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ドーズシリーズの記事 (5)

make me ambitious/神流 2020/08/06 19:00

ドーズ3&ドーズシリーズ あとがき

こんにちは、make me ambitious の神流です。

この度はドーズシリーズ最終話の「ドーズ3 ~崩れた夢の果て~」をお聞き下さり、誠にありがとうございました!
それでは、ドーズシリーズのあとがきをはじめさせていただきたいと思います。(大遅刻となってしまい申し訳ございません!)
今回もがっつりネタバレを含みますので、未視聴の方はお気を付け下さい。



・そもそもこのシリーズを作った理由

基本的にヤンデレやヤバ男が主役となるストーリーは、ドーズ1のような終わり方が多い気がします。最初は知らなかった彼の本性が発覚し、彼から逃げられないように囚われて、終わり。でも、その続きって気になりませんか?
私はヤバ男が好きだからこそ「ヒロインが囚われたその後」を見たかったんです。そしてヤバ男が好きだからこそ「ヤバ男とヒロインが彼等なりに幸せになる姿」も見たかったんです。
この二つを描くために、ドーズ2と3を作りました。

ただ、幸せになる姿が見てみたいとはいえ、リスナー様によってはシュウを許せる方も、絶対にシュウを許せないと思う方もそれぞれ必ずいらっしゃると思います。私も、彼の幸せを願いつつも、彼は簡単に幸せになってはいけない男であるとも思っているので、ドーズ3では5つの分岐ルートを作りました。
ヒロイン(リスナー様)がシュウのことをどれだけ受け入れるかで、シュウによって壊されたヒロインの未来が変わっていきます。きっとこんな未来もあるだろうなぁと思った5つの結末を描いてみました。皆様にとって、どれが一番しっくり来る結末だったでしょうか?


・思い入れのあるエンディング

個人的にはEND1とEND5にかなり思い入れがあります。というのも、ドーズ1を作る前から、絶対にこの二つは入れよう!と決めていたからです。
ヤバ男にとっての一番最悪なパターンって、自分が愛するヒロインがこの世から居なくなることだと思うんですよ。だから、そのことを誰よりもよ~く理解しているヒロインが、「彼に対する最大の復讐として自決する」というシーンは絶対に入れたいと思っていました。昔から書きたかったシーンが描けて私は大変満足しております!!

また、END5は「ヤンデレが幸せになる」をテーマに描きました。末期のヤンデレが本当に幸せになるには、ヒロインが彼のことを受け入れた上で、ヤンデレがヒロインの事を心から信頼するしかないんじゃないかな、というのが私の結論なので、それを形にしてみました。
ちなみにEND5のトラックタイトル「太陽の下の楽園」は、ドーズ2のラストトラック「月の下の牢獄」の真逆になるように名付けています。
ドーズ2では全て諦めて自らシュウに囚われて暗闇を選んだヒロインが、ドーズ3では自ら幸せを掴むために明るい場所に向かって歩き出した……というような印象を抱いて貰えれば狙い通りで嬉しいです。

最も現実的(現実的……?)なのは、END3かな~とは思っていますが、この破天荒なEND1や5はかなりお気に入りです。いかがでしたでしょうか?
シリーズを聞いて下さった皆様が、どのENDをお選びになったか、こっそり教えていただけますと嬉しいです~!!


・シュウの裏設定

彼は元々小説を読むのが大好きで、実は小学生の頃は小説家を目指していたという過去があります。
それ故、ドーズ1でヒロインを童話の世界にいざなうだけの想像力があったというわけです。
現在は特に小説家になりたいと思ってはいませんが(そんなことよりヒロインと一緒に居ることの方が大事)、本が好きなのは相変わらずなので、本やポスターなどを作る町の小さな印刷所で仕事をしています。


・シリーズものへの挑戦

正直な話、シリーズものというのは、モチベーション維持、回を追うにつれてリスナー様に手にとっていただけなくなるなど、リスクが高いと理解しています。単発で聞けないため、前作が好き尚且つ続きが気になる方にしか続編を聴いていただけないからです。
ですのでドーズ1を作っていた時、果たしてどれだけの方に3までお付き合いいただけるのだろうかとすごく不安に思っていました。今だから言いますが100DL行ったら良い方だな~と思っていたのですが、今回100人を越える方々に聴いていただけてとても嬉しく思います。
長いシリーズに最後までお付き合いいただいたリスナーの皆様、本当にありがとうございました。


・まとめと次回予告

私がヤンデレものでやりたかった事はドーズシリーズで割とやりきったような気がします。今もヤンデレやヤバ男は大好きなので、今後も書き続けますが、しばらくmmaはヤンデレ以外のお話を出すかな~と思います。
……と思ったのですが、よく考えたら次回作はばっちりヤバい感じの話でした!! やはりやりきった感があるとは言いつつも、自分の好みには抗えないようです。

コロナの影響で収録が大分延期になってしまい、かなり遅くはなってしまいましたが、来月には新作が公開できる予定です!
ちら~っとだけジャケットをお見せしますね!

一体彼は手に何を持っているんでしょうか……?(すっとぼけ)
次回作は、みんな大好きn番煎じなアレです。タイトル出した瞬間「ああ~~! あのよくあるやつね~~!!」ってなると思います。ちなみにダミヘ収録です!
お楽しみに!!


それでは、また次回作でお会いしましょう!

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make me ambitious/神流 2020/05/22 19:01

ドーズSS

ドーズ3発売が近付いてきましたので、以前から考えていたSSを公開します。
シュウがヒロインに隠していた秘密についてのお話です。

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ドーズSS「シュウの秘密」

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make me ambitious/神流 2020/05/22 19:00

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make me ambitious/神流 2019/12/28 21:38

ドーズ2 補足&あとがき

(※2019/3/17に投稿したDLsite blogの記事と同じ内容です)


こんにちは! make me ambitious の神流です。

この度は当サークルの3作目、「ドーズ2~帰る場所~」をお聴きくださり、誠にありがとうございました!

今回も作品の補足等とお知らせなどをお伝えしたいなぁと思っています。

ネタバレをかなり含みますので、未視聴の方はお気をつけください。




・話のきっかけなど

聴いて下さると分かる通り、この話は誘拐犯と被害者について掘り下げて書いてみました。

私は前々から、何故犯罪に巻き込まれた被害者が周囲から冷遇されなければいけないのだろう?と疑問に思っていて、その疑問をシナリオに叩き込んでみたつもりです。

話の展開的に、残念ながら本編は救われない結末にはなってしまいましたが、現実では今作のように被害者の方が冷遇されてはならないと私は思っています。もし皆さんの周囲で、悲しい事件が起こった時は、是非ドーズ2みたいにならないよう被害者の方に寄り添って下さい・・・・・・

こんなこと起きてはいけないと言いつつ、今回私は「シュウの家」と「自分の居場所だったはずの実家」の矛盾をテーマにしてみました。
間違いなく全てはシュウが原因ではあるけれど、自分を誘拐したはずのシュウと一緒だったときの方が平和で、元の居場所に戻った今の方が絶望的であるという矛盾を描きました。

シリアスで重くて、決して面白いとは言えない話だと思います。
けれど、少しでも聴いて下さった方の心に残れば幸いです。

また、今作は「無理矢理シュウの家に誘拐されてきたヒロインが、自らの意志で彼の家に戻ってくる」というところがシリーズ上でのポイントです。



・登場したサブキャラクター達

実は、今作登場した各サブキャラには実は地味に設定がありまして、ここで紹介してみようかな~と思います。

こんな感じになります↓↓

ヒロインの妹(CV:壱屋うい)
ヒロインを誘拐した犯人が許せず、絶対に捕まえて罪を償わせたいと思っている。
姉をあまり傷つけないよう、姉の前で監禁や2年前という言葉は極力使わないようにしている。仕方なくそのような言葉を使う際は、少し言いづらそうな様子を見せる。
年齢はヒロインのいくつか下。妹の職業はリスナーに委ねているので具体的には決めていません。

ヒロインの母(CV:黒雪灰那)
ヒロインを誘拐した犯人はもちろん許せないが、犯人を捕まえることよりもヒロインの傷が癒えることを優先的に願っている。
娘をあまり傷つけないよう、娘の前で監禁や2年前という言葉は極力使わないようにしている。仕方なくそのような言葉を使う際は、少し言いづらそうな様子を見せる。

前川看護師(CV:水谷六花)
シュウの家から逃げ出し、行き倒れたヒロインを最初に発見した人。ヒロインが搬送された病院の看護師でもある。はつらつとした明るい女性。

谷口婦警(CV:ナユキユズ)
正義感が強いベテラン婦警。
ヒロインに深く同情し、なるべく彼女の助けになるため丁寧に対応しようと心掛ける優しい人。

中年女性1(CV:にしだあきら)
ヒロインの家の近所に住む。世間話と噂話が好きな下世話な人。

中年女性2(CV:水谷六花)
ヒロインの家の近所に住む。世間話と噂話が好きな下世話な人。

女性マスコミ(CV:香坂いちこ)
上昇志向が強いマスコミ。キャリアを積みたい。良いネタを掴んで話題になる記事を書いてのし上がるためにどんな相手にだって遠慮なくグイグイ行く気概がある。

若手男性マスコミ(CV:小鉢粒輝)
単に若さに任せてグイグイ行くタイプの単純な若手マスコミ。遠慮無く詰め寄るが、無理だと思ったら諦めは割と早い。

ベテランマスコミ(CV:つきのわ)
他のグイグイ行く二人に比べて一見穏やかそうに見えるが、実際は虎視眈々と隙を伺う性格の悪いタイプのマスコミの人。よって相手から情報を得られないと知ると急に態度が悪くなる。

チンピラ1(CV:つきのわ)
そこら辺にいる不良。節操はない。
すごくガラが悪くチャラい。

チンピラ2(CV:小鉢粒輝)
そこら辺にいる不良。節操はない。
すごくガラが悪くチャラい。


・・・・・・こんな感じです。

今作では、今まで以上にたくさんの方々のお世話になりました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。



・ドーズ3について

ドーズ2は、ものすごく次がありそうな感じにラストトラックを書いてみたつもりです。実際に続きます。
ドーズシリーズは3部作として元々考えておりました。ということで、次回のドーズ3で完結編です。

ドーズ1と2を聴いて、シュウに対して様々な感情を抱いて下さったかと思います。
最終話のドーズ3では、今までの1と2を聴いて、リスナー様がシュウに抱いた感情がシナリオの鍵となってきます。最終話を聴きたいなと思ってくださる方は、是非1と2を聴いて感じた気持ちを忘れずにいてくださると嬉しいです。



・次回予告

ドーズ3についてこれだけ言っておきながら次回作はそれではないです。
次回作は今までと違って明らかな地雷はないんじゃないかな・・・・・・?多分。
ちなみに次はヤンデレもヤバ男も出てきません。わあ、びっくり~(棒)

今までリリースしてきた3作品とは、それはもうガラッッッと変わった作風のものになるので・・・・・・とても・・・・・・不安で仕方ないんですが・・・・・・もうほぼほぼ音源もいただいてしまっていているので・・・・・・もう・・・・・・やるしかない・・・・・・でも怖い・・・・・・

という無限ループに陥りながら作業しています。そもそも、自分が今まで出してきた3作品どころか、同人商業のシチュエーション音声合わせても、多分こういうのあんまりないんじゃないかな~って系統のお話なので、受け入れられるかむちゃくちゃ怖いです。じゅ、需要なんか知るか-!


以上です! 今作もお付き合いいただきありがとうございました~!

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make me ambitious/神流 2019/12/28 21:37

ドーズ1 補足&あとがき

(※2018/9/29に投稿したDLsite blogの記事と同じ内容です)




※この記事ではネタバレを多数言っておりますので、是非「ドーズ 1 〜夢のおわり〜」本編を聴いた後にお読みください


初めまして!

私は、サークル「make me ambitious」の主催をやっております、神流と申します。
この度はサークル第1作目の「ドーズ 1 〜夢のおわり〜」をお聴きいただき誠にありがとうございました!
サークル活動では初めてなことばかりで、最初は色々戸惑うことも多々ありましたが、というか今でもオタオタと戸惑いながら活動しておりますが、なんとか第1作目を発売することができたことを喜んでいます。

さて、この記事ではドーズ1の補足とお知らせを書きたいと思います。


・ドーズ1 の補足 その1

まず、今作では「ジャケ絵やあらすじから読み取れる前提を覆す、予想を裏切る展開」をテーマに制作しました。
そもそもこの作品を作ったきっかけは、今から2年ほど前に「そもそも音声作品って、視聴前に得られる情報量が他の媒体に比べて少ないのではないか」と考えた事が始まりです。

漫画や小説のように、パラパラと後ろのページをめくって今後の展開を見てみることはそう容易にはできませんし、不意にネットやリアルでネタバレを見てしまったり聴いてしまったりということも少ないと思います。
だからこそ、ジャケット絵とあらすじを徹底的にミスリードしたい方向に寄せていけば、上手くリスナー様の予想を裏切ることができるんじゃないか、そんな思いつきがこの作品を作るきっかけでした。
声優さんや絵師さんにもご協力していただいた結果、上手くミスリードできるような雰囲気作りには成功したんじゃないかなと私は思っています。
音声作品を多数聴き慣れている方にとっては、今回の作品でシュウが黒幕だということには、あらすじやサンプル音声の時点で簡単にお気付きになるでしょう。そんな音声作品慣れをしている方の予想をも覆したかったのが今作です。

とはいえ、この序盤の前提を全て覆すというアイディアを思い浮かべた当時は、すぐに音声化するぞ!などとは思っておらず、ノートにメモを残しただけでその時は終わりでした。
けれどある時この話をどうしても形にしたい気持ちが抑えきれず、カッとなって台本を書き上げました。それが今回リリースしたドーズ1の原型です。
それから大分経って今回、台本だけじゃ意味がない、最後まで音声作品として作ってみたい!と決意し、たくさんの方にご協力していただいた結果完成させることができました。
ちなみに半年くらい前に台本の原型を書いたのだと思っていたのですが、この前台本ファイルのプロパティを見てみたら2017年1月に書いていたことが判明しびっくりしました。私はこれを1年以上前に書いていたのか……

話全体の展開的には割と普通な話だったとは思いますが、少しでも聴いた方の予想を裏切れていれば嬉しいです。
騙された!と言っていただければ私の本望です!!
いかがでしたでしょうか? 皆さんの予想は裏切れましたか?


・ドーズ 1 の補足 その2

本編中盤で、シュウがやたらと本について語るシーンがあったと思います。
あそこは別に物語全体としてはすごく重要なパートという訳ではないのですが、一応少なからず意味があってのシーンなのでこの場で補足します。

彼のあのシーンでの本語りは、要はドーズという話のメタファーです。


シュウ「あ、その本知ってるの? 俺その小説好きなんだよ。なんでもない日常の話なのに、すごく心に響いてさ。確かそれ、うちにはその一巻までしかないけど三巻で完結らしいんだよね」

→これはドーズというシリーズについての言及です。書斎のシーン以前までは、彼はヒロインと共に一見なんでもないように見える日常の中で幸せに暮らしていました。その平和な暮らしは彼の心に響き、満たすものでしょう。
また、ドーズは今のところ全三部作の予定なので三巻で完結と言っています。

シュウ「そっちの本も知ってるの? それはショッキングなサスペンス小説だよねー。世間の荒波に負けないようにって主人公がずっと頑張ってたのに、それが余計泥沼にはまる原因になって、結局残酷な結末になってしまうってちょっと悲しいよね。でもその小説、読んでる内になんだかこう、はまるものがあったんだよね」

→これは書斎シーン以降のヒロインの運命についてです。世間、つまりヒロインの周囲で起こるショッキングな出来事(実は自分が監禁されていたこととか)に負けないように抵抗しますが、結局逃げることができなかったヒロインを指します。そして彼女をそういう風にさせた張本人のシュウは、自分から逃げられないヒロインを可哀想に思いつつもヒロインを自分の側に置くことができて幸せである、ということです。


・お知らせ

二つほど告知したいことがあります。

まず一つは、次回作についてです。
次回作も鋭意制作中です!
次は大分精神的にエグい話になります。
地雷原へようこそみたいな地雷だらけの話になると思うので、リリースの際にはきっちり注意喚起をしていきたいなと考えています。なお次回作はドーズの続編ではなく単発ものです。
公開は10月末〜11月にかけてのどこかでリリースできたらな〜と予定しています。

始まったばかりのサークルですが、これからよろしくお願い致します!

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