【F・A・S淫魔研究所　File1】寄生する彼女

イラスト：doskoinpo様
CV：大山チロル様

本編となる追体験レポートは「職員プラン」以上に加入頂けるとご視聴頂けます。
職員の方は以下のリンクからレポートをご参照ください。

この部屋に住み続けるのは女性の地縛霊のようです。
調査した結果、借主が女性だった頃には現われもしなかったようですが、ある男性が借りた時に状況が変わりました。
どうやら、その借主の男性を気に入ったようで、彼の体に乗り移り、外に出かけたり、料理をしたり、
男性の身体を使って自慰行為に及んだり…など、地縛霊のままではできなかったことを思う存分楽しんでいたようです。

後述のレポートを聞く限りでは、憑依されての自慰行為は通常の何倍もの快感を得られることが判明しております。
借主である男性の身柄は既に保護しておりますが、帰りたい、またあの人に会いたいと、しきりにせがまれているとの報告も受けており、精神依存にも似た症状が出ております。
…もしくはただの恋愛感情かもしれません。

該当の部屋にて専門家による除霊も試みておりますが、こちらも彼をここに戻して、私たちの邪魔をしないでとの要求を繰り返しており、現段階で成仏させるのは非常に困難なようです。
現在、該当の部屋は閉鎖状態にありますが、もういっそ二人で好きにさせたらいいのではという意見もあり、
近々部屋に男性を戻し、監視の下で経過観察する方向で話が進んでいます。
彼女自身は今のところ当該男性以外に影響を与えていないことから、脅威判定は最低ランクだと思われます。
ここで個人の意見を述べるのは憚られますが、この件よりも対処すべき重要な課題が他に沢山あるように思えてなりません。

被害男性が入居してから彼女に憑依され、身柄を拘束されるまでについての経緯は
当研究所に所属している記憶再生能力を持つ淫魔により当該男性から抽出され、音声レポート化されています。

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