【創作】クリスマスイブに心温まるうさぎの話を書きました。
じるうさって何？
声優の風花ましろさんがデザインした、
謎のうさぎ。
生態等、すべてが謎に包まれている。
この動画の56分ぐらいから、
じるうさの話をしていたかも？
で、何？
https://twitter.com/kzhn_msr/status/1471437127947005958
近日発売予定（？）の、
アクリルスタンドの絵柄になっている、
じるうさガールズのひとり。
たまたま、風花ましろさんの生放送で
キャラデザしているのを見かけて、
5分ぐらいで書き殴った駄文を公開します！
公式設定とかあっても、
そんなの知ったこっちゃない二次創作です（笑）。
上の女の子の絵柄を見て勝手に妄想した話なので、
口調とか設定も適当です！
作者から一言
第一話「餌」
「へぇ、こんなクソ田舎にも若い女はいるんだな」
老人介護施設とやらに入っていた母親が、
脳卒中で無事死亡（笑）。
遺産をふんだくるために
片田舎まで足を伸ばしたが、
思わぬ収穫だった。
年寄りばかりの村で、
明らかに浮いた『出で立ち』の女が、
無人駅の改札の前で佇んでいる。
服装や雰囲気から見るに、
あれはメンヘラってヤツだな。
世界一、自分が不幸で、かわいいと思っている、
自己愛の激しい人種。
ヤツらの扱いは簡単だ。
一度、こちらに依存させちまえばすぐに股を開く。
適当に身の上話を聞いて、
親身になってる振りをすれば、
都合のいい女に早変わりだ。
最近、女とヤッてねえし、
どうせこの村にいる間は暇だから、
セフレの一人ぐらいいても損はないだろう。
「やあ、お嬢ちゃん。
こんなところでどうしたのかな？」
「…………」
「おっと、待った！ 俺が当ててやる」
「その様子は、旅行ではなさそうだよなあ……」
荷物が少なすぎるし、旅を楽しんでる様子でもない。
あの眠そうな顔は、眠剤でも常用してるんだろう。
メンヘラのニオイがぷんぷんする。
「もしかして……親と上手くいかなくて、
家出をしてきちゃったのかなあ？」
「で、行くアテもなく、
帰る場所もなくて困ってる、と」
「どうだ？ 違うか？」
「……ひとりでよくしゃべるのね」
「お、かわいい声してんじゃねえか。
いいねえ、俺好みだ」
よく見たら、スタイルも悪くない。
和装の着付けで上手くごまかしてるが、
胸も相当ある。
その辺の着崩れしない着付けの方法なんかは、
ガキの頃から、田舎のババア共に嫌と言うほど
聞かされてきた。
……いいぞ。
こいつは、ベッドの上でもいい声で啼きそうだ。
「よかったら、俺の家に来ねえか？
ちょうどすぐ近くなんだよ」
「この辺は飲み食いする場所もねえし、
ボケたジジババばっかりだから、
案内人はいたほうがいいだろ」
「……そうね。
ちょうど、探し物をしていたところだし、
助かるわ」
「探し物？ そいつは奇遇だな」
「俺もずっと探してたんだよ。
自分だけの、幸福の女神ってヤツを……」
「でも、ようやく見つけたぜ。なあ、お嬢ちゃん？
あんたが、そうなんだろ？」
「あなた、面白いことを言うのね」
「俺に興味を持ってくれたかい？
だったら、もっと知り合おうじゃねえか……な？」
何気に、すげえ整った顔立ちをしてやがるな。
少しガキっぽさはあるが、
それを俺のチンポで女に育てていくのも、
オツなもんだ。
着物の帯で両腕を縛って、狂うまでイカせてやれば、
あの澄ました顔も、少しは『らしく』なるだろう。
こいつは楽しくなってきた。
「んじゃあ……早速、俺の家に行くか？」
「……その前に、あなたはこれを知ってる？」
「これ？」
女が指で差し示したのは、気色悪いウサギの髪飾り。
ヨダレを垂らして、完全にイッちまってる表情だ。
最近の若い連中の間じゃ、
ああいうのが流行ってるのか？
キモカワっつーのか、
とにかく、くだらねえものに興味を持ちやがる。
「私は、この子を探して旅をしているの。
もし知っているなら教えてほしい」
この子？
なんかのキャラクターグッズじゃねえのか？
マイメロだかマイエロだか知らねえが、
ああいうのと同じ、メンヘラが好きなキャラの
一種だと思ってたが……。
「そいつは、お嬢ちゃんのペットか何かかい？」
「要は、うさぎを探してるってことだよな？」
「……そうね。この子、かわいいでしょう？」
「お、おう。そうだな……」
かわいいってどこが？
メンヘラの考えることはわからん。
まあでも、適当にでまかせ言って
家に連れ込んじまえば、あの体格だ。
力づくで○すのも難しくない。
「いや、待てよ？ もしかして……
驚いたな、こんなことがあるのか……」
「……？」
「実は、そのうさぎ……俺の家で保護してるんだよ。
道ばたで、ケガしてるのを見つけてさ」
「こいつはすげえや。運命なんてもんじゃねえぜ」
「……会わせてもらえる？」
「もちろんだ。うさぎも、飼い主のあんたに会えて、
喜ぶだろうぜ」
ククッ、バカな女だ。
適当な作り話に、まんまと食いついてきやがった。
俺がお前の『飼い主』になるとも知らずに。
セックスで快楽漬けにしたら、
あの冷静な口調がどんな風に変わるのか、
今から楽しみだ。
「……ダメよ、我慢しないと」
「あん？ なんか言ったか？」
後ろで何をブツブツ呟いてやがる。
誰かと話してるみたいだが、
スマホで電話でもしてるのか？
つーか、急に足元が暗くなったな。
……なんだこれ？ 影？？？
俺らの他にも、誰かいるのか――？
「なっ！？」
「う、うおああああああぁあああぁっっ！？」
め……目が見えねえ！？
どうしたってんだ、急に……！？
ガリッ！ ボリッ！ バリッボリッボリッ！
なんだ、何の音だ？
何かが噛み砕かれてる？
え？ 骨……？
お、俺の？
俺の……あた……ま……？
「……ペッ！」
「言わんこっちゃない。
見るからに不味そうな男だったじゃない」
「いくらお腹が空いてても、餌は選ばないとダメよ」
「……でも、どうやらここに、
『あなた』はいないみたいね」
「最初から期待はしていなかったけど」
「……大丈夫、必ずあなたのカラダを見つけてあげるわ」
「手も足も、噛みつきたくなるような首も……
私にあるものすべてをあなたに与えてあげる」
「だから、それまできちんとお腹を
空かせておくのよ？」
「そして、すべてのカラダを取り戻したら、
約束した通り――」
「私を殺して。食らい尽くして――」