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四宮エリサ/ARS 2019/10/05 21:00

いとこのコウくん。 設定SS『芽生え、育ち、変わりゆく』

現在制作中の音声作品、『いとこのコウくん。』のキャラクター設定用(私自身がキャラクターを把握する為)に書いた、コウくん視点のSSです。
気持ち的には本編の三秒前くらいのお話です。(実際は何ヶ月か前のお話です)

※本編公開後、サポートパスで配布予定です。

2020/10/28追記:本編に、こちらのSSと創作メモを追加致しました。
本編付属のサポート用パスワードでこちらからDL出来ます。
https://firestorage.jp/download/4e9592a9a07a998ced0c34c0b48fba79b7cfb0ce

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四宮エリサ/ARS 2019/10/02 19:00

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四宮エリサ/ARS 2019/09/29 21:00

アリア 創作メモなど

いつものです。
ネタバレが含まれておりますので、未聴の方はご注意ください。






まずはキャストさんにお渡ししたキャラクター設定です。


--ここから--

■西野宗佑(にしのそうすけ)
海外オケのオーボエ奏者。三十代前半。

小学生の時に、鼓笛隊でトランペットを吹いていた。
中学では吹奏楽部でソプラノサックス担当→二年からオーボエを始め、現在に至る。
あらゆる芸術に必要な要素とされる『愛』を、高校の同級生である『佐々木さん』から学んだ。
天性の歌心があり、独奏が得意。
今回の作品は、西野が彼女から『失恋』や『望郷』を学ぶお話です。

■佐々木さん(ささきさん)
聞き手。三十代前半。
音大卒業後、プレイヤーの道は諦め、地元でピアノの教師をしていた。
調律師の男性と結婚し、現在は趣味でピアノを弾く程度。
娘が一人いるが、特にピアノを教えたりはしていない。

--ここまで--

(これにプラスして、佐々木さんは西野よりいい耳を持っているんだろうなと思います)

■キャラクターの名前について
なんとなく出てきた西野という苗字に続けて、語感の良い名前を、という事でぱっと浮かんだのが『そうすけ』でした。
実は校正中のお話の中に『そういちろうさん』がいるので、かぶってしまうなとは思ったのですが、声に出した時の語感の良さが気に入ったのでそのまま採用しました。

■タイトルについて
お話の主軸に寄せた、歌を意識できる言葉は、という事でぱっと浮かんだのが『アリア』でした。
ただ、アリアという単語は言うまでもなく様々な所で使われているので、過去私が触れてきたアリア達に重ねてしまっているのでは、とももちろん思いましたが、ここまで多いとなるとむしろ王道と開き直り、私の作品もたくさんのアリアの内の一つとして、こっそり追加させて貰う事にしました。
一度決めてしまえば、西野の孤独(ソロの方)や彼の音楽に対する姿勢、オーボエという楽器の役割など、たくさんの要素を内包できるいいタイトルだったなと思います。


■編集について
今回は、ありがたい事にキャストさんの解釈も聞かせていただけたので、自分はどういうつもりで書いたのか、それを読んでどう思ったか、頂いた音源を聞いてどう感じたか、に加え、演者さん視点の解釈も含めて、編集に取りかかる事が出来ました。本当に貴重な経験でした。ありがとうございました。

一番強く感じたのは、これが舞台ならなぁという事です。


1ベル後、幕が開く。

暗転幕の向こう、舞台の上手側少し奥、西野が椅子に座っている。

開幕ベルが鳴っている間に、椅子を上手から下げる。

D.O. 「すみません」と同時に西野にピンスポット。

「僕、西野宗佑です。」先が読めないような語り口で、表情や身振りはオーバー気味に

西野が向いているのは面側。完全に客席ではなく、舞台の上、下手付近。

語りかけている相手と話中に出る『彼女』とは別人として話す。

(たまに視線を落としたりなど)

「~どこかでまた交わる。」視線を上げる(ここから私とあなた 今までは誰かと誰か)

「ついさっきまでは。」舞台C.I.(全灯)

→徐々に光量を落として背景が浮かび上がってくる 光量に反比例して環境音F.I.(現実へ)

「なんだかすっきりしました。」ここから少しやわらかいニュアンスで

「……うん、ありがとう。」まで、きちんと佐々木さんに向き合って

「会えて良かった。」から、愛おしそうに、少し寂しそうに下手(佐々木さんがはけていった方向)を見つめながら

「……どうか、お幸せにね。」心中を語り終えて、上手からはけて行く。

舞台 F.O.

拙い演出ですがこのような感じで。

編集中はどうにかして暗闇にピンスポ! を音で表現出来ないか色々と試してみたのですが、環境音のF.I.、F.O.が続いて気持ち悪くなってしまったので諦めました。
舞台から離れて随分と経ちますが、子どもの頃の経験ってやっぱり根強いのかもしれないなぁと私まで昔を懐かしんでしまい、西野はやはり面白い人です。

設定SSとして見ても、ここまで登場人物が自分を主張してくるお話も珍しく、本当に不思議な気持ちでした。ただ、ショートショート作品として見ればショートショートらしいシナリオ展開でしたので、自分にもこういうものが書けるのかと、ちょっと嬉しく思ったりもしています。
本当に、作って良かった、形に出来て良かったと思う作品でした。

アリアを読んでくださった三橋様にも、心より感謝を申し上げます。
(朗読が上手そうな方は、という事でぱっと浮かんだのが三橋様でした)

台本を書き終えてから次作の編集が始まるまで、西野の高校時代のお話(恋とはどんなものかしら)、アリアの後のお話(実はね、)、アリアの後のお話の少し後の、海外に戻ってからのお話(Walking in the Dark)、アリアの後のお話分岐(きらめき)なども書いて、アリアと西野については概ね満足したつもりですが、今でもたまに西野のお話は思い浮かぶので、機会を見てまとめたいなとは考えています。

DL配布を見越して、ci-enの公開ページにサポートパスを追加しておきましたので、その際はどうぞよろしくお願い致します。


ところで、初期案の吹奏楽部の女の子とのお話では、彼はもっとツンデレみたいな男の子でした。西野が空き教室でピアノを弾いている所へ、彼女がクラリネットの練習の為に入ってきて……という出会いで、全年齢にする予定でした。(隙あらばR-18シーンをねじ込むつもりはありました)
仮のタイトルは『しずむ』としていました。恋にしずむ。音にしずむ。自分ではどうしようもない大きな力と静けさを同居させたいな、と思ってつけた覚えがあります。
ただ、彼女との恋愛関係は、西野の望むものではなかったのだなと今では思います。

四宮エリサ/ARS 2019/09/28 21:00

四宮エリサ/ARS 2019/09/21 21:00

進捗状況9/21

こんばんは、四宮エリサです。
現在、編集作業と並行してBOOTHでの公開準備をしています。
全年齢の作品やアリアのような短編は、その方が手に取りやすいかな、と思った事が理由です。
聞く側としても、手段が多くて困る事はないかと思うのですが、どうでしょうか。
こちらは、きちんと決まりましたら改めてお知らせしたいと思います。

さて、進捗状況のお知らせです。

■音声作品『いとこのコウくん。』
編集中です。全9トラック、2時間強になる予定です。

それ以外の作品は一旦手を止め、ストレス発散にSSを書いたり、などで留めています。
今回のコウくん、書いている間はもっと頼りなげなイメージだったのですが、サンプルを頂いた際、声と年齢をもう少しだけ上げてくださいとお願いしたところ、ばっちり年齢なりの男の人にして貰えました。
後半、長めのR-18トラックではだいぶ攻め攻めしていて、一歩歩み寄る度にこういう感じに……と思うと、心が波立つ感じもあります。

イラストの方も、とても繊細で雰囲気のあるイラストを描かれる方にお願い出来ましたので、本当に、完成と公開が楽しみな作品です。

実は6月の下旬からしばらく入院していたのですが(twitterは院内wifiを使っていました)、退院後はずっと楽しい気持ちで創作活動が出来ていて、なんだか幸せだなと感じています。
体調と相談しながらの作業になりますので、これまでより時間がかかってしまうかと思いますが、年内の公開を目指して頑張ります。
どうぞコウくんをよろしくお願い致します。

つづきは、作品の設定とは別の、制作上のメモです。






一つ気付いた事があったので、メモとしてここに残しておきます。





自分の頭の中では、キャラクター達はもっと棒読みで話しているので、少し強めの言葉を使っても違和感がなかったのですが、誰かに読んで貰うと、声の力と言葉の力との相乗効果でかなり圧が生まれる事に、最近やっと気が付きました。その圧はより三次元に近い、イメージの具現化、具体化のようなもので、文章のまま届ける文章と台本とでは、やはりアプローチの仕方は違って然るべきだなぁと感じています。
以前から、台本を読み書きしている時よりも、音として聞く方がなんとなく強いなとは感じていたのですが、やっと正体が分かってほっとしています。
分かっていて取りかかるのと分からずに取りかかるのでは、効率にかなり差が生まれて来ますので、この気付きを今後に生かせたらいいなと思います。

活動を続けたいというよりは、引き出しの中にいるキャラクターを作品として形にしたいという気持ちの方が大きいので、出来れば年三回にペースを上げて、元気に活動出来る内にみんな出してあげられたらなぁと思っています。
もうしばらくお付き合いくださると嬉しいです。

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