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2022年 08月の記事 (13)

設定変更や追加設定が行われているお話

みなさん今晩は、シナリオ担当のオーマです。
毎週水曜日は、私の記事で情報発信を行っております。

さて、今回のお話は……

追加設定や設定変更についてのお話になります。

……だからと言って詳しことは書けないのですけどね(ネタバレになりますし)

企画の段階で作品のストーリープロットの提出や、世界観の設定などの共有作業があるのですが、制作しているうちに、どうしても矛盾や設定の解釈違いなどが発生してきます。

そこで追加設定や設定変更といった形で調整をとっていくのです。

実はこの調整作業が凄く悩みどころさんなんやなぁ。

今回の作品でどうしても設定に無理を感じる部分があると、ぽてさんに言われここ数日間、様々な打ち合わせを行いストーリーやキャラクターの調整を行ってみました。

それでも彼の中では80%前後の調整具合のようで、上手いこと納まらないと言うのが現状の様です。
結論から言えば、大きく追加設定を取り入れる形にになるのですが、追加設定分のまとめであったり既存のストーリーへの無理のない介入などを試行錯誤している為、毎日が脳みそフルドライブ状態です。

嗚呼、虚無になりたい……。

それはさておき、今回のお話では私個人として試験的に導入したいストーリーラインを構築しております。
それがどう影響してくるのかは制作している私としても実に楽しみな部分ですので、是非気になって貰えれば嬉しく思います。

面白いストーリーにするために、私自身インプット作業を一杯しなければ……知識が、知識が足りない!

という所で、今回のお話は短い記事となりましたがココまでとします。
次回は、金曜日にぽてが更新いたします。

それでは、次回の水曜日にまたお会いしましょう!

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クラウドファンディングのことと進捗とかー

こんにちは!こんばんは!!

あ、サムネは以前載せたイラストですん

クエストコモンを作って頂き作業が更に楽しくなってきましたっ
現在コモン系を作って頂いてる方はお忙しい方なのですが無理言って仕上げて頂きました~感謝!!
他にもスキルセットとか色々大きいシステム関連を担当して頂いてます

自分で可能な部分はシコシコと雑なスクリプトを打ち込んで力技で作ってます
そしてソレが見つかると綺麗に便利に改変されます(笑

何もできなかった自分ですが少しは色々な事もできるようになってきました

現在街(リージョン)のクエストをセコセコと作っております
あと防具破損状態でのMOBの会話なども地道に作っております

なのでイラストは少しお休み期間になっております
ちょっとした戦闘エロの差分とかはコツコツ描いてます

なので発表できるものが少ないっ(笑

どのクリエイターさんもそういう期間があると思います!!


クエストを作っていってます

何度も受けれるクエストや一回で終わるクエスト、回数をこなすと変化するクエストの3種類があります
エッチなクエストも回数をこなすとどんどんハードなものになっていく感じです




■クエストイベント


クエストを勝手に選ぶジライヤ


超ハードなやつw



勝手にクエストを決められて叫ぶころも
いじられすぎて可愛いw



■防具破損状態の会話変化の一部


心配する○女32歳


そうですね(笑


クソガキはクソガキでした



んなっ…!!!



羊さんもびっくり




防具破損で歩いてるといきなり白いのも飛んできます

ころもちゃん大変やなぁw(作者



こんな感じでギャグよりのエロを作っています
制作スピードは順調ですのでこのまま完成まで何とか持っていきたいですね!



■そしていつもちん〇ちん〇と叫んでる私ですが少しまじめなお話しを…

この度ci-enのクラウンドファンディング機能を使用させて頂こうと考えております

集めた資金の使い道はゲーム制作の開発費(クオリティ)に充てます

ツイッターでも発信しましたが来月から肩書無職になります

実はわたくし12間年ほど自営業でアニソンBARなるものを経営しておりました
長い期間おかげ様で順調でしたがコロナが出てきて一気に経営が傾いてしまいました
協力金などもあったのですが普通に1年ちょっとで消し飛んでしまいます
常連さんはなるべく顔を出してくれてましたが、毎月まあまあな金額を出費することが続きました
いつか客足は戻るのかなと続けてましたが、それも厳しそうで今月で閉店という選択肢をさせて頂きました

身の上話はこのくらいで
ゲーム開発の方は自営の方を続けつつと思ってましたがそれも厳しくなってきた状況です

少し前に開発してた紗愛のゲームを一時中断させ資金調達の為短編に切り替えたのですが、今回予想以上に内容が膨らんでしまってあたふたしています

完全に自分のミスです ごめんなさい!!!!

今、制作中のレイヤーズクエストを中途半端な開発で終わらせない為にも1円でも多くの支援を頂ければと思っております

ヤンデレ紗愛の方も待たせてしまっているので今作リリースしたらすぐにそちらの開発に向けて動く予定です

リターンについても相応の物を御用意する予定でございます
今まで培ったグッズサークルの技術を解き放つときが!!!

ci-en活動1450日にして初めてご支援を乞います!!!


宜しければその際はご支援の方お願いしたいと思います



と堅苦しい感じになりましたが本日の記事はこんな感じです!!

では作業に戻りますん


がんばるぞいっ!!!



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防具破損での街徘徊はありなのか?????????

こんにちは!!こんばんは!!更新のお時間です

簡単に進捗を

目標としてた謎の塔5Fまでのイベントを作る
こちら80%程完成というところまで作成しました
イラストの方はバトルエロを1枚増やしました

100%目標の達成ではありませんが十分な進み具合です



■前回も少し書きましたが塔の階層についてやはり色々と考えると50Fの予定を30Fに下げる感じになりそうです

理由は二つで

一つは50Fという設定にまずこだわりがなかったこと
もう一つは増やすだけ増やして虚無なレベル上げの時間を増やすことになるのではという理由。
もちろんレベル上げはボスを倒すという目的以外でも冒険してるなぁ的な要素もあると思います
しかしそれがゲーム中盤くらいで長引いてしまうと…という風に思えてしまいました
もちろん戦闘もテンポはなるべくよく作っているつもりです

階層を減らして内容をギュっと詰めることが良いという感じで変更しようと思います
結果的に早くリリースできるということにも繋がりますし



■全裸徘徊or服破損徘徊

服破損時などおっぱいやおまんこが出てる状態でのイベントや町の住人等の会話差分について少し悩んでます

街の住人に裸で話しかける行為については少し解決しました
悩んでいたのは街で裸で歩くという行為がキャラクター(主人公)像を一気に破壊してしまうのではないか
恥ずかしがってる(今回はw)女の子が序盤の服の破損で街に戻って住人の前で話しかけているということを想像したら、あれ…こいつのキャラすんごく崩壊してない?wとか思ってしまったり

少し解決した点はその為の発情値や淫乱値というモノの出番なんだろうなということと、
裸差分で徘徊させる…それもプレイヤーの選択か…ということ
キャラを崩壊させたくないなら普通にプレイすればいいし、そういうプレイを楽しむのも好きな人はいるということと割り切る
どちらも対応したいと思うからいつも吹っ切れないんですよね

しかも自分は圧倒的後者で淫乱値とかは序盤から高めてプレイする派なのに制作ではキャラの設定を壊したくないと…うーんw

服破損のイベントや会話は今回はじめてなので悩んでましたw

あと会話とか寸劇イベントも通常時と服破れ状態を用意しようと思ってます
そして悩んでるのがこの部分で

街の会話は何度もできるのでどちらも見ることはできる
けどイベント寸劇などは一回しか見れないのでどちらかを選択しなければならないということですね

まあこちらに関してもプレイヤーの選択として割り切るしかないのでしょうか
それとも回想シーンみたいにイベント回想シーンを作るとか?

などなどちょっと悩んでおります



といいながら服破損時のイベントとか作ってるヤツー


破損時街を歩いてるといきなりナニか飛んできたりしますw
見抜きってやつでしょうか


破損時は会話を変化させる


何ともいえないころもちゃん



イベントはこんな感じで変化させようかと(動画です)



まあ恐らく破損差分あーだこーだ考えるより、あったほうがいいという意見の方が多そうですねw


てな感じですかね

ちょくちょく以前の記事見たりするのですが、紗愛が呼んでいる気がしてなりません(笑
早く完成させてあげたいのですが現在負のスパイラルによって手を付けれない状態です

うーん、なんとかしなきゃなー

考え込んでも仕方ないのでとりあえず手を動かしましょう!!


がんばるぞいっ!!


あ、skeb依頼ありがとうござます!!助かりますん!!

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特別企画! コスプレイヤーズクエスト前日譚!

みなさん今晩は、シナリオ担当のオーマです。

@twilightjack000 ← Twitterもやってます、お気軽に話しかけてくださいね。

毎週水曜日は、私の記事で情報発信を行っています。

さて、今回の記事ですが完全に読み物回となります。
ですので、完全文章オンリーになりますことご容赦ください。

ではどんな内容化と言いますと

コスプレイヤーズクエスト前日譚

となります!
主人公のころもちゃんが、どういった経緯でコスプレに興味を持ったのかを彼女視点で書き起こしました。
ころもちゃんがどんな人物で、どんなこと考えてるのか? 

楽しんでいただければ幸いです!


■私の世界 ~コスプレイヤーズクエスト前日譚


 買い物帰りに見上げた空は、揺らめく夕日の輝きで蘇芳から深く深い群青に染まって行く。暮れていく陽の光が空の境界をぼかすころ、そこかしらの建物を煤で汚れた様に影らせていく。ほんの少し先の風景すらも、よく目を凝らさなければ曖昧にしか見えない。

 私はこの黄昏の時間が、ほんの数十分しか見る事の出来ないこの光景が一番好きだ。

 町中の喧騒も、公園で遊ぶ子供の声も、このほんの一瞬この時間だけはシンッと静まり返る。聞こえてくる音は、虫のリンとした鳴き声と、時代錯誤な豆腐屋さんのラッパの音。ほんの数分の違いだけで、町は大きく表情を変える。この不可思議な雰囲気に、胸が弾むのは私だけなのだろうか?
 
 なぜ胸が弾むのかは良くわからないけれど、意味づけてしまうとするのなら、それはきっと空高く輝く陽の光が私には眩しすぎるからなのかもしれない。

 真っ青に広がる空を見上げるのは好きだし、そこに流れる大きな入道雲を見ては色んな事を思い浮かべたりもする。きっとあの積乱雲の中には、雷鳴轟く嵐に守られた古の天空の城があるんじゃないか? とか。雲の向こうのアステロイドの河には、未確認の文明の跡があったりだとか。
 
 空想に想いを馳せることは多い。
 でもそれは、誰とでも共有できるものじゃない。

 クラスの女の子はコスメやファッションの話に夢中で、どう考えても私とは話が合わないし、男の子の方が私にとっては興味深い話をしている。だからと言って、その輪の中に入る勇気は私にはない。

 みんな各々、眩しく輝いていて……。

 ほんの一歩踏み出す勇気を持てない私は、輝かしい青春を歩んでいるとはとても言い難い。

 私から歩み寄らなければ、何も変わらない事は十分わかってるつもりだ。それでもそれが出来ないのは、拒絶されるのが怖いからだ。傷つくのが怖いからだ。傷つけるのが怖いからだ。

 いつか何かの本に書いてあった。

「出会いとは別れの始まりである」

 私にはとても寂しく、とても悲観的な言葉に思えた。それと同時に、物事の心理的なモノを感じた。
 
 当たり前のことだからこそ深く考えなければならないし、当たり前のことだからこそ大切にしなければならない。

 おじいちゃんも似たようなことを言っていた。

「形あるものはいつか崩れるものだ。だかこそ、道具と言うものは一生物だと思い大切に扱うんだ」

「大切に使えば魂が宿り、磨いてやれば心を宿す。これが大事にすると言う事だ」

 世界の心理と言うものは、案外簡単な言葉で出来ているのかもしれない。

 難しい言葉で自分を取り繕って、言い訳しながら自分の気持ちに目を背けている私は客観的にみて何がしたいのか分からない。そんな半端な気持ちで誰かと関わっても……多分、上手くやっていけない。

 何より、誰と、何を話したらいいの?

 そんな簡単なことですら、無意味に深く考え込んでしまう。

 だってそうだ。

 みんなが他の話題で盛り上がっているのに別の話題で私が唐突に横やりを入れるのは、単に私は空気が読めない痛い子になってしまうだけ。そんな事態は誰もが望んでないだろうし、私も望んでいない。

 だから私は、教室で静かに読書をしているのが正解なんだ。

 そんなだから、この年になっても友達の一人も出来たためしがない。

 昔はもっと、誰かとお話だなんて簡単に出来てたはずなのに……昔の私はどうやって友達と話していたんだろうか?

 そもそも、あの頃の友達は友達と果たして言えるのだろうか? 今となっては、誰一人連絡も取ってないし、何ならその後の消息を知ってる人なんていやしない。

 私の記憶が正しければ、一緒に何か同じ遊びをしていたのかすら怪しいレベルだ。

 ……思い返せば思い返す程、鬱な気分になる。

「はぁ……」

 私は私の曖昧な心の空模様に大きくタメ息をつく。

 同じ曖昧な空模様でも、相反する二色が交じり合う夕闇の空は見とれてしまう程に美しく、儚く、心惹かれるというのに、私の心の空模様はどんよりとした曇天そのものだ。

「よぉ、デカいタメ息ついてどうした?」

 聞き覚えのある野太い声が、私の後ろから聞こえてくる。

 振り返るとそこには、筋骨隆々で黒い短髪をツンツンに逆立てたボディービルダー……ではないと思うけど、それは見事な胸筋をピクピクと動かす笑顔の男性が立っていた。

 彼は「流 紘一(ながれこういち)」

 私の家の近所に住んでいる大学生のお兄さんで、子供のころから良く遊んでもらったりしていた気さくなお兄さんだ。一人っ子の私には本当の兄の様な存在で、マンガやラノベの貸し借りやおススメのゲームの話題で盛り上がれる唯一の人物だ。

 筋トレが趣味でボディービルダーみたいな見た目をしているし、目つきが非常に悪いので色々と勘違いされそうなものだけど、彼の笑顔はその全てを打ち消してしまう程に清々しい。

「流のおにいちゃん」

「何か悩み事か?」

「いや、別にそんなんじゃないけど」

「そうか? まぁ、ネガティブになるくらいなら、取り合えず笑っとけばいいぞ」

「そればっかだね」

「だが事実だ。意外とそれで何とかなるもんだ」

「うーん、それはどうかな?」

 流のお兄ちゃんの持論は多分間違ってないとは思う。この人はこう見えても意外と切れ者だし、理系男子でもある。きっと何か根拠があっての考えだとも思える。

 故に、文系である私には稀に理解できない発想や答えを導き出す。

 ……まぁ多分、それは私だけが感じる事じゃないのかもしれないけど。

 とにかく、良い人である事には変わりがない。実際、友人も多いみたいだし、流のおにいちゃんの家には留学生がホームステイしているみたいだし、一家全員が気さくで面倒見が良いときている。

 見習うべき良い人物なんだと思う。

 ただ、一つ欠点をあげるとしたら……。

 それは、えっちな本を堂々と部屋に散乱させていることだ。

 たまにゲームしに遊びに行くと、目のやり場に非常に困ってしまう。そんな私の反応をニヤニヤしながら「何だ? 興味あるのか? もうそんな年頃か~」と、悪びれるどころかセクハラまがいな発言をしてからかってくる。

 そんな危ない人じゃないのというのは分かっているけど、からかわれるのは未だに馴れない。

 この前貸してくれたマンガも……えっちな描写が多くて正直どう読めば良いか理解に苦しんだ。そんな私を見透かした様に感想を聞いてくるものだから、困った性格をしている。

 おかげさまで、知識だけは備えた耳年魔になってしまった。

 自分としても実に嘆かわしいことだけど、この知識が必要になる事態が訪れる目途は残念なことに立っていないというのも……それはそれで嘆かわしいのかもしれない。

 そんなことを考えると、自然とまたタメ息がこぼれてしまう。

「はぁ……」

「今日はえらくタメ息が出るじゃないか」

「……半分は流のお兄ちゃんのせいでもあります」

「おいおい、俺はまだ何もしてないぞ?」

 少し頬を膨らませて睨みつけてみる。

 そんな私の態度に、流のお兄ちゃんは何吹く風よと笑顔を崩さない。この人のこう言った、変なところ大人な部分は随分と卑怯だ。彼からしたら、遥か年下の女の子に嫌味を言われた所で、それは可愛らしい反抗の様なものだ。

 ……それがもし、同じ立場の人間からだったらどんな反応をするんだろう。どんな反応をすべきなのだろう?

 私にはそんな相手がいないから、良く分からない。

 同年代の、同じ志の、共通の趣味の。

 友達、仲間。

 いつかそんな相手が出来たのなら、少しは大人な考えが身に着くのだろうか? 夢を語って、ケンカして、一つの事に取り組むことが出来たのなら、少しは変わることが出来るのだろうか?

「そうだ、ほらコレ今週の奴」

 ぼんやり考え事をしながら歩く私に、流のお兄ちゃんは雑誌を手渡してきた。

 彼が手渡してきたマンガ雑誌は、今流行っているアニメの原作マンガが掲載されていて、私もそのアニメとマンガのファンであったことから、流のお兄ちゃんは折角ならと毎週読み終えると私に回してくれるのであった。

「あ、ありがとう」

「今週の展開は熱いからな、震えちまうぞ?」

「本当に? 流のおにいちゃん、結構盛るからな~」

「いや、今回はスゲー良い展開だったぞ。伏線回収もあるからな」

「ネタバレはダメだよ」

「おっと、じゃあ楽しみに読めよ」

 いつの間にか自宅の前までたどり着いた私は、「じゃあ」と手を振り背を向ける彼を見送った。

 ふと空を見上げると、夜のしじまを称える様に星々がキラキラと瞬いていた。

 
 部屋に戻った私はベッドに飛び込むと、先ほど流のおにいちゃんに貰った雑誌を手に取る。表紙を眺めるとそこには、マンガのヒロインのコスプレをしたグラビアアイドルが大きく映し出されていた。

「ん? コスプレ?」

「雑誌間違えたのかな?」

 表紙に書かれた名前を読み返す。どうやら雑誌に間違えはないみたいだ。

「この雑誌って、こんな企画もするんだ」

 ページをめくり雑誌を読み始める。

 まず目に飛び込んできたのは、表紙の女の子のグラビア特集であった。

「コスプレかぁ……やってる人は凄いなぁ」

 コスプレというもの自体は流石に知っていた。

 何なら、コスプレイヤーたちが集まるイベント何かもあって、そこではコスプレイヤーさんたちが交流を深めたり、「合わせ」と呼ばれるオフ会を打ち合わせたり主催したりと様々な活動が行われている。

 私に言わせてみれば、とんでもなく華やかな世界だ。

 そんな世界の人たちとは、住む世界が違うなとずっと線を引いて眺めていた。

 そう思っていたはずなのに。

 掲載されているコスプレグラビアを眺める程に、そんな思いが打ち消されて行った。

 自身の着丈に合わせた衣装、細かく作り込まれた装飾品、一切の妥協を見せない作りの武器。

 そのどれもが私の心を釘付けにして行く。

 メイク一つとっても、キャラクターの雰囲気に寄せるために現実ではありえない手法を取り入れ、ポージングや写真映りの角度もしっかり計算し撮影されていて、その写真一枚にかける情熱と手間に思わず見とれてしまった。

 そして最後につづられたインタビューに、私は深く感銘を受けてしまった。

「コスプレは私にとって人生そのものです」

「苦しいことも嫌なことも一杯ありましたが」

「何者でもなかった私を、本当の意味で変身させてくれました」

「この活動で出来た仲間が、思い出が、全て私の宝物なんです」
 
 決して、このレイヤーさんの宝物を羨んだわけじゃない。

 この人に、この人生観に私は憧れてしまった。
 
 
「私にはそんな相手がいないから、良く分からない」

「同年代の、同じ志の、共通の趣味の」

「友達、仲間」

 
 望んだ所で、羨んだ所で、都合よくそんなものは目の前に現れてはくれない。

 自分から何かやってみなければ。

「何者でもなかった私を、本当の意味で変身させてくれました」

 私の心の曇天に、一筋光が差した様にも思えた。

「本当の意味での変身……」

 気づくと私は、スマホを片手にコスプレについての情報を検索していた。

 ざっくり調べてみたイメージではやっぱり色々な意味で敷居は高そうには感じたけれど、私は幸いにも裁縫は得意だったこともあり、まずは一歩、衣装についてはどうにか出来るかもしれない。

 もっと情報と資料を……技術を。

 憧れた人がいる世界、憧れの人が人生と言う世界。

 その世界に踏み出せば、私も変わることが出来るかもしれない。

 私の世界が少しだけ動いたのかもしれない。

 今はまだ曇天なのかもしれないけれど、いつか見た夕暮れの様に陽が落ち、夜のとばりを越え、晴れやかな朝日が昇るかもしれない。

 そのどれもが思い出になる日が来る、本気でそう思えた。

 ほんの少し先の風景は、まだまだ目を凝らさないと曖昧にしか見えないけれど。

 進みたい道は、ハッキリと見えた気がした。
 

 -----------------------------------------------------------------------------------------

如何でしたか?

今回は本編が始まる前のころもちゃんのお話でした。

それでは、今日はこの辺で終わりといたします。

次回更新は、金曜日にぽてが更新します!

では、また次回の水曜日にお会いしましょう。

 

追伸:サムネ用に申し訳程度の使いまわし画像を入れさせてください。
やはり画像がないと寂しいですからね!
 
 

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バトル関連などー!!

まともなサムネにしようと思いましたがエッチなやつになった!

どうもこんばんはです

今日は戦闘バランスを決めてしまおうと意気込んで作業しております

前回転生天使では結構すんなりとレベルカンストできるようにしていました
その後物足りなかったとかでレベルキャップ開放のイベントを作りました

今回はレベル99を限界として調整していきます

まずはラスボスのステータスを決めて、ころも(主人公)のラスボスを撃破できる、ある程度の数値を決めることにします

そしてその数値に達するのが色々込みでレベル50付近であることにします

50以上はやり込み要素ということにします
んでもって初期値を決めてボスの数だけ均等に振り分けていく

最後にコイツはちょっと強くしたり、この階層は難しくしよう、とかスパイスを与えていく感じでしょうか


今回レベルだけではそこまでステータスアップはしませんがBPシステムというのを導入しております

敵を倒すとBPという数値を手に入れれます


BPでのステータス強化がメインになります

なので

BPでの強化+レベルアップのステータス+装備関連

という3つの要素でステータスを強化するのでこれがまた中々複雑になっちゃいました…笑

まあまだ何とかなる領域ですので良い塩梅の調整をしていこうと思います


戦闘だけでは作業感も出てきますのでBPというモノをクエストとかでも手に入れたりしようかなと

作業感というのも目の前に突破したい目的があれば緩和できると思いますが一応逃げ道を…w



レベルやBPの強化は限界値の半分くらいでラスボスを倒せるように想定し、残りの半分はやり込み要素という風にしたいって感じです



こんな風に考えて悩んで作っていますが…

敵と闘わなくてもクリアできるゲームにする予定ですw


ゲームを進めるところもにはある目標ができます
そしてそれは町でのクエストだけでも達成できるようにしています

だったらダンジョンの意味は!?

ありません!!!


行かなくていいけどあったら行ってみたくなるでしょう?的なノリですw

そしてその戦闘部分もある程度凝った感じにしてます

・バトルエロ


・スキルセットシステム


・スキルエフェクトとか

スピードアップ系

影を作って攻撃させます

シャドウちゃん

・BPシステム

等など他にも細かい所を考えさせられるバトルにしております
スキルは基本、街での購入になります


けどバトルしなくてもクリアできます(笑


しかしダンジョン用のストーリーはしっかりとありますので登頂したい方は是非とも最上階まで登ってやってください

卑劣な罠もたくさんありますし!!


塔の管理システムも屑っぷりがすごいですよ!



結構短編で考えてたのになぁ… やはりゲーム制作は難しいですね…


てな感じでバランス調整をコツコツとやっております

次のご報告までには塔の5Fまで完成させる予定です

想定階数は50Fです


それと並列で街でのクエスト部分も作り込んでいく
もちろんイラストの枚数も増やさねばなりません
エロシーンも私の王子様くらいのクオリティ、それ以上を求めたいです

うん、とにかく進むだけですん!!


■さていつものえっちなの


陰キャ女子がなぜこんなことに!?


街には色々とえっちなクエストも存在してます


テントの中と外

お口を開けてナニを待ってるのでしょうか


他にも色々と


引っ込みタイプの女の子も色々慣れてくるとえっちになっちゃうのでしょうか…
悲しいですねえ(すっとぼけ



今日の記事はこのくらいで

次回金曜までに塔の5Fまで完成
クエストコモンの追加ができたらクエストを5つくらいは作る
イラストは追加で2枚仕上げる

目標はこんな感じでしょうか

がんばるぞいっい!!

次回水曜日はオーマの記事の予定ですー


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