希望・【兵器少女】より。

ウィーン・・

機械の少女は、破壊された街と遠くに立つ巨大な
物体をカメラからその情報を頭脳回路に送る。

巨大な物体は岩のように硬いが、静かに鼓動
し成長をし続けてる。

それに近い生物の動きも付近の建物から
サーチしている。

ピ・ピ・ピ・・・

「未設定生物反応１９９９・・２０００。
人間ノ生命反応・・

ザワザワと影で蠢く宇宙からの訪問者の中から
人間の姿を探す。

ピ・ピ・ピ。

「・・・・１。

絶望的な地平の向こうに、微かな生命反応を見付ける。

「生物兵器ヲ迎撃シツツ・市民ノ救出ヲ開始シマス。

機械の少女はゆっくりと歩いたと思うと、大地の上を
滑るように加速した。

キュィイーーン！！シュオーーーーンッ・・・

※（「兵器少女」は赤い箱さんのオリジナル作品です。
無断転載・使用・アップロード禁止）

侵略・【兵器少女】より。

機械の少女が見た都市は壊滅状態であった。

生物兵器と思われる物は、他国からの攻撃ではなく
宇宙から飛来した無感情の巨大なバクテリアだった。

破壊された建物の並ぶ街には、人の姿は見えなかった・・

※（「兵器少女」は赤い箱さんのオリジナル作品です。
無断転載・使用・アップロード禁止）

目覚め・【兵器少女】より。

ピッピッピッピッ・・

不可侵条約によって、長い間地下で眠っていた少女型兵器
「ドール/SSR１」が、世界の異変によって目覚める。

ゴゴゴゴゴ・・・

未確認生命反応アリ。生物兵器ト判定、直チニ迎撃ヲ開始シマス。

プシューー・・ガシャン！

※（「兵器少女」は赤い箱さんのオリジナル作品です。
無断転載・使用・アップロード禁止）