涼介３完結編！好き勝手に小話等。ネタバレもしてます
涼介３完結編！好き勝手に小話。ネタバレもしてます
※本編の続きは、涼介とヒロイン、大和と彼女だけの未来なので、ここではシナリオ制作の裏話をしています。
本編に存在する涼介、大和を崩したくない場合はご注意ください。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
リスナー様
この度は「何があっても守ってあげる」をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
皆さま、「何があっても守ってあげる」無事完走出来ましたでしょうか？
完走された方。大変お疲れ様でございました🙇
眠れなかったですよね。すみません
私もこんな長さになるとは思ってもみませんでした。長すぎです。
完結だったので当シリーズでは避けていたシチュエーション等ガンガンやらせて頂きました🙇！
ギリイメージ崩れないはず……的な事を９月頃に呟いた様な気がしますが、ツイートを見た方は覚えておりますでしょうか。
最初は内容的に今までのイメージを崩さない様、ダメージの少ないCV無しで台本を公開しようかと思っていたのですが、
皆様のご声援嬉しくつい豪華にボイスドラマ化をしてしまいました。
（当時のご反応下さった方々は覚えておられますか？私は皆様のご声援、ずっと胸に秘めておりました）
なので楽しんでいただけたら幸いです。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
～今作「クズ」について少しだけお話～
今作は、「クズ糞ネトラレ負け犬ヘタレ大和」こと、大和真幸が登場しておりますが、
彼はクズだけどクズじゃないのはおわかりいただけましたでしょうか。
彼の決死の叫びは素敵でしたね。
あんなん玄関先で叫ばれたら近所迷惑だし、家入れるしかないです。
実は初期プロットでは、ヒロインが扉を開けてくれるまで叫び続けるシーンでした。
ヒロインが焦って大和を引き入れて、初めて彼にブちぎれます。
ただ、このシナリオ、女の涙にめっぽう強い大和なので喧嘩がなかなか仲裁できずに長引き、反省ゼロでRound２行きかけたので
結局本編のように落ち着きました。どっちが良かったかはわかりませんが、そんな感じです。
彼女たちに取ってきた態度はクズだったけど実は理由があった大和真幸。
彼の愚行の理由も知らずに彼自身をクズだと決めつけるのも多少は引けてしまう話のはずです。
だって本当のクズって
↑コイツらですからね。
忘れないで。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
続いては本編制作の裏話。ガチで制作の裏話なのでお気を付けください。
今作のテーマは「プロポーズ」です。
プロポーズの成功可否ってそこにたどり着くまでに
どれだけの事をしてきたか
どれだけ相手との信頼関係を構築しているのかがとても重要な要素になると思っています。
（無くてノリで結婚しちゃう場合もあるんですけど）
そこで敢えてシチュエーションとは程遠い涼介の本心が分かるドラマを入れたいなと思いこの様な構成にさせて頂きました。
花火大会当時、涼介は「言葉より行動で示した方がいいってこと？」と自分で言っていましたが、
心の中の言葉での表現のしづらさは涼介本人が一番良く分かっている事だと思います。
なので彼は自分を信頼し、頼り、素直に、ややワガママが過ぎそうなほど甘えてくれるようになってくれた彼女が
冗談でも欲しいといった「例のネックレス」を手に入れるべく奔走します。
涼介は自分の本気度が彼女に伝わっていないとでも思ったのでしょうか。
電話ガチャ切りされていますからね。
でもヒロインも可哀そうです。
元カレにイヤミを言われて、そこにタイミング悪く涼介からの電話です。
しかも楽しみにしていたお泊りという約束が守れなくなったという内容。
彼女の年齢は知りませんが、頼みの彼に来れないと言われ残念に思ったことは間違いないでしょう。
ガチャ切りまですることは無いと思うのですが、そこは涼介が甘すぎたのが良くなかったのでしょうね。
涼介が知らず知らずの内に溜め込んだ彼女へのストレスの原因も一端は彼自身にあります。
きっと涼介は、大和だけでなく彼女自身にもなんかモヤモヤした奴をため込んでいたのでしょう。
ただ忘れないでほしいのはこの時の彼女は妊娠中であったこと。
その後もせっかく会いに来てくれた涼介にわがまま放題言ってしまうのですが、
それは彼に特別なクリスマスプレゼントを届けたいがため、妊娠の経過診察を一人で耐えてきたからなのでしょうね。
寂しい思いをしたと思いますよ。
まあ、イライラするくらいならさっさと教えて、診察に付き合わせてやればいいのに彼女も結構頑固な女性です。
本当は彼に自主的に気づいて欲しかったのでしょうか。
普段の彼女はきっと食べないであろう豚丼があるなんて言われて、「お、もしかして妊娠してる？」と言う男性はほぼいらっしゃらないとは思います。
と、こんな感じの事を考えながら作っていったシーンがトラック２～５あたりのお話になります。
制作途中、エンディングを書いては二人のシーンに戻るをひたすら繰り返していました。
途中頭おかしくなるかと思いましたが、何とか完成しました。
さてこの先。
一人、試練に立ち向か涼介に、彼の完璧なプロポーズを成功させてあげる為に今度はどんな難題を与えようか。
そこで登場させたのが、例の元カレ「大和真幸」です。冒頭でちょこっとだけでて宙ぶらりんだった彼です。
彼は姿こそ現しませんでしたが、前作でも登場しておりましたので、涼介を引っ掻き回すにはうってつけです。
ただ登場して引っ掻き回すのでは面白くないので、彼にも試練を与えました。（なんか上からですみません）
それは、自信の過ちを顧みて、できてしまった大切な人の存在を認め、自分の中で沸き起こる愛情に向き合う事。
彼は元カノにも今カノにも「そこまで好きじゃない」態度を取りますが、それは自分が傷つかない様にするためだったと思います。
ここまでできたなら、後は彼らが自由に活躍するだけです。大和君はなかなか難しい性格なので、上の「クズ」欄に書いたような展開もありましたが、何とかいい感じに動いてくれました。
後の制作過程では、できるだけリスナー様に退屈する時間を与えない様にと思い、急展開の連続にさせて頂きました。
そんな感じです。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
～トラック１１について～
こちら本当は特典にするつもりでした。当初はキレイなプロポーズのみで終わって欲しかったので。
しかし、実際に収録してみると予想以上に面白くなってしまい、これは是非聞いて欲しいなと思って本編に組み込みました。
お陰様で超長くなりました。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ご協力者様各位
お忙しい中、当プロジェクトにご協力いただき、本当にありがとうございました。
いろんな方に頼み込んでスケジュールをねじ込んで頂きました。
また皆さま快くお引き受け下さり感謝しかありません。
（特にライター様🙇♀️今日中とかパワハラ発揮してました‥）
皆様のご協力の御蔭でとてもいい日にリリースすることができました。
本当にありがとうございます。
この場をお借りして御礼申し上げます。