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MARO/グローバルワン 2024/03/24 07:40

シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

王家の絆~
アトランテスノヴァ

ハヤテの速さは桁違いで、その俊敏過ぎる
動きは攻撃機であっても翻弄されていた
其れを司令室で観ていたグラダー副司令は
「何だあの動きは?駆逐艦だとしても
速すぎる!」

攻撃機の機銃では全くダメージを
与えていないように見える
「エエイ!此では埒が明かん!!」

我慢の限界を迎えたグラダー副司令は
ハヤテに対し本格的な迎撃手段を
取ることにした「小物風情が手を焼かす!」

只一隻の駆逐艦程度に良いように
翻弄されては太陽系攻撃隊の沽券に関わる

グラダー副司令はターナー司令を見てから
同意を求める目線を送る

グラダー副司令に命じる
ガルスグレーサー星軍の力を見せてやれ
と言うヘルターナ司令の檄が飛ぶ

そして・・・
この判断に問題なしとして
グローカー第8空母編隊隊長に命令を下す
「グローカー アステロイド帯に追い込み
地球の新鋭艦を撃沈せよ!」

「命令を承りました!」
そしてグローカーは第8空母編隊旗艦
グローサタンに乗艦し木星基地を後にした
「第8空母編隊第一師団出撃!!」

____________________

神風型宇宙駆逐艦ハヤテは木星敵基地から
発進してきた攻撃機隊と交戦を続けながら

アステロイドの小惑星帯におびき寄せられていた

勝艦長は誠矢に
「良いか大城!絶対に敵攻撃機に攻撃を当てるなよ
あくまでおびき寄せられている体を装うんだ!」

「ハイ艦長!」
ハヤテの一番弱い火器でさえその
威力は絶大だ攻撃機など掠っただけで爆散する
誠矢は当てない様に悟られないように
攻撃するのにも気を使う。
「こりゃ以外に厄介な作業だぞ~」

そのハヤテの攻撃精度を見て敵機は
挑発するように翼を振ってからかってくる

このバカ野郎~こっちは当てないように
するのに必死に気を付けてるってーのに
誠矢は敵機の勘違い野郎に解らせてやろうか?
と言う気持ちを必死に抑えた。

そしてハヤテは、まんまと敵の誘いに乗って
アステロイド空間を進んでいった体で
そこにはグローカーの第8空母艦隊第一師団が
待ち伏せていた
「よし!攻撃機全機発進せよ」

グローカー第8空母編隊隊長の命令で
空母から凄まじい数の
艦上攻撃機が発艦を開始した

一方  ハヤテ艦内では
真耶がコンピューターの異常を
春吉総科学長に相談している最中だった
「それが、ここのコンピューターの調子が
おかしいんです見てくれますか?」

春吉は機能を測定し想定外の過負荷が
機器に掛かっているのを知る
「これは・・直ぐに直すのは無理だね」
次に何かを言い掛けて春吉は
言葉を変えた、真耶が昼間倒れたことに
関係する事を今は知られる訳に行かない

「敵機接近数300」
崎景子総観測班長の声が響く

「又か・・後で直すよ真耶君」
春吉は真耶の席から離れる

その時、攻撃機の放った一発のミサイルが
ハヤテの第一司令室艦橋の右舷に命中し
その時、真耶の悲鳴が聞こえた

超圧縮構造のハヤテの装甲はビクとも
しなかったのだが、その衝撃が原因で
真耶の席のコンピューターに何らかの
力が働きエネルギーが逆流して
それが真耶の体に流れたのだ

青白いエネルギーサージが倒れた
真耶の体を電流が這う様に流れ
ウネりながら暴れ回る

その衝撃の光景に戦闘中とは言え
誠矢が真耶の名を叫ぶ。

西暦2998年・地球はその存亡の危機にあった
__________________
★付箋文★7:36 2024/03/24

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https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/maromaro/id/RJ060623.html

https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/maromaro/id/RJ004000.html

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https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/maromaro/id/RJ300207.html



シャレーダーD09 シャレーダーD09

シャレーダーD08 シャレーダーD08


シャレーダーD07 シャレーダーD07

シャレーダーD06 シャレーダーD06

シャレーダーD05 シャレーダーD05

シャレーダーD04 シャレーダーD04

シャレーダーD03 シャレーダーD03

シャレーダーD02 シャレーダーD02


ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


シャレーダーセカンドNO.40 シャレーダーセカンドNO.40

シャレーダーセカンドNO.39 シャレーダーセカンドNO.39

シャレーダーセカンドNO.38 シャレーダーセカンドNO.38

シャレーダーセカンドNO.37 シャレーダーセカンドNO.37

シャレーダーセカンドNO.36 シャレーダーセカンドNO.36


シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
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MARO/グローバルワン 2024/03/23 07:41

シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

PART2
アステロイドの戦い(前編)

一本の道がある

その道の先には山があり、お日様が昇り始めていた

そしてその日の光に向かって一人の少女が
走ってくる、それはトレーニングウエアを着た
大城真耶だった。

身長は高くもなく低くもなく、努力の甲斐あって
引き締まったウエストラインと体重をキープ
している、顔が丸顔なので体型までそう
思われがちなのが恥ずかしい御年頃だ

やがて対向者のランニングをしている
お年寄りと真耶は挨拶を交わす

「お早う御座います」

「ああ お早う真耶ちゃん・・今日はお兄さんは
来てないんだね何時も一緒なのに」

真耶はその場で足踏みしつつ
「ちょっと御寝坊しちゃって・・仕事で
疲れているみたい」

それを聞き老人が
「おやまあ~それは大変だね」

誠矢は基地のシュミレーターで12時間も
訓練を受けていたハヤテの性能を完全に引き出すため
日夜努力を欠かさない

防衛機密に抵触する事は伏せて
真耶はお爺さんに心配を掛けないように
丁寧に説明した

それから2時間後に誠矢は短い睡眠から覚めた
酸素治療ベットの寝心地は良好で
体の疲労は完全に抜けている

防衛基地の最新鋭艦ハヤテのスペックは
想像を絶するものだった、多少の無理を
しない限りその能力を完全に引き出すのは
不可能だった。

毛細血管破裂や微細骨折・・位は
修復出来たようだな
誠矢はドクターAIから色々と説明を受けた
余り無茶をすると死ぬぞと遠回しに
言われてしまった

死んでしまっては地球を守る事も
キャサリンの仇を打つことも出来なくなる
本末転倒だ・・気を付けるよ出来るだけ

時計を見るともう8時だった
誠矢は着替えると基地の食堂に向かう。

食堂では真耶が朝食を取っていた
「あっ 誠矢兄さんお早う」

誠矢も返事を返す
「ああ お早う真耶」

謎の敵の動きが活発な今
誠矢達は基地で寝泊まりしている
当然ハヤテの乗務員は全員
基地で待機状態だった。

そして今朝は大きな作戦を遂行するため
勝艦長から直接任務の説明がされる予定だ

説明会場は基地の飛行場に隣接する
VIP用特別観覧席(プレミアムルーム)とされた

説明会のギリギリの時間になって
ハヤテの主要メンバーの最後の一人が
基地の飛行場に着陸した

そしてヘルメットを脱いで機体から降りると
そのまま走って勝艦長の前に行き
防衛隊形式の敬礼をする

「ハヤテ通信隊班長に任命され太陽系防衛隊
イギリス局より派遣されました
ジョン・スミス通信隊長です」

勝艦長が敬礼を返し
「良く来てくれた君の優秀は聞いている
早速だが今から重要任務の説明をするから
席に着きたまえ」

「了解です!」
彼はそのまま艦長からの説明を受けるために
ハヤテクルーのメンバーズの列席に加わった

誠矢達はこの新たな飛び入りにあっけに
とられるが、それよりジョン・スミスと名乗った
その男は誠矢達の様子をよそに
何処吹く風と敬礼をしながら愛嬌を
振りまいている その時

ジョンの視線が真耶で止まり釘付けとなった
「何て可愛い天使・・僕の女神だ」

そして勝艦長から以下の作戦が告げられた
「アステロイド空間に敵の主力を集め
全地球艦隊で此を奇襲し木星空域を奪還する」
そのためにハヤテを囮に使うと言う事だった

今里真一VXレオールド達長が
「率直に言ってその作戦が成功する確率は
一体いくらですか?」

その問いに勝艦長は不適な笑みを見せる
「コンピューターの計算によると作戦の
成功率は12パーセント・ハヤテの
生還確率は0、3パーセントと言うことだ」

今里は苦笑いしつつ
「そんなに低いのか・・」

下田明 陸上戦闘隊長が
「そんなに悲観するなよ俺だって
成功率6パーセントの作戦を
こうして生き残ったんだぜ」

この言葉に今里は笑いながら
「チゲーヨ勘違いするなハヤテの評価が低すぎて
思わず笑っただけだ」

下田は「ああ成るほどな」とニヤリと笑う

恐らく防衛隊のなかでもハヤテの情報は
極秘扱いなのだろう。
ただの駆逐艦一隻に対する評価だとしたら
まあ妥当な線だ

誠矢はここ数日の訓練でハヤテが
ただ一隻で戦局をひっくり返す程の
戦力であると確信していた。

『それにしても銀河連邦のどこの星が
地球に援助をしてくれたんだ?
ハヤテみたいな船をおいそれと渡すとは
思えないんだがな~』

誠矢の推測ではハヤテは今の所
地球以外の文明圏の船と成っている
・・・・だが

銀河の軍事バランスがひっくり返る
ハヤテの底知れぬ力がその推理を否定する
そこん所が悩みの種となっていた。

そんな事を考えているうちに
勝艦長の話が終わった
尊敬する艦長の話をそんな風に
聞き逃すとは・・其れほど誠矢はハヤテに
夢中になっていた

その時だ・・・突然だった・・真耶が
その席で、いきなり顔面蒼白になり
頭を押さえながら意識を失い混沌したのは

「真耶どうしたんだ!?」
誠矢がそう叫んで真耶に駆け寄る
「しっかりしろ真耶!!」

そこに一人の男が口を出した
「駄目だ下手に動かすな!そっと
イスの上で寝かせるんだ」

「貴方は確かDr.北本」
ハヤテの艦医である
北本医師の判断に従う事にした誠矢は
後ろの席にいた崎隊員と二人で真耶を
イスに寝かせた


Dr.北本は真耶の脈を時計を見ながら計り
そして瞼を開いてペンライトで反射を
確かめる 真耶の瞳に青白い光の模様が見える
(紋章が・・同調の影響か?)

「真耶は大丈夫でしょうか先生!?」
誠矢と騒ぎを聞きつけた響竜一
それに崎景子と坂巻進吾が心配そうな顔をして
Dr.に視線を送る

Dr.は何かを察しながらそれを表に出さず
「・・これは軽い貧血だな・・心配に
及ばないよ」 と そう応えた。

全員顔の表情が緩む
「そうですか良かった!」
「ありがとう御座います先生」

Dr.北本は誠矢に
「真耶君は暫く安静にしておいたら
回復するだろうからそのまま少し
横に寝かせて起きなさい」

「ありがとう御座いますそうします先生!」
誠矢のその安心した顔を見ないようにし
Dr.北本はその場を後にした。

暫くして体調が回復した真耶を自室に送り届け
誠矢は響と一緒に基地の談話室に行った。

そこで真耶の体調について響と話しをしてると
金髪碧眼のあのジョンスミスが気さくに
話しかけて来る
「ヤア、大城戦闘隊長」

「君は確かジョン・スミスだったな?」
ジョンは「ここ良いかい?」と言うが早いか
誠矢の前の席に着く。

「何か用か?スミス隊員」
誠矢にしてみれば会ったばかりで
この男の距離の詰め方が解らない

「君と彼女がどういう関係なのか気になってね」
誠矢は「彼女?」・・とトボケたが
隣の席の響はその彼女の事が真耶だと一瞬で
悟ってジョンを睨んだ

誠矢は着任早々ハヤテのメインクルー同士で
喧嘩になるのは避けたかったので
そんな義理ないが質問に応えてやることにする
「真耶なら俺の妹だ」

ジョンは其れを聞きニヒルに笑うと
「ああ成るほどそれなら彼女との距離の
近さにも納得行くよ・・そうかお兄さんか」

誠矢は嫌な顔をし「会っていきなり君から
お兄さんなんて呼ばれる筋合いはないな」

響は激しく頷き それに同意しする!
ジョンはそんな響を鼻で笑い
「それはそうだけど・・近いうちに
隊長の事をお兄さんと呼ぶことに成るつもりだ
楽しみにしておいてくれ」
そう言い残してジョンは去っていった

慌てて席を立ちあがると
響はその言葉に動揺して声が裏がえる
「オイコラ待て!そりゃどう言う意味だ!?」

少し間があって響は席に座り直した
「何なんだよーアイツは~!」
そう言って机に突っ伏し頭を掻き毟る

「お前も少しはアイツみたいに積極的になれよ」
誠矢にそう言われ響は犬みたいに唸ってる
ヤレヤレ・・罪な女だな真耶も

自分の部屋に戻りソファーに横になって
休む真耶は夢を見ていた

幼い頃、両親を亡くした私を 近所の
いじめっ子達が私の髪を引っ張ったり
親が居ないことをバカにして泣かされていると

怒った誠矢兄さんが駆けつけて
虐めていた子達を懲らしめてくれた
翌日からその子達は全員
誠矢兄さんに会たびに丁寧なお辞儀をして
通るようになった、あの時の誠矢兄さんの
格好いい姿を私は未だに忘れられない
本当に白馬に乗った王子様に見えたんだから

真耶はいつの間にかそんな昔の夢を見ていた
倒れてから意識が朦朧としていた真耶だが
部屋に戻ってからも意識が回復するのに暫く
時間が掛かったのだ。

真耶が自室の時計を見て、自分が思ったより
長い時間休憩していた事を知った

「いつの間にかこんな時間に・・」
そのまま自室を出ると、まるで待っていた様に
ジョンが声を掛けてきた
「やあ、もう良いのかい真耶君?」

気楽に自分に声を掛けてきた男を見て
真耶は例の遅刻してきた外人さんだと思った

「え~えと・・確かジョン・スミスさん
でしたね?」
真耶の言葉にジョンは嬉しそうに
「ボクの名前を覚えてくれていたなんて
感激だな~君みたいに素敵なガールと
知り合えて最高にラッキーだよ」

ジョンの親しげな態度も顔の良い
金髪碧眼の外人だと迫力が違う
大人しい真耶には少々刺激が強すぎる相手だ

「あ・・あの・・少し急いでいるので・・
私はこれで・・」
真耶は逃げるようにその場を後にしようとしたが

「あっチョット待ってくれないか真耶!」
真耶はそう言って呼び止められた
    !?

誠矢は響を後に残し談話室を出てからそのまま
真耶の様子が気になって見に行くことにした
「おい真耶」

真耶の部屋の前で声を掛けノックをするが返事がない
「あれ?真耶の奴・・出かけたのか?」

すると後ろに人の気配を感じ誠矢が
振り向くと 其処にはジョンスミスが立っていた。

「やあ大城隊長・・真耶なら外に出て行ったよ」

誠矢は怪訝な表情で
「どうしたスミス・・頬が赤いぞ」
その手形は小さいので女子の物だと推察できる。

ジョン・スミスは腫れた頬を掻きながら
「ついさっき・真耶にぶたれたのさ・・
だけどああ言う気の強い反面 脆さがある娘は
ボクの好みだ」

其れを聞いた誠矢はスミスに無言で
拳をビュと突き出した
「真耶に何をしたスミス!」

スミスは誠矢が拳を寸止めするのを知って
いたかのように微動だにしない

そのまま互いに睨み合う二人だったが
少し間をおき誠矢が拳を納めた
「良く俺が拳を止めると解ったな」

ジョン・スミスは真剣な眼差しで
「一発貰う覚悟なら最初から出来てるさ
ボクが本気だと解ってくれたかい誠矢」

誠矢は腕組みをしてジョン・スミスを見据えた
真耶のことになると本気に成る誠矢だが
この男には騎士道精神があると感じた

「ああ・・但しフェアプレイで
響と競ってくれ頼むぜジョン」
この男ならきっと響には良い刺激になる

ジョンは響の名を出され肩を竦め
「了解したよ、でもあの彼にボクの
ライバルが務まるのかな?」

誠矢は苦虫を噛み潰した顔になる
「日本には下駄を履くまで解らないと言う
ことわざがあるんだぜジョン」

ジョン・スミスは再び肩を竦め
「勉強になったよ」
と言いながら余裕の態度で去っていく

誠矢はジョンに聞いた通り 真耶を捜しに
外に出た、基地の敷地内とはいえ以外に広い
それでも直ぐに真耶の啜り泣く声が聞こえてきた

声を頼りに探すと建物の影になった
目立たない場所に、膝を抱えながら泣いている
真耶を見つけた「真耶 探したぞ」

「誠矢兄さん」
真耶は誠矢に、ジョンにキスを
迫られそうになったので、思わず
平手打ちをしたと告白した

誠矢は腰に手を起き冷静に真耶に聞いた
「それで真耶はジョンをどうしたい?」

真耶は誠矢が抱きしめて慰めてくれると
思っていたので思わず戸惑ってしまう
「ど・・どうしたいって・・?」

誠矢は指の骨をパキパキと鳴らしながら
「真耶が望むならジョンの奴を足腰立てなく
してやるが」と、物騒なことを言い出した

真耶は慌てて
「そ・・其処までしなくても大丈夫よ
兄さん・ジョンさんもう罰を受けてますから」

真耶はそう言って平手打ちの真似をしてみせる
まあこの様子なら大丈夫なんだろう
誠矢が真耶の頭を優しく撫でてやると
幸せそうな表情を見せた。
______________________
★付箋文★7:35 2024/03/23
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これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
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人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
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MARO/グローバルワン 2024/03/22 08:56

シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

小惑星帯(アステロイドベルト)
火星の公転軌道と木星の公転軌道との
間に存在する、小惑星の公転軌道が集中
している領域に入る直前でハヤテはリープ
アウトした。

木星の敵衛星基地・・そこにその男
ヘルターナー太陽系攻撃隊総司令官が
まるで王のように君臨している

衛星ガニメデ基地司令所

彼はこの太陽系攻撃と言う栄えある戦争に
勝利し更なる高見に上がることを確信している
「地球侵略など・このターナーにとっては
只の足掛かりにすぎん」

そんなターナー司令官の王座の右横に控える
グラダー太陽系攻撃隊副司令

その前には床に膝をついた姿勢で
シューカー大佐第15戦艦編隊隊長と
グローカー大佐第8空母編隊隊長が控えている

そこに警報が鳴ると同時に未確認艦の
出現が報告された

副司令のグラダーが部下に指示を出す
ここでわざわざ司令官にお伺いを立てては
自分が無能だと言っているようなものだ
「未確認とは何事か!直ちに敵艦の艦名と
艦数を確認し報告せよ!」

グラダー副司令の恫喝的な指示で観測班は
慌てて未確認艦の正体を確認した

「敵艦の正体が判明しました
敵艦名はハヤテ、太陽系防衛隊の
最新鋭艦ハヤテです!」

「なにぃ!?」
其れを聞いたグラダー副司令は語気を強める
ハヤテと言えば地球攻撃部隊を全滅させた
謎の船だ「直ちにメインモニターに映せ!」

基地のモニター画面に一隻の戦艦が映し出された
だが、ハヤテを見た瞬間グラダー副司令の
表情が呆気にとられた物になる
「何だ・・あの戦艦は?」

小さい・・どう見ても戦艦ではない
巡洋艦?いやもっと小さいサイズだ

「敵艦種は駆逐艦・・神風型宇宙駆逐艦だと
判明いたしました!」
報告を聞きグラダー副司令は鼻で笑う
「駆逐艦だと!?」

「敵艦・・数・・一隻!一隻であります」

只の駆逐艦がそれも一隻で
こんな所に来るとは一体何のつもりなのか?
グラダーには意味が分からない

地球を強襲した艦隊を全滅させたのが
本当にあの駆逐艦だとでも言うのか?
愚かしいにも程がある
地球に潜入させた諜報部隊の
連中は一体何をやっておるのか!?

こんな小物に一々騒いでいたら
ターナー司令官に何と言われる事か・・
グラダーは多少、新鋭艦なら拿捕して
調べるのもありかとも思ったが

たかが地球の科学力で造られた船など
その価値はないと判断した
「直ちに攻撃機を送り敵艦ハヤテを撃沈せよ!」

数分で敵木星基地より攻撃機が放たれ
ハヤテに接近した

ハヤテのレーダーに敵機の姿が映し出される
「敵機接近」

勝艦長は、誠矢総戦闘隊長に命じる
「全艦防衛体制」

誠矢は命令を復唱し実行する
「全艦防衛体制開始」

やがて敵木星基地より飛来した攻撃機部隊と
神風型宇宙駆逐艦ハヤテの戦闘が始まった

______________________
★付箋文★8:53 2024/03/22
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シャレーダーD02 シャレーダーD02


ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


シャレーダーセカンドNO.40 シャレーダーセカンドNO.40

シャレーダーセカンドNO.39 シャレーダーセカンドNO.39

シャレーダーセカンドNO.38 シャレーダーセカンドNO.38

シャレーダーセカンドNO.37 シャレーダーセカンドNO.37

シャレーダーセカンドNO.36 シャレーダーセカンドNO.36


シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス






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MARO/グローバルワン 2024/03/20 07:21

シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

PART2
アステロイドの戦い(前編)

一本の道がある

その道の先には山があり、お日様が昇り始めていた

そしてその日の光に向かって一人の少女が
走ってくる、それはトレーニングウエアを着た
大城真耶だった。

身長は高くもなく低くもなく、努力の甲斐あって
引き締まったウエストラインと体重をキープ
している、顔が丸顔なので体型までそう
思われがちなのが恥ずかしい御年頃だ

やがて対向者のランニングをしている
お年寄りと真耶は挨拶を交わす

「お早う御座います」

「ああ お早う真耶ちゃん・・今日はお兄さんは
来てないんだね何時も一緒なのに」

真耶はその場で足踏みしつつ
「ちょっと御寝坊しちゃって・・仕事で
疲れているみたい」

それを聞き老人が
「おやまあ~それは大変だね」

誠矢は基地のシュミレーターで12時間も
訓練を受けていたハヤテの性能を完全に引き出すため
日夜努力を欠かさない

防衛機密に抵触する事は伏せて
真耶はお爺さんに心配を掛けないように
丁寧に説明した

それから2時間後に誠矢は短い睡眠から覚めた
酸素治療ベットの寝心地は良好で
体の疲労は完全に抜けている

防衛基地の最新鋭艦ハヤテのスペックは
想像を絶するものだった、多少の無理を
しない限りその能力を完全に引き出すのは
不可能だった。

毛細血管破裂や微細骨折・・位は
修復出来たようだな
誠矢はドクターAIから色々と説明を受けた
余り無茶をすると死ぬぞと遠回しに
言われてしまった

死んでしまっては地球を守る事も
キャサリンの仇を打つことも出来なくなる
本末転倒だ・・気を付けるよ出来るだけ

時計を見るともう8時だった
誠矢は着替えると基地の食堂に向かう。

食堂では真耶が朝食を取っていた
「あっ 誠矢兄さんお早う」

誠矢も返事を返す
「ああ お早う真耶」

謎の敵の動きが活発な今
誠矢達は基地で寝泊まりしている
当然ハヤテの乗務員は全員
基地で待機状態だった。

そして今朝は大きな作戦を遂行するため
勝艦長から直接任務の説明がされる予定だ

説明会場は基地の飛行場に隣接する
VIP用特別観覧席(プレミアムルーム)とされた

説明会のギリギリの時間になって
ハヤテの主要メンバーの最後の一人が
基地の飛行場に着陸した

そしてヘルメットを脱いで機体から降りると
そのまま走って勝艦長の前に行き
防衛隊形式の敬礼をする

「ハヤテ通信隊班長に任命され太陽系防衛隊
イギリス局より派遣されました
ジョン・スミス通信隊長です」

勝艦長が敬礼を返し
「良く来てくれた君の優秀は聞いている
早速だが今から重要任務の説明をするから
席に着きたまえ」

「了解です!」
彼はそのまま艦長からの説明を受けるために
ハヤテクルーのメンバーズの列席に加わった

誠矢達はこの新たな飛び入りにあっけに
とられるが、それよりジョン・スミスと名乗った
その男は誠矢達の様子をよそに
何処吹く風と敬礼をしながら愛嬌を
振りまいている その時

ジョンの視線が真耶で止まり釘付けとなった
「何て可愛い天使・・僕の女神だ」

そして勝艦長から以下の作戦が告げられた
「アステロイド空間に敵の主力を集め
全地球艦隊で此を奇襲し木星空域を奪還する」
そのためにハヤテを囮に使うと言う事だった

今里真一VXレオールド達長が
「率直に言ってその作戦が成功する確率は
一体いくらですか?」

その問いに勝艦長は不適な笑みを見せる
「コンピューターの計算によると作戦の
成功率は12パーセント・ハヤテの
生還確率は0、3パーセントと言うことだ」

今里は苦笑いしつつ
「そんなに低いのか・・」

下田明 陸上戦闘隊長が
「そんなに悲観するなよ俺だって
成功率6パーセントの作戦を
こうして生き残ったんだぜ」

この言葉に今里は笑いながら
「チゲーヨ勘違いするなハヤテの評価が低すぎて
思わず笑っただけだ」

下田は「ああ成るほどな」とニヤリと笑う

恐らく防衛隊のなかでもハヤテの情報は
極秘扱いなのだろう。
ただの駆逐艦一隻に対する評価だとしたら
まあ妥当な線だ

誠矢はここ数日の訓練でハヤテが
ただ一隻で戦局をひっくり返す程の
戦力であると確信していた。

『それにしても銀河連邦のどこの星が
地球に援助をしてくれたんだ?
ハヤテみたいな船をおいそれと渡すとは
思えないんだがな~』

誠矢の推測ではハヤテは今の所
地球以外の文明圏の船と成っている
・・・・だが

銀河の軍事バランスがひっくり返る
ハヤテの底知れぬ力がその推理を否定する
そこん所が悩みの種となっていた。

そんな事を考えているうちに
勝艦長の話が終わった
尊敬する艦長の話をそんな風に
聞き逃すとは・・其れほど誠矢はハヤテに
夢中になっていた

その時だ・・・突然だった・・真耶が
その席で、いきなり顔面蒼白になり
頭を押さえながら意識を失い混沌したのは

「真耶どうしたんだ!?」
誠矢がそう叫んで真耶に駆け寄る
「しっかりしろ真耶!!」

そこに一人の男が口を出した
「駄目だ下手に動かすな!そっと
イスの上で寝かせるんだ」

「貴方は確かDr.北本」
ハヤテの艦医である
北本医師の判断に従う事にした誠矢は
後ろの席にいた崎隊員と二人で真耶を
イスに寝かせた


Dr.北本は真耶の脈を時計を見ながら計り
そして瞼を開いてペンライトで反射を
確かめる 真耶の瞳に青白い光の模様が見える
(紋章が・・同調の影響か?)

「真耶は大丈夫でしょうか先生!?」
誠矢と騒ぎを聞きつけた響竜一
それに崎景子と坂巻進吾が心配そうな顔をして
Dr.に視線を送る

Dr.は何かを察しながらそれを表に出さず
「・・これは軽い貧血だな・・心配に
及ばないよ」 と そう応えた。

全員顔の表情が緩む
「そうですか良かった!」
「ありがとう御座います先生」

Dr.北本は誠矢に
「真耶君は暫く安静にしておいたら
回復するだろうからそのまま少し
横に寝かせて起きなさい」

「ありがとう御座いますそうします先生!」
誠矢のその安心した顔を見ないようにし
Dr.北本はその場を後にした。

暫くして体調が回復した真耶を自室に送り届け
誠矢は響と一緒に基地の談話室に行った。

そこで真耶の体調について響と話しをしてると
金髪碧眼のあのジョンスミスが気さくに
話しかけて来る
「ヤア、大城戦闘隊長」

「君は確かジョン・スミスだったな?」
ジョンは「ここ良いかい?」と言うが早いか
誠矢の前の席に着く。

「何か用か?スミス隊員」
誠矢にしてみれば会ったばかりで
この男の距離の詰め方が解らない

「君と彼女がどういう関係なのか気になってね」
誠矢は「彼女?」・・とトボケたが
隣の席の響はその彼女の事が真耶だと一瞬で
悟ってジョンを睨んだ

誠矢は着任早々ハヤテのメインクルー同士で
喧嘩になるのは避けたかったので
そんな義理ないが質問に応えてやることにする
「真耶なら俺の妹だ」

ジョンは其れを聞きニヒルに笑うと
「ああ成るほどそれなら彼女との距離の
近さにも納得行くよ・・そうかお兄さんか」

誠矢は嫌な顔をし「会っていきなり君から
お兄さんなんて呼ばれる筋合いはないな」

響は激しく頷き それに同意しする!
ジョンはそんな響を鼻で笑い
「それはそうだけど・・近いうちに
隊長の事をお兄さんと呼ぶことに成るつもりだ
楽しみにしておいてくれ」
そう言い残してジョンは去っていった

慌てて席を立ちあがると
響はその言葉に動揺して声が裏がえる
「オイコラ待て!そりゃどう言う意味だ!?」

少し間があって響は席に座り直した
「何なんだよーアイツは~!」
そう言って机に突っ伏し頭を掻き毟る

「お前も少しはアイツみたいに積極的になれよ」
誠矢にそう言われ響は犬みたいに唸ってる
ヤレヤレ・・罪な女だな真耶も

自分の部屋に戻りソファーに横になって
休む真耶は夢を見ていた

幼い頃、両親を亡くした私を 近所の
いじめっ子達が私の髪を引っ張ったり
親が居ないことをバカにして泣かされていると

怒った誠矢兄さんが駆けつけて
虐めていた子達を懲らしめてくれた
翌日からその子達は全員
誠矢兄さんに会たびに丁寧なお辞儀をして
通るようになった、あの時の誠矢兄さんの
格好いい姿を私は未だに忘れられない
本当に白馬に乗った王子様に見えたんだから

真耶はいつの間にかそんな昔の夢を見ていた
倒れてから意識が朦朧としていた真耶だが
部屋に戻ってからも意識が回復するのに暫く
時間が掛かったのだ。

真耶が自室の時計を見て、自分が思ったより
長い時間休憩していた事を知った

「いつの間にかこんな時間に・・」
そのまま自室を出ると、まるで待っていた様に
ジョンが声を掛けてきた
「やあ、もう良いのかい真耶君?」

気楽に自分に声を掛けてきた男を見て
真耶は例の遅刻してきた外人さんだと思った

「え~えと・・確かジョン・スミスさん
でしたね?」
真耶の言葉にジョンは嬉しそうに
「ボクの名前を覚えてくれていたなんて
感激だな~君みたいに素敵なガールと
知り合えて最高にラッキーだよ」

ジョンの親しげな態度も顔の良い
金髪碧眼の外人だと迫力が違う
大人しい真耶には少々刺激が強すぎる相手だ

「あ・・あの・・少し急いでいるので・・
私はこれで・・」
真耶は逃げるようにその場を後にしようとしたが

「あっチョット待ってくれないか真耶!」
真耶はそう言って呼び止められた
    !?

誠矢は響を後に残し談話室を出てからそのまま
真耶の様子が気になって見に行くことにした
「おい真耶」

真耶の部屋の前で声を掛けノックをするが返事がない
「あれ?真耶の奴・・出かけたのか?」

すると後ろに人の気配を感じ誠矢が
振り向くと 其処にはジョンスミスが立っていた。

「やあ大城隊長・・真耶なら外に出て行ったよ」

誠矢は怪訝な表情で
「どうしたスミス・・頬が赤いぞ」
その手形は小さいので女子の物だと推察できる。

ジョン・スミスは腫れた頬を掻きながら
「ついさっき・真耶にぶたれたのさ・・
だけどああ言う気の強い反面 脆さがある娘は
ボクの好みだ」

其れを聞いた誠矢はスミスに無言で
拳をビュと突き出した
「真耶に何をしたスミス!」

スミスは誠矢が拳を寸止めするのを知って
いたかのように微動だにしない

そのまま互いに睨み合う二人だったが
少し間をおき誠矢が拳を納めた
「良く俺が拳を止めると解ったな」

ジョン・スミスは真剣な眼差しで
「一発貰う覚悟なら最初から出来てるさ
ボクが本気だと解ってくれたかい誠矢」

誠矢は腕組みをしてジョン・スミスを見据えた
真耶のことになると本気に成る誠矢だが
この男には騎士道精神があると感じた

「ああ・・但しフェアプレイで
響と競ってくれ頼むぜジョン」
この男ならきっと響には良い刺激になる

ジョンは響の名を出され肩を竦め
「了解したよ、でもあの彼にボクの
ライバルが務まるのかな?」

誠矢は苦虫を噛み潰した顔になる
「日本には下駄を履くまで解らないと言う
ことわざがあるんだぜジョン」

ジョン・スミスは再び肩を竦め
「勉強になったよ」
と言いながら余裕の態度で去っていく

誠矢はジョンに聞いた通り 真耶を捜しに
外に出た、基地の敷地内とはいえ以外に広い
それでも直ぐに真耶の啜り泣く声が聞こえてきた

声を頼りに探すと建物の影になった
目立たない場所に、膝を抱えながら泣いている
真耶を見つけた「真耶 探したぞ」

「誠矢兄さん」
真耶は誠矢に、ジョンにキスを
迫られそうになったので、思わず
平手打ちをしたと告白した

誠矢は腰に手を起き冷静に真耶に聞いた
「それで真耶はジョンをどうしたい?」

真耶は誠矢が抱きしめて慰めてくれると
思っていたので思わず戸惑ってしまう
「ど・・どうしたいって・・?」

誠矢は指の骨をパキパキと鳴らしながら
「真耶が望むならジョンの奴を足腰立てなく
してやるが」と、物騒なことを言い出した

真耶は慌てて
「そ・・其処までしなくても大丈夫よ
兄さん・ジョンさんもう罰を受けてますから」

真耶はそう言って平手打ちの真似をしてみせる
まあこの様子なら大丈夫なんだろう
誠矢が真耶の頭を優しく撫でてやると
幸せそうな表情を見せた。
______________________
★付箋文★
翌日
地底基地にハヤテ搭乗員達が結集し
いよいよアステロイド作戦が始まる。

「注水開始」「注水85パーセント」
「サブエンジン始動」
春吉 総科学長が指示を出すと

響竜一 総運行長がエンジンを点火した途端
ハヤテのエレメージェバイト・エンジンの
駆動音と低周波振動が体に伝わってくる

地底800メートルに建設された
この秘密基地は太陽系防衛隊の中でも
最重要機密の一つとなっている

ハヤテを乗せた移動ハンガーは
そまま地下かからトンネルを通り
海抜800メートルの深さがある
海中まで移動して其処からレールを
15キロ進んで一気に海上まで運ぶのだ

響は更に発進シーケンスを続ける
「サブエンジン・カタパルト始動10秒前」

想像を絶する水圧の驚異をハヤテが
乗り越えられるのは超高密度装甲オスミウムと小型の駆逐艦サイズだからこそ出来る荒技だった。

その設計力の凄まじさは
他の戦艦の追従を許さない
例えハヤテと同サイズの艦でも
同様の事をすれば、この時点で
圧懐するのは間違いないのだ。

「メインエンジン始動!」
響はハヤテのメインエンジンである
エレメージェバイト・エンジンに点火した

「神風型宇宙駆逐艦ハヤテ発進!!」
勝艦長の号令が轟く

ハヤテはそのまま大気圏を目指して
急激に上昇していく

「大気圏離脱!」
ハヤテは地球の重力をいとも容易く振り切った

そして勝艦長が命じる
「響!アステロイド作戦空域に一気に
リープせよ!!」

ハヤテは駆逐艦でありながら
補助エンジンユニットなしでリープが可能である
{通常は戦艦出力のエンジンユニットを
補助輪にして駆逐艦等はやっと
リープ出来る}というのに
一言で言えばハヤテは規格外の化け物だった

響は操縦パネルを操作しリープを起動する
「ハヤテ・リープします」
ハヤテは青い光の筋を後に残しながら
宇宙を華麗に跳躍した。

★付箋文★7:18 2024/03/20
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巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
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よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
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彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
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MARO/グローバルワン 2024/03/19 07:03

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春吉進一郎に案内されて誠矢達4人は
戦闘機ハンガーに向かうと

誠矢はそこに一際輝くように感じる
ある戦闘機を見た

それは白い機体で
スペース・ユニコーンと言う
大城誠矢の隊長専用機であった

誠矢は自分の愛機となる機体に手で触れ
優しく撫でてやりながら
「これから頼むよ・・相棒」

命を預ける愛機なのだから
誠矢がこうした行為をするのも解る
これがエース大城誠矢と愛機
スペースユニコーンの出会いだった。

「さあ次に向かおう」

やがて春吉に案内された4人は
ハヤテ艦内をざっと見回って終わった。

駆逐艦内部の案内時間に
半日掛かる不思議さよ

第一司令室(第一艦橋)に帰り
そして階下の居住第一区間に降りて
各人に割り振られた部屋に入室する

廊下を挟んでこの居住区間には
18部屋が用意されていた。

誠矢の部屋はエレベーターに
最も近い部屋の一つだ

中にはいると駆逐艦の部屋では
あり得ない広さの部屋があった
「さすが隊長格の部屋だな・・
シングルベットそしてトイレに
シャワールームまで・・ん
このテレビ・モニター・・?」

そのとき画面が映り響の顔が
モニターに映し出された

「ぅお!」
誠矢は反射的にビクッとなる

「やあ誠矢 部屋の具合はどうだい?」
響が開口一番そう聞いた

「普通にホテルの豪華な部屋だな
お前の部屋も似たようなものだろ?」

響は自分の部屋が見えるように
体をズラしてみせる
予想通り同グレードの室内だ
「やっぱりな」

二人の次に言う言葉は恐らく同じだろう
「幾ら何でも豪華過ぎる!」×2

その時誰かがドアの外でノックする音が聞こえ
ドアを開けると、そこに真耶が立っていた

「誠矢兄さん!入って良い?」

誠矢はドアの入り口から後ろに下がり
「どうぞ」と言って真耶を通した

誠矢も部屋に戻りそしてモニターを見ると、
もう画面が消えている
何だ響の奴・・もう少し待てよ

そう思っていたら再びドアをノックする
音が聞こえる・たっく
こいつらマジ、インターフォン鳴らせ

そしてドアを開けると其処には
髪をとかし、おめかしをした響が立っていた・・・・

「何だ響・・早く入れよ」解りやすい奴だな
響は部屋の一点を見てぼーっとしている

こいつの視線の先にいるのは真耶だ
3年も前からこの調子だ

仕方ないので真耶に
「少し席を外してくれ響に話がある」

真耶は「はい」と答えて退室した
その後を響の目が追っている

「おい響!」
誠矢もさすがにこれ以上は放って置けない
と思い背中を押すことにした

「このヘタレ」

その言葉に口を尖らせ
「何だよう~」
とこちらを伺う響に

「何だようじゃない!」

さすがに腹が立つぞと言う
誠矢の指摘に響は「そうだな・・」と
覇気無く答える

二人はワゴンテーブルを挟み
四角いソファーに対面に腰掛けて
飲み物を冷蔵庫から出して
グラスに注ぐと話を始めた。

「俺にとって真耶は今や、たった一人の
残された家族・・大切な妹だ・・」

響は誠矢の話を真剣な表情で聞いている
「ああ・・解るよ」

「俺は亡くなった叔母さんに約束したんだ
真耶が結婚するまで見守りますとな」
その目には魂から誓う者だけが放つ輝きがあった

響は親友のその目に嘘は絶対付けない
「確かに誠矢は摩耶ちゃんをどんな時も
必ず守ってきた・・7年前にも」

響の回想の中で、幼い真耶が近所の
悪ガキ共に親が居ないと虐めを受けた時
誠矢はそいつらを片っ端からボコボコにして
全員泣かせたのを思い出す

「それ以来摩耶ちゃんの後ろには
ヤバイ兄鬼がいるって噂になったけ」

誠矢は過去の黒歴史をほじくり返されて
少し慌てたように
「ま・・まあその話はともかく・・だな
何とか叔母さんとの約束は守れそうだと
言おうと思ったんだ!」

響はキョトンとして
「?どう言うことだ・・」

誠矢は目を丸くして
「鈍ーーーい奴だな・・」
少し懲らしめようか・・

「どうやらあいつに好きな奴が出来たようなんだ」
誠矢がそう言うと響が血相を変え詰めより

「何だって!一体何処の誰なんだ!!?」
そう言って誠矢の襟首に掴みかかる

誠矢はニヤリと笑うと
「嘘だよ・・お前が真耶をどう思っているか
それを試してみただけだ」

響は膝の力が抜けた様になり
ソファーに腰から落ちた
「何だ・・脅かすなよ」

誠矢は倒されたグラスを見ながら
それを拾い上げる
「まあ此でお前の気持ちは解った」

響はそれを聞くと顔が真っ赤になる
「意地の悪い奴だなお前も・・」

軽い電子音が鳴り人工音声が
部屋の主の誠矢に艦内より
通信が入ったと告げた

「大城戦闘隊長ですね?」
部屋に設置されたテレビモニターに
映し出されたのは

何処かの映画女優かと思えるほどの
華やかな印象を持つ美女だった

誠矢は表情を引き締めて返事を返す
「そうだが・・君は?」

するとその美女が優しく微笑み
「どうも始めまして滝川鏡子と言います
私はサイバドック隊の隊長を務めさせて
いただいています」

サイバドック隊・・
機械化犬がメインの特殊部隊だな
「それでは俺の部下だな」
誠矢は率直に聞いた、変に回りくどく聞くのは
今後のためにも成らない。

「そうです」
滝沢鏡子には逆にそれが
好印象を与えたようだった

誠矢が滝沢鏡子に用件を聞くと
「実はそちらにサイバドック7号が
行ってないでしょうか?」

突然何を言い出すんだ?
「い・・いや・・来てないが」

滝沢鏡子はそれを聞くと少し安心した
表情になり 「そうですか・・失礼しました」

それだけ言うと、こちらが訳を問いただす
前にそそくさと通信を切った
「おい!」

通信モニターの役目を終えたテレビの
黒い画面に唖然とした誠矢と響が映る

「何なんだ・・」
どうも自分の部下は癖の強い奴が
多いようだ・と誠矢が苦笑いを響に見せていると

甲高い女の悲鳴が聞こえた
「この声は真耶だ!」

誠矢と響は一つのドアから
ほぼ同時に出ようとして
互いの肩が挟まると言う
とんだドジぶりを発揮する

首だけ伸ばして二人は真耶の
名を叫ぶが・其処に見えるのは・・

一匹の犬が真耶の足にすがりつき
尻尾を激しく振りながらじゃれつく
そんな光景だった ポカンとする二人だが

その犬は良く見るとサイボーグ犬の様だった
「どうしたんだ真耶?」

「部屋を出るといきなりこの子が
飛びついてきたからビックリしちゃって」
そう言いながら真耶はサイボーグ犬の
頭を撫でている

するとそのサイボーグ犬は
「脅かしてすみませんでした」と言った

「こいつ喋りやがった」
響の台詞に誠矢が
「サイボーグなんだから喋るくらいするだろう」

「何しに来たんだこいつ?」
響の当たり前の疑問にそのロボット犬は
「どうも初めましてボク7号
隊長の隊長がどんなん人かを見に来たよ」

滝沢の調教に問題があるのかそれとも
こいつが単にポンコツなのか・・
今日はフレンドリーファイヤーを
何発も喰らった様な気分だ
問題山積みだが・・何とかやってるよ
父さん母さん。
_______________________
★付箋文★7:00 2024/03/19


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シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス






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