キャラ語り①
以下は、進行とも何も関係ない、ふと思いついたキャラ語りです。
お暇つぶし程度に読んでいただけたらと思います。
今回はユミルデについて。
箇条書きで、思ったことなどを。
完全に私の自己満足的なメモですし、ネタばらし的なものも含んでおりますので、こういったノリが
苦手な方はお気をつけ下さい。
【名前の由来】
・「ユ」で始まる名前を作りたかった
・同じく「～（ル）デ」で終わる名前にしたかった
以上のことから、語感で「ユミルデ」という名前を考えました。
【初期のキャラクター設定】
・イプシロンの夜伽係で、ナッシュの幼なじみ
これは最初から決まっていました。
・口数が少ない、クールな虚脱系美女の予定だった
大人びた、どこか気だるい雰囲気を持つミステリアスな美女…というキャラのはずでした。
アンニュイ天使のおまけのラフに、彼女の没絵を載せていますが、それの時点では上記のようなキャラでしたね。
ぽそぽそと一言二言喋るような…ナッシュ以上に口数が少なめな。
今の二人は、ナッシュの方がぐいぐいリードしていく感じですが、最初に考えたユミルデのイメージだと、どちらかといえば姉弟のような関係でした。
欠落により心に傷を持つユミルデ（でも一切態度には出さない）を、ナッシュがそれとなく気にかけて
いるような。
ちなみに二人は同い年です。誕生日の都合上、ナッシュの方が一ヶ月早く生まれていますが。
【実際のキャラクター設定】
・喋り方が幼い
ピアジュとの差を明確にする目的と、大人びた外見とのギャップを描きたくて、ああいった幼い口調に
なりました。
幼いというより、現代のごく普通の女の子、みたいな感じといった方が近いかな。
・おとなしく、控え目な性格
ウェットな性格という根本的なカラーは、没にしたキャラ像と大差ありません。
ですが実際に出来上がったユミルデは、ごくごく普通に他人と接することが出来る人格になりました。
ドライで何もかも諦めきっているような初期の設定とは違い、実際のユミルデは、他人と接したい、
仲良くしたいという思いを常に押し隠しています。
元々のコミュニケーション能力は、間違いなくナッシュより上かと思われます。
【デザイン・ビジュアル】
・ピアジュと対照的なキャラデザにする
キャラクター設定と前後しますが、華やかで露出が多いピアジュと正反対のデザインを目指しました。
例えば髪型なら、ウェーブがかったセミロング⇔ロングのストレート（内向きレイヤー）など。
どうしてもニーハイブーツを履かせたかったこともあり、最初はミニスカートにする予定でした。
…が、どうも彼女のイメージではなかった（大人っぽい外見にしたかった）ので、スリット入りのロング
スカートに変更しました。
白いタイツを履かせる予定でしたが、下半身の露出が極端に減ってしまうので没にしました（笑）。
代わりにニーハイソックスを履かせています。ブーツに隠れて見えませんが；
・片目を隠す前髪
ナッシュのプロフィールを読み返していた時、好きなものに「シンメトリー」とあるのを見てピンときました。
当時何を思ってこんなプロフィールを考えたかは覚えていませんが（笑・神経質なナッシュの演出？）、アンシンメトリー、そしてユミルデの「心の殻」を表す意味で、最終的にああいった髪型になりました。
彼女の髪を描く（塗る）時には、「触りたくなるような髪」を意識しています。
・つり目
一見するとクールで近寄りがたい印象。
でも実際は…という、これもギャップを考えた上での要素ですね。
黒目が大きめという設定は、クール風な中にも優しさと温かみを表したい、という考えから。
でも実際にいくつかのCGを見比べると、殆ど設定通りに描けていないのが悲しいところです；；
自分の思い描いたイメージに一番近いのは、アンニュイ天使のCG16-01のユミルデです。
大人びた怜悧な顔つきだけれど、よく観察すると、優しさ、儚さ、寂しさ、甘えたいという気持ち、などが滲み出ている…そんなアンバランスな外見に設定したかったのだと思います。
【家族構成】
・父母のみの一人っ子
彼女の両親は、ナッシュの両親と同じく、かつてドミニオン隊の隊員として悪魔との戦いに身を投じて
いました。
ナッシュとユミルデが生まれる前から、各両親たちは交流があったという設定です。
父母ともに穏やかな性格で、心から大事に育てられていたこともあり、ユミルデは変にひねくれること
なく、優しい心を持ったまま成長することが出来ました。
【羽根について】
・飛べない、翼を自在に具現化することができない
これは現在のユミルデと一緒です。
が、最初のプロットの段階では、翼はもう少し大きいはずでした。
それがだんだんと小さくなっていったのは、翼が大きいとHシーンの時に大変だから…（笑）
というのが一番の原因な気がします。す、すみません！
また、イプシロンの夜伽役というのにも関係があります。
イプシロンが、実力者でありながら周囲から不思議な人物として扱われる背景には、ユミルデのような欠落している天使に対しても何ら興味を示さない、他者と比較して差別することがない、という理由が
ありまして。
イプシロンの謎めいた部分を描くために、ユミルデの設定が作られたとも言えますね。
【治癒魔法について】
・蘇生は出来ない
・自分を治癒することは出来ない
・病気を完治させることは出来ない（苦痛を和らげることは可能）
一応こういった制約があります。
なお「不老不死」「驚異的な速さで自己回復する」といった天使の特性は、ユミルデにも該当します。
【仕事】
・夜伽以外の仕事
夜伽以外にも、備品の整理や補填、ちょっとした伝令などといったいわゆる雑務を担当しています。
でも基本的に仕事は殆どないので、日中は手持ち無沙汰で居心地悪くしていることが多いです。
【趣味、特技など】
・歌を唄うこと、ハープを弾くことが好き
人前で歌うことはまずありませんが、とても歌が上手いという設定です。
でも本人に自覚はありません。ちなみにナッシュは彼女の歌が大好きです。
【Hシーンについて】
・徹底的に受け身、従順、甘えんぼ
ナッシュ以外としたことがないという設定なので、当然こうなることはテキストを打つ前からわかって
いました（笑）。
ナッシュに悪戯されるのは恥ずかしいけれど、内心では嬉しがっているのかもしれません。
大好きな相手が自分だけを見てくれている、ということに幸せを感じているのだと思います。
【反省点】
・ナッシュと比較して、相手をどれだけ一途に想っていたか、という描写が足りない
改めて自分でプレイし直してみて、ここが少し引っ掛かったところでした。
ユミルデがイプシロンに惚れているとも取れるような、紛らわしい表現があったりして、もう少し熟慮してテキストを書くべきだった…と反省しています。
でも、ユミルデがナッシュのことを大好きで大好きでたまらないのは紛うことなき事実ですので、
ナッシュには大丈夫だよ、安心していいよ、と言ってあげたいです（笑）。
そんなこと言われなくてもわかっている、とか返されそうな気もしますが；
・「父さんも、母さんも、…ナッシュだって！」という台詞
これ、誤解されてもおかしくない台詞だと思います。
私も改めてプレイして、ちょっとギョッとしてしまいました（自分で打ったテキストなのに…）。
言い訳がましく心苦しい限りなのですが、この「父さんも母さんもナッシュだって」は直前の「はじめからいなければ」にかかっているのではなく、改行後の台詞、「わたしさえいなければ皆が苦しむこともない」の「皆」の部分にあてはまります。
つまり、ユミルデは「自分も両親もナッシュも最初からいなければよかった」ではなく「私さえいなければ両親もナッシュも苦しむことはなかったのに」と言いたかったのです。
ややこしい書き方をしてしまい、申し訳ありませんでした。
以後こんなことがないように、慎重に推敲したいと思います。
CG作業の箸休めに、と書いていたつもりですが…気付けばとんでもない長さになってしまいました。
余裕があれば次回はナッシュについて語ってみたいと思います。