涼宮ハルヒの逆転（仮）03

部室棟にいる他の生徒たちが帰った後、みくるちゃんと二人きりになった部室に、突然数人の生徒たちが入ってきた。

「なによあんた達!?」

みくる曰く、彼ら彼女らはSOS団の入部希望者だという。
全員拒否したハルヒだったが、みくるに催涙スプレーを浴びせられ、彼らに押し倒されてしまう。

涼宮ハルヒの逆転（仮）02

涼宮ハルヒの逆転（仮）

そろそろ夏も終わりを迎えようとしているが
残暑厳しい９月のある日。

どこからともなく聞こえてくるツクツクボウシの声は、
夏そのものの断末魔のように校内に響き渡っていた。

「まったくいつまで暑いのかしらね！」

キョンと朝比奈みくるが談笑している。
長門有希は無言で本を読んでおり、
小泉いつきは一人でダイヤモンドゲームをしている。

いつもと変わらない日常。
部屋には扇風機が一台あるばかりで、風を回しては
いるものの、部室内の熱気を撹拌しているだけだった。

先程からキョンと朝比奈みくるの談笑が
妙に耳障りだ。

（この暑いのに何を喋ってるのよ…！
部屋が余計熱くなるじゃない…!!）

私は、団長机からこっそり離れて
朝比奈みくるの背後に近づいた。

そして…―

今よ！隙ありぃ!!

ひょえぇぇぇぇぇえええええーーー!!

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ハルヒ椅子

涼宮さん快落