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放屁薬の記事 (3)

サークルSBD 2019/09/30 00:00

特典「もしも彼女がスカンクコスプレでオナラしてくれたら」

    文責:SBD

サークルメンバーのとんさんより、ごく初期のレーベル「とん」作品のいくつかをCi-enの特典として使用してもよいとの認可を頂戴しましたので、何回かに分けて不定期に300円プラン内にて作品本体をまるごと提供させていただいております。


もしも彼女がスカンクコスプレでオナラしてくれたら

今回は、愛称「もしスカ」こと「もしも彼女がスカンクコスプレでオナラしてくれたら」をご用意いたしました。

ちょっと勝気だけど可愛い彼女と、初めてのオナラプレイ。
しかもスカンクのコスプレで・・・。
そんな仲良しこよしの恋人気分にひたれる、少し甘酸っぱくて凄くオナラくさ~いひと時をお楽しみください。

【 300円 】プラン以上限定 支援額:300円

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サークルSBD 2011/08/07 22:44

「化学戦」

舞台は、とある小さな製薬会社の、化学研究室。
香子と修は、共に幼ななじみの新入社員です。
この日、いつもは遅くまで居残っているはずのベテラン社員達は全員、OBのお祝いとかいうことで飲みに出かけてしまい、研究室には香子と修の二人だけが残って仕事を続けていました。
それでは、どうぞお楽しみ下さい。『化学戦』です。


『化学戦』


香子が下腹部の異変に気づいたのは、研究に打ち込む修のりりしい横顔を見つめていた時だった。
痛みはなかった。ただ、全く突然に、腹の奥の方で、ぼこり、と大きな泡がうまれた。そんな感覚だった。
ぼこり、ぼこり。大きな泡はさらに続けざまにうまれ、香子の腹を内側から圧迫した。
「ん・・・!」
香子の小さな唇から、あえぎ声がもれ出た。修が香子の方を見ている。
赤くなってうつむいたままいそいで席を立った香子を、修が大きな声で呼び止めた。
「キョーコ、ちょっと待って!どこ行くんだ」
「お、御手洗行ってくるね」
「今すぐ手を借りたいんだけど、それからじゃダメか?」
「でも、シュウちゃん・・!」
ぼこり、とまた泡がうまれる。香子は、肛門に力を入れて耐えた。
「なっ、ちょっと頼むよ、すぐ済むからさ」
「・・わかったわ。じゃ、何をすればいいの」
香子は慎重に歩いて修のそばに立った。
修のデスクには、化学物質を合成する為の装置と物質材料のビンが、ところせましと並べられていた。
「もう研究が完成しそうなんだが、足りない材料があるんだ。倉庫にも無い。協力してくれるよな?」
「えっ、協力?材料って?」
「インドールとスカトール」
「ええぇっ!?だって・・・もしかしてそれって・・」
香子は思わず、自分の尻を押さえた。修はそれを見て、笑って言った。
「その通り。オナラからなら手っ取り早く抽出できる。だから『協力』って言ったのさ」
香子は耳まで真っ赤になって首を振った。
「ダメッ!イヤよイヤ、どうしてそんな、だってシュウちゃん、自分のを使えばいいじゃないっ!」
「いや、僕のは、とんと出る気配がなくてね。でも君は・・・そうでもないんだろ?」
修はいたずらっぽく微笑んで言った。
香子の中でまた、ぼこり、と泡がうまれる。
「も・も・も・もしかして、これ、シュウちゃんのせい・・・?」
「30分前に飲んだコーヒー」
「あっ!」
香子は、修が入れてくれたコーヒーのことを思い出していた。
「キョーコ。材料、もらえるかな?」
「バカァ!!」
そう叫びながら香子のくり出した平手打ちは、修に手首をつかまれて止められた。
修は抵抗しようとする香子を引き寄せ、耳元でできるだけ優しく囁いた。
「ごめんよ。でも、どうしてもキョーコのが欲しかったんだ。君ので、この研究を完成させたかったんだ」
香子の抵抗が止んだ。修が手首を放しても、香子はそのまま、修に寄り掛かるようにしてうつむいて立っていた。
「シュウちゃん、あたしのこと好き?オナラしても、好き?」
「ずっと好きだよ。ずっと前から」
「・・・じゃ、あげるわ。シュウちゃんに・・・・。教えて、気が変わらないうちに。どうすればいいの?」
「この紙に成分を染み込ませるんだ。後でそれを抽出する。」
修は、手の平サイズの、ペラッとした半透明の紙を香子に手渡した。
香子は、一瞬ためらって、助けを請うような目で修を見た。
「御手洗でしてきちゃ、ダメ・・・?」
「わかってると思うけど、それじゃ持ってくる間に成分が散ってしまう。成分を定着させるための処理が必要だ。今、ここでね」
香子は小さくため息をついた後、足をもじもじさせながら、修から渡された紙を下着の奥へ入れはじめた。
「イ、イヤ、見ないで、恥ずかしい・・・・」
香子が哀願するように言うので、修は両手で自分の目を覆った。
「これでいい?」
「ウン・・あっ、はぁっ。もう出ちゃいそう・・・で、出るっ」

『プゥッ・プゥゥ・ププ・プゥゥッ』

「いや・・大きな・・・音・・恥ずかしい・・」
「オナラの音もかわいいよ」
そう言いながら、修は指の間から薄目を開けて香子を見た。
香子は顔を真っ赤にし、肌を上気させながら、片手を乳房に、もう一方の手を股の間にのばしていた。

『プスッ・プスーッ・プッスーッ・ブスーーッ』

香子が悶える度に、放屁の音が大きくなっていく。
修の周囲にも、異様なニオイがたちこめはじめていた。

『ブゥゥーーッ、ブウッウウーーッ!』

「キョーコ、もういい、微量でいいんだ!ストップ!やめろ、おい!」
修の声に気づいた香子は、トロンとした目つきのまま、下着から抜き出した例の紙を修に手渡した。
すぐに作業にとりかかろうとした修は、手渡された紙を見て、目を疑った。
あろうことか、半透明だった紙が、まっ黄色に染まっていたのだった。
背後に忍び寄る気配に気づいて修が振り向くと、目の前に香子の、裸の尻があった。
香子の両手が尻の肉を左右に引くと、桃色の肛門が姿を現した。
「シュウちゃん、まだ出るんだから。責任、とってね。いい?するよ、オナラ・・・」
香子がそう言い終えると同時に、放屁の快音が部屋じゅうに響きわたった。

『ブウッブウゥーーーウウッ!!ブブブウゥゥーー・・・・』

修はガスの海でおぼれながら、香子のコーヒーに盛った薬のことを考えていた。
あれはもしかして、コーヒーや香子の腹中の何かと混ざって、大変な物質に変化してしまったのかもしれない。
例えば・・・強力極まりない催淫剤とか?
すごいぞ、これは新発見だ。あの紙から上手く抽出できるかな?
修は気を失う直前、ニヤリと微笑んだ。
なに、大丈夫さ。あの紙で足りなくても、僕の顔は、あれ以上にまっ黄色にされつつあるんだから・・・・・


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サークルSBD 2011/08/04 00:50

「SMクラブ・森の猫」

『 SM倶楽部・「森の猫」 』



PM8:30 会社脇の路地。

一人の中年男性が足早に歩いてきて、前を行く青年の肩を叩く。
「神尾くん、神尾くん、神尾くん、(小声で)どう?今夜、つきあわんか?」
「あ、常木課長。今夜も行くんですか?課長も、好きですねー、このー」
「(小声で)ばか、シーッ、シーッ!」
「はは、心配性だなー。大丈夫ですよ、普通、想像もつきませんって。(小声で)課長が、オナラフェチだなんてね」
「(小声で)そう言う君もな」
声を殺してクックッと笑いあう神尾と常木。二人の足は、繁華街へと向かう。


PM9:10 汚いラーメン屋。

小さなテーブルをはさんで、ラーメンをすすりつつ話す二人。
「例の店のことなんだけどね・・」
「なんです?」
「景気悪いんだと、やっぱり。近々、閉めちゃうらしいよ・・」
「課長がもっと毎日行ってやりゃよかったんです」
「ばか。なら、若い君の方が適任だったじゃないか」
「・・・」
「・・・」
「不況ですか・・」
「不況だな・・」
「さびしくなっちゃいました」
以後、無言でラーメンをすすりつづける二人。


PM10:00 人気の無い路地裏。

ある建物の、妙に間口の狭い階段を地下へと降りていくと、そこに扉があり、扉には小さな看板が掛けてある。
看板の文字は、こう読める。『森の猫 会員制』。
「森の猫」の上には、小さく「ウッド・プシー」とルビがふってある。
扉を開け、中に入る神尾と常木。


PM10:30 『森の猫』内のプレイルーム。

窓のない薄暗い部屋。神尾が店の女の子と二人きりで、ベッドに腰掛けている。
そう大きくはない個室だが、ムチやローソク等の責め具から、手枷や足枷、縄等の拘束具まで、SMプレイ用具は部屋内に一通り揃えられている。
小さな冷蔵庫もあり、そこから出してきたシャンパンをちびちびとやりながら話をしている、神尾と女の子。
「えッ・・・じゃ、本当に。今日でここって・・閉めるの!?」
「そうなの・・。仕方ないよ。今日だってね、お客さん、二人だもん」
「二人ってまさか・・・おれと、常木さん・・」
「ぴんぽーん。正解」
「(絶句)・・・・」
「神尾さん・・・そんなに、がっかりしないで、ね?今夜はね、ウッド・プシーの最後の夜だから、特別なサービスが用意してあるよ!すっごいよ~」
「特別・・サービス?」
「なんとなんと、時間無制限延長サービスだよー!だから今夜は、ね?ずっとスウと一緒に遊べるよ」
「ほ、ほんと!?うーっ。おれ、今夜は変になりそう!さびしいやらうれしいやらで」
「もう充分ヘンだよう、オナラが好きなんて!ふふふ・・」
「ンだとう、こら、スウ、こいつッ!」
スウの腰を抱え上げて、その尻を平手でピシャリと叩く神尾。
「やだ、痛あーーいい」
そう言いながらも、コロコロと笑い続けるスウ。
神尾、彼女の羽織ったガウンを脱がせにかかる。
ガウンの下から現れたのは、まだあどけなさの残る顔立ちとは裏腹な、フェロモン匂い立つ豊満な肉体と、それを包むピチピチの黒いボンデージ。
ボンデージの背には二本の白い縦縞が入っている。
縦縞の白い線は、背中と腰の境目あたりで交差して一本につながるようになっており、ちょうどその交差した箇所に、大きな白黒のふさ毛が、尻尾のつもりで取り付けられている。
「さあ四つんばいになれっ、このスカンク娘!スカンクらしく、屁をブッこいてみせろっ!」
そう言って神尾、ほとんど布地がないので剥き出し状態のスウの尻を、思いきり平手で打つ。
パシーーンという快音が、部屋中に鳴り響く。
「どうした、スカンク。やれよ!このいやらしい尻がどんだけひどい屁をたれるのか、確かめてやるから」
「いやだ、もーっ、やめなさいよバカァ!」
「何だと?それが主人に対する口のきき方かッ!?」
パシーーン!!
神尾の平手が、スウの尻を打つ。
「やだあぁ、やめて、お願い・・・」
パシーーン!!
「このできそこないのメス奴○が!早く、屁をたれろってのに」
「お願いです、御主人様、許して下さぁい・・」
「なんだとーっ」
パシーーン!!
「スカンクのくせに屁がこけない理由でもあるのか?言ってみろよ!」
パシーーン!!
「あの・・・は・・恥ずかしいから・・」
「恥ずかしい?何だそれはーっ」
パシーーン!!
パシーーン!!
「出すまでやるぞーっ」
パシーーン!!
パシーーン!!
「もっとかーっ」
「い・・嫌・・」
プウッ!
可愛らしい音をさせて、スウの尻から生あたたかい気体が発射される。
「おっ!・・出たか、よしよし、いい音だ」
「そ、そんな・・」
「ウプッそれに、くさい!何つうニオイだよ、これが女のコのしていい屁かよ?」
「嫌、イヤぁ、言わないで下さいっ」
「さあもう一度、その恥ずかしいガスを・・」
「・・あ・・・あれっ・・・・?ちょっと待って神尾さん、お薬が切れちゃったみたい。オナラ、出ないや」
スウ、何事もなかったかのように立ち上がり、冷蔵庫の方へと歩き出す。
「お、おおおい、何だよう、イイとこなのに・・・スウちゃん、それでもプロかよう」
「ご、ごめんね・・。えっと、お薬、お薬」
そう言って、冷蔵庫内の小物入れから取り出した粉薬をサラサラと口にあけ、シャンパンと一緒に飲み下すスウ。
「これでよしっと」
「全然よくない。一気にしらけたじゃんかよう」
「アッハハ、そう言いながら、いつのまにか服、脱いでるーっ」
神尾、さっきまで着ていたシャツもスラックスも靴下も全部脱ぎ捨てて、トランクス一丁になっている。
「うるさいって。この淫乱スカンク娘。お前だって乳も尻もほとんどまる出しじゃんか、えっ!?人のこと笑えんのか、この淫乱!!乳も尻も、でっか過ぎなんだよっお前はっ!!」
神尾、スウの豊満な乳房を両手でわし掴みにして、揉みしだく。
「あ、あん・・・いいよ。ガスのお薬飲んだから、今度はいっぱい出してあげる」
「黙れ、この淫乱スカンク!!無駄口きくひまがあったら、オナラの一つでもひっかけて反撃してみろーっ」
「い、嫌、お許し下さい、御主人様っ、それだけは・・・・」
「オナラもしないスカンクなんぞ、飛ばない鳥だっ、走らない馬だっ、勃たない珍棒だっ、そんなのはみんなニセ物だーっ(暴言)」
神尾、うつぶせにしたスウに馬乗りになって、エロティックに盛り上がった尻の肉を容赦なくひねくり回す。
「役にも立たないニセ物なんか、こうしてやる、こうしてやる」
「いたい、いたいですう!御主人様、いたい・・・!」
「それじゃ、こうしてやる」
神尾、ボンデージの尻尾のふさ毛を使って、スウをくすぐり責めにする。
「コチョコチョ・・」
「ああそそ、それは、や、やめて、ほんとに、キャアアアーッ、アハハハハハ!!」
「さわさわ・・」
スウの尻の割れめを指でくすぐりまくる神尾。
「ダメ、あ、あーっ」
ブブブウウウウウ!!
大音響と共に一気にもれ出る、スウのオナラガス。
「おう!いいぞ、もっと出せ!」
「ああっ、お許しを・・・恥ずかし過ぎます・・!」
ブスーーッ!
ブッ!ブシュッ!
次々と放たれる、豪快なオナラの音。
「ハア・・ハア・・御主人様・・」
「くっ、くさい!臭過ぎるぞ!なんてはしたない女だお前はっ!ハッハー!さあ、どんどん出せ、絞り出せ!!」
そう言いながら、しっとりと濡れそぼったスウの秘所を指でまさぐる神尾。
「ア・・そ、そこは・・ダメ・・」
「いやいや、じっくり堪能させてもらう。もっと激しいのがいいか?どうだ?」
神尾、スウの秘所を、ボンデージの隙間から舌を差し入れて、巧妙にねぶり始める。
「ああっ、ダメーーッ!!」
ブウウッ!!
スウの放った濃密なガスが、神尾の鼻を直撃する。
「うぐっ・・いいぞ、これはホントにスカンクっぽい!く、苦しいぞっ!なかなかのニオイだ・・・苦しい・・・あれ・・・・?」
急に目の焦点が定まらなくなり、フラフラッとして仰向けに倒れてしまう神尾。
「何だ・・・急に・・・眠い・・・」
そう言ったきり、意識を失ってしまう神尾。


AM0:00 同プレイルーム。

神尾が目を覚ます。そして、自分の体がベッドの上に仰向けのまま固定されているのに気づく。
神尾の手足は皮の拘束具でベッドの端につなぎとめられ、胴体は何本も結び合わされた縄やムチでベッドごとぐるぐる巻きにされている。
ベッドに腰掛けていたスウ、神尾が目覚めたのに気づき、その顔をのぞきこむ。
「神尾さん、よかった。起きたのね・・」
「ウ・・くそ・・・スウちゃん・・・」
「なあに?」
「おれに、何かしたろ・・・そうか、あのシャンパン・・?」
「ぴんぽん。いわゆる目薬入りってやつ?すごいよく効いたね」
「犯罪だぞ・・・。何するつもりだ、おれなんかに・・」
「ウフフ。もう一つの、特別サービス」
「サービスう?」
「そう。気に入ってもらえるといいんだけど・・・・ねえ神尾さん、聞いてくれる?ね、ここのお店って、SMクラブよね?」
「・・・?」
「なのにね、SMだっていってるのに、サドな人ばっかり来るの。ねえ、聞いてる?」
「あ・・ああ」
「知ってる?スウね、本当は女王様志望だったのよね。でも、いつのまにかマゾ役もやらなきゃならなくなってて、それからはもう毎回毎回ぶたれたりふんづけられたり、さんざん、ヒドいめにあってきたわけ。わかる?」
「え・・えーと」
「まあ、お仕事だから仕方がないし、他のコたちもみんなそうだから・・・・。でもやっぱり、最後には、女王様をやってみたいな・・・。神尾さん。スウの最後のお願い、叶えてくれるでしょう?女王様として、一生懸命サービスするから・・ね?」
「イッ!?そ、そ、そういうこと!?いや、おれ、無理だって・・痛いのダメなんだ本当・・・ご、ごめん」
「スウは神尾さんのこと、好きだよ。だから、そんなの知ってる。痛くしないよ」
「あのね、だからねそんな気休め言われたって、おれ、M方面はダメだって。嫌だって。嫌だーっ」
「大丈夫。神尾さんの大好きな、オナラで責めてあげる。どう?」
「・・・・・・そうなの?」
「クスクス、そうだよ。安心した?」
「いや、まあ・・・って、じゃあこの縛りは、どういう意味ッ!?」
「うーん、雰囲気かなあ」
「カンベンしてくれよ・・どっかカユくなっても掻けないよお」
「かわりに、掻いてあげるよ。何でもスウに言ってね。それならいい?」
「う・・うん、まあ・・・うーん・・」
「だから神尾さん大好き!じゃ、いい?スウは今から、女王様スカンクだよ?」
そう言うが早いか、スウは後ろに手を回し、ふさ毛の尻尾を取り外す。
すると同時に、尻尾のギミックでとめられていたボンデージの腰の合わせ目がパラリとほどけ、あっという間にスウの下半身が丸裸になる。
「待っててね」
冷蔵庫を開いて、例の粉薬と、なにか得体の知れない黄色い液体の入った注射器を取り出すスウ。
粉薬をまたシャンパンで飲み下し、次に注射器を手にする。
注射器の先端に針はついておらず、かわりに、きちっとしたプラスチック製の栓がしてある。おもむろにその栓を抜くスウ。
そのとたん、何ともいえない悪臭が、辺り一面に漂い始める。
「神尾さん。ニセ物なんて・・って、言ってたよね?さっき」
妙に色っぽい手つきで注射器の口を自分の肛門に差し込み、黄色の液体を一滴残らず注入するスウ。うっとりとした表情。
「さあこれが本物よ。覚悟しなさい」
「わ。ちょっと待て。ま、まさかそれ、ほ、ほ、本物のスカンクのガスの、もと・・・」
「ぴんぽん」
動けない神尾の上に、シックスナインの格好で覆いかぶさるスウ。
神尾の視界いっぱいに迫る、スウの白く丸い尻。
「うわっ、バカ、スウよせっやめろーーっ!!」
「なあに?それが、女王様に対する口のきき方なの?」
神尾の目の前で、花のつぼみのようなスウの肛門がみるみる大きく膨らんでいき、やがてそれがはじけて・・
プウッ!
可愛らしい音をさせて、スウの尻からやや黄色みがかったようなガスが噴射される。
「反省なさい」
「ぐっ・・ぐぎゃあああーーっ!!臭い、しぬっ、死ぬうーーッ!!」
危機を察して口だけで息をしようとしていた神尾だったが、無駄な抵抗だった。
毒ガスの威力で獲物がのたうちまわる様子を、鼻をつまみながら観察するスウ。
「くさいくさい、くさあい!!やめろ、やめてくれえっ、く、くさいーーッ!!」
「なあに?スカンクが臭いオナラをしちゃいけない理由でもあるの?言ってみなさい」
「ううーーっ、畜生、うぐっ、おぼえてろよ・・ハアハア、ヒイヒイ」
「畜生?覚えてろ?クスクス、そんな態度してて、いいのかなぁ?」
スウの尻の穴が神尾の鼻先にググッと迫り、そして、
プス・・スカーーーッ・・・
生あたたかいすかしっ屁が、神尾の顔一面に吹きかけられる。
「くさューーッ!!ひぎゃ、やめて、ヒイーーッ」
悪名高いスカンクの臭気とスウ自身の屁臭とがミックスされた混合ガスのあまりの臭さに、息をするのもやっとな神尾。
「どう?それとももっとクサいめにあわせて欲しい?」
スウの柔らかな尻が神尾の顔を覆いつくすと、肛門が神尾の鼻に密着した。その恐怖に、恥も外聞も無く泣き叫ぶ神尾。
「お願いーーッお願いでふ、助けて、やめてそれらけは、それらけはああーーっ!許ひてーーー!!」
「ウフフ、どうしよっか。少し、かわいそうかな」
肛門のつぼみをひくひくと伸縮させてじらし、獲物がパニックにおちいるのを楽しむスウ。
その時、神尾の必死の抵抗に屈し、左足をベッドにつなぎとめていた拘束具が、音を立ててはずれた。
突然自由になった神尾の左足は、勢いあまってスウの頬をしたたかに蹴りつけてしまう。
「キャアッ!!」
「あ・・・!!」
「いた・・痛い・・!グスッ、ひどいよう・・・」
「いや、あのっ、これ、事故・・」
「神尾さん、嫌い!顔を蹴るなんて・・最低!!」
「ちっ、ちがう・・・ムグ・・」
スウが神尾の顔に尻を乗せて体重をかけると、彼の弁解の言葉も、たちまち尻の柔肉に埋もれてしまった。
肛門に神経を集中して、神尾の鼻の穴の位置を探るスウ。
神尾は必死に自由な左足をバタつかせるが、神尾の顔の上にいるスウには届かない。
「・・・・スカンクの女王が、判決を申しわたすわ!無反省で乱暴なオス奴○は、ガス室送りの刑に決定っ」
そう言うが早いか、腹にありったけの力をこめてオナラを放出するスウ。
顔全体を尻で塞がれている神尾に、逃げ場はない。声もなく絶叫する神尾。
シューッ、ブシュシューー・・ムススゥーー、プシューッ・・・
スウのオナラガスが、シュブシュブと音を立てながら、神尾の鼻に注ぎこまれていく。
スウのガスは今や、神尾の中の全てを犯し、滅茶滅茶にかき回しつつあった。
神尾の手足は痙攣し、胃腸はのたうち、理性は消しとび、五感もほぼ消失してただ屁の臭さが感じられるだけとなった。
それでもまだ、スウのオナラの噴射は終わらない。
シュブゥーーッ・・シュブ・・シューー・・・・
そのままどれほどの時間が経ったろうか、スウの肛門はようやく元の控えめな姿を取り戻し、尻の割れ目の奥で沈黙を守るばかりになっていた。
鼻をつまんで、ゆっくりとベッドから降りるスウ。
ベッドの上には、ヒクヒクと全身を痙攣させている神尾。白目をむいて、完全に失神してしまっている。
冷蔵庫を開け、1リットルパックのトマトジュースを取り出すスウ。
パックの封を開け、中身を手の平にたらして、それを自分の尻の割れ目によく塗りこむと、スウは、残りのトマトジュースを神尾の顔にかけはじめる。
「やりすぎちゃったかなあ・・・・女王様も、結構難しいね」


AM3:30 『森の猫』前の路地裏。

トランクス姿の神尾が、地面に寝転がっている。その横には神尾の衣類や持ち物が、キチッと揃えて置いてある。
「ハークショイ!!」
神尾、自分のくしゃみに驚いて目を覚ます。
「ウ・・・ここは?」
神尾、自分の格好に気づき、あわてて服を着る。
ふらつく足取りで狭い階段を降り、地下の扉の前に立つ神尾。しかし、確かにそこにあったはずの、『森の猫 会員制』の看板が、見あたらなくなっている。扉を叩いてみるが、何の反応もない。
「畜生・・・!言わせろよ・・・・。さよならぐらい・・」
階段を引き返してまた裏路地に出た時、神尾は、隅の方のドラム缶の上に、常木の服やカバンが置かれているのに気づく。
神尾、ドラム缶の蔭で、ブリーフ一丁の常木がのびているのを発見する。


AM4:10 繁華街のメインストリート。

生ゴミをあさるカラスの群れと常木・神尾の二人の他に、動くものの姿はない。
互いの肩を支え合いながら、フラフラ歩いていく二人。
「課長」
「ン・・?」
「生きてます・・?」
「なんとかな・・」
「だいぶやられましたね」
「そう言う君もな」
「やっぱり、女のコにお願いされて・・?」
「いや・・・うむを言わせずいきなり、ものスゴいガスを・・・・三途の川が見えたよ・・・」
「届けますか、警察に?」
「ばか。何て言って届けるんだ」
「殺人未遂・・・アッハハハ」
「オナラで、死にかけましたってか」
肩を組んで、おかしそうに笑いあう常木と神尾。二人の笑い声に驚いて飛び立つ、カラスの群れ。


AM4:50 駅のプラットホーム。

常木と別れ、駅のベンチに寝転びながら一人、始発電車を待っている神尾。
「・・・・神尾さん」
自分の名を呼ぶ声に驚いて、とび起きる神尾。
見ると、フリースのジャケットにジーパンという、カジュアルな格好のスウが、ベンチの側に立っている。
「うわッ・・ス、スウちゃん!?」
「クスクス、その名前は、お店のときだけだよう」
「な、な、な、何しにきたのっ」
「何って、お家に帰るのよ・・?」
「・・そ、そうか・・」
「・・・」
「・・・」
うつむいて押し黙る二人。
駅のアナウンスが流れ出し、遠くから列車がやってくるのが見える。
「あの計画、お店のみんなで話し合って決めたの」
「・・えっ?」
「やっぱり、ちょっとひどかったよね」
「・・・」
「神尾さん、ごめんね・・。ごめんなさい・・・」
「・・・はは・・な、何言ってんだ。おれも、じ、実は結構楽しんでたんだぜ」
「神尾さん・・・」
「元気でな・・。立派な女王様になれよ」
神尾、握手のつもりで右手を差し出す。
その手を取って神尾を抱き寄せ、耳元でささやくスウ。
「肝心なこと、まだしてなかったよね。欲求不満じゃない?」
「・・イッ!?」
「あの時間延長サービス・・・・まだ続いてるって言ったら、どうする?」


AM5:10 走る列車の中。

神尾とスウの他には誰もいない。遠くの車両で赤ら顔の老人が眠りこけているのが、ガラス越しに見えるだけ。
「朝だから、がらがらだね」
「ああ」
「今なら、オナラしたって恥ずかしくないね」
「だ、だめだ!!だめだめ、絶対ダメ」
「クスクス、神尾さん?オナラ好きやめちゃったの?」
「この、バカスカンク!あんなモン尻に入れたら、当分の間お前の屁は、毒ガス扱いに決まってるだろうがっ」
「でも、結構楽しんだんでしょう?ふふふ・・」
「かんべんしてくれ・・・たのむからヤッてる最中に一発かましたりしないでくれよな・・」
「うーん、いいよー、そのおびえかた。ゾクゾクしちゃう」
「だめだおれ・・・もう、尻にしかれてるよ・・・ああ・・・」
二人を乗せた始発列車が、朝焼けの空の下を走っていく。
街の一日がまた、始まろうとしていた。



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