メカクレベル

かつての僕は、あくまで前髪重い女子が好きなだけの一般人だった。
自分のことをメカクレ好きだなんて、微塵も思っていなかった。

やがて、前髪で目がなかば隠れてる女子にも胸ときめくようになった。
けどやっぱり、自分のことをメカクレ好きだなんて微塵も思っていなかった。

「目元が完全に隠れてこそのメカクレ！　チラ見えなど邪道！」
と声高に主張する人が身近にいて、
その人こそがメカクレ好きだと思っていた。

けど、じゃあ、この胸のときめきは何なんだろう？
思い悩んだ僕は自転車にまたがり日本一周の旅へ（中略）
悟りを開くに至った。

みんなメカクレだったんだ！
程度の差こそあれ、みんなメカクレなんだ…!!

その真実を世界中の人々に知ってほしい。
メカクレの良さに気づいてほしい。
そんな作品を作ってみたい…!!

とはいえ、どうしたらいいだろう？
現実問題としてメカクレのレベルによって、刺さる人／刺さらない人がいる。
その隔たりを何とか埋められないものか…？

思い悩んだ僕は（中略）悟りを開くに至った。

それが、メカクレベル！

メカクレの程度をプレイヤーの好みによって選べるようにする
というゲームならではのカラクリだ。

レベル１は、前髪重めな半透明。
レベル２は、目がチラ見えする不透明。
レベル３が、究極のメカクレ“影”!!

こうして見ると、それぞれのレベルに違った良さがあることが分かる。
あなたの好みは何レベルだろうか？

制作はもう終盤に入っている。
今月中にババンと情報公開できるはず……
続報をお楽しみに！

メカクレカノジョ

カスカベはメカクレっ子が好きだ！

ギャルゲーのヒロインではレアな属性だから、
見かけると小躍りしちゃうくらい好きだ。

担当作のヒロインを職権乱用で半メカクレにしちゃうくらい好きだ。

というか「レア属性」って何だよ!?
みんなもメカクレ好きだろ？
ただ自覚してないだけでさ！

……そう、メカクレは自覚なき信仰なのだ。

無神論者を自称しながら神社に初詣しちゃうのと同じくらい、
ごくありふれたフェチなのだ。

キャラの目元がまったく見えないのがメカクレだ、
って思ってる人いるでしょ？

それはそうなんだけどさ！
それは一番ガチなやつ！

メカクレってのは、もっとこう懐の広い属性なのよ！

前髪の奥で揺れ動くヒロインの表情にドキッとしちゃう不透明派――

あくまで“重めの前髪”が好きな半透明派――

どっちも立派なメカクレスキー!!

それを本作で証明してみせよう。

宗派の垣根を越えたメカクレゲーを作ってみせよう！

そして「俺じつはメカクレスキーだった!?」って気づけばいい、みんな！

メカクレ好きの、
メカクレ好きによる、
メカクレ好きのためのエロゲー

その名も――

鋭意制作中！　応援よろしく！

『dROSEra』と『ギャル×オタ』は姉妹作!?

『dROSEra』が発売されて一息ついたと思ったら、もう『ギャル×オタ』が発売日を迎えようとしている。

なんだよコレ、２ヶ月連続リリースじゃねーか!?
すげーじゃん《とまりぎ亭》!!!!

『dROSEra』とは違うブランドからのリリースだけど、『ギャル×オタ』にも《とまりぎ亭》メンバーががっつり関わっている。ふたつは姉妹作と呼んでいいだろう。

テーマという点でも、ふたつは姉妹作だ。何を隠そう『dROSEra』『ギャル×オタ』は同じテーマの作品なのである。

“こじらせ文学女子”と“オタクに優しいギャル”のどこが同じなんだよ全然違うじゃん！

――と思う人もいるだろう。たしかに全然違う。けどそれはガワの話だ。中身は同じ、

初エッチから先も恋の駆け引きが楽しめるラブコメディ

なのだ。同じテーマでありながら、ガワをヘビーとライトの両極端に振ったのが『dROSEra』『ギャル×オタ』なのだ。

その証拠に、両作ともいくつかの要素が最後に来ている。『dROSEra』をプレイした人は、ぜひ『ギャル×オタ』もプレイして答え合わせしてほしい。

逆に『dROSEra』未プレイの人は、プレイしよう！

ちょうど今週が『ギャル×オタ』の発売日だから！

『ギャル×オタ』と一緒に『dROSEra』も買おう！
買うんだっ!!

萌えゲーアワードへの投票もよろしく！
https://moe-gameaward.com/vote/vote_check.html?id=9105

※カスカベシシオ筆

『dROSEra』誕生秘話・後編

→ 前編はこちら

かくして始まった新企画。

HOOKやSMEEとカラーを異にするものとはいえ、最初からここまで尖った作品にするつもりだったわけじゃない。カスカベが提唱したのは、あくまで「初エッチから先も恋の駆け引きが楽しめるラブコメディ」なのだ。

というか、あれ、ちゃんとHOOKっぽい企画も提案したよ？　HOOKさんに持ちこんだときに添えたサンプル企画のタイトルは、その名もズバリ『ジュリエットは素直になれない』。言うまでもなく王道ツンデレものだ。

ここからさらに、雪丸さんが５案を作成。この中にも『お嬢様と護衛』『学園の魔王とトラブルシューター』など、ほら、ちゃんとHOOK向けの企画を入れてある。

※『お嬢様と護衛』につきまして、企画原案の全文を有料プラン限定で掲載いたします。ご支援いただけましたら、雪丸＆カスカベに還元させていただきます。

にもかかわらず、HOOKさんが選んだのは『dROSEra』だった。一番尖った案だった。「僕は好きだし、雪丸節を一番発揮できる案だけど、まぁこれが選ばれることはないだろうね」なんて話してたくらいだ。

「せっかくの新ブランドだから、HOOKやSMEEじゃできないことをやりましょう。とことん尖らせて、それでプレイヤーのハートを貫いてください」

マジですか!?　HOOKさんカッコ良すぎる…!!（２回目）

ならば遠慮はいらないと、そうさせてもらった。尖らせて、尖らせて、ついでに“返し”も付けといた。

人によっては全然だけど、刺さる人には深々と突き刺さって、かつ抜けない……そんな作品に仕上げたつもりだ。

願わくば『dROSEra』が、あなたの胸に刺さりますように。

※萌えゲーアワードへの投票よろしくお願いいたします！