chapter62　渇望の沼

「天前麗華編　～叛逆の報い～」

chapter62　渇望の沼

　ミオは背後から麗華にまたがり頭部を引き上げて詰問する。
「動くなって言ってるだろ？なんでじっと我慢できないの？身体が嫌ならやっぱりその憎たらしい顔を壊しちゃおうか？」
「申し訳ありませんぅううう、からだで、からだでおねがいしますぅう」
「じゃあ動けないように拘束してもらおっか？身体のほうがいいんでしょ？」
「はい、我慢できなくてどうしても動いてしまうので拘束をお願いします……」

chapter61　残痛

「天前麗華編　～叛逆の報い～」

chapter61　残痛

「あががががががぁぁあああ…ああああああぁ」
　苛烈に身体に打ち下ろされ続けるベルトを懸命に耐えた麗華であったが長くは続かなかった。打たれた瞬間の痛みもさることながら遅れて迫る強烈な残痛で姿勢を維持するところかその身体を捩らせて悶える。

「ぜんぜんだめだね、だらしないねー」
「申し訳ありませんっ！ぁぁあああ」

「麗華ちゃん、ひょっとして泣いてるの？なになに？悲しいの？それとも悔しいの？」
「許してくださいっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいぃぃ、ああぁあぁあぁ」

chapter60　衝撃と所作

「天前麗華編　～叛逆の報い～」

chapter60　衝撃と所作

　ブーンと音を立てたベルトが麗華の身体に接しバチーンという音に変化することがトリガーになり麗華は「ああああぁぁぁ」と悲鳴を上げ、その衝撃で姿勢を大きく崩してしまう。
　
「動くな！」
　ミオからの恫喝とともに一部始終を見守っている刹那からも指示が飛ぶ。
「麗華、鞭を貰ったらどうするんだ？」

　麗華は崩れた姿勢を元に戻す動作とともに調教された所作を実行する。
「一回…ありがとうございます」　
　

chapter59　執行

「天前麗華編　～叛逆の報い～」

chapter59　執行

「そろそろいくよ、いい？」
「はい…」
「はいじゃないでしょ？」
「ミオ女王様…ご調教をお願いします…」
　麗華が下を向くとミオは大きなモーションで手に持ったベルトを腰から臀部を目指して振りかざした。

chapter58　Disclose

「天前麗華編　～叛逆の報い～」

chapter58　Disclose

「カミヤ…様…自分より若くて美しく魅力的なミオ女王様にボコボコにされて自分の立場を改めて思い知り調教していただくことになりました。ミストレスとして振る舞っていましたが刹那様とこちらの調教師様に便器奴○としての調教も受けていました。これが本当の私の姿です。今まで驕り高ぶり偉そうにしていてすみませんでした。謝罪します、許してください」
　麗華はあられも無い惨めな姿勢のままカミヤに報告した。ただカミヤと目を合わせることだけはどうしてもできなかったがミオとの位置関係からそれを咎められることは無かった。

「麗華女王様、まるで別人ですな。いやあこの事実を世間が知ったら私同様皆さん驚くでしょうなぁ。麗華偽女王様には私や皆さんを欺いた罰をしっかり受けてもらわないといけませんな」
　カミヤの皮肉めいた言葉を麗華はこのうえない惨めな姿勢で聞くよりほかはなかった。