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火車工房 2020/05/19 22:41

ご無沙汰しております

 お久しぶりです、日野久留馬です。
 長らく更新せず申し訳ありません。
 現在ツクールMVを使用したRPGを製作中です。

 前作に登場した錬金術師フォルガナの養女サエッタの物語となります。
 彼女と共に薬の材料を採取したり、彼女に言い寄る男を何とかしたり何とかできなかったりするお話です。



 前にお伝えしたアームドメイデン外伝の方は諸々の事情で一端サスペンドになります、申し訳ありません。

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火車工房 2020/01/05 20:05

タイトル未定のロリ巨乳魔女お嬢様のお話2

 新年あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。





 深い森の中を二人の男が駆ける。
 体格のいい体を革の鎧で包んだ二人は手にした武器で藪を払いながら、必死で走っていた。
 片方は幅広の小剣、もう一人は手斧だ。

「そろそろ撒いたんじゃねえかっ!?」

「ああ、そうだな!」

 小剣の男の喚き声に手斧の男は頷くと、速度を落とした。
 荒い息を整えながら、手斧の男は周囲を見回す。

「参ったな、かなり森に入り込んじまった」

「シティボーイの俺ぁ森の事なんざ判んねえぞ。 頼りにしてるぜ、元狩人」

 気楽な口調で相棒に背を叩かれ、手斧の男は苦笑した。
 手斧の男の名はヒューイ、シティボーイを自称する小剣の男はゴート。
 二人はいわゆる冒険者を生業としていた

 冒険者という職業の内訳はピンキリである。
 未踏の秘境の探検や古の遺跡の探索といった正に名前通りの活動を行っている者も居れば、金次第で何でもやる荒事屋というチンピラ紛いの連中も数多い。
 ヒューイとゴートの二人は、チンピラ冒険者の中でも特に質の悪い部類の二人である。
 街道沿いで道行く行商人から私的な通行料を巻き上げる『冒険』に従事していた彼らは、巡回の騎士隊に追い立てられて黒蜘蛛森に逃げ込んだのであった。

「くそったれの騎士団どもめ、こんな時ばかり働きやがる」

「巡回にぶち当たるとは間が悪かったな、それともどこかの商人が通報したのか……」

 毒づくゴートに頷き、ヒューイは無精髭の浮き出た顎を撫でつつ思案した。
 頭を回すのは冷静なヒューイの担当である。
 一方、短絡型のゴートは現実的な意見を口にした。

「チクった奴が判った所で落とし前を付けにも行けねえよ、この辺にゃもう手配が出回ってるだろうしな」 

「それもそうだな、当面は身を潜める必要があるか」

 ヒューイは溜息を吐くと周囲の鬱蒼とした森を見回した。

「幸い、この森の植生は豊かなようだ。 木の実も山菜も期待できるぞ」

「木の実かぁ。 やっぱ肉を食わなきゃ力が出ねえよ、何とかならねえのか元狩人さんよぅ」

 げんなりとした顔の相棒にヒューイは小さく首を振る。

「兎や山鳩程度なら簡単な罠で捕まえられるがな、肉は捌く手間がいる。
 血の臭いに敏感な魔物に嗅ぎつけられかねん」

「……そういや、魔物が出るって噂だったな、この森」

 ゴートは薄気味悪そうに周囲を見回す。
 木々の葉は鬱蒼と生い茂って頭上を覆い、昼間だというのに薄暗い。
 目の届かない影のどこかに魔物が潜んでいるかのような錯覚を覚え、ゴートはぶるりと背筋を震わせた。

「まずは拠点の確保だ。
 洞窟でもあればいいが、無ければ木の枝と葉を使って寝床を作るぞ」

 とりあえずの方針を口にしたヒューイの耳に、自分たち以外の葉ずれの音が届く。
 瞬時に表情を引き締めて武器を構えなおした二人は、素早く藪の中にしゃがみ込んで身を隠した。

「魔物か?」

 抑えた声で囁くゴートにヒューイは小さく首を振った。

「いや……人のようだ」

 灰色のローブをフードまで下ろした小柄な人影が木々の間をゆっくりと歩いている。
 時折しゃがんで山菜やキノコを摘んでは、片手に提げたバスケットに入れていた。

「山菜摘みの子供か……?」

 山菜やキノコの収穫は森の近くに住む子供の定番のお手伝いではある。

「おかしいだろ。 魔物が出る森だってのに、こんな奥まで」

「ああ、妙だな……」

 二人は慎重に人影の様子を窺った。
 ローブの人影は二人に気付かず、黙々と山菜摘みに勤しんでいる。
 歩を進める度に、ローブの上からでも判る豊かな胸がゆさりと揺れた。

「……女か」

「ああ、でけえな……」

 ゴートの喉がぐびりと鳴る。
 ここの所、街道沿いに野営して通りかかる行商人を待ち構える日々を送っていた為、すっかり女日照りだ。
 そんなゴートの視線の先で、ローブの女はまた山菜を見つけたのか身を屈めた。
 二人の潜む方へ尻が突き出される。
 豊かな胸に劣らず、むっちりと充実した臀部の丸みにゴートは堪らず相棒に囁いた。

「お、おい……やっちまおうぜ?」

「待て、相手が何者か判らん以上は……」

「お前だって溜まってんだろうが、あれ見て我慢できんのかよ」

「……近くに山荘でもあるのかも知れんな、捕らえたついでに聞き出せば寝床に使えるか」

 相棒に比べれば理性的とはいえ、ヒューイとて荒事に慣れ親しんだゴロツキに過ぎない。
 下半身の欲求を正当化する理屈を付けると、相棒と顔を見合わせて頷いた。
 同時に藪から飛び出し、ローブの女に襲いかかる。

「えっ!?」

 顔を上げた女の腹に、素早く踏み込んだゴートの拳がめり込んだ。

「うっ……」

 女は苦悶の呻きを漏らすと、がくりと脱力した。
 倒れかかる女体の腰をゴートの太い腕が捕まえる。
 取り落とされたバスケットから、山菜とキノコが周囲にぶちまけられた。

「お見事」

「へへっ、慣れたもんだぜぇ」

 一撃で失神させたゴートの手際を口笛と共に讃えると、ヒューイは女の顔を覆うフードを捲り上げた。

「おおっ! こいつは上玉だ!」

 さらりとした銀色の髪と白皙の美貌に感嘆の声を上げる。
 小柄だが成熟した体つきとは裏腹に幼さすら漂う顔立ちは、苦しげな表情でありながらも美しさを損なっていない。

「へへっ、大当たりじゃねえか! それじゃ早速……」

 ゴートは意識を失った女の身体を地べた寝かせるとローブの裾を捲り上げた。
 むっちりとした腰回りを包む黒いシルクの下着が露わになる。

「地味な格好の癖に高そうなモン穿きやがって……エロいじゃねえか」

 白い素肌と黒い下着のギャップに唸ると、ゴートはいそいそとローブと下着を剥ぎ取り丸裸にしてしまう。

「おいおい、情緒のない奴だなあ」

「二人掛かりなんだ、服なんぞ邪魔だろ」

「それもそうか」

 頷いたヒューイは量感たっぷりの乳房に手を伸ばした。
 淡い桜色の乳首ごと乳肉を鷲掴みにする。

「おお、こりゃあ……。 奥までぎっちり詰まってるって感じだな」

 ヒューイが両手で乳肉を捏ね回す一方で、相棒の方は女の足を大きく開かせていた。
 幼い少女のように無毛の秘所を見下ろし、口笛を吹く。

「乳や尻はでけえ癖に毛も生えてないたぁ、まだガキなのか? まあ、やれれば何でもいいか」

 ゴートはベルトを緩めると、すでに硬くそそり立った逸物を剥き出しにした。
 亀頭を秘唇に擦り付けながら、相棒に声を掛ける。

「それじゃあ、先に頂かせてもらうぜえ」

「ああ、俺はこっちで楽しむ」

 ヒューイもまた肉棒を取り出すと、意識のない女の腹の上に跨がった。
 たっぷりとした乳肉の谷間に逸物を沈み込ませる。

「うお、柔らけぇ……」

 両手で鷲掴みにした乳肉を捏ねながら中央によせ、柔らかな圧迫感を楽しみ始める。

「へへ、こっちも……」

 ゴートは手のひらに唾を吐いて逸物になすりつけると、濡れてもいない秘裂に一気に突き込んだ。

「うぁっ♡」

 幼げな秘唇には太すぎる巨根を根元まで叩き込まれ、女はがくんと仰け反り覚醒した。

「あっ、なっ、なにっ?」

 翡翠色の瞳を大きく見開き混乱した声を上げる女を見下ろし、ヒューイは口の端を吊り上げ意図的に凶悪な笑みを浮かべる。

「暴れるな。 大人しくしていれば殺しはしない」

「楽しませてもらうけどな!」

 低い声で脅しつけるヒューイの後ろで、ゴートは彼の迫力を台無しにする陽気な笑い声を上げると大きく腰を使った。
 準備もできていない秘洞を抉られ、女は苦痛に顔を歪める。
 女は涙の滲んだ翡翠の瞳で腹の上に乗るヒューイを睨み付けた。

「貴方たちっ! 私が塔の魔法使い、ジェイン=トレスクォレルと知っての無法ですか!」

「ま、魔法使い!?」

 思わぬ言葉に自称魔法使いの巨乳を弄んでいたヒューイの手が止まる。
 彼らもこの辺りで「冒険」を行うに当たって、近隣の情報収集を行っていた。
 黒蜘蛛森には魔法使いが塔を構えているという噂も聞き及んでいる。
 女の言葉に怯むヒューイであったが、相棒は逆に怒声を上げた。

「はったりかますんじゃねえよ! 魔法使いがお前みたいなガキな訳あるか!」

「はぐぅっ♡」

 荒々しく膣奥を穿たれ、自称魔法使いジェインの口から悲鳴とも嬌声とも付かない声が漏れる。
 白い喉を晒して仰け反る女の姿に、ヒューイの腹にも怒りが湧いた。
 高名な魔法使いといえば老齢が相場だ、こんな若い娘が魔法使いなわけがない。
 
「ふん、魔法使いの名を騙るとは大した娘じゃないか。 こいつはお仕置きが必要だな!」

 ヒューイは両手指を一杯に広げて豊かな乳肉を鷲掴みにすると、先端の乳首を両方とも指先に摘まんだ。
 親指と人差し指に力を込め、押し潰すかのように捏ねる。

「いぎっ!? いっ、嫌ぁっ!」

 悲鳴が上がるものの、ヒューイの指先で小さな乳首は急速に硬くなっていく。

「なんだぁ? 嫌がってる割りに反応いいじゃないか」

「ああ、こっちもいい具合だぜ。 ちょっと突いただけでトロトロになってきやがる。
 こいつぁとんだドスケベ娘だ」

「う、うぅ……」

 女体の反応を明け透けに指摘され、ジェインは頬を朱に染めて俯いた。

「へへっ、こんだけ濡れてくるとなりゃあ、もう遠慮は要らねえな!」

 肉槍を包む媚肉の潤み具合にゴートはにたりと頬を緩めると、ジェインの両足首を掴み直して大きく割り開いた。
 軽く腰を引くと、勢いを付けて力強く突き込む。

「はうぅっ♡」

 ジェインの口から紛れもない嬌声が零れた。
 完全に蕩けてしまった蜜壺は好き放題に暴れる男根へと絡みついていく。

「うおぉ……本当にドスケベだな、こいつ! こんなにいい具合の女は王都の娼館にも居ねえぜ!」

 思わず唸りを漏らしたゴートは本格的に腰を使い始めた。

「あっ♡ はうっ♡ あぁっ♡」

 頬を朱に染めて悶えるジェインの顔を見下ろしながらヒューイもまた両手を激しく動かし、乳肉の柔らかさと肌理細やかな肌を堪能する。

「くっ、堪らん……!」

 女日照りの日々のお陰で限界は早い。
 深い胸の谷間に挟み込まれたヒューイの肉棒は、陰嚢に溜め込まれた精液をぶちまけるように放つ。

「ふあぁぁっ♡」

 秀麗な美貌に精液を浴びせかけられたジェインは、嫌悪するかのように甘い悲鳴を上げた。
「うおっ!?」

 強い雄の臭いに激しく蜜壺は緊縮し、ゴートの肉槍もまた絞り上げられるかのように精を放った。

「やぁぁ……♡ 出てるぅ……♡」

 美貌を白濁液で汚され翡翠の瞳を伏せたジェインは、下腹をひくつかせながら半ば呆然と呟く。
 荒事慣れした二人の暴漢はその声音に雄に屈服した気配を察し、それぞれニヤリと笑みを浮かべた。

「へへ、あんまり良くって思わず出ちまったぜ。 まあ一発で終わる訳ないよなあ?」

「待てゴート、今度は俺がそっちだ」

「あいよ、交代だ」

 相棒の要請にゴートはひとつ頷いて肉棒を引き抜いた。
 幼げな秘唇の内側から、たっぷり注がれた精液がごぽりと溢れ出す。
 ゴートはぐったりと顔を伏せるジェインの銀髪を鷲掴みにすると、無理やり頭を上げさせた。

「おら、舐めろ。 お前の汁で汚れてんだ、綺麗にしろよ?」

「くっ……」

 精液に汚れた顔のジェインは悔しげに呻くと、跪いてゴートの逸物を咥えた。
 舌を絡ませ、精液と愛液に塗れた肉棒を命じられた通りに清めていく。

「おう……上手えじゃねえか」

 幼げな顔立ちとは裏腹のツボを押さえた巧みな舌使いにゴートは唸った。

「そっちばかりサービスしてるんじゃねえ、尻をあげろ」

 ゴートの逸物をしゃぶるジェインの尻をヒューイの平手が打つ。

「んっ♡ んん……」

 ジェインは翡翠の瞳に涙を滲ませてヒューイを睨むと、ゴートの肉棒を咥えたまま四つん這いになった。
 目の前に差し出された白桃の肉付きに、ヒューイは小さく口笛を鳴らす。

「乳も凄いが尻も凄いな、男を楽しませる為の体って感じだ」

 ヒューイはむっちりとした尻肉を両手で鷲掴みにすると、左右に割り広げた。
 清楚に窄まった淡い色合いの菊座と、ゴートに蹂躙され閉じきらない秘裂が露わになる。
 一発出してウォーミングアップを終えた肉槍の切っ先を種汁を垂らす雌穴に押し当てると、ヒューイは鋭く腰を突き込んだ。

「んぶぅっ」

 肉棒に塞がれたジェインの口から、くぐもった悲鳴が漏れる。
 強引に押し込んだにも関わらず、ヒューイの肉槍はたっぷりと潤んだ膣壁に包み込まれた。
 これまでの「冒険」でこういった強○を何度も行ってきたヒューイは、レ○プされた女体が防衛反応として愛液を分泌させる事を知っているが、それにしても潤み具合が良すぎる。
 蜜壺の湛える蜜は滴る程に豊潤であり、防衛反応の域を超えて単純に彼女自身が感じている事に他ならない。

「とんだドスケベ娘だな、森の中で男日照りだったのかよ?」

「んんんっ♡」

 からかいながら腰を使うとジェインは否定するように呻きをあげるが、その声には明らかな艶が混じっている。
 ヒューイが鋭く逸物を突き込む度に、ゴートにたっぷりと注がれた精液と愛液が混ざり合い飛沫となって飛び散った。
 膣壁は肉棒を貪るかのようにきゅうきゅうと吸い付いてくる。
 ヒューイは自らの動きと共にたぷたぷと揺れる白い尻たぶへ、誘われるかのように平手を叩き付けた。

「んぶぅぅっ♡」

 途端に蜜壺がぎゅんと締まる。

「叩かれて感じてるのか? 凄い締まりじゃねえか!」

 ヒューイはサディスティックに頬を歪めると、肉の白桃に連続で平手を見舞った。

「んっ♡ んぶっ♡ んぶぅっ♡」

 肉棒で口を塞がれたままのジェインが豚のような鳴き声を上げる。

「おっと! 歯ぁ立てんじゃねえぞ!」

 背後から突かれガクガクと揺れるジェインにゴートが慌てて注意を促した。
 とろんとした瞳でゴートを見上げたジェインは、口に含んだ肉槍をずるんと喉奥まで呑み込む。

「う、うぉ!?」

 熟練の娼婦のようなディープスロートにゴートは驚きの声を上げた。
 ジェインの喉は、それ自体が性器であるかのようにぴったりとゴートの逸物に吸い付いてくる。
 喉奥と同期するかのように膣奥もまた一層の強さで肉槍に絡みつき、締め上げた。
 二人の暴漢は堪らず、ジェインの喉と蜜壺に二発目の精を放つ。

「んんんーーーっ♡♡♡」

 明らかな歓喜の呻きと共に身を震わせるジェインは上と下から注がれる精液を貪欲に飲み干していった。

「ふう……なんてぇ女だ」

 ひとしきり出し終えたヒューイは、手形を残して真っ赤に腫れた尻を見下ろして呆れたように呟いた。

「なんだ、もう満足なのか?」

 からかう相棒にヒューイは不敵な笑みを返す。

「馬鹿言え、これからだろうが」

 尻の充実とは裏腹に細い腰を掴みなおし、ヒューイは再び動き始めた。






「んあっ♡ はうぅっ♡ あぁぁんっ♡」

 日もすでに落ち、月が昇る頃。
 暗い森の奥では、未だに女の嬌声が響いていた。

「くそっ、このアマっ、どんだけ具合いいんだっ!」

「ああっ、おかげで萎える気配もねえぞ!」

 ヒューイとゴートは、ジェインを挟み込んで犯していた。
 ジェインの尻に両手を回したゴートは、小柄な女体を担ぎ上げると両足を自分の肩に引っかける形で貫いている。
 ゴートのごつい指先で左右に広げられた尻たぶの奥に潜められていた菊座は、ヒューイの逸物が根元まで突き立ち占領していた。

「はぁぁんっ♡ ひぃっ♡ 中ぁ♡ こすれるのぉっ♡」

 二本差しのサンドイッチファックで責め立てられたジェインの美貌は快楽に蕩けきり、最早嫌悪の色もなく甘ったるい声を漏らしている。

「うおっ、締まるっ……!」

「くぅっ!?」

 一際強く膣と腸がうねり、男達は絞り出されるかのように精を吐き出す。

「あぁぁぁぁんっ♡♡♡」

 中天の月を仰ぎ見るかのように仰け反り、ジェインは高くあられもない絶頂の叫びを上げた。

「ふう……流石に腹が減ってきたぜ、ヒューイ」

 エクスタシーの余韻に震える女体を抱えたまま、ゴートは相棒に空腹を訴える。
 流石に数時間に渡る荒淫に疲労も覚えていた。
 だが、相棒が応えるより早く、低い含み笑いが響いた。

「ふふふ、ヒューイ、ですか。 貴方はゴート、でしたね?」

 仰け反っていたジェインの頭がかくんと下がる。
 つい先程まで甘い嬌声を上げていた唇の端を吊り上げ、ジェインはルビーのように紅く輝く瞳でゴートを見据えた。

「なかなか互いの名前を言ってくれないので、術式を編むのに苦労しました」

「な、何を言ってやがる……!?」

 妙な事を言い始めたジェインに腰を突き上げて仕置きしようとしたゴートは、自らの体が硬直したように動かない事に気づき、愕然とした。

「頃合いに月も出てきます。 魔法使いの時間ですね」

 ジェインの白い下腹に紅い輝きが灯る。
 ちょうど子宮の位置に、内部に納めた臓器を意匠化したかのような不可思議な魔法陣が浮かび上がっていた。
 紅い燐光を放ちながら、魔法陣は急速にジェインの肌へ拡がっていく。

「な、なんだっ!?」

 目の前の白い背中が見る間に紅い紋様で埋め尽くされていく光景に、ヒューイも狼狽した声を上げる。
 彼の体もまた動かず、妖しげな女体を突き飛ばすこともできない。
 辛うじて動くのは舌と目玉のみ。
 とっさに愛用の手斧に視線を飛ばすも、女体を味わう際に放り出されたまま地面に転がっている。

「私を魔法使いかどうか、疑っていましたね? その身で私の魔法を味わってみると良いでしょう」

 ジェインの言葉と同時に、彼女の胎内に納まったままのヒューイとゴートの陰茎が精を放ち始めた。

「う、うわっ!?」

「なあぁっ!?」

 噴水のように精を吐き出しながら、彼らの意のままにならぬ体は勝手に動き始める。

「んうっ♡ さんざん弄んでくれましたねっ♡ 今度は私が遊ぶ番ですっ♡」

 傍から見れば先程までと同様のサンドイッチファック、だが、そこに男達の意思は介在しない。
 二人の男はジェイン好みのリズムで体を揺すり、途切れることなく精を放ち続ける。
 体内の水分を全て精液に変換するかのような勢いで精が注ぎ込まれ、ジェインの体を彩る紋様が激しく発光した。

「やっ、やめてくれっ!」

「く、くそぉっ、離せっ!」

 男達の悲鳴を紅い瞳を細めて聞いたジェインは、ゴートの首にしなやかな両腕を回した。

「だぁめ、です♡」

 妖しくも愛らしい微笑みと共に、魔法使いの媚肉が一際強く蠢く。

「う、うあぁぁっ!?」

「ひぃぃぃっ!」

 宵の帳が落ちた森に、男達の悲鳴が響き渡った。





「うぁ……あ?」

 木々の隙間から差し込む朝日を顔に受け、意識を取り戻したヒューイはよろめくように身を起こす。

「恐ろしい夢を見たぜ……!?」

 頭を抑えながら周囲を見回し、汚い尻を丸出しで昏倒している相棒の姿にぎょっとする。
 
「ゴート! おい、起きろ!」

 相棒の顔を覗き込み、息を呑んだ。
 ゴートの顔は一晩で十も二十も歳を取ったかのように憔悴しきっている。
 愕然としながら自らの頬を撫でれば、記憶よりも指先に当たる頬肉の感触が薄い。
 ヒューイは自分もまた相棒同様に酷く衰弱していることを自覚すると、ぶるぶると身を震わせた。

「ゆ、夢じゃなかった……俺達は魔法使いに体を操られて……!」

 震える指先が自分の意思通りに動く事に、心の底から安堵する。

「むぅ……」

 呻き声と共にゴートも目を覚ますと、頭を振りながらヒューイに寝ぼけ眼を向けた。

「なんだぁ、相棒。 すっげえシケた面になってんぞ」

「お前もだよ、相棒」

 どこか呑気なゴートの言葉に溜息と共に応じると、無精髭の浮いた顎を掻いていた相棒の指先がぴたりと止まった。

「……夢じゃなかったんだな」

「ああ……」

 ヒューイが頷くと、ゴートは弾かれたように立ち上がった。

「とっととズラかろう! こんな恐ろしい森に居たくねえよ!」

「ああ、まだ騎士団に追っかけ回される方がマシだ」

 泣き言のようなゴートの言葉を情けないなどとは思えない。
 ヒューイは相棒に心底同意すると、脱ぎ散らかされたままの衣服を手に取った。
 さっさと身繕いして森から逃げだそう。
 そう思いつつズボンに足を通した途端、異常が起きた。

「うぉっ!?」

 疲労しきった股間が布に擦れた途端に、痺れるような快感が走り抜け堪らず精液が溢れ出したのだ。

「な、なんだこりゃっ!?」

 ゴートもまたズボンを精液で汚し、悲鳴を上げる。
 二人の逸物は僅かな刺激にすら耐えられない程に過敏になっていた。

「ま、まさか、魔法使いの呪い……?」

 ヒューイは呆然と自らの肉棒を見下ろした。
 精液と愛液の残滓に汚れた亀頭に、淡く紅い燐光が灯っている。
 昨晩、魔法使いの下腹に浮いていたハートにも似た魔法陣だ。

「じょ、冗談じゃねえ!」

 自らの逸物に浮かんだ紋様を拭い取ろうと、ゴートは指先で強く亀頭を擦った。

「うひぃぃぃっ!?」

 途端に凄まじい勢いで精が迸る。
 白目を剝いて海老のように仰け反りながらも精液を放ち続ける彼の陰茎の先端で、紅い紋様が嘲笑うかのように輝いていた。

「な、なんてこった……これじゃパンツも穿けないじゃねえか……」

 失神した相棒を見下ろしたヒューイは、魔法使いの悪辣な呪いに絶望の呻きを漏らした。





「た、ただいま戻りました……」

「朝帰りですかお嬢様、どこでこんな時間までって、うわ臭っ、精液臭っ!
 お風呂行ってください、早く! ああもう、ボタボタ零さないでー!」

「主に対して扱いが悪くないですか、バルン」

「夜通したっぷりフィーバーしてきて何言ってらっしゃるんです!
 ほら、早くお風呂お風呂-!」

「むぅー」

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火車工房 2019/11/10 18:42

タイトル未定のロリ巨乳魔女お嬢様のお話

 黒蜘蛛森には魔法使いの塔がある。
 小さい頃から、半ばおとぎ話として聞いていた噂だ。
 だが、今はそのおとぎ話に縋るしか無い。

 獣道しかない森をライルは必死になって進んでいた。
 父の形見の鉈はまだ15にもなっていない少年の腕には重たいが、ばさばさと藪を払ってくれる。
 深く暗い上、魔物が棲まうという噂の森を行く少年にとって、鉈の放つ鈍い鋼の輝きは唯一の光明だった。
 道なき道に苦闘を続け、腕がそろそろ上がらなくなってきた頃、ライルの前に石造りの塔が現れた。

「ほ、本当にあった……!」

 苔と蔦に覆われた石の塔は長い年月を経た風格を纏っている。
 だが、最下層に据え付けられた木の扉は朽ちておらず、よく手入れされているのか黒光りしていた。
 その黒檀の扉が押し開けられる。
 地味な灰色のローブを纏った子供のように小さな人影が歩み出てくる。
 伸び盛りのライルよりも、頭一つは小さい。
 フードを目深に被ったその顔は窺えないが胸元は背丈とは裏腹に驚くほど大きく、女性的な曲線を描いていた。

「こんな森の中に、何か御用ですか」

 鈴が鳴る、そんな可憐な声音を掛けられライルはびくりと背を伸ばした。

「あ、あの! 俺、ライルと申します! 
 塔の魔法使い様にお願いがあって! 魔法使い様はいらっしゃいますか!」

 つっかえながらも必死で捲し立てるライルに、ローブの少女は小さく頷くとフードを外した。
 さらりと、銀の雫のような長い髪がこぼれ落ちる。
 翡翠を思わせる大きな瞳が、真っ直ぐにライルを見つめていた。
 陶器の人形のように整った美貌を晒した少女は、ぽかんと口を開けるライルに名乗った。

「私が塔の魔法使い、ジェイン=トレスクォレルです」




 田舎の農村には専門の医者など居ない。
 薬草に詳しい長老が薬師の代わりをしていたが、それも打ち身に効く軟膏を作ったり簡単な咳止めを煎じるくらいがせいぜいだ。
 ライルの母が珍しい病に倒れた時、長老は沈痛な顔で首を振るばかりだった。
 妹に母の看病を任せて危険な森に踏み入ってまで塔の魔法使いを頼ったのは、まさに藁にも縋る思いからである。
 その苦労は報われた。

「なるほど、判りました」

 塔の魔法使いを名乗る少女、ジェインはライルから母の症状を聞き取ると薬を作ると言い残して塔の上階へと消えた。

「坊ちゃん、うちのお嬢様にお任せしておけば安心ですよー。
 ちっちゃく見えますけど、トレスクォレルの塔を受け継いだ方なんですから」

 代わりにライルの相手を勤めるのは、彼が初めて出くわす奇妙な存在だった。
 人の頭くらいの壺が逆さまに浮いている。
 一見すると透明な人間が壺を頭に被っているかのようだ。
 壺の表面には丸い魔石が填め込まれており、言葉と共に碧の光を明滅させている。
 明らかに魔道で作成された存在が仕えているという事実に、あの少女こそが塔の魔法使いであると改めてライルは確信した。

 お手伝いゴーレムのバルンと名乗った彼(?)は壺の口から緑の蔦を伸ばして器用にティーセットを用意し、ライルにお茶を振る舞った。

「あ、ありがとうございます。 あ、あの、薬の代金がわりにこれを魔法使い様に……」

 ライルは腰のベルトから父の形見の鉈を鞘ごと外して差し出した。
 彼が持つ、最も高価な財産である。
 だが、バルンは緑の蔦を顔(?)の前に持ち上げて左右に振った。

「なんのなんの、御代など不要ですよー。
 黒蜘蛛森を越えてきた者の話を聞くのは、トレスクォレルの塔の流儀ですからー」

 少年とも少女ともつかない甲高い声と共に、バルンは壺のような胴体をくるくると回転させた。

「もっとも、話を聞いたとしても、お嬢様にもできる事できない事ありますけどねー」

 表情がないのでわかりにくいが、声音からすると笑っているらしい。

「坊ちゃんのお母様の御病気は、お嬢様の手に負える範囲のようで良うございました。
 せっかく塔まで来ていただいたのに、何もできずに帰したとあってはお嬢様も落ち込まれますからねー」

「は、はあ……」

 転がり込んできた相手の事情をそこまで考えてくれるとは、ずいぶんと心優しい魔法使いだとライルは驚いていた。
 おとぎ話に出てくる魔法使いといえば偏屈な変わり者が相場である。
 塔にたどり着いた後、どんな無理難題を吹っかけられても耐える覚悟をしていたライルとしては、若干拍子抜けの感もあった。

「お客人」

 上階に繋がる階段から、その魔法使いが姿を現した。
 自宅内ゆえフードを脱いだままの彼女の白皙の美貌に、ライルは小さく息を呑む。

「薬の材料はありましたが、調合に少し時間が掛かります。
 混ぜ合わせた素材を一晩寝かせなくてはならないので、完成するのは明日になりますが構いませんか?」

「は、はい! 待たせていただきます!」

 ライルは即答した。
 全く希望も無かった所なのだ、一晩待つくらい何ほどのものであろうか。
 ジェインは長い白銀の髪を揺らして小さく頷くと、バルンへ翡翠の瞳を向ける。

「バルン、夕食は彼の分も用意を。 それと客室の準備をしておいてください」

「お任せをー」

「あ、あの! そこまでしていただく訳には! 俺は野宿しますので!」 

「夜は魔狼が出ます、塔の外で野宿するのは危険です。
 泊まっていきなさい」

 幼くも整った顔の表情を動かさず淡々と勧めるジェインに、ライルは呑まれたように頷いた。




「ふう……食った食ったぁ」

 案内された客室のベッドに寝転び、ライルは苦しげに腹を撫でた。
 夕食の献立は黒パンと野鳥のソテー、キノコと山菜のスープ。
 森の幸を使ったといえば聞こえはいいが、至って面白みのない田舎料理である。
 だが、貧しい農村で日々を食いつなぐのが精一杯の生活を送ってきたライルにとっては、ご馳走と言ってもいい。

「こんなに食ったの、生まれて初めてかも」

 お代わり自由との事で、限界まで詰め込んでしまった。

「いいのかなあ、こんなにしてもらって」

 押しかけて薬を作ってもらうだけでも厚かましいというのに、この好待遇はライルを恐縮させる。
 魔法使いもお手伝いゴーレムも気にする事はないと言っていたが、そういう訳にもいくまいと律儀に考えるライルであった。

「魔法使い様に恩返ししないと……。 ここで俺にできる事って何があるかなあ、薪割りとか……」

 考えている内に瞼が下がってくる。
 森を突っ切る強行軍で疲労している所に満腹とあっては、忍び寄る睡魔に抗うこともできない。
 目を擦ったライルはサイドテーブルに置かれた燭台を吹き消すと、ベッドに潜り込んだ。
 やがて彼の口から健康的な寝息が漏れ始める。

 少年が眠りに落ちてから、しばらく。
 客室の扉が音もなく開いた。
 煤も煙も出ない魔法の燭台を手にした塔の主と、その使い魔であるお手伝いゴーレムがそっと侵入してくる。

「んー、坊ちゃんよく眠ってますねー! これはチャンス、チャンスですよー、お嬢様!」

 緑の蔦を揺らして早口に囁く壺型ゴーレムに対し、主は煮え切らないように細い眉を寄せていた。

「本当にするのですか、バルン」

「何をおっしゃいます、お嬢様!」

 バルンは中空でくるんと反転すると、丸い魔石の瞳をジェインに向ける。

「お嬢様の御体の維持には必要な事と、先代様に言いつけられておりましょう?」

「ですが、こんな夜に忍び入るような、はしたない真似は……」

「では、坊ちゃんが起きている時にお願いしますかー?
 精液くださいって」

 ジェインは白皙の美貌を朱に染めて俯いた。

「そ、そんな事……」

「ほらもう、お嬢様は恥ずかしがり屋なんですからー」

 バルンは碧の魔石をぴこぴこと瞬かせると、蔦の指先を振った。

「さ、覚悟をなさいまし、あまりもたもたしていては坊ちゃんが目を覚ましてしまいますよー?」

「もう……」

 ジェインは観念したように溜息をつくと、羽織ったガウンを滑り落とした。
 小柄な体躯には不釣り合いな程に女性的な起伏を持つ裸身が、魔法の燭台の明かりに照らし出される。 
 白い喉をこくりと鳴らした魔法使いは、そっとベッドに上がった。




「ん……?」

 股間から背筋を這い上がるような未知の快感を夢現に覚え、ライルは瞼を開いた。

「え」

 これは夢だ、即座にそう思った。
 白銀の髪と白皙の美貌を持つ小さな女魔法使いが、剥き出しにした彼の陰茎を口に含んでいる。
 上目遣いに見上げてくる魔法使いの瞳と目が合う。
 紅い。
 魔法使いの瞳はまるでルビーのような輝きを帯びていた。

「ん……♡」

 陰茎から艶やかな唇を離した魔法使いは、伸び上がるように少年に顔を近づけた。
 ゆさりと、量感たっぷりの双丘が揺れる。
 魔法使いはライルの鼻の頭に人差し指を当てた。

「これは夢です、ライル。 何も不思議がる事はありません」

「ゆめ……」

 そうか、夢か、夢なのか。
 耳に染み入るような魔法使いの声音に、ライルはまさに夢現のまま納得した。
 同時に胸の内に申し訳なさの念が募る。

「ごめんなさい、魔法使い様。
 とても良くしていただいたというのに、俺は魔法使い様にいやらしい夢を見ちまって……」

 謝罪の言葉に、魔法使いは紅い瞳をぱちぱちと瞬かせた。

「ま、真面目な子ですねー……」

 ベッドの脇に浮いたお手伝いゴーレムが小さく呟く。
 魔法使いは人形的に整った唇を笑みの形に緩めると、少年の頬を撫でた。

「夢の中の事ですから、貴方に何の咎もありません。
 好きなようにして良いのですよ?」

 白い繊手が少年の手を取ると、自らの乳房に導いた。

「うわ……」

 指先が埋まっていくような柔肉の感触にライルは驚きの声を上げる。
 魔法使いの乳房は体格に比してあまりにも大きく、少年の手のひらにはとても納まりきれない。
 思わず指先に力が籠もると、白い乳肉はぐにゅりと形を変えた。

「んっ♡」

「あっ、すみませんっ!」

 艶めいた声に思わずライルは手を離す。
 ジェインは少年の慌てっぷりに目尻を下げると、両手の平を自らの乳房の下に回して持ち上げた。
 たっぷりとした乳肉をすくい上げると、昼間の無表情さとは裏腹の愛らしい微笑みを浮かべて囁いた。

「さあ、どうぞ」

 雪のような純白の山とその先端を彩る桜色の果実が、魔法の燭台の光で艶やかに照らし出される。
 ごくりと唾を呑むライルの中で魔法使いに対する感謝の念と、初めて見る蠱惑的な女体への興味がわずかに拮抗するが、ほんの一瞬に過ぎない。
 童貞の少年には、余りにも刺激が強すぎる。
 ライルは股間から湧きあがる欲情のまま、左の乳首にかぶりついた。

「あぅんっ♡」

 周辺の乳肉ごと荒々しく歯を立てられ、魔法使いは眉を寄せる。
 だが、その口から漏れる呻きには明らかな快感の色があった。
 ライルは夢中でジェインの乳首を吸いたてながら、左手を広げ右の乳房を鷲掴みにする。
 舌の先と手のひらで乳首の硬さが増していくのを感じとった。

「ふふっ、そんなに吸ってもお乳は出ませんよ」

 喉の奥で忍び笑いを漏らしながら、魔法使いは乳首を吸う少年の頭を胸に抱く。
 まさに赤子に乳を飲ませるような姿勢を取ると、空いた右手を少年の股間に伸ばした。
 堅く屹立した男根を手のひらに握り込む。
 ジェインの乳に顔を埋めたライルの頭がびくりと震える。
 魔法使いは幼い美貌に慈母のような微笑みを浮かべると、少年の頭と陰茎を同時に撫でさすった。

「ふふ、いい子、いい子……」

 ジェインの手の中で少年の肉棒の硬さが増していく。
 少年の逸物は体格にしては大きめで、魔法使いの小さな手には納まらない。
 血管の形まで浮き上がってきた肉の幹を柔らかな手のひらで丁寧に撫でつつ、皮のカバーに覆われた穂先の根元を人差し指と親指で摘まんで刺激する。

 魔法使いの乳を吸う少年の鼻息の荒さが増す。
 興奮のまま、ライルは口の中で堅く尖った乳首に歯を立てた。 

「んうっ♡ もう、おいたな子にはお仕置きです」

 肉槍の穂先の根元を弄っていた指先が先端に掛かると、一息に引き下ろした。
 ピンク色の亀頭を露わにされた衝撃に、少年の逸物はびくびくと激しく震える。
 その竿の根元を、幹を滑り降りた魔法使いの指先が輪になって堰き止めた。

「まだ出してはダメですよ、我慢、我慢♡」
 
 眉を寄せたライルは身を捩りながら乳首から唇を離した。
 解放された桜色の突起は堅く尖り、唾液に塗れて光っている。

「ま、魔法使い様っ、も、もうっ!」

「ジェインとお呼びなさいな」

「ジェイン様ぁっ!」

 切羽詰まった様子のライルに、ジェインの唇の端が上がる。
 だが、彼女の指先はぎゅっと少年の根元を抑えつけて離さない。

「そんなに出したいですか?」

「は、はいっ!」

「では、こちらで」

 ジェインは巧みに少年の逸物を握ったまま体勢を入れ替えた。
 ベッドに横たわったライルの足の間に上体を入れると、限界ぎりぎりで震える肉槍をその豊かな胸の谷間に挟み込む。
 少年の陰茎はたっぷりとした乳肉に包み込まれ、埋もれてしまう。

「う、うわぁっ!?」

 四方八方から逸物を襲う柔肉の感触はライルに止めを刺した。
 根元を抑えていた指先も離れている、少年はひとたまりもなく魔法使いの乳肉の中に精を放った。

「んうっ♡」

 ジェインは自らの豊かな双丘を左右から両手で圧迫した。
 若々しい肉棒が放つ精液は乳肉の谷間に捕らわれ、一滴も外へ零れない。
 胸元から立ち上る青臭い臭いに魔法使いは紅の瞳を弓の形に細めると、パン生地を捏ねるかのように左右の手を動かし始めた。
 柔らかな乳肉が捏ね回され、挟み込んだ肉槍に複雑な刺激を与える。

「うぅっ、ジェイン様ぁっ」

 出したばかりにも関わらず、魔法使いの胸の中で少年の逸物は再び硬さを取り戻した。
 吐き出された精が潤滑液となり、暖かくも柔らかな乳肉の狭間はさらに居心地良くなっている。
 乳房の成熟とは裏腹に幼さを感じさせる美貌を朱に染めたジェインは、胸の谷間で責め立てながら悪戯っぽくライルを見上げた。

「出したばかりなのに、もうこんなに堅くなって。 元気一杯ですね♡」

 囁きながら両手を激しく動かせば、豊かな乳肉が粘った水音と共に逸物に密着する。
 再び迫り上がってくる射精の気配にライルは背筋を震わせた。

「くうっ!」

「あっ♡」

 放たれた二発目の精液は流石に納まりきらず、胸の谷間の上部から噴き出し魔法使いの頬にまで飛び散った。
 ジェインは桜色の舌を伸ばして白濁した液体を舐め取る。

「ん……♡ 濃い……♡」

 紅の瞳を潤ませ、魔法使いは熱い吐息を漏らした。
 少年の肉槍を捕獲していた乳房の拘束が緩み、ずるりと抜け落ちる。
 同時に谷間に保持されていた精液が糸を引きながらこぼれ落ち、魔法使いの腹部を汚した。
 ジェインは腹の上に垂れ落ちた精液に指先を浸すと、臍から下腹に掛けて塗り込むように広げていく。

「そろそろ、私も我慢できなくなってきました……♡」

 下腹に精液を塗り込んだ魔法使いは、そのまま指先を股間に伸ばす。
 無毛の秘唇は幼げな印象とは裏腹に内側から熱い蜜を滴らせている。
 少年の精液で白く汚れた指先が、ぷっくりとした陰唇を左右に割り開いた。
 淡いピンクに色づく秘肉の奥で膣口が妖しくひくついている様が露わになる。

「今度はこちらにいただくとしましょう」

 魔法使いは中腰になると少年の陰茎を跨いだ。
 隠すべき箇所を指で奥まで開いて見せつけながら、ぺろりと唇を舐める。

「ジェイン様……」

 魔法使いの秘所を目の当たりにしたライルの逸物は硬度を取り戻している。
 すでに二度放ったというのにそそり立つ肉槍に、ジェインは好ましげに微笑んだ。
 剥き出しの亀頭に狙いを定め、ゆっくりと腰を下ろす。

「あはぁ……♡」

 肉の穂先が秘裂を貫き、膣肉を掻き分けて押し入ってくる感覚に、ジェインは豊かな胸を両腕で抱きしめつつ背を震わせた。
 乳房に比べれば小振りだが、体格からすると十分に肉付きの良い尻が少年の腰の上に降りきる。

「うあぁ……」

 みっちりと詰まった肉壺の味わいにライルの口から思わず呻きが漏れた。
 沈み込む柔らかさの乳肉とも違い、たっぷりと潤んだ魔法使いの膣壁はきゅうきゅうと締め付けてくる。

「んふ……♡」

 Mの字に股を開き繋がった場所を誇示する魔法使いは、ライルの胸に両手を突くと尻を持ち上げた。
 ずるずると肉棒が引きずり出され、膣肉との摩擦で腰が抜けそうな程の快感が走り抜ける。
 完全に抜けてしまう寸前、ジェインは再び尻を落とした。

「あぅんっ♡」

 彼女自身の体重で、肉槍は魔法使いの膣奥深くまで抉り抜く。
 魔法使いの蜜壺は絶品であった。
 特に亀頭を包み込む膣奥は複雑な襞が密集しており、エラから根元にかけてコリコリとしたアクセントがある。
 引き抜かれる際にそこが雁首を擦りあげ、一際強い快感を生むのだ。

「うぐぅ……」

 すでに二度放っている肉棒から、さらに絞りだそうと淫らに吸いついてくる膣肉の猛攻にライルは呻きながら堪えるしかない。
 気を抜くと三発目が暴発してしまいそうだ。
 だが、少年の努力を嘲笑うかのように魔法使いは暴虐を振るう。

「あっ♡ あんっ♡ あぅっ♡ はぁんっ♡」

 がに股のはしたない姿勢のまま、魔法使いは激しく尻を上下させた。
 尻肉が少年の腰にぶつかり、肉竿を咥え込んだ秘唇からは熱い蜜が飛び散る。
 魔法使いが激しく腰を使うほどに、少年の陰茎は蜜壺の中で圧倒的な快感に苛まれていく。

「うっ、くっ、ぐぅぅ……」

 歯を食いしばって耐える少年に、魔法使いは朱に染まった顔を近づけた。

「我慢することはありません、存分に出しておしまいなさい」

「で、でも、そうしたら魔法使い様に子供が……」

 魔法使いは笑みを浮かべるとライルの頬を撫でる。

「貴方は本当に真面目ですね。 大丈夫、一時的に子を孕まなくなる秘薬を飲んでいますから。
 気にせず、私の中に貴方の種を注いでください♡」

「うぅっ、ジェイン様ぁ!」

 ライルの両手が魔法使いの尻を鷲掴みにした。
 好き放題に蹂躙してくる女体を捕まえ、初めての反撃とばかりに腰を突き上げる。

「はうぅっ♡♡」

 より深く肉槍が胎内を抉り、ジェインは白い喉を晒して仰け反った。

「ジェイン様っ! 魔法使い様ぁっ!」

 白い尻たぶに指を食い込ませたまま、少年の腰が跳ねる。
 女体の扱い方も交わり方もろくに知らない、がむしゃらで動物的な動きに魔法使いの口からも獣のような声が漏れた。

「はぐっ♡ あうぅっ♡ はっ、はげしっ♡ はうぅんっ♡」

 ジェインの蜜壺で少年の肉槍はめちゃくちゃに暴れ回る。
 膣奥をでたらめに突きまくられ、女魔法使いは雌の本性を剥き出しにして少年の胸板に縋り付いた。

「あうぅっ♡ も、もう我慢できませんっ♡ 注いでっ♡ ライルのお種、私の中に注ぎ込んでぇっ♡」

「ジェイン様っ!!」

 ライルは腰を全力で跳ね上げると、三度目の精を放った。
 魔法使いの胎奥で少年の精がぶちまけられる。

「あぁぁーーーっ♡♡♡」

 ジェインは甘く高い、絶頂の声をあげて仰け反った。
 魔法使いの蜜壺で噴水のように打ち上げられた精液は、待ち受けるかのように淡く開いた子宮口へと呑み込まれていく。
 ひとしきりの射精がおさまると、魔法使いは力尽きたかのように少年の胸に突っ伏した。

「んあ……♡ あはぁ……♡」

 魔法使いは紅い瞳を潤ませ、白い背と尻を絶頂の余韻に震わせながら熱い吐息を漏らす。 己の胸の中で快楽の残り香に浸る魔法使いの姿に、ライルの中の欲情はさらに燃え上がった。
 この雌にもっと精を注ぎ込みたいという原始的な衝動が、連続で放って疲労した逸物を叱咤し屹立させる。
 ライルは魔法使いの尻を掴んだままの指先に力を込めると、再び腰を突き上げた。

「あんっ♡ ふふ……♡」

 とろんとした瞳の魔法使いは少年の顔を見上げて微笑むと、合わせるように尻を振り始めた。





 とんでもない夢を見てしまった。
 奇妙な充実感と共に目覚めたライルは、恩人である魔法使いに対する無礼な夢にベッドの上で頭を抱えた。

「お、俺って奴は……」

 女っ気のない生活を送ってきたゆえ、欲求不満が溜まっていた結果であろうか。
 自己嫌悪に浸りつつも、下履きを夢精で汚していない事にほっとする。
 彼の下着どころか、ベッドのシーツもまるで取り替えたばかりのように清潔で、淫らな睦み事の痕跡などない。

「坊ちゃん、朝ご飯ができましたよ」

「あっ、は、はいっ!」

 扉の向こうから掛けられたお手伝いゴーレムの声に、ライルは慌てて身支度を調えた。

 黒パンに目玉焼き、昨晩の残りのスープという朝食に同席したジェインは淡々としており、逆にライルをドギマギさせる。
 スープを掬いながら、魔法使いは翡翠の瞳を少年に向けた。

「食が進みませんか?」

「い、いえ!」

 夢の中の彼女が浮かべる淫らな表情を思い出してしまったライルは、慌てて首を振り黒パンに食いつく。
 本物の魔法使いは整った美貌を崩すこともなく、無表情に食事を進めていた。

 朝食後、ジェインは紙の包みをライルに渡した。

「十日分の薬が入っています。 毎朝、食後に飲んで安静にしておくように。
 おそらく三日目辺りから効果がでるはずですが、薬を飲みきるまでは無理をしないようにしてください」

「は、はい!」

「それと、こちらも」

 銀色の小さな鈴を取り出す。

「魔物が嫌う音色を出す魔法の鈴です。 弱い魔物を遠ざけます。
 帰り道も危ないですから、持って行きなさい」

「あ、ありがとうございます!」

 頭を下げるライルに、魔法使いは微笑んだ。
 夢の中の彼女と重なる表情に、少年の胸がどきりと鳴る。

「さあ、早くお母様に薬を届けてあげなさい」

「はい!」

 ライルは魔法の鈴をベルトに結わえ付けると、勇んで帰路に着いた。
 母が回復したら、魔法使いに恩返ししようと決意しながら。





 少年を見送り塔に戻ったジェインは、黒檀の扉を閉めるなりその場でうずくまった。

「ま、また、はしたない真似をしてしまいました……」

 その顔は先程までの白皙の無表情とは異なり、羞恥の朱に染まっている。

「いやあ、授乳手コキにパイズリからの騎乗位逆レ○プ、最終的には甘々ラブイチャですからねー、激しい激しい」

「うぅ……」

 少年に暗示を掛けて夢と思わせた行為を赤裸々に並べ立てられ、ジェインは言葉もない。

「まったく、お嬢様は普段恥ずかしがりでクールを気取っている癖に、火が着くとエロエロ全開なんですからー」

 バルンの追撃に、赤面したジェインは両手で耳を塞いで嫌々と首を振る。

「せっかく先代様がエロボディに作ってくださったんですから、それを活かすべく普段から正直に生きた方が楽ですよ-?
 お嬢様、根っ子はドスケベなんですしー」

 真っ赤になったままのジェインは指を狐の形にしてバルンに向けると、デコピンの要領で空気を弾いた。

「あたっ!?」

 ひっくり返した壺のような胴体に無形の魔力弾が命中し、お手伝いゴーレムはひっくり返って墜落する。

「あいたた、酷いなあ、もー。
 それにしてもお嬢様、あの坊ちゃんを気に入られましたか? 薬だけでなく鈴もおまけするなんて」

 再び中空に浮き上がるバルンをジト目で睨みながら、ジェインは小さく首を振った。

「帰り道で魔物に襲われでもしたら、せっかく薬を作った甲斐もありませんし」

「まーそりゃそうですけど。
 でも、あの坊ちゃん真面目ですから、きっとまたここに来て恩返ししようとしますよー?」

「そうですね……」

 ジェインは豊かな胸の前で腕を組んだ。
 その瞳はいつの間にか翡翠から紅玉へと色を変えている。

「その時は、たくさん恩返ししていただきましょうか♡」

 桜色の唇を舐め、魔法使いは淫蕩な笑みを浮かべた。

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