『まぞトラ』製作の進捗20 - 自宅改装システム
自宅改装システム
本作の主人公は、外部からやってきた冒険者ですが、依頼主である村から空き家を自宅として提供されます。
それがこちら。
デフォルトではこんな感じですが、改装システムによって家具や壁、床などを変更することが可能となります。
そしてゲームを進めていくことで、使える家具の種類は増えていきます。
上記画像はベッドの選択画面。
右側の選択肢に応じて、左側に家具の見本画像が表示されます(※動画参照)。
この見本画像の表示処理、一見なんでもない事のように思えますが、ツクール上に実装しようとすると、かなり面倒なんです。
でも文字だけの選択肢だと分かりづらいと思い、頑張って作りました。
上の改装前後の画像は無難な変更になっていますが、実際はもっとヘンテコな内装にも変更可能です。
どんな種類があるかは、実際にゲームで確認していただけたらと思います。
改装システムを作るまでの紆余曲折
もともと、当サークルの処女作であるエロADV『裏の何でも屋』にも、主人公の自室を改装できるシステムがありました。
しかし第2作であるエロRPG『剣と首輪の奴○商』では、改装システムを搭載すべきかどうか悩んだ末に、無しとすることを決めました。
これは『剣と首輪の奴○商』の場合、マップ上の各都市・各町でそれぞれに自宅が購入できるという仕様であり、全部あわせると9軒も自宅があるためでした。
そんなに自宅があっては、改装のありがたみがほとんど感じられないだろうと判断したのです。
で、今回の『まぞトラ』ですが、こちらは開発が結構進んだ時点でもまだ、改装システムを搭載するかどうか決めかねていました。
ところがそんな折、こちらの有料プラグインがリリースされたのです。
改装システムを提供するプラグインじゃないか!?
これだ! これを使って作るっきゃない!
そう考え、即座に購入して動作テストを行いました。
すると……他のプラグインと競合してエラーが発生! 利用できない!
もうね、すごくガックリきましたよ……。
競合しているプラグインはパララックス・マッピングを行うために絶対必要なものなので外すわけにもいかず、結果、泣く泣くこの改装プラグインを外すことにしました。
ですが一度「改装システムをつくるぞ」と意気込んでしまったこともあり、こうなったら自力でどうにかしてやろうじゃないか、と決意。
そして、この記事にあるシステムを一週間近くかけて作り上げたのでした。
プラグイン競合は、ツクールをやっている限り避けて通れぬ道で、これまでにも幾度となく経験してきました。
が、それでも今回は、私のツクール史上最もガッカリさせられる一件となりました。