歌モノのオリジナル楽曲について
歌モノのオリジナル曲が作りたい!
時期としてはだいぶ先になると思いますが、「ニュルニュル触手にゃぁ!」というタイトルの、女性ボーカルの歌モノのオリジナル曲を作りたいと考えています。イントロの歌詞は「ニュルニュル触手♪ にゃぁ、ニュルニュル触手♪」みたいな感じの、「てんうぃ」の雰囲気・世界観にピッタリと合うようなものです。
理由としては、どうしてもオープニングを制作するために、それっぽい感じのオリジナル曲が必要になったからです。
OP楽曲としてフリー素材を起用しない理由
既存のフリー素材の曲も、もちろん悪いわけではないですしむしろ品質という意味においては僕の作るものよりはるかに高品質なのですが、曲の雰囲気が僕の求めているものとはだいぶ異なる雰囲気の曲ばかりで、微妙にかゆいところに手が届かないのです。それよりは、多少クオリティーに難があるとしても、「そうそう、いかにもエロゲや深夜アニメのOPで使われてそうなアップテンポの軽快な典型的な可愛い萌え電波ソングと言ったら、こういう曲だよね!」とうなずきたくなるような、ピンポイントに僕の求めるところにズバズバッ!!と刺さるような、痒い所に手が届く楽曲がどうしても欲しいのです。
アップテンポな軽快な曲に強くこだわる理由は単に「その方がエロゲのOPっぽいから」、というだけではありません。僕がてんうぃのOP映像を作るにあたって非常に重要視しているのが、進撃の●人や●ェンソーマンのように、画面内を猛烈なスピードでキャラクターが激しく飛び回るアクションシーンだからです。作画しているのが僕なので、さすがに作画クオリティーで言うと本家の足元に遠く及びませんが、あくまでも、「理想はあああいう雰囲気のアクションね」ってことです。歌モノフリー素材にありがちなゆったりとしたバラード調の歌では、こうした俊敏で激しいアクションの映像と全く噛み合いません(まあ、それを言い始めると、厳密にはそもそも可愛い系の電波ソングがダークファンタジー寄りの世界観の映像に合わないだろ、という話にはなってしまいますが……それすら言い始めるとキリがないので……)。
楽曲のコンセプト
歌詞にあまり深い意味だったりストーリーだったりを持たせず、ひたすら意味のない意味不明な単語が連発されるような、ふざけた歌にしたいです。映像で振り子時計が揺れているシーンでは歌詞を「フリートレード系振り子時計~♪」にする、映像でリビングアーマーが出現するシーンでは歌詞を「リビングアーマー、ピンと来るアイデア」にする、といったように、極力「映像と歌詞のシンクロ性を高める」ことを重要視したいです。
そうすることで、歌の歌詞そのもののクオリティーは下がる反面、映像と一緒にセットで再生するときの「ミュージックビデオ全体としての、創造芸術的な意味でのクオリティー」は上がると思うからです。
作る順番
意外に思われるかもしれませんが、曲それ自体よりも、曲にピッタリ合うオープニングアニメーション映像の方を先に完成させます。理由としては、その方が映像と曲をピッタリと合わせることができるからです。例えば極端な話、映像だとキャラクターが温かい卵スープを飲んでいるのに、同じ場面で流れる歌の歌詞の方が「アイスコーヒーの冷たさも~~♪」だったりしたら噛み合っていなくてものすごく違和感がありますよね、「コーヒーじゃなくて卵スープじゃん!」みたいな。こうした「歌詞と映像の不一致事故」の発生を予防するためにも、楽曲より映像を先に作るというのは大切なのです。
プロの映像作家の方ですと、完成された楽曲に合わせて後天的に映像を作るという器用なこともできるのかもしれませんが、ド素人の僕にはそんなことはできません。
ですから、作る順番は以下の通りです。
1.映像(アニメーション作画、自作)
2.歌詞(自作)
3.楽曲(ボーカル以外の部分、エレクトーンで自作)
4.楽曲(ボーカル外注)
個人制作という前提であればこれが最適解、すなわち最も合理的な順番となります!
リスクと懸念
ですが、もちろんリスクと懸念はあります。4については、ボーカルを引き受けてくださる女性声優の方が都合よく必ず現れてくださるとは限らないので、どうしても誰もいらっしゃらない場合は、最悪オフボーカルで画面に歌詞字幕だけ表示されるようにします。オフボーカルのOP曲でも、曲自体が流れず無音で映像だけ表示されるよりは幾分マシですからね……。理想を言えばやはりボーカルも欲しいところではありますが。