誰も知らない天体へのラジオ 第十五回配信(後編)

誰も知らない天体へのラジオ 第十五回配信(後編)

『誰も知らない天体へのラジオ』（通称：誰そラジオ）の第十五回配信（後編）です。
ご注意：今回ラジオの収録が３月中旬だった為、本編４巻の予約開始日や、コミケ開催日については変更前の日付になっています。正しくは予約開始日→未定、コミケ→開催中止と訂正させていただきます。

発売日変更についての補足記事です

りょーちんです。

まずは暗いニュースが多い中で、急に皆さんを驚かせてしまうような内容で申し訳ございませんでした。

今回、発売予定日を変更すると決めた理由について、もう少し詳しくお話させていただければと思い、補足記事として書かせていただきます。

発売予定日変更の理由について

25日の昨夜、東京都から今週末の外出自粛要請が出されました。
このニュースを見た時にまず考えたのが今後の収録の事です。
と言いますのも、すでに収録スケジュールの調整に入っている段階でした。

今後このような要請が強まっていくと予想される中で、キャラクターに命を吹き込んでくださる、決して代えの利かない声優さん方をスタジオにお呼びし、収録を行う事が本当に大事な事なのか考えました。

私の結論として、それはNOでした。

通常収録スタジオは、狭いブース内でマイクに向かって演技をしていただきます。１日に何人も入れ替わりながらです。もちろん人が変わるたびに換気をしたり、マイクを丁寧に消毒したりという配慮もあるとはいえ、絶対に危険がないとは言い切れません。
例えスタジオ内では大丈夫だったとしても、そこに辿り着くまでに街を歩いたり、電車に乗ったりもあると思います。

万が一声優さん、付き添いのマネージャーさん、スタジオ関係者さん、誰かがウィルスに感染してしまったら、その方の人生に何かしら影響が出てしまうかもしれません。

そう考えたら恐怖しか浮かびませんでした。

そして正直に心の内を明かすならば、その責任を私は一人で背負いきれるものではないと思いました。

恐らく声優さん方はプロですし仕事ですので、依頼をすれば全員来てくれる可能性もあると思うんです。心のどこかで『嫌だな・怖いな』という気持ちを抱えたままでも。

これらをすべて回避できるのは、

依頼をしない＝収録を行わない＝発売日変更

だと考えました。

関わる方々の安全を守るのもメーカー（サークル）としての責任です。
ですので今回は世の中の状況が落ち着くまで収録を延期し、関係者の皆さんには安全な状態になった時に100％の力で臨んでいただきたいと考えて、発売日変更（収録延期）を決めた次第です。

我々もある意味被害者ではあると思うのですが、世界的に重大な局面を迎えている現状ではしっかりとルールを守り、携わってくださる皆さんの健康と、世の中が良い方向に回復するよう願いながら、真摯に制作を続けていきたいと思います。

こんな考え方ですし、発売にも時間がかかっているANAGRAMではありますが、エンタメ界の一員としてこれからも皆さまに笑顔やワクワクをお届けできるよう精進して参りますので、今後とも温かく見守っていただけましたら幸いです。

長々と駄文を失礼いたしました。

りょーちん

皆さまへ大切なお知らせ

３月２２日公開の『誰そラジオ』内で告知させていただいた、本編４巻の発売予定日についての変更です。

制作は変わらずに続けていき、収録が完了次第すぐに発売という流れにするつもりですので、今後ともANAGRAMを何卒よろしくお願い申し上げます。

ANAGRAM代表：りょーちん

誰も知らない天体へのラジオ 第十五回配信(前編)

誰も知らない天体へのラジオ 第十五回配信(前編)

『誰も知らない天体へのラジオ』（通称：誰そラジオ）の第十五回配信（前編）です。
今回は有料プランの方のみが視聴できる配信内容となっております。
視聴は下部の有料プラン向けのページをご覧ください。

コミックマーケット98受かりました！ が……　記事：りょーちん

みなさんこんばんは（こんにちは・おはようございます）。
ANAGRAM代表・ディレクターのりょーちんです。

先日ANAGRAMのTwitterでお知らせさせていただきましたが、
https://twitter.com/anagramxxx/status/1237675230081904641
コミックマーケット98に当選していました！

ブースNoは　5/5(火)　南地区 ク 32a　です！

前回のコミケは落選でしたので嬉しい限りなのですが……。
察しのいい方はお気づきのハズ。

「本当にこのタイミングでコミケ開催するのか？」

うーん。
どうなんでしょうね。

まだ運営側から正式なアナウンスなどは出ていませんので開催に向けて動いているんだとは思いますが、4日間延べ60万人以上を集める超大規模イベントをこのタイミングで行うのでしょうか？

ここからはユーザーとして一般参加も、商業ブランドのスタッフとしても、サークル参加している身としても、ちょっぴり一般参加だけの方よりもコミケの知識を蓄えたおじさんが、想像も交えながらお話します。

ちょっとめんどくさい話になりますので、コミケにあまり興味がない方はここでお別れです笑。

まず先に中止と宣言された場合。
一番の問題となりそうなのは、『参加費の返金問題』になるでしょう。コミケはサークル参加するにしても、企業参加するにしても参加費というものがかかります。
１開催につき集まる金額は現在だと約4億円くらいかなと思います。

これは基本的にビッグサイトを借りる為に使われたり、カタログの製造費や、当日のスタッフさんのお弁当だったり、警備会社に払うお金だったり、運営費に充てられます。
一番金額が大きいのは言わずもがな、ビッグサイトを（前日設営含めて）5日間貸し切りにする金額です。（因みにスタッフさんはすべてボランティアなので賃金は発生しません。なのでうんぬんかんぬん……というのはまた別のお話なので割愛）

多分ですが、今の段階で開催を中止してもビッグサイト側からコミケ運営に100％返金されることはないのかなと。
そうすると返金負担は丸々コミケ運営側になってしまうので、サークル参加者への返金は恐らく行われない気がします。大体9000円程のサークル参加費ですが、「こんな時だから仕方ないよね」となる人も、「いやいや、全額返せよこんちくしょう」となる人も現れるでしょう。パニックです。

企業参加の場合は大体一番小さいスペースの参加で60万円以上かかっているはずなので、流石に全額ではないにしろある程度返金される気はします。参加金額とか言っていいのかわかりませんが。

もちろんコミケ開催にあたり会場を設営する業者さんのお仕事がなくなったりとか、そういう問題もあるとは思いますが、とにもかくにもお金が絡む問題なので難しいですね。

さて、次に開催を宣言した場合。
まぁ誰もが想像つくでしょうが、『世間から白い目で見られるのでは問題』。ただでさえ昨今コミケへの風当たりは厳しいものなので、バッシングの嵐となるのは容易に想像できます。
しかも、いまや世界中から注目されるようになったコミケですから、世界中からバッシングを浴びる可能性もあります。そしてそれはやがて、

『こんな危機意識の低い国にオリンピックを任せられるのか？』

こんな風になってしまう懸念も生まれるのではないでしょうか。

もちろんその時に状況が落ち着いていれば話は別ですが、現状では誰にも分かりませんし、もし開催したとしても人集まるのかい？　疑問です。

最後にANAGRAMとしての結論

開催することが確定し、世間からのバッシングも特になく、5月になってディ●ニーリゾートが通常営業しているくらい平和であれば参加します。

これは裏を返せばコミケ開催が決まっていたとしても、参加者の健康などに影響が出てしまう可能性が高いとなれば、ANAGRAMの参加は辞退させていただくという事です。

どういう風になるかはまだ分かりませんが、とにかく今は運営の判断を待ちたいと思います。

以上、おじさんの戯言でした。

P.S.もし参加辞退するとペナルティでしばらくコミケには受からないかもね（割とガチで