サブアニメーション制作全体の所感
ふたさこのサクフウです。
ふたなりネーロエとエロトラップダンジョンをアクショゲームにバージョンアップする通称ver.2計画。その過程でシナリオを書き直し、新たに追加されるエロドットアニメ制作完了。
そしてとうとう前回で80以上に及ぶシナリオ演出用のサブアニメーションの制作も終わりました。
今回はそんなサブアニメーション制作の所感を振り返ります。
まずもっとも強い印象を残したのは制作期間がおよそ3ヶ月半かかったことについてです。
これについては私の脳内会議においても激論が巻き起こす結果となりました。
なお私個人の見解としてはやはりちょっと長かかったかなと思います。
ゲーム制作者サクフウの意見
- いくらなんでも長い。
- その時間をゲームとしての完成度を高めるのに使えば今頃だいぶ遊べるものになっている。
- シナリオ表現にしか貢献していないのもネック。しかもゲーム中で一回しか使わないものがほとんど。贅沢すぎる。
- それならまだエロアニメーションを増やすのに時間をあてた方が筋だろう。
非常に厳しい意見が出ました。
実際のところここ一年はストーリーまわりの素材を作るのに終始しておりゲームそのものについては全く触れることができていません。
ドットアニメーション制作者サクフウの意見
- 三ヶ月半ほどで80個以上は妥当。むしろ早いほうではないか。
- エロとキャラに力を入れる方針なのだからなにも間違っていない。
ふたさこの主役はドットアニメ。それに注力しないでどうするのか。
埋もれない作品を作るという点でも大量のアニメーションのおかげですでに他にはない個性を獲得している。
確かにこんなにいろんなキャラをちゃんと歩かせてるエロ同人アクションゲーはそうそうないのではないでしょうか?
一方でドットアニメーション側からこのような意見も出ています。
- 自己満足の部分もあるのは認めるところ。数を揃えることに重きを置けばもっと早く終わった。
結局のところ問題の焦点はそもそも作る数が多すぎることにありそうです。
ver.2計画においてここまでの数が必要だったのでしょうか?
ver.2計画立案者および責任者サクフウの意見
- 問題なし。
ver.2計画はゲーム制作に対する威力偵察を主目的としており、今後の新規作品を作っていくうえでの情報収集を行うことが最も大事なことである。
今回、理想とするストーリー体験を提供するためにここまで手間がかかるということがわかった。その情報こそがver.2計画の重要な成果の一つである。
Q.しかし、それにしてもver.2計画自体時間がかかりすぎではないでしょうか?まずいのでは?
A.まずい。しかしそれもやってみないと分からなかったことだから仕方ない。
我々ふたさこはゲーム制作に対してとことん無知であり、今はいかなる備えもない。
所感
今回のサブアニメーション制作では様々な立場が重なる個人でのゲーム制作の難しさを痛感しました。
最初になにを優先するかしっかり決めてなお、この制作期間のかさみ方を割り切るのは難しくあれこれ考えてしまいます。
一方でドットアニメを作ること自体はめちゃんこ楽しくできました。
特に今回は普段作るエロアニメーションとは違ったものなので新鮮でした。
エロにおいてはなにをしてるのかを伝える動きだけでも充分鑑賞に耐えうることが多いのですが非エロにおいてはそれでは情報量が物足りないです。
そのためただ動かすのではなく活き活きと動かす必要があります。
例えばネーロエをただ歩かせるのではなくネーロエらしく歩かせる。
主体となる動きの表現だけではなく動いてるキャラや感情も一緒に動きで表現したほうが単純に情報量が増えて鑑賞に耐えうるものとなります。
そしてこれが難しい。今回のサブアニメーションも割合としてはただ動いてるもののほうが多いです。
しかしながらその奥深さを意識できただけでも今回は大きな収穫でした。
さらに今回でようやく自分はドットアニメ作るの向いてる方だなと実感しました。
とはいえ野放しにするとあっという間に人生がなくなってしまうのでコントロールすることが今後の課題でしょう。
ドットアニメ作っただけですべてが解決する世界ならよかったのになぁ!
それと今回でエロ同人アクションゲーのストーリーが淡白になりがちな理由も身をもってよくわかりました。
まともにやろうとするとゲームが完成しなくなります。
そこは諦めてゲームとしての体験をしっかり作るほうに力振ってる個人制作者はえらいと思います。
私はなまじストーリーとかの作り方がちょっぴりわかってるだけにえらい目にあっています。
――ならタッグを組めば最強では?
!?
しかし……個人でエロのゲーム作ってるような妙なやつらにチームワークがあるのでしょうか?
――みんなそう思ってるから実現しないだけでやってみれば案外できるのでは?
それは……わからない。
我々はとことん無知であり、知らないものを恐れるのである。
終わりに
ともかくとして今後ふたさこは今回と同じような規模でドットアニメ(特に非エロ)を作ることはないでしょう。時間的コストが削減されない限りは。
というわけで時間的コストを削減する神の力、エターナルゴッドパワーとも呼べるものを手に入れました。19,800円(税込み)で。
次回はver.2計画の現状とこれからを確認する前に息抜きがてらその紹介記事を投稿したいと思います。
よろしくお願いします。