セイ・ルフラット
「悪魔という名の」の登場人物の一人、セイ・ルフラットの立ち絵(の一部)です。
物語の主人公ポジションに位置するキャラですね。
セイは「アンニュイ天使」よりも前の時代に、第3指揮隊(通称ソロネ隊)の隊長として天使軍に属していました。
悪魔との戦いの最中にある事件が起こり、彼は天使としての力と、すべての記憶を失ってしまいます。
アーレスによって助けられ、一命を取り留めたセイは、捕虜として悪魔軍での生活を余儀なくされます。
物語は、彼が長い眠りから目覚め、悪魔イオレンディナと言葉を交わすところから始まります。
朗らかで心優しく、穏やかな性格で、とても礼儀正しい青年です。
あからさまな敵意を向けてくるディレオンや、必要以上の干渉を拒むイオレンディナにも、冷たくされてもめげずに仲良くなろうと接します。
彼は自分が異分子であることを自覚しつつも、悪魔軍に馴染もうと努力します。
一方で普段は明るく振舞いながらも、今の自分の立場と、時々夢に見る記憶の断片との間で人知れず苦悩しています。
彼が着ている服は悪魔軍の借り物です。寝巻きと普段着の中間みたいなイメージでデザインしました。
天使としての力を失っているため、自然治癒力も極端に低下していて、傷の治りも遅いという設定です。
「セイ」という名前は「聖」「正」「誠」などの漢字から考えました。
姓の「ルフラット」は、彼の姓がなかなか思いつかずに悩んでいる時、ふとデスクの上に積まれたCDの背表紙「TOTALFAT」が目に付いて、そこから連想したものです(笑)。
当初は「セイ・ル・フラット」という変則的な名前を考えていたのですが、そうすると姉フィフシーアの語感が少し窮屈になってしまうため、「ルフラット」に変更しました。
彼は私の中で未知数なキャラなので、シナリオを書くのがちょっと楽しみです。