僕は見たっ!
僕は今、学園にある工芸部に仮入部している。ここはいろんな工芸品を自分で作る部なのだが、僕はある噂を聞いて、仮入部していた。
「あら、なかなか上手く作れてるじゃない、そのコケシ」
作業をしていた僕に声をかけてきたのはこの部の先輩である。彼女は僕のコケシを興味深そうに眺めていた。
「いえ、下手くそなのでかなり大きくなってしまいました」
そう笑って誤魔化す僕。確かに僕が作ったコケシは通常のコケシの何倍も太くて大きい。そんなコケシをヌラヌラした妖艶な瞳で見つめているようにも見える先輩に僕は気がついていた。
「先輩?」
「へ、あ、うん。なんでもないわ、作業の邪魔をしてごめんなさいね」
そう言うと、先輩は他の生徒を見に行く。他の生徒もいろいろ作っているようだが、「コケシ」を作っているのは僕だけだ。
なぜ「コケシ」なのか。それは僕が聞いた「噂」に結びついている。今日、その噂を検証するのだ。だが、この極太のコケシで大丈夫だろうかと僕は心配しながらも、それを例の場所に置いて部室を後にした。
時間が経ち、学園中が静まりかえる。ほとんどの人間が帰宅したのだろう。そんな中、僕は一人、狭い個室の中でじっとその時を待っていた。
この個室、実は物置として使われているのだが、隣は僕が仮入部している工芸部である。そして、暗い個室の中で僕の目の前に一筋の光が射し込んでいた。それは小さな覗き穴だ。それを覗き込むと隣の工芸部が見える。この覗き穴を偶然見つけた僕は噂の信憑性が増していき、事実かどうかをを確かめたくなったのだ。僕は胸の高鳴りを抑え、息を殺してその時を待つ。
小さな穴から覗く僕の狭い視界には机と、そして、あらかじめ見えるように置いておいた、僕の今日完成したコケシが見えていた。
「本当に噂は本当なんだろうか?」
この個室で息を殺して数時間。見えるのは机と僕が作った大きなコケシだけ。やっぱり噂かと、僕が諦めたその時、誰もいなかった部室に誰かが入ってきた。
それはあの先輩だった。
何か忘れ物でもしたのか、彼女はキョロキョロと辺りを見渡し、何かを確認している。なぜか部屋のカーテンまで閉め始めたではないか。
何かが起こる! 僕は直感的にそう感じ、食い入るように覗き穴を見続けた。
そして、彼女は僕が見ているとは知らず(?)行動を開始するのであった。
彼女は僕が覗いている机に近づくと、一度深呼吸をして、スゥッと躊躇なくその両手を自分が穿いているミニスカートの下に潜り込ませていった。
「ゴクリ…ま、まさか…噂は本当だったのか?」
僕は興奮のあまり壁越しにそう呟きながらも、必死に覗き穴を見続けた。
先輩は僕がいる壁に向かってお尻を突き出すと、そのままスカートの中に潜り込んでいた手を膝の方へと下ろしていく。すると、その手には真っ白な布地のパンティが一緒にずり落ちてきたではないか。
「ぶ、部室の中でパンティ脱いだよ」
僕の視線の先には彼女のムチッとしたお尻がスカートを捲り上げて丸見えになっていった。
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