「Sであくまなさくまちゃん」２話作業

これだけは読んでほしい『Sであくまなさくまちゃん』は他人軸から自分軸への物語

『Sであくまなさくまちゃん』二話をちゃんとさくまちゃんの人生を追った形でブラッシュアップしたことで見えてきたこと。それはこのシリーズは他人軸をやめて自分軸で生きることの良さを説いていることである。

さくまちゃんの本来の魅力は、無邪気で裏表がなく感情表現が豊かなところなんだけど、それを親や女性向け雑誌が「淑女らしくしとやかに」「モテる女はスマートな気遣いができるべき」のように押し込めてしまった悲劇、なのである。

独り暮らし始めたなら自分で好き勝手すりゃいいじゃん、とお思いかもしれませんが、「サーカスの象」が示すように、親の言いなりにさせられるといざ解放されてもなかなか言いなりぐせが抜けない、、、というのが、さくまちゃんが恋愛を考える時にやたら女性向け雑誌を読んでその言いなりになってたり、男たちからの気まぐれな軽いダメ出しにも全部言いなりになろうとしてしまってわけわかんなくなって、本来の自分を見失って恋愛が嫌になってしまった、、、という流れなのです。

ビアンコはいわゆる恋愛市場でありがちな男女観を持っていないために、「俗世雑誌(つまり女性向け雑誌など他者の価値観)」の言いなりになっていないさくまちゃん本来の魅力を肯定してくれた初めての男。
ま、ビアンコもビアンコで「神父という立場」に自縄自縛している人なので、四話以降は彼が自分軸を取り戻して素直になっていくという話になります。

『Sであくまなさくまちゃん』２話ブラッシュアップ～ネーム版～

『友愛ランデブー』ネーム公開

DLSiteにて発表した『友愛ランデブー』のネームです。
話の流れは最初から決まってましたが、ネームと完成品で構図や画面が結構違います。比べてみても面白いカモ！

『Sであくまなさくまちゃん』２話ブラッシュアップ～苦労のミニネーム～