトルロワイヤル

小説だったか漫画だったか映画だったか。そんな物語が話題になったことがある。

内容は単純かつ明快。クラス全員がたった1人になるまで殺し合いを行うというもの。

嫌悪し、非難する人が多い一方……その物語を楽しむ者もいた。

なぜだろう。理由は簡単。誰もが幸せになれるハッピーエンドを求めているわけではないから。

人の不幸は蜜の味。良くできたことわざである。

何にせよ

そんな漫画のような設定、物語に

まさか私が参加することになるなんて

夢にも思わなかった。

………

……

まりん「ねぇルナ、友達と親友の定義って何だと思う?」

るな「どうしたの? 急に」

まりん「明日から修学旅行でしょ? 私とルナはバスも隣同士だし、部屋も一緒」

まりん「ルナが転校してきてまだ1ヵ月。私たちの関係って不思議だなと思って。知り合ったばかりなのにこんなに仲良くなってる」

まりん「まぁ私が嫌われ者っていう理由もあるんだけどさ」

まりん「でも初めてだな。こんな短期間でここまで仲良くなれる子がいるなんて。私はラッキーだ」

るな「それを言ったら私だってそうだよ。まりんとすぐに仲良くなれたし、それに……転校してすぐに修学旅行に行けるんだもん」

るな「日頃の行いなのかな、なんてね」

るな「でもどうしたの? 友達と親友の定義なんて言い出して」

まりん「うん、少しいろいろあってね。昔から仲良かった子とは疎遠なのに、知り合ったばかりの子と仲良くなってる今の状況って、少し不思議な感じがして」

まりん「ルナはない? そんなこと」

るな「うーん、私はどうだろ……転校してきたっていうのもあるからなのかな。切り替えてるんだよね」

るな「昔の友達は昔の友達。もう会えることはない。だから、次の生活もがんばらないとなって、そう思ってる」

まりん「ははっ、ルナは前向きだ」

るな「でも難しいよね友達と親友の定義」

まりん「私の中ではね、あるんだ。友達と親友の定義」

るな「どんな?」

まりん「友達は環境や生活とともに変化するもの。親友は……そんな変化があってもいなくならない人のこと」

まりん「どう? これ」

るな「うん、いいと思う。まりんらしい定義だね」

まりん「あははっ、定義っていうと堅苦しいけどね」

まりん「ルナ」

るな「ん?」

まりん「ルナは、何があっても私の親友でいてね」

るな「うん」

まりん「ありがとう……」

その時、どうしてまりんがそんなことを言うのか分からなかった。まりんにとって何か抱えているものがあるのだろう。それ感じ取れた。

だけどそれを聞くのは何となく気が引けて、遠慮してしまった。

そう思うと

私とまりんの関係は本当の親友とは呼ぶには浅い関係なのかもしれない。

だけど

友情というものの積み重ねに親友というものがあるのなら

私はそれを大切にしたいと思った。

最後の、最後まで……


………

……

まりん「ルナ、ルナ……」

るな「?」

まりん「ルナ、起きて?」

るな「ここ……は?」

後ろの席、まりんに背中をさすられ目を覚ます。

そこは……

るな「きょう、しつ?」

そう、教室にいた。だけどそこは私の通っている学園の教室じゃない。知らない教室だ。

るな「あれ? どうしてここに? バスに乗ってたはず、だよね?」

まりん「うん、バスに乗ってた。バスの乗ってて、急に眠くなって……気が付いたらここにいて」

るな「あれ? まりん、その首輪」

まりん「首輪?」

まりんは慌てた様子で首を触る。

まりん「なに、これ?」

私も首元を確認する。金属独特の冷たい感触。まりんと同じ首輪が私にもあることはすぐに理解できた。

ひなた「はいはーい、みなさん注目」

まりん「?」

るな「……」

クラスみんなの視線が教壇に集まる。

ひなた「初めまして。早速ですが自己紹介させていただきます」

ひなた「私は出席番号40番。和気ひなたと申します。転校生ですので以後お見知りおきを」

まりん「え? 転校生? いきなり何を言ってるの?」

なぎさ「ちょっと、何? あなた? そもそもなんで私たちはこんなところにいるの? 先生は? 修学旅行は?」

ひなた「はいはーい、お静かに。混乱するのも分かります。分かりますよ。私もそうでしたからね」

なぎさ「?」

ひなた「あなたは……そう、出席番号3番、宇野なぎささん。あなたの質問は至極同然です。ですので……私が説明役としているのです」

まりん「説明、役?」

どよめくクラス。当然だ。誰だってそうなる。

ひなた「みなさん、バトルロワイヤルというのはご存じですか?」

なぎさ「?」

ひなた「昔流行りましたよね。クラスメイトが殺し合う物語。たった1人の優勝者を出すまで行われる殺し合い。みなさんはそのゲームの参加者に選ばれました」

まりん「え?」

なぎさ「は?」

るな「……」

なぎさ「ふざけないでよ!!」

宇野さんが大声をあげ立ち上がる。彼女はこのクラスの学級委員長。まじめで成績も上位だと聞いた。

なぎさ「殺し合い? バトルロワイヤル? あなた、何を言ってるの? 正気?」

ひなた「もちろん正気です。正気でこれからゲームの説明をしようとしているのです」

ひなた「少し静かにできませんか?」

なぎさ「いい加減にして!!!」

ひなた「……」

次の瞬間

ボンッ

耳が破裂するくらいの大きな音がした。

ゴロッ

まりん「う、嘘……」

まりん「いや―――――――――――――――」

首から上が吹き飛び、胴体が倒れる。

ゆい「いや、いやいやいや――――――――――――――――――――――――――」

ゆい「何なの? 何なのこれ?」

りおな「ひっ、ひっ」

ゆい「逃げないと、逃げないと逃げないと」

ゆい「いや―――――――――――――――――――――――――」

叫び声で教室中が埋め尽くされる。

まりな「そ、そんな……なぎさ、なぎさ――――――――――――」

その場で泣ぎだす子、固まってしまう子、収集なんてつくはずない。

ひなた「やれやれ、ついやってしまいました。私が起爆するのは運営からも控えるようには言われていたのですが」

ひなた「でも……見せしめで1人までとは言われてたりします♪」

ひなた「だから安心してください。これ以上は私は殺せませんから」

ゆい「りおな、逃げよっ、こんなとこ逃げるよ」

りおな「で、でも……」

ゆい「いいから早く」

りおな「うっうん」

ひなた「あっ、逃げてもいいですけどルール聞けませんよ~~~~」

ひなた「やれやれ、仕方がないですね」

ひなた「でもまぁ……そんな時のためマニュアルもあるので。後で読んでもらいましょう」

まりん「ま、マニュアル?」

ひなた「はい。みなさんのポケットに実はあるんです」

私は左のポケットを確認する。あった、たしかにそれらしき小冊子があった。

バトルロワイヤル ルール概要

40人全員がスタート地点(教室)を出た段階から殺し合いがスタートされます。戦闘エリア内では電話が止まっており、電気やガスや水道等のライフラインは使えません。携帯電話も中継局が押さえられているため外部と連絡も不可能。
反則行為は存在しません。が、プログラム実施者である運営者を攻撃することなどの反抗活動は禁止です。

支給品
生徒にはそれぞれ、食料(パン)、飲料水(約1リットルの水が入ったボトル2本)、地図、方位磁針、時計、懐中電灯、特定の武器が入ったデイパックが与えられます。プログラム開始前に持参していた私物の所持も可能ですが、前述の通り携帯電話の使用は不可です。

首輪
このゲームを成立させる上で、最も重要なアイテムが首輪です。生徒達は必ずこれを装着させられます。

それぞれの首輪には発信機が付いており、これによって生き残っている生徒とその現在地を運営者が把握しています。建物や掘った穴に隠れても首輪に電波は届き、防水措置もされています。また爆弾も取り付けられていて、首輪を無理に外そうとしたり、禁止エリアに侵入を試みた時などは爆発するようになっています。

禁止エリア
このゲームでは禁止エリアが設定されています。このエリアに入ると、首輪が爆発する仕組みになっているので注意してください。

禁止エリアの座標はコンピューターによって不規則に決められるので、どこが禁止エリアになるのかは放送を聞くまで分かりません。
禁止エリアの範囲は運営者から支給された地図に記されているが、地面に目に見える線やロープが存在する訳ではありません。


定時放送
ゲーム中には1日4回、午前と午後の0時と6時に放送が流れます。その際に追加の禁止エリアをお知らせします。

タイムリミット
このゲームにはタイムリミットがありません。が、24時間に渡って死亡者が出ない場合は時間切れとなり生存者全員の首輪が爆破され、優勝者無しとなります。

ひなた「以上がこのバトルロワイヤルのルールマニュアルになります。どうです? 分かりやすいですよね?」

ひなた「さて、何か質問はありますか?」

まりん「ふ、ふざけないでよ。なにが、なんがバトルロワイヤルよ、ゲーム? いい加減にして」

るな「ま、まりん……」

まりん「なんで? なんでなぎさが死なないといけないの? この子が何かしたの? なんでなぎさが、なぎさが」

ひなた「えっと、あなたは……出席番号2番雨宮まりんさん。出席番号3宇野なぎささんとは仲が良かったのですか?」

まりん「友達、友達よっ」

ひなた「?」

ひなた「うーん、おかしいですね。私の頂いた資料には……今のあなた友人は前の席の、出席番号1番愛神ルナさんだけのはずなのですが」

るな「……」

ひなた「まあ友情の変化はよくよく起こりえるものですからね。良しとしますか」

まりん「いい加減にして!! よくも、よくもなぎさを、なぎさを……」

るな「や、やめてまりん。感情的にならないで。首輪が、首輪があるんだよ? 委員長みたいになってもいいの?」

まりん「で、でも……なぎさ、なぎさ―――――――――――」

ひなた「はぁ、困ったものです。死んでしまった人のことを今更言われても……もう生き返らないのに」

まりん「ううっ、ううううっ。許さない、あんただけは許さない」

ひなた「やめてくださいよ。私はルールに乗っ取っているだけ。説明をしているだけなのです」

まりん「あんたが、あんたが首輪を爆発させたんでしょ? あんたが、あんたがなぎさを殺したんじゃない」

ひなた「言いましたよね? 1人だけは私の権限で殺してもいいことになっていると。ゲームをより深く理解してもらうためには必要なこともあるのですよ?」

まりん「なにがゲームよ!! 殺し合いなんて許されないわ」

るな「まりん!!」

いけない。まりんの感情が収まらない。このままじゃ

このままじゃまりんの首輪まで……

ひなた「……」

ひなた「あまり私を困らせないで下さい。首輪はもう爆発できないのですよ? そうなると……」

ひなた「実力行使であなたを殺さなければいけなくなる」

るな「え?」

目が、目つきが変わる。委員長の首輪を爆発させた時と同じだ。この人には、人を殺すことの躊躇いがない。

自分のためなら他はどうなっても構わない。そんな人間の

独特の威圧感

ひなた「はぁ、さてさてどうしたものか」

いけない、このままじゃ、このままじゃまりんが

まりんが……

なら、私にできることは……

まりん「許さない、私は絶対にあんたを!!!」

まりん「許さない!!!!」

るな「まりん、ごめん」

ビリビリビリビリ

まりん「なっ?」

ドサッ

ひなた「へー」

ひなた「少し、いえ、大分驚きました」

るな「……」

ひなた「スタンガン。そんなものを持っているなんて」

るな「護身用」

ひなた「不思議な人ですね。愛神ルナさん」

るな「……」

ひなた「でもどうするんです? その人。まだゲームも始まったばかりなのに寝てしまって。格好の的ですよ? 殺して下さいと言ってるようなもの」

るな「……せない」

ひなた「はい?」

るな「殺させない。まりんは殺させない。私が、私が守るから」

るな「それに、全てがあなたの思い通りにはいかないから」

ひなた「というと?」

るな「こんな殺し合いのゲーム。誰も参加するはずない。クラスメイトだよ? 友達だよ? そんなこと起こるはずない」

ひなた「ふふっ、不思議なことを言うんですね。あなた、愛神さんは転校してまだ1ヵ月。そんなあなたに、このクラスの何が分かるんですか?」

るな「あなたよりは知ってるよ」

ひなた「いえ、あなたは何も知らない。私、知ってるんです。このクラスのこと。資料で、データで読み込んでいますから。このクラスの闇と病みを」

ひなた「それにゲームに参加しないと死んでしまいますよ? マニュアル読みましたよね? 生き残れるのはたった1人だけ」

ひなた「あなた達は殺し合いに参加するしかないんです」

ひなた「少なくとも……私は参加する気でいます」
るな「えっ? ど、どういう……」

ひなた「当然では? だって……私は前回バトルロワイヤルの優勝者なんですから?」

るな「前回、優勝者?」

ひなた「バトルロワイヤルを優勝すると、特典がもらえるんです。可能な限り願いが叶うという特典が」

ひなた「一生遊んで暮らせる大金を得る。そんな人が多いと聞きます。が、私はそんなもの欲しくはない」

ひなた「私が望むのは……一重に刺激」

るな「し、げき?」

ひなた「人を殺す瞬間、苦節の表情、絶望の渦中。あの瞬間が、たまらないのです」

ひなた「殺して殺して殺して、かつてのクラスメイト、友達を殺して」

ひなた「私は、虜になってしまいました。その、快感に」

ひなた「刺激に!!!」

るな「狂ってる……」

ひなた「ええ、そうですとも。それで私は構いません。日常では味わえない興奮。私はもう、戻らなくてもいい。だからこそ」

ひなた「私は優勝者の特典でここに戻ってきました。また……あの殺し合いをするために」

突然現れた転校生。和気ひなたという女の子。

私は、この子の考えが理解できなかった。

目の間には気を失っているまりん。委員長の死体。固まるクラスメイト。

異様、異常なまでの静けさが教室を支配していた。

みんな、言葉を失い、思考できない状況にあった。

そんななか

シュ

空気を切る音がした。後ろからの音。

その音は和気ひなたの顔面に向かっていた。

棒? いや違う

カッター。カッターが私の横を通り過ぎる。

カッターが和気ひなたの顔面にあたる

そう思った。だけど

ひなた「……」

あと数センチのところで止められてしまった。

???「はっ、残念。もう少しで当てられたのに。反射神経いいねぇー」

???「さすがは前回優勝者」

ひなた「やれやれ。問題児ばかりですね、このクラスは」

ひなた「好戦的なのはいいのですが……マニュアルにもありますよね? 戦闘開始は教室を全員が出た後から、と」

ひなた「今回は許しますが、次はないですよ?」

???「ははは、恐い怖い。さすがは前回優勝者様。油断はしないってことね」

ひなた「……」

???「悪いけどあたしは先に行かせてもらうよ。だらだらするのは性に合わなくてね。説明は終わったんだろ?」

???「それで? 私の支給品はどこにあるんだい?」

ひなた「廊下にあるボストンバッグを1つどうぞ」

???「2つ持っていってもいいだろ? 先に逃げ出した何人かはバッグなんて持って行ってないだろうし」

ひなた「ルール違反です」

???「抵触した場合は?」

ひなた「お察しの通り」

???「ボンってわけか。ケチだねー」

???「まぁいいか。んじゃあそれで……」

そう言って彼女は教室を出て行ってしまう。

ひなた「問題児ばかりです、ほんと」

ひなた「さて、話は反れましたが概ね説明は済んでいます。あとはゲームスタートするばかり」

ひなた「特にカウントダウンはありません。各々自分のタイミングでここを出てもらえれば構いません」

ひなた「ちなみに経験者から言わせてもらえると先に学校を出た方が有利となりますよ。なにせ後から出た人の動向を見れますからね」
ひなた「それでは、良い殺し合いを」

「いや――――――――――――――――――――――――――――――」

その叫び声が皮切りだった。

クラスの子たちは次々に教室を出て行った。泣いて、叫んで、嗚咽して

いろんな感情が混ざり合うなか

このゲームは突如として始まった。

………

……

ひなた「さてさて、残りはあなた達だけですね。愛神さん、雨宮さん。といっても雨宮さんはしばらくは起きないでしょうが」

ひなた「どうします? 私的には早めに全員出て行って欲しい所なのですが」

るな「私たちが教室からでないならゲームは初めらないんじゃないの? だ、だったらずっとここにいればいい」

ひなた「あぁ、なるほど。そういう考えもありますか。牛歩戦術というやつですね。悪くはない。下策ですが」

るな「どういう意味?」

ひなた「あと5分でここの教室は禁止エリアになります。その15分後には学校が禁止エリアに加わります」

ひなた「この意味、分かりますよね? まぁ死にたいなら別ですが」

るな「ずるい」

ひなた「ずるくはありません。当然のことです。さて、どうします?」

まりん「……」

るな「おんぶして、行く」

ひなた「なるほど、承知しました。しかし……少しもったいないのでは?」

るな「?」

ひなた「今の雨宮さんは死人も同然。殺して下さいと言っているようなもの。どうせ殺さなければいけないんです。これはチャンスだと思いますが」

るな「ふ、ふざけないで」

ひなた「ふふっ、冗談です。まぁその友情ごっこがどこまで続くのか……見ものですけどね」

るな「友情、ごっこ?」

ひなた「はい、友情ごっこ。前のバトルロワイヤルでも同じことがあったんですよ。友達同士で組む、みたいなことが。まぁ多人数で組む方が有利に事を進めるのも事実」

ひなた「しかしたった1人まで殺し合うという前提のなか、その友情がどこまで持ちますかね」

ひなた「しかもあなた達の友情期間は長くはないはず。そんな薄っぺらいもの……すぐに破綻すると思いますが」

るな「あなたに私とまりんの何が分かるの? あなたの持ってる資料で友情というものが測れるはずない」

ひなた「そうですね、水掛け論でした。聞き流しておきます。さて、ここが禁止エリアになるまで残り3分。そろそろ出た方が良いですよ?」

るな「っ……」

私はなぎさをおぶる。横には、宇野さんの遺体。

るな「こんなことっ、どうして……」

ひなた「どこまで生き残れるかは分かりませんが……次に会った時は殺し合い、ですね」

ひなた「長生きを期待します」

るな「……」

私は教室を出た。




エピソード 和気ひなた

この国には義務教育と言うものが存在し、学校と言うものが存在する。同じ年齢の子供たちが同じ教育を受ける学び舎。その制度は長きに渡り小中と合わせれば9年。

高校、大学を含めればもっと。それだけの期間を学びいうものに捧げている。

勉学を深めるだけでいいなら塾でも構わない。今の時代ならインターネットでも勉強はできる。それでも学校があるのは一重にそれだけが全てではないから。

コミュニケーションの場。友人関係を作るという場の提供にならない。仲良くなって、ケンカをして、仲直りして、子供なら誰しも通るもの。そこで得られるものは社会に出ても必ず役に立つし、コミュニケーション能力こそ勉学よりも重要だとする企業もある。

友情関係、信頼関係。道徳の授業でも学べる誰もが知っている言葉。しかしその言葉を文章で表すことは難しい。形のないものであり、変化するものであるから。

そしてその変化のきっかけは

突如として起こりえるものだから。

………

……

半年前

効果音:銃声

1つの銃声がして、1人が倒れる。

当たった。

私は安堵した。当たってくれて良かった。またこれで生きることができた。そう思ったから。

私に支給された武器はスナイパーライフル。ウインチェスターM70というものだった。ボストンバッグには簡単な使用方法が書いてあり、1時間ほど掛けて装弾から発射までできるようになった。

本来の射程距離は1キロほど。だけどそんな距離を当てることなんて私には無理。100メートルがいいところだった。

だけどそれだけで十分だった。最初は当たることなんて稀。だけど何回も繰り返すうちに当たるようになった。頭や心臓を狙う必要はない。どこかに当たればいい。

ここには誰も助けてくれる人はいないし、救急車だってこない。当たれば大量に血が流れて、そのまま終わり。すぐに死ななくてもしばらくすれば死ぬ。

ひなた「……」

もう何人殺したんだろう。7人? 8人? 覚えていない。

いや、違う。覚えることを止めたんだ。そうしないと、私の心が死んでしまうから。

最初の1人はあまり話さない子だった。40人クラス。話さない子なんて普通にいる。別に仲が悪いわけでもないし、ケンカしてるわけでもない。ただ、何となく話す機会が少ない子。

そんな子が歩いてた。泣きながら、ゆっくりゆっくりと歩いてた。

私の武器はスナイパーライフル。スコープだってある。私だけが彼女に気付き、狙うことができる。

撃つのをやめようか。そう思った。

だけどその考えはすぐになくなった。

殺さなければ、殺されるから。

このゲームで少しでも生きる残る方法。それは私が殺す側にまわること。

6時間前の定時放送。私の友達の名前が読み上げられた時

私はこのバトルロワイヤルの参加を決意した。

殺したくない、そんな思いは当然ある。だけどそれ以上に

死にたくない

その思いが勝ってしまった。殺さないと殺される。このゲームが単純な弱肉強食ルールであることに

私は気付いてしまった。

最初に撃ったのはあまり話さない子、次に撃ったのはたまに話す子

その次に撃ったのは

友達だった。

そこからだろうか、私は心が死ぬ前に、考えることを止めてしまった。ただ機械であればいい。人を見つけ、撃つ。それだけの機械であればいい。

そういう思いで

効果音:銃声

たぶん9人目を殺した。

………

……

このバトルロワイヤルはよくできている。私たちをより追い詰めて、効率的に殺し合わせようとしている。

そのルールの1つにあるのが24時間制限

24時間以内に誰も死なないとゲームが終わる。その時生きていた参加者全員が死んでしまう点にある。

制限、というのは人の思考を低下させる。制限時間、禁止エリア。

これらがある以上私たちは強○的に戦わなければいけない。

人の思考というのは十分な睡眠や食事から成り立っている。このゲームでの日数が経過すれば経過するほど

私たちの思考は低下してくる。焦って、不条理な行動をしてしまう。

そんななかで私は必死に考えた。1秒でも、1分でも長く生き残る方法を。死ぬことを避ける方法を。危険回避を。

それが”待つこと”だった。

武器がスナイパーライフルということを活かした。私たちが戦ってる場所は小さな離島。森林地帯が多く、隠れる場所も多い。

茂みに隠れたり、時には木に登ったり、あらゆることをして生きる可能性を上げた。極力動かず、待つことに徹した。禁止エリアになるギリギリまで居座り、移動するときも極力深夜の時間帯を選んだ。

昨日まで一緒にご飯を食べていたのに、昨日まで一緒に笑っていたのに

昨日までずっと友達だったのに。

そんな思いがあるからこそ、このゲームで積極的に殺し合いに参加できる子は限られる。

だけど私は違った。

”死にたくない”

家に帰りたい。お母さんとお母さんに会いたい。それだけだった。

………

……

ゲーム開始7日後

参加者は残り2人となった。

あと1人殺せば私の勝ち。私が生き残れる。

何人殺したかなんて分からない、今が何時かも分からない。ただ禁止エリアだけを覚えて、ただ最後の1人を探した。

私のやり方は変わらない。ひたすら待って、待ち続ける。

私の武器はウインチェスターM70。待っていれば私の方が先に見つけられる。より効率的に勝利できる。

だから私は……

待ち続けた。

ひなた「……」

最後の1人を見つけた。焦っているのだろう。あと1時間すれば24時間制限に達し私たちは死んでしまう。

探しているのが遠目にも分かるし、動きも雑になっている。私だってそうだ、ここ数日まともに休んでいない。狙撃の腕だって落ちてる。1発で殺せたのが2発になったこともある。

だけど今は違う。あとは最後の1人だけ。ここだけに集中できれば

私は生きることができる。死なないで家に帰れる。

あと1人、あと1人殺すことができれば

ひなた「ふぅ……」

スコープ越しに相手見る。

相手が誰かなんて分からない。ただ私は機械になればいい。相手を撃ち殺す機械に

そうすれば

私は家に帰れるんだから

お母さんとお父さんにまた会えるんだから。また家族みんなで、ご飯を食べられるんだから

効果音:銃声

ひなた「当たっ、た。当たった」

バトルロワイヤル7日目

私は初めて言葉を出した。相手に見つからないように、殺されないようにするため

音を発しないように注意し続けた。

ひなた「良かった、私、わたし、生き残れた。死ななかった。家に、家に帰れるんだ。良かった」

勝った。私は勝ったんだ。このゲームに、この殺し合いに、勝つことができたんだ。

ひなた「はぁ、はぁ」

私は撃った相手の所に行く。急所に当たったかなんて分からないし、即死かも分からない。今まではそれで良かったけど、今回は違う。

あと1時間で殺さなければいけないから。だから確実に殺さないといけない。

私は駆け足でそこに向かう。

ひなた「……」

そこには私が”撃った結果”があった。腹に当たり、大量の血が流れている。これで生きてるはずがない

やった、私はやり遂げたんだ。

ひなた「お父さん、お母さん、やったよ、やったよ」

私は泣いた。ただ泣いた。嬉しいのか悲しいのか分からない。ただ、涙が出ていた。

これで、これで家に帰れる。また家族4人でご飯が食べられる。

これで、これで……

ひなた「?」

なん、だろう。

私が殺した死体。見覚えがある気がする。

いや、当然か。だってクラスメイトなんだ。

だけど

なんでだろう。今まで死体になんて興味がなかったのに。その死体の前に行かなければならないと思った。いや、すでに死体の前にいた


ひなた「あっ、あっああっ」

ひなた「あああああっ」

ひなた「あああああああああっ」

そこにあったのは

私の双子の妹だった。

ひなた「いや――――――――――――――――――――――――――――」

………

……


そこから先のことは覚えていない。病院に行って、精密検査を受けて

家に帰って、お母さんとお父さんに迎えられて

3人でご飯を

食べて……

現在

ひなた「あはは? あはははは?」

誰もいない教室。私は1人笑い続ける。

ひなた「なんで、なんででしょうね? なんで私はまたこんな所にいるのでしょうね? あははははは?」

ひなた「ははっ」

ひなた「はははははっ」

私は時計を確認する。

ひなた「さて、そろそろここも禁止エリアになります」

ひなた「狩りを始めないと」

私は廊下に出てボストンバッグを1つ取る。

中身を確認。

ひなた「武器は……ハンドガンですか」

手のひらより少し大きなハンドガン。それと弾薬も入っている。ご丁寧に使用説明書も一緒に。

ひなた「本当はまたスナイパーライフルが良かったのですが仕方ないですね。こればっかりは運ですし。まぁ持ってる生徒を見つけて殺せばいいだけか」

ひなた「さて銃の説明書を見るのは後にして、私も学校を出ないと」

窓越しに校庭を見る。今回は離島でなく市街地だと聞いた。もちろん私達以外の人間はいない。
戦闘エリアは前回と同じくらいだから探す手間は同じだけど

ひなた「また違ったゲームになりそうですね」

ひなた「さてさて、さすがに窓越しに見えるところに生徒は……いないか」

このゲームの参加者は2パターンに分かれる。殺し合いに参加する者、参加しない者。この2つ。

どちらにしても相手に見つからないことが鉄則でもある。

ひなた「?」

なんだろう。違和感を感じる。人に見られているような違和感。
おかしい、今この学校に残っている生徒はいないはず

ひなた「誰かいるのですか?」

ひなた「……」

ひなた「あなたは……」

るな「……」

ひなた「愛神ルナさん」

ひなた「ふふっ、まだ残っていたのですね。雨宮さんはどうしたのですか?」

るな「保健室で寝てる。1人じゃ運びきれなくて」

ひなた「なるほど、起きるまで待つと。賢明な判断ですね。下策ですが」

ひなた「でもいいのですか? そんなこと私に話して。私が殺しに行くとは思わないのですか?」

るな「ね、ねぇ。私達、協力しない?」

ひなた「はい?」

るな「協力って言ったの」

ひなた「ふーむ」

どういうつもりだろうか。嘘を言ってるようには見えない。

ひなた「正気ですか? いや、ルールを把握しています? このゲームはたった1人になるまで行われるのですよ? 協力なんてできるはずがない」

るな「そ、そうかもしれないけど……誰かと一緒にいたほうが有利なのは事実なんだよね? あなた、そう言ってたよね?」

ひなた「たしかに、前回の時にも一定数そういう人はいましたね」

裏切りなんて当たり前だけど。

るな「な、ならさ、私達と協力しようよ? 交代して眠ることだってできるでしょ?」

ひなた「はぁ……」

悲しくなってしまう。このゲームに参加して、まだそんな生ぬるいことを言っているなんて。いや、この人はバトルロワイヤルを理解していないんだ。

だからそんな甘いことを言っていられる。

ひなた「悲しくなってしまいます。せっかく私がチュートリアルしてあげたのに」

るな「なんで? 信じてくれないの?」

ひなた「人を信じたら終わりのこのゲーム。あなたの言葉など最初から信じるつもりはありません」

るな「わ、分かった。なら私の武器を見せるよ。それなら安心でしょ?」

るな「ほら、私の武器はフォークだよ? これなら私があなたを襲うことはできないよね?」

ひなた「あなた、本当にこのゲームを理解していないんですね。相手に支給武器を知らせるなど言語道断」

ひなた「それにあなた、スタンガン持っていますよね?」

るな「心配ならあげる! ほらっ!」

そう言って彼女はスタンガンを私に投げる。

ひなた「……」

この子、愛神ルナ

ここまで能天気だとは。ゲームチュートリアルに際しこのクラスメイトのことは大まかに把握している。しかしそれはあくまで書類上でのこと。

性格や思考までは記載されていない。

ひなた「はぁ……」

どうやって殺そうか。足だけ撃って放置するか、それとも頭を撃つか。

私は人は殺すけど人殺しを楽しいとは思わない。だけどこういった子を見るとイライラしてしまう。

るな「ねぇ、お願い。協力して? お願い?」

私のすがるようにしがみついてくる。

まるで隙だらけ。前回のゲームでもいた。こういう隙だらけの子。今の現実が受け入れられなくて、誰かに助けを求めるような子が

そんなこと

無理なのに。

ひなた「やれやれ」

足を撃とう。血が流れて、動けなくなって、自分自身の甘さを呪えばいい

ひなた「チュートリアルで1人死んでしまいましたが、バトルロワイヤル最初の脱落者はあなたたち誰かの手でスタートして欲しかったのですがね」

ひなた「残念です」

私は愛神ルナを

ブシュ

殺した

るな「なんてね♪」

ひなた「うっ、ぐっ?」

首? 熱い、いや、これは、痛い?

なにを、なにをされたの? なにを。まさか、誰かの襲撃を受けた? いや、そんなミスはしない。

だとすればなぜ?

私は首元を確認する

そこには

ひなた「フォーク?」

首に、喉元にフォークが刺さっていた。

ひなた「あ、あい、愛神、愛神ルナ」

るな「ごめんね? 私の武器ね、フォークだからさ。こういう使い方が正しいのかなって」

ひなた「な、なんで、なんであなたが私を……」

るな「虫も殺せなさそうなのにって思った? ダメだよ? 人を見た目で判断しちゃ。それとも奢りかな? 優勝者の」

ひなた「ま、まささ、まさか私があなたなんかに。私は前回の、優勝者なのに」

るな「優勝者? どうせ武器に恵まれただけでしょ? こんな嘘も見抜けないなんて。知ってる? このゲームの本当の武器ってね」

るな「演技だったりするんだ」

ひなた「なっ、なっ……」

いけない、声が、出なくなってきた。それに息も……

るな「あっ、ちなみにだけど」

ひなた「?」

るな「あなたが前回の優勝者っていうのは間違いだよ。あなたは前々回の優勝者」

ひなた「はっ?」

るな「前回の優勝者は私だったりします。まぁ私はあなたと違ってそんな過去の栄光をひけらかしたりはしないけどね」

るな「だけどあなたには特別に教えてあげるね。だってあなたは」

るな「最初の脱落者だもんね♪」

ひなた「あ、あいがみ、アイガミ!!!!」

るな「……」

ドンッ

ひなた「なっ?」

一瞬のことで何が起きたのか理解できない。私は床に倒されていた。

るな「呼吸ができないと思考も落ちるからね。小柄な私でも倒すくらいは簡単にできる」

ひなた「うっ、うぐっ」

いけない、本当に苦しくなってきた。息が、できない。

るな「よいしょっ、と」

愛神ルナは私に馬乗りになる。

ひなた「いったい、何を」

るな「そのままだと苦しいでしょ? だから殺してあげるよ」

ひなた「やっ、やめ、やめ」

るな「やめないんだなー」

ブシュ

ひなた「うぎゃっ」

ブシュ

ひなた「うがっ」

ブシュ

ひなた「ぎゃぎゃっ、がっ」

ブシュ

るな「さて、と。こんなものかな」

るな「あとは血抜きして、解体してっと……」

ひなた「……」

るな「うん、上出来だ。この日のために魚のさばくの練習したしね。どうしようかな。1日目だし今日は豪華にシチューにでもしようかな。まりんも好きそうだし」

るな「さてっと、そろそろ保健室戻らないと。あっ、この子の支給品どうしようかな。もらっておくのが常套だけど」

るな「でもいいかな。私は今回このフォークで勝つって決めたし。その方が楽しいだろうしね」

るな「あっ、スタンガンはあなたにあげるね。えっと名前は……忘れちゃった」

るな「じゃあね、優勝者さん」

バトルロワイヤル1日目 開始2分

死亡者:前々回優勝者 和気ひなた 

殺害者:前回優勝者 愛神ルナ

残り人数38名

お・わ・り

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虹猫 2024/04/01 00:00

「RトR」1章公開

「RトR」1章配布します。

中編タイプの連載型となります。

完成は夏コミを目指しています。

気になる方はプレイしてみてください。

ちょっとした謎解き要素もあります。


RトR 第1章.zip (77.34MB)

ダウンロード

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虹猫 2024/02/03 00:00

今日は「ふたさん」の日!!!ふたさん完全版、IFストーリー集公開

今日は2月3日。「ふたさん」の日

ということで

ふたさんの完全版とIFストーリー完全版を配布します。

・ふたさん完全版について
これまでに配布したふたさんシリーズをまとめたものです。
一部ムービー演出追加や誤字修正を行っております。

2人殺すのも3人殺すのも同じことだと思うから.zip (271.10MB)

ダウンロード

・IFストーリー完全版について
クラファンで作ったIFストーリーをまとめたものです。
パッケージ版のコミケ限定シナリオは入っていません。

ひとふたIF.zip (180.93MB)

ダウンロード

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虹猫 2023/12/15 23:45

【ひとまずフィナーレ】クラウドファンディング企画。IFストーリー第10弾

クラウドファンディング企画です。

支援者が希望した「テーマ」に沿ったIFストーリーを作ります企画。
第10弾が完成したので公開します。

注意点
*第10弾は「ふたさん」をプレイ必須です。
*全部で15分前後あれば終わります*
*どんなテーマかは最後のEDロールで判明しますので、プレイしながら楽しんで頂ければ幸いです*
*EDロール後「EXTRA」が解放されます。

追記:依頼受けたものに関してはひとまず完遂。ありがとうございました。

ひとふたIF⑩.zip (179.70MB)

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虹猫 2023/12/03 00:00

クラウドファンディング企画。IFストーリー第9弾

クラウドファンディング企画です。

支援者が希望した「テーマ」に沿ったIFストーリーを作ります企画。
第9弾が完成したので公開します。

注意点
*第9弾は「ひとふた」をプレイ推奨です。
*全部で15分前後あれば終わります*
*どんなテーマかは最後のEDロールで判明しますので、プレイしながら楽しんで頂ければ幸いです*
*EDロール後「EXTRA」が解放されます。

追記:クラファン企画は⑩でひとまず終わりです。

ひとふたIF⑨.zip (179.34MB)

ダウンロード

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