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2024年 01月の記事 (103)

無名@憑依空間 2024/01/21 15:58

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無名@憑依空間 2024/01/21 11:42

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無名@憑依空間 2024/01/20 16:06

★無料★<憑依>ポゼッションシャーク①~憑依するサメ~

--------------------—

海ー

水着姿のカップルや、
様々な利用客で溢れているー

夏の、平穏な休日ー

多くの利用客で、その砂浜は
埋め尽くされていたー。

家族ー
カップルー
友達同士で遊びに来ているモノー。

ライフセーバーたちがあわただしく駆け回るー
人が集まる海では、トラブルはつきものだー

喧嘩ー
事故ー
クラゲー
熱中症ー
迷子ー

あらゆるものへの対応に、
ライフセーバーたちが追われているー。

しかし、この日は違ったー。
”恐怖”が迫っていることを
まだ、誰も知らなかったー

「--あれ?あれはなんだろう?」

海に背びれのようなものが見えているー
そして、それが、近づいてくる。

「---静香~!危ないよ~!」
女子3人で海に遊びに来ていた
女子大生たちー

そのうちの一人、静香が、
海に浮かぶ背びれのようなものを見つめるー。

それは、どんどん砂浜のほうに近づいてきていたー。

「イルカかな?」
静香が言う。

「イルカがこんなところに来るわけないでしょ~」
「サメだったりして~!」
他の友達2人が笑うー

そしてー

バシャアアア!!

水しぶきをあげて、それは、海から”ジャンプ”したー

”サメー”

「きゃああああああっ!」
静香のほうにとびかかってきたサメ。

静香はなすすべもなく押し倒される。

「し、静香!」

周囲にいた他の利用客たちも、
静香のほうを見る。

静香が、サメに襲われている。

”こんなところにサメがいるはずがー?”

そんな風に思いながら、
利用客たちは、静香のほうを見るー

サメが口を開けるー
獰猛な牙ー

誰もがー
静香が食われるー
そう思ったー

しかし、サメは、
静香を喰らう直前にー
”消えた”

光のしずくとなってー

「---!?」
周囲の利用客たちが驚くー

サメが突然飛び出してきたこともそうだが、
サメが突然消えたのだー

「静香!大丈夫?」
友達の一人が、静香に駆け寄るー

倒れたままの静香ー

友達が静かに手を触れるとー
静香は乱暴に手を払いのけたー

「--人間…の…からだ…」
静香が友達を押し倒して
友達の上に乗るー

「--え…?し、、静香…?」
友達がびっくりして静香のほうを見るー

静香は、ぶるぶると痙攣しながら
不気味な笑みを浮かべていたー

そしてー
その小さな口で、友達にかみついたー

「--きゃああああああ!?」
悲鳴を上げる静香の友達ー

静香は、口から血を垂らしながら
両手を広げて笑い出したー

唖然とする利用客たちー

「--同胞が…来る!」
静香は片言でそう言うー

「お、おい、あれ…見ろ!」
他の利用客が叫ぶー

静香の背後に広がる海にはー
”さっきの背びれ”が
大量に姿を見せていたー

「さ、、さめだぁ!」
利用客が叫ぶー

「に、、逃げよう!」
カップルが叫ぶ。

ライフセーバーたちも唖然としているー

背びれが陸上のほうに向かってきてー

そして、高くジャンプし、
人間たちにとびかかっていくー
その数は、数えきれないほどだ。
空中を舞う大量のサメ。

サメに押し倒された人間たちー。
人間にとびかかって人間を押し倒したサメは、
大口を開けて、そして、消えていくー

”憑依”

このサメは、人間に憑依する力を持っていたー

次々と憑依される人間たちー

「ふふふふふふふ…」
静香はその様子を見て笑うー

静香の身体は憑依に拒否反応を示しているのか
ぶるぶると、時々震えているー

やがてー
周囲の人間たちは、ほとんど”サメ”に憑依されたー

あっという間にー
その海辺はー
サメのものになってしまったのだー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”憑依鮫臨時対策本部”が
設置されたー

同日、静香たちがいた海とは
別の場所でも、
同じようなことが、起きていたー。

全部で5か所ー。

いずれも、政府によって
素早く封鎖され、
内閣総理大臣の江見留 長治(えみる ちょうじ)は、
対策本部を設置した。

「そうかそうか、つまりそれは、そういう鮫なんだな」
江見留総理大臣が呟く。

「はい。我々は今回出現した鮫を
 ”憑依鮫”、
 …”ポゼッション・シャーク”と名付けました」

どよめく官僚たちー。

ポゼッションシャークと呼ばれる鮫は、
人間に憑依する力を持つー。
憑依された人間たちはー
完全に身も心も奪われてしまうのだー

・・・・・・・・・・・・

「---完全に、占領されているー」
特殊部隊が、海岸沿いの道路から、
ライフルのスコープで、海岸を見つめるー

鮫に憑依されて海を泳いでいる人間たちー

砂浜を見張っている人間たちー

そして、海には無数の背びれが見えているー

「--鮫ごときが!」
若手の隊員が呟く。

「待て!」
隊長が叫ぶ。

今、あの鮫たちに向かって発砲すれば何が起きるか分からない。

それにー
憑依された人間たちの命を奪うわけにもいかないー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---どうすればいいんだ」
香川官房長官が呟く。

他の閣僚たちも頭を抱えているー

”ポゼッション・シャーク”そんなやつらに
対抗するにはー…

「--!?」

その時だったー
「官房長官!
 ビーチューブにこんな動画が!」

閣僚がスマホの画面を
香川官房長官に見せるー。

そこに映っていたのはー
最初に憑依された静香だ。

静香は、足を組んだ状態で、
海辺の椅子に座ってほほ笑んだー

他の憑依された人間が
静香をカメラで映して動画を撮影しているようだー

「--我々には、お前たち人間と、
 交渉する準備がある」

静香は、普段出さないような低い声で言う。

時々、ぷるぷると震えながら笑う静香。

「--人間の、、代表と話がしたい……
 代表ひとりで、、明日、、12時に、、
 わたしのところに、、来い…」

憑依した鮫が静香の脳から記憶を読み取り
片言ながら人間の言葉をしゃべっているー

静香の顔色は青ざめているが、
その表情は満面の笑みだったー

・・・・・・・・・

鮫による侵略は続くー

海岸沿いにいなければ、さすがに
そんなに長距離ジャンプはできないから安全だろう、と
香川官房長官は言っていたが
そうではなかったー

鮫に憑依された人間が、
人間を誘拐しー
海外沿いに引っ張り、
新たな憑依鮫に憑依させているほか、
人間が食われる事件まで起きた。

さらにはー
相当な距離ジャンプする
ポゼッションシャークも現れたほか、
ちょうど同時期に発生していた台風の風に乗って
大ジャンプするサメまで出現した。

政府は、風に乗る鮫を
”ネード・シャーク”と名付けた。

パパパパパパパパ!

海岸沿いで、銃声が響き渡っているー

特殊部隊に”武力行使の許可”が出たー
憑依されている人間は拘束ー
海にいる鮫は武力で排除する許可だー

だがー
やがて、銃声はやんでいくー

”ポゼッション・シャーク”の素早い動きに
対応できなかったのだ。

「--た、、助けて…」
倒れた隊員が言う。

そこに、水着姿の人妻が
近づいてくるー
彼女も鮫に憑依されて
家族を食い殺しているー。

「---ふふふふ」
水着姿の人妻は隊員を
踏みにじると、彼が持っていた
銃を拾って
まるで無邪気な子供のように
はしゃぎながら、その隊員に
銃撃を加えたー

政府は混乱するー
完全に”憑依鮫”への対抗が遅れているー

「ええい!こうなったら、鮫規制条例を制定してー」

「そんなもの、あいつらには効果ありませんよ!」

香川官房長官は顔を真っ赤にしているー
人間のルールなど、サメには無意味だ。

「--くそっ!」

その時だったー

バキッ

ガラスが音を立てるー

香川官房長官と、
数名の閣僚がいた会議室のガラスにひびが入っているー

「なんだ!?」
香川官房長官が叫ぶー

そしてー
ガラスから、鮫が入ってきたー

強風に乗って、サメが、ここまで
やってきたのだー

「ひぃっ!」
サメに押し倒される香川官房長官。

他の閣僚たちも同じく、サメに押し倒されるー

その場に集まっていた閣僚たちも
あっという間に鮫に憑依されてしまったー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---え~、現在、新種のサメにより
 多くの被害が出ております。
 
 国民の皆様は、不要不急の外出を控え、
 なるべく屋内にとどまっていただけますよう
 お願いいたします。

 可能であれば頑丈な建物の中に、
 避難をしーーー」

繁華街の壁に設置されたモニターが
江見留総理大臣の言葉を伝えているー

だがー
そんな中、堂々と街中に立っている男がいたー

「---静香」
彼は、憑依された女子大生・静香の彼氏、
久留宮 達夫(くるみや たつお)

あの日、バイトがあって海には行けなかったが、
静香が、憑依されたことを後から知り、
達夫は愕然としたー

一緒についていけば、俺が
サメから静香を守ることができたのにー

とー。

「やめなってば!」
達夫の幼馴染で、静香とも共通の友人である
大学生・蓮子(れんこ)が言う。

「いいや。俺はやつらをぶっ倒す」
怒りのまなざしを浮かべる達夫。

このまま鮫の好きにさせるわけにはいかない。

「--外出するのも危険だって!」
大学内に避難している達夫たち。

外出すれば、風に乗って空を飛ぶ鮫たちに襲われー
そして、憑依される。

室内にいても危険だ。
先日、香川官房長官は、窓ガラスを破って侵入してきた
ポゼッションシャークに憑依されてしまった。

だが、それでもいかねばならないー。

「--やめなってば!」
蓮子が達夫を止めるー

外に出れば
達夫も鮫の餌食になる可能性が高い。

しかも、達夫は外に出るだけではなく
彼女の静香が憑依された砂浜に向かおうとしている。

そんなの、自殺行為だ。

「---でも、俺は行かなくちゃいけないんだ」
達夫はそう言うと、
大学内で武器になりそうなものを集めるー

まわりの友人たちは戸惑っていたが、
それでも達夫は、サメと戦う決意を
緩めなかったー。

「--俺も行く」
友人の一人、洋平(ようへい)も、達夫と共に
サメに立ち向かう決意をするー

「……もう!ならわたしも行く!
 あんた一人じゃ不安だから」

幼馴染の蓮子まで一緒に行くと言い出した。

達夫は”危ないから”と蓮子を説得したが
蓮子の意志は固かったー。

「----静香、待ってろよ!」
そう叫ぶと、達夫は大学から飛び出した。

サメが風に乗り、宙を舞って
達夫に襲い掛かるー。

達夫は、大学内で見つけたチェーンソーを手にー
空を飛んで襲い掛かってきたサメを
真っ二つに切り裂いたー

サメが地面に崩れ落ち、
数秒じたばたとしたあとに動かなくなった。

「やるぅ!」
達夫の友人、洋平が笑うー。

サメが1匹、2匹と空を舞うー。

「急げ!」
達夫が叫ぶー
サメに捕まったら憑依されてしまうー

そうなったら、おわりだー。

「---あれに乗ろう!」
達夫が、大学の駐車場に止まっているバイクを指さした。

「--え、わたし、免許持ってないケド!」
幼馴染の蓮子が言う。

「--なら、俺の背中にしがみついてろ!」
達夫は叫んだー

「--え…!」
蓮子は顔を赤らめたー

蓮子は、達夫のことが昔から好きだったー
けれど、幼馴染モードが強すぎて告白できずに
いられないまま、静香に先を越されてしまったー

そんな達夫と二人乗り…

ヘルメットをかぶってバイクに乗り込む達夫と洋平。
達夫の背中に蓮子が乗り込むー

彼女の静香がいる砂浜に向かう3人ー

「くそっ!B級な鮫映画の世界に迷い込んだ気分だぜ!」
達夫はそう言うと、バイクを走らせたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ビクン

ビクン

時折痙攣しながら鮫に憑依されている静香が笑う。

「--ふふふ…人間の身体…」
静香は、自分の胸を触りながら
顔を赤らめたー
人間に憑依したポゼッションシャークが初めて知る快感ー

砂浜にいる人間たちは、抱き合ったり、エッチをしたりしているー

大量の人間が、
サメに憑依された状態で抱き合うその光景は、
悪夢のようだったー

②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

何故かたくさんあるサメ映画(?)風の憑依モノデス~!

★無料★作品は、完結まで無料なので
ぜひ楽しんでくださいネ~!☆

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無名@憑依空間 2024/01/20 15:57

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無名@憑依空間 2024/01/20 11:41

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