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2020年 04月の記事 (1)

yatsureCreate 2020/04/26 09:45

絶ックス部屋に居た拘束少女を俺♀がどうしようと勝手だろう?1−1

金髪のセミロング。通った鼻筋。閉じた瞼から強調される長いまつ毛に柔らかそうな唇。その持ち主は、それらに到底似つかわしくない太く厳つい鎖で四肢を拘束され、壁に張り付けられている。見たところ歳は俺とあまり変わらないようだ。身にまとった防具は至近距離による戦闘を想定した造形をしており、少し親近感が湧く。防具にもランクがある。俺ほどの武将になれば、その防具が安物か業物かなんてのは見ればわかるもんだ。が、なんだこれは。使われている素材に見当がつかない。まだ触ってもいないが、ただの金属ではないことはわかる。恐らくはなにか、モンスターの鱗の様なモノから作られていると推測できるが、この素材はやはり見た事が無かった。

胸がでかい。これは非常にそそられる。身の丈は自分よりも少し小さい程度だが、女にしては少し大きいか。下半身の装備は甘めで、露出した太ももに目が向く。俺にはわかる。引き締まっている、どころではない。この大腿筋は、酷使された上で磨かれ、徹底的に絞り込まれた脚だ。体躯に自信のある俺だ、こうまで他人の身体の一部に見惚れる事はそうない。

人間界へ、とある調査任務を任された俺は、ここ数日を山で過ごしていた。魔界から漏れた魔物どもが巣くっていたので食い物には困らなかったが、寝床には不満がある。と、そこに現れたのは一見の山小屋。人間界の山小屋には先日手痛い目に合わされたばかりだったので多少気後れしたものの、あんな山小屋が複数あってたまるかと、堂々押し入ったのが事の始まりである。結果として俺の勘は正常に働いていて、一族の大将が一角を任された俺の剛力でさえびくともしない小屋の扉は、俺が足を踏み入れた後、二度と開くことは無かった。辺りを見渡し、以前と同じく衣食住の整った一部屋に安堵しつつ、壁を見渡して【ミッション】が書かれているであろう張り紙を探したのだが、張り付けられていたのは紙ではなく、防具を纏った女だった。

それにしても太い鎖である。ただ太いだけなら簡単に千切れるが、そこに込められた魔力がまた尋常じゃない。封印術の様なものが施されているとわかったのは、以前の経験によるものだ。壁に大の字を描くように張り付けられた女が、部屋の脱出方法を握っている、と見るしかないが、女は首を垂らし、瞼を閉じたまま動かない。もう日が沈んで久しい。部屋の明かりをつけていなくとも、窓から差し込まれる月の明かりがあれば、自分は充分見える。人間界でもアレを月と呼ぶのだと知ったのは、以前の経験だ。

目の前の女が何者かわからない。わかるのは、その封印が、以前、自分が小屋に捕まった時に繋がれたものより断然太い、という事と、巨乳、という事だ。ここ数日は山に居たので女を抱いていない。知性のない魔物を抱く趣味もない俺は、今、かなり催している。目の前に上等な肉をぶら下げられて固唾を飲むなんざ、獅子の風上に置けねぇ。俺は大将だ。どこか、目の前の女に魅せられている自分は、彼女にマイナスの印象をもたれたくない、といった考えも過っているが、密室に二人しかいないのだ、協力しなければ脱出は困難だろう。ならば、彼女に手を伸ばし、起こす事は果たしてそこまで悪い事か?肩をたたくのも胸を揉むのも大差ないだろう。

「・・・・うぉ、柔らけ~・・・。下着つけてねーのかコイツは」
「ん・・・。ん?」

手の内に広がる、柔らかい肉の感触。素晴らしいの一言に尽きるが、残念ながら女は目を覚ましたようだ。起こすために手を伸ばした筈なのに、残念とはこれ如何に。彼女の寝ぼけまなこが一度こちらに向き、すぐに胸を揉む手へと向けられる。構わず揉み続けていると、再び彼女の視線がこちらに向いた。

ゾクッ。反射的に彼女から手を引き、片足を退いた。敵と相対する時、敵から視線を逸らすことはあり得ない。改めて焦点を合わせ覗いたその青い瞳は、決して鋭くない。もちろん緩くもなかったが、本当に一瞬、途轍もない【意】を感じた。殺意じゃない。殺意なんて言うわかりやすいものじゃない。もっと得体のしれない、何か。思わず退くなんて経験は、それこそ我が国王である駆天大聖と相対した時くらいのものだというのに。
半歩とはいえ退いてしまった事は、もう隠せない。だが、わざわざ警戒による心臓の高鳴りを教える事もない。心を落ち着かせ、俺は口を開いた。

「俺は駆天大将キリト、だ。お前、何者だ?」
「・・・私はケイウス。どうやら貴女は、この小屋の創造主ではない様ですね。」

嫌味な野郎だ。遠回しに、なによりもその目が【雑魚に用はない】と言っている。これは被害妄想ではない。だが、改めて女の気力を眺めて押し測るも、やはりというか、全然大した気力は感じられない。そりゃそうだ、警戒するレベルの気力を感じられるなら、部屋に入る前から感じ取れるはずだからな。しかし、だからといって楽観視はもう出来ない。恐らくだが、力の大半をあの鎖に封じられているのだろう。そう考えれば寧ろ、雑魚は向こうの方である。理由はどうあれ今のコイツは、その辺に居るゴブリン一匹と変わらない気力なのだから。そうとわかれば心の落ち着きに磨きがかかる。なに、焦る事は何もない。女は磔、俺は自由。どっちの立場が上かなんて明白だろう。

「お前、この部屋の脱出方法を知らねーか?」
「知りません。」
「なんで磔にされてんだ?」
「知りません。私はこの小屋に入っただけです。」
「その状態でどの位経つ?別の態勢とかとれそうにねーけど、初めは床に寝そべってたりしなかったか?」
「なんですかそれ。私はずっとこのまま・・・きゃあっ!?」

ガラガラガラ。鎖が壁や床を這いずる音と共に彼女の驚嘆の声が部屋に響く。一見動じないように見えているだろう俺も、実は内心破茶滅茶に驚いている。どういう仕組みになってんだこの壁と床と鎖は。急に鎖の生えている位置が移動し、彼女の身体が動く動く。ずるずると引きずられる様にして彼女は、あれよあれよと床であお向けになるように固定された。鎖の音が鳴り止んだ頃に改めて床を見下げ、彼女を見る。並大抵の雌は、仰向けになると乳房の存在がわかりづらくなるものだがどっこい。コイツ、ホントいい感じに胸がでかいな。形もいい。申し分ない。いい眺めである。彼女がスカートだったなら、床に擦れてワンチャン下着を覗き見る事もできただろうが、それは残念ながら叶わなかった。代わりに俺の目を奪ったのは美しい太ももと、その付け根。おしい。ギリギリ見えない。

「なんだこりゃ・・・。俺の言葉に反応したのか?」
「し、知りませんよ!くっ、この鎖、まるで・・・」
「・・・元に戻れ。」
「きゃあああっ!?」
「おー、おもしれーなこれ。」

またもガラガラと蠢く鎖。あっという間に彼女は元の壁に再び張り付けられた。真偽はもとい、彼女と交わる為にあるかのような謎機構。確かに、壁に張り付いたままじゃヤりづらいとは思っていたのだが、この小屋の創設者は相当な変態である。一周回ってアホだ。
彼女の驚く様子から、やはり彼女は大した者じゃないのではないか、と感じるものの、逆の立場からすれば叫びたくなる気持ちもわからんでもない。なんせ繋がれている鎖が移動しているのだ。という事は、場合によっては四肢が千切れる事も十分考えられるのだから。鎖が蠢いている間は、生きた心地がしないだろう。

「気分はどうだ?」
「・・・よく考えれば、いっそ四肢が千切れたほうが都合が良かった、というのが率直な感想です。」
「なんだ、上等な白魔法でも扱えんのか?だとしてもその発想はイカレてるが。」
「貴女には関係ありません。」
「おいおい、俺達二人しかいねーんだぞ?仲良くやろうぜ。」
「その必要もありません。・・・それより、貴女は動けるのですから、少しは部屋を散策しては如何です?脱出の手掛かりがあるかも知れないんですよ。」
「・・・あっそー。」

必要以上に自分の事は喋らない。乳に栄養が全部取られた様な身体しておきながら、意外と頭がまわるじゃないか。M字に開脚させてやろうかこの野郎。イラつく。事が進展しない現状に。そこでふと、以前に似た小屋に捕まった時の事を思い出す。あの時も、細かい注文が記述されていたものの基本的には【セックスしろ】といった内容だったはずだ。そしてこの仕掛け。改めて四方の、いや天井床もあわせて6面を見渡すも、やはり脱出方法の記述された張り紙は見当たらない。彼女の言う通り、ベッドや勝手場、食料が入っていると思われる棚など、あらゆるところを散策するべきだとは思うものの、それよりもまずエロい事を片っ端から試して行うってのも悪手ではないだろう?

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