chapter 28　下剋上の昇格

角谷ミオ編　【（仮）伝染】

chapter 28　下剋上の昇格

「お兄さん、ボケッとしないでコレ持ってくれ」
　玄武はミオの支配の象徴でもある首輪に繋がる鉄鎖をM男に持たせた。
「見ての通りコイツは最下層の便器奴○に成り下がった。言うなればあんたより更に下の身分だ。行きがかり上、あんたにも調○に参加してもらうぞ、いいな？コイツも喜ぶと思うぞ」

chapter 27　三日天下

角谷ミオ編　【（仮）伝染】

chapter 27　三日天下

「弁解したいことがあるのなら言ってみろ」
　手際よく後ろ手にタイトに拘束、首には服従の証となるカラーが装着されたミオは、玄武によって舞台下の刹那らに向かって差し出される。その姿は捕らえられた敗軍の将そのものであった。

「誤解が生まれるようなことをしてすみませんでした…」
「誤解？往生際が悪いなあ、お前まだ抵抗して逃げる気力が十分なのか？そう見做していいんだな？」
「いえ…、非を認め償います……許していただきたいです…」
「ミオ、オレたちに許しを乞うということは、どういう意味を持つのかはお前はもう十分わかっているよな？」
　沈黙するミオに決定的な追い込む言葉を浴びせる。
「『天前麗華に負けないような便器奴○に躾けてください』だろ？そう言ってみろ。長引かせてヘイト貯めるのはキツくなるだけだぞ」
　またしばしの沈黙が生まれるが、既に鬼哭に蹂躙されているミオには空疎な沈黙であった。
「天前麗華に…負けないような…便器奴○に…躾けてください」
「よし、これより多数の罪を償うため本人たっての希望もあり角谷ミオの処刑を執行する」

chapter 26　晴れ舞台へ

角谷ミオ編　【（仮）伝染】

chapter 26　晴れ舞台へ

「言い分はじっくり聞いてやる、こっちこい！」
　到着するやいなや玄武はミオをキャッチすると壇上に引きずり上げる。

chapter 25　百鬼夜行

角谷ミオ編　【（仮）伝染】

chapter 25　百鬼夜行

　すっかりミオを懐柔した鬼哭の報告を受けて、刹那と玄武が満を持して到着する。麗華から奪ったこの場所で、麗華から奪ったM男の前で、強欲な信賞必罰という大義名分のもと歪んだ欲望がまた繰り広げられ、被虐の華を狂い咲かせようとしていた。

chapter 24　それぞれの想い

角谷ミオ編　【（仮）伝染】

chapter 24　それぞれの想い

「こっちの準備はオッケーなのでいつ来てもらっても大丈夫ですぜ。小娘なら今、オレの股ぐらを潜ってギャフンって鳴いてますわグハハハハ、いやぁまだなあにもしてませんてグハハハハハ」
　麗しの女王様が目の前でこんな下品な輩にこのような辱めを受けていることと処刑の宣告、心の整理が追いつかないままただただ静観しているM男。その信じられないような展開に目を奪われるだけでなく、言いようのない不思議な感覚が惹起していた。