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にのまえ 2022/12/25 21:57

【来月の更新予定】

来月の更新予告

1月頭更新予定

執着系過去同級生×勝ち組人生から転落した風俗男子

30,000字程度
※疑似排泄描写多め、ヤンデレ要素、モブ×受け(未遂)
※不本意な性労働に受けがメソメソうじうじしています


サンプル

 なんでこんなことに。
 朝斗は百度は思ったことを繰り返す。

 確かに、彼には心を許していた。学生時代だけじゃない。仕事をクビになったこと、借金があること、一年も再就職できてないこと。誰にも言えない現状を、同窓会の帰りの夜、唯一彼、廣瀬智秋にだけ打ち明けられた。
 確かに、男でも働ける風俗があると教えてくれたのは彼だ。触るだけで良いことや大体の収入など妙に具体的だったけれど、酒の席、朝斗の気を軽くする冗談でしかなかったはずだ。朝斗だって「もうそれしかない」という言葉は飲み込み笑ってみせた。
 行くなんて、働くなんて、言わなかった。
 なのに、なんでこんなことに。なんでこんなことに。

 目の前の廣瀬は腹が立つほど落ち着いている。

「う、う〜……っ!」

 メッシュ素材の、スカーフ以外体全部が透けて見えるセーラー服。そのスカートの裾をたくし上げ、勃起を晒す笹目朝斗は、屈辱感と羞恥心に肩を揺すってすすり泣いた。
 安っぽいラブホテルの、安っぽい応接テーブルの上。白ソックスで立つ朝斗の勃起は、ソファに座る廣瀬のちょうど目の前だ。
 恥ずかしい。情けない。泣くほど悔しいのは相手が高校からの同級生だからだろうか。それとも、買われた自分には何の選択肢もないからだろうか。

「もうすっかり、……簡単に勃起する、立派な風俗キャストになったね、朝斗。二ヶ月目だもんなあ。俺とも何回も遊んでるし、要領の良い朝斗はもう慣れるか」
「っ、お、お前、なんで、いつも……っ!」
「んー?」
「なんでいつも、しっ、……指名、するんだよぉ……!」
「さあ。……ああ、この写真、みんなに見せてやりたいなあ。余裕だろって顔で大手企業に入って、当たり前だろって顔で贔屓されて人生勝ち組だった朝斗の、間抜けな服でガチガチ勃起してるこの格好」
「っふ、ふざ、けんな! すっ、スマホ、撮るな……ッ!」
「お得意様になんだよ、その口調」
「っお前なんか客なんか、じゃ、っ、ぉ、お……ッ♡♡」

 朝斗が反抗した瞬間、微かなモーター音が低く響く。朝斗は思わず腰を落とした。朝斗の躾けられきった穴には今、遠隔ローターが埋まっている。

「っひ、ひろ、せ……っ♡ んお、……っんお……っ♡♡」
「ん?」
「やめ、ろっ、てえ……っ♡♡ ぁ、……っお、お、お……っ♡♡」

 廣瀬はソファにゆったり座り、膝を擦り合わせる朝斗の姿を何気ない顔で眺めている。けれど穏やかな顔とは裏腹に、不規則に動きを切り替える責めには遠慮がない。
 廣瀬智秋はそういう男だった。
 優しそうと騒ぐのは外野だけ。温和で誰にでも優しいと思いきや、友達になってみれば親切にしたクラスメートの名前も知らない。爽やかな顔で老婆の荷物を持ってやりながら、聞けば「邪魔だったから」と悪びれず答えず。

 柔らかな外面とは裏腹にいつもどこか冷めていて、でも、朝斗にとっては特別な友達だった。朝斗にはたくさんの友達がいたけれど、その中でも大事な相手だった。
 大事なのに。大事だったのに。

「っん、ぐ……♡♡ ん、ぉ、お……っ♡♡ おぉ……っ♡ おお……ッ♡♡」
「大企業のお父さんと、モデルだったお母さん。頭の良さも顔の良さも要領の良さも引き継いで、朝斗、ずっと一軍の勝ち組人生だったのになあ……。退屈な社内政治に巻き込まれてクビにされたと思ったら、一年後には風俗落ちして、こうしてバカみたいな格好でアナル開発されて……人生って不思議だ」
「ひっ、……ッひ、ろせ、ぇ……ッ♡♡ みんっ、見んな、ぁ……っ♡♡ 見るな、ってぇ……ッ♡♡♡」
「見るためにお前を買ってんだよ? ホモ専用のデリヘルキャスト、アサトくん」
「おっ♡♡ おっ♡♡ おっ♡♡ おっ♡♡♡ おぉおおッ♡♡ っも、もう、いっく、いっく……っ♡♡♡」
「ストップ」
「んお、んぉ、お……っ♡♡」

 ピタリと動きを止めた玩具とは裏腹に、朝斗の体は絶頂を求め小さく痙攣した。恥ずかしい。涙が滲むのに、スカートを持ち上げる手は下ろせなかった。
 廣瀬には抗えない。それに、客のいるホテルに配達される仕事を始めてもう二ヶ月。反発や抵抗をしたらどんな目で見られるか、朝斗とは骨身にしみていた。

「……あーあ、テーブルに先走り漏らして。水溜りになってるじゃん。あとでちゃんと舐めるんだよ」
「お、おぉお……♡♡ おぉ……っ♡♡ ふざ、ふざけん、な、アッ! あっ、あっ♡♡ ローターまたっ、また……ぁ♡♡♡ 止めろ、とめ、ぁ、あ……ッ♡♡♡」
「止める? はい」
「っお、……お、おぉ……っ♡♡♡ だめ、だ、漏れるぅ……っ♡♡ 先走り、止まんね、漏れてる、ぉ、お……っ♡♡ っんおぉおッ♡♡♡」

 肉がひくつきながら落ち着きかけたころ、また激しい振動で責められる。
 廣瀬はゆったり座ったまま朝斗の体を苛み続けた。緩急を付けた責めは朝斗の反発心を砕いていく。悔しい。恥ずかしい。情けない。そんな気持ちが快感と混ざって溶けていく。

「っひ、ひろ、せ、廣瀬、ぇ……っ♡♡♡ いっく……っ♡♡ やだ、やだ……っ♡♡ 同級生の、っ前で、めすしゃせ……っ♡♡ ちょろちょろ、でる、めす射精またする……っ♡♡ やだ、やなのに、いっく、いっく……っ♡♡」
「クビになったって言えなくて一年も働いてるフリで無駄にして、同窓会で誤魔化すために散財して……結局どうしようもなくなった。だから見栄っ張りなところ直せって言ったのに」
「だって、だって、ぇ、えッ♡♡ 言えなっ、言えないっ♡♡ みんなにっ♡ あきっ、呆れ、られるッ♡♡ みんなにっ、わっ、笑われるッ♡♡」
「『みんな』」
「おぉおおおお……ッ♡♡♡」

 腹の振動が強くなり、朝斗は滑稽なほど膝を震わせた。勃起が揺れて先走りを滴らせる。

「いきたい? 朝斗」
「んんんッ♡♡ イッ、いっ、いか、なぃ、い……ッ♡♡♡」
「毎回強情だなあ。まあ七年も付き合ってる顔見知りの前じゃ、そういうものなのかな」
「お、お、お、お……ッ♡♡♡」
「じゃあ、もういいよ。ローター出せたら許してあげる。それでおしまいだ。……いつもしてるからわかるだろ?」
「っローター、出す、だせる……ッ♡♡」
「その場でしゃがんで、……足開いて、見えるように」

 抵抗するほどの理性はもうない。廣瀬は唯一の常連で、いつもの姿勢、いつも行為に慣らされている。
 けれど膝を開いてしゃがみ込む姿勢は、まるで前足を上げる犬の芸のようだ。悔しい。恥ずかしい。いつものことに、いつも通り涙があふれる。

「ん、んぉ、おお、おお……ッ♡♡♡ ローター、あたっ、当たる、ぅ……っ♡♡ ぉ、お……っ♡♡ こんなとこ、いやだ、きもちいい、っ、いやだ、ぁ……ッ♡♡♡」
「カウパーで股間ねちょねちょにしながら何言ってんだか。ほら、嫌なら早く出せよ」
「やだ、やだ、いく、いっく……っ♡♡ っ、ま、まえ……っ♡ 前、さ、っ、触らせて、廣瀬……ッ♡♡」
「駄目。もうお前、後ろだけでいけるだろ?」
「っ、んなことない……ッ♡♡ ぁ、あっ、あ……っ♡♡ 腹くる、腹、っあ、あ……っ♡♡ 出したい、だっ、だす、だす……ぅ♡♡ し、しごかせて、ひろせ、廣瀬……っ♡♡」
「知り合いの前でオナニーしたいの?」
「ぅゔ〜……ッ♡♡ しっ、したく、なぃ、い……ッ♡♡ ぁ、あ、あ……ッ♡♡ ひろせ、見るな、見る、っ、う、ぅ……ッ♡♡ んぅゔうう……ッ♡♡♡ ローター、っ、ハマる、きもちいいとこ、当たって、出、で、ぅう、う……ッ♡♡♡」

 いつもなら自慰をさせてもらって、射精に向け必死になっているうちに出ている。けれど今日初めてそれを禁止され、朝斗は振動をじっくり味わってしまった。
 腹に力を入れると緊張した内部が玩具を食い締めるのだ。手のひらに隠せるほどのパーツが緊張した穴を荒らし回る。

 もともともう、拒絶感と快感は境目なく混ざり合っていた。排泄同然の姿を晒す惨めさすら溶けて一体化してしまう。気持ちいい。死にたい。恥ずかしい。気持ちいい。

「っで、でる、でる、ぅ、う……ッ! ろーたー、出るぅ、う……ッ♡♡♡ ひろ、っ、ひろせ、見ないで、いっぐ、いぐ、いぐ……ッ♡♡ ぉ、お♡♡ おっ♡♡ お……ッ♡♡♡ いぐう、いぐう……ッ♡♡♡ ぁ、あっ!! ぉおおぉお……ッ♡♡♡ 振動、っイグ、これイッぐ、ゔ♡♡♡ ひろせの、っ、入れた、ローターで、いぐっ、いぐっ、いぐっいぐっいぐ……うゔぅッ!」

 ゴツン、と激しく震えるローターがテーブルを叩く音を、朝斗は耳にできなかった。脳がスパークしたような絶頂感の中では快感以外の何も感じ取れなかった。
 勢いなく飛んだ精液が先走りの中に落ちていく。

「お、ぉお、おおぉ……♡♡♡」
「ああ、朝斗……♡」

 余韻に身を震わせる朝斗の頬を、廣瀬がうっとり両手で包んだ。いつの間にか立ち上がっていた彼に見下され、優しい瞳に蔑まれる。

「ローター排泄だけで射精して、すっかり変態癖ついたね……♡ こんなド変態なことで射精してどうすんの? もうまともなセックスどころか、風俗生活でも満足できないんじゃないの?」
「ぅ、うる、せぇ〜……ッ♡」

 風俗の面接を約束したときも、初めて客の前に立ったときも死にたかった。数人目、廣瀬が客として待っていたときも死にたかった。友達のはずの相手の前で自慰したときも、未経験の穴をローターで犯されるときはいつも死にたかった。
 けれど男失格の快感を味わった今も死にたい。毎回本当に、本当に死にたい。

「っ、も、もうやだ、もうやだ……ッ!」
「朝斗?」
「お前なんてっ、お前、っも、もう、友達じゃねえ……! もう会わねえ……っ!!」
「……はあ?」

 他では取らない姿勢で力んで、足に血がまわっていなかった。セーラー服の襟を掴んで引き寄せられた朝斗は、まともに立てずたたらを踏む。

「っま、ひろせ、ごめ、っんん!」

 苛立っている気配に怯える間もなく、ラブホテルの安いベッドへ投げ出される。
 うつ伏せの顔が枕に埋まり朝斗は呻いた。天地もわからない。シーツの中もがく朝斗は、腰を跨ぐ廣瀬に気づかなかった。彼はローダーだけで緩んだそこに一言もなく挿入していく。

「っおぉお、おおッ!!」
「っ、ふー……♡」
「っうそ、ひろ、っあ、あ、っうう〜……ッ♡♡ んっ♡ んっ♡♡ んっ♡♡ ぉ、おぉお、お……っ♡♡ っそこ、そこはっ♡ そこ、ぉ、お……っ♡♡」
「……もう、っ、メスイキする、まんこだろ? ここ……ッ♡ 二ヶ月じーっくり……♡ ローター開発したまんこ、いきなりでも常連ちんぽ美味しく食えてるね……っ♡」
「や、やら、や……ッ♡♡♡ まんこ、じゃなぃ、い……んおッ♡♡ こねこね、っそれ! それ、やだ、っん! っん……ッ♡♡♡ ッ、あ〜〜〜……ッ!! いきなり、っ、なのに、ぃ……っ♡♡ ひろせっ、ひろせっ♡♡ おっ、んおっ、んぉおッ♡♡♡ まんこが、まんこ、ぉ……っ♡♡♡ んッ♡♡ んっんっんっんっ♡♡♡」
「会わないって、何言ってんの? 朝斗が選べる立場?」

 朝斗は枕の中で首を振ることしかできない。
 廣瀬はシャツの裾から手を入れ、セーラー服のメッシュがきしむのにも構わずうなじを抑え込んだ。獣を制御するような姿勢が悔しいと思う余裕もない。

「同窓会に出たとき、大企業社員の顔して実際は無職だったこと、みんなにバラしていいんだよ? クラス会のグループに、っ、デリヘルのプロフページ貼ってやろうか? ん?」
「っごめんなさい! ごめんなさい!! しないで、っん、んッ♡♡ ぁ、あッ♡♡ っそこ、そこッ! ローターが、っ、いつも……おぉおおッ♡♡♡ あッ♡♡ あッ♡♡ あッ♡♡ そこメスになるっ♡♡ 俺メスになるぅッ♡♡ んあっ♡♡ あっ♡♡ あッ♡♡」
「毎回、っ、動画撮ってるの、わかってんだろ? もうっ、取り返しっ、つかないほど、っ、撮られてるって、わかんない……ッ?」
「やだっ! や、ぁ、ああ……ッ♡♡」

 背中に触れるほど伏せて密着した廣瀬の手の中。示されたのはラインの連絡先一覧だ。
 高校も大学も同じで、グループとはいえいつも一緒に行動していて、人間関係はほとんど重なっている。ピストンされながらで画面は見えないが、廣瀬の知り合いはみんな朝斗の知り合いだ。

「おっ、送ら、ないで、くださぃ、い……っ♡♡♡ んおっ♡♡ おっ♡♡ おっ♡♡ おぉッ♡♡ へ、へんたい、動画、送らないで……ッ♡♡ んぁあ、ああッ♡♡ 廣瀬っ♡ だけのッ♡ 変態動画にしてっ♡ してッ♡♡」
「っ……可愛いこと、言って……!」
「んぉおおッ♡♡♡」

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