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エロマンガ先生の記事 (1)

MoonCat 2019/10/23 11:33

データパック『エロマンガ先生』& シナリオファクトリー ver2.0b

データパック『エロマンガ先生」

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サンプル

《 対決!山田 クリス 》

絶賛迷子中だった不破寺真九郎は、酔っ払いのおっさんの今にも戻しそうなうめき声を耳にした。
遠くから黒い影のようなものがこちら方向に走ってくるのが見えた。
影が近づくにつれ、真九郎はそれが酔っ払いのおっさんを脇に抱えていることに気が付いた。
とっさに真九郎は影の進路上に飛び出してその行く手を阻んだ。
影の姿をはっきりと視認したとき、真九郎がはそれが山田 クリスであることがわかった。
恐らく山田 クリスは誘拐目的で酔っ払いのおっさんを攫おうとしていたのだろう。
何としても阻止しなければならない。真九郎はそう思った。

真九郎「山田!」
影に向けて雷鳴のような怒声を浴びせると、山田 クリスは突然の闖入者に驚き酔っ払いのおっさんを取り落とした。

真九郎は山田 クリスに向ってにじり寄っていく。
山田 クリスは足が速い。逃げられると追いつけなくなるかもしれない。

瞬間の判断で、真九郎は相手に瞬きする間も与えず技を繰り出した。
真九郎「千月!」
山田 クリスに息次ぐことさえ許さず、不破寺真九郎は攻撃を続ける。
真九郎「千月!」
連続攻撃に思わず山田 クリスがよろめいたところで、真九郎は決め技を決めた。

真九郎「常世へ還れ!」

真九郎「飛燕!!」

山田 クリス「ぬぅぁぁぁ!」
決め技をまともに受けた山田 クリスはその場に倒れ、泡立つ黒色の液体と化して消えていった。

山田 クリスの消滅を確認した真九郎は酔っ払いのおっさんに駆け寄ってその無事を確認する。
酔っ払いのおっさんは安心したのか、真九郎のお尻に何度も頬ずりしながらわんわんと泣き続けた。

(つづく)

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