第4329回 漫画術の話
あ、そうそう、だいぶ前に買ったジョジョの荒木先生の書籍『荒木飛呂彦の漫画術』、先日ようやく全部読み終わりました。
だいたい布団に入るのが早かった夜とかなんとなく本を読みたいなって時にチマチマ読み進めていたんですけど、最初から最後まで面白い話ばかりでダレることなく読み切れたのはさすが荒木先生だなっていう感じでしたね。ジョジョはアニメでしか知らない身ではありますけど、あの長きに渡るストーリーがどういう風に作られているのか垣間見れて「なるほどこりゃ面白くなるわけだ」と納得してしまう部分も多々ありました。
”漫画術”とは書いてありますけど基本的にはテクニックとか技術面の話ではなく漫画に対する姿勢であったり考え方、取り組み方を丁寧に解説されている本なので、漫画を描く人に限らず創作活動している人なら誰にでもオススメできる本じゃないかなと思います。
ちなみに僕は”キャラクターを作る上での何かヒントが得られるかな”とこの本を買ったんですが、その辺も色々と発見やら参考にしたい点やら見つけることができました。毎回セリフ付きの作品を制作する時に良いセリフが出てこなくて悪戦苦闘するんですけど、これを読んでキャラ作りを見直した今ならいけそうな気がしてきます。
あとは荒木先生の世界観を形作ったであろう映画とか小説なんかもちらほら出てくるので、自分の知らない世界を見つける良いきっかけにもなるかもしれませんね。実際僕もこの本に出てくるひとつの短編集がすごく気になっていて、近々Amazonで買い物をする機会でもあれば一緒に買おうかなと思っています。
いやでもホントこうやって新しいモノを取り込んでいくってのは大事だなと改めて思いました。それが役に立つかどうかは別として、”知っている”というだけで自分の武器になりえるわけですからね。