#1 倦怠感
私は 基本ご飯のタイミングでのみベッドから起き上がります。
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私と君と 2024/05/09 00:29
1日が24時間で1年が365日、そうやって生きてきた今までの人生が幸せだと気付いたのは、昼下がりに眠たい目を擦りながら煽り見る時計が相も変わらず9時50分を知らせてくれているだろうか。
此処半年、私は毎日18時間前後睡眠している。
勿論、曜日の感覚は無く、唯一残った1日の感覚はソーシャルネットゲームによるログインボーナスの切り替わるタイミングだ。
こんな生活を送るということは仕事もしていないし、お金もない。
私に何があるのかと尋ねると無尽蔵に生み出される時間と睡魔だけ。
生きている心地は無く、感覚としてはペットに近いのだろうか。
私は趣味で蟲を飼っている。
害虫ではない、安心してほしい。
昆虫ゼリー、無ければ野菜をそっと置いて観察する。
偶に手に乗せてもいい、そうやって私は生を実感している。
蟲は程よく苦手なので、手に乗せるとジワジワと鳥肌が立つ。
私が唯一起きるタイミングはご飯の時。
否応にも食卓へと連れ出される為、有難い話この生活になってからというもの、今まで増えなかった体重が見見うちに増えているのが嫌でも分かる。
毎日寝てばかりの生活、私が34連勤(副業込み)していた頃はお金以上に心から欲していた言わばオアシスだった。
いざ現実となった今、目の前に広がるのは3,000lmでは到底明かせない一夜の闇だけが私に許された1日。
私へ
この文をいずれ読み返す頃にはこの悪夢の様な一夜が明け、眩い日差しに目を擦り、煽り見る物が止まった時計では無く無尽蔵に輝き続ける太陽である事を切に願うよ。
私より
Stand By Me