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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/05/07 08:00

ヒーローとは永遠の童貞

ヒーローとは永遠の童貞

残酷な事実だと思うんですが、最もヒーローらしいヒーローとは童貞であると思うんですね。

何を言ってるかというと、
バットマン、スパイダーマン、キャプテンアメリカなどの米国ヒーローに共通する事実として"童貞臭い"んです。

好きな子に自分の素顔を明かすことは出来るんですが、本音を伝える事が大の苦手で遠くから見てるだけで満足してしまうのが誰もが認めるヒーローです。

仮にアイアンマンのような女遊びが好きなキャラクターでも本命の彼女にはナヨナヨしたマザコンみたいになってしまいます。

実際にギャング映画やヒットマン映画には主人公のベッドシーンはよく出てきます。
しかし、ヒーロー映画のベッドシーンって凄くレアだったりするんです。

ヒーローは失うのが怖いからこそ、
そもそも手に入れてしまうのが怖いという矛盾感がヒーローたらしめているんでしょう。

「アメイジングスパイダーマン2」では主人公が世界平和よりも愛を優先すると宣言した後にヒロインは死んでしまうんですが、
"ヒーローとは祝福であると同時に呪い"だというメッセージが僕は好きなんですね。

ヒーローに愛は付きものですが、愛って言葉そのものが難しいものです。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/05/04 08:00

アベンジャーズの2人の主役

アベンジャーズの2人の主役

アベンジャーズシリーズではMARVELシリーズの主役が勢揃いするお祭り映画ですが、
特にアイアンマンとキャプテンアメリカが主役として描かれています。

面白いことに全く真逆の価値観、思想、能力ではあるものの、ベタな漫画のライバル関係というわけでもないんです。

キャプテンアメリカの武器は盾のみ、
兵器はなく、専門的な知識もない、運動神経のみが取り柄の自己犠牲的なアナログヒーロー。

アイアンマンは全身兵器の天才発明家、
運動神経はなく、自分が生きているから誰かを助けられるという我が強いタイプのヒーロー。

「シビル・ウォー」というアベンジャーズ作品では、そのリーダー2人が対立するんですが、さらに面白いことに、
アイアンマンが保守的、キャプテンアメリカがその逆の立場として描かれているんです。

好き勝手にわがままを通すにも"規律"は必要であると考えるアイアンマン。

今ある最善策、自分が正しいと思える正義を守り通そうとするキャプテンアメリカ。

アベンジャーズは他にもヒーローは出てきますが自分がなりたくてなったヒーロー像としての2人の生き様は素晴らしいです。

少しだけネタバレになりますが、
シリーズ最後まで2人は互いを認め合う描写はないです。

しかし、
アイアンマンは自己犠牲を、キャプテンアメリカは自分にとっての最後の自分勝手をするのですが、
それが無言のお互いを認め合った伏線になっているようで感動しました。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/05/01 08:00

キャプテンアメリカという生き方

キャプテンアメリカという生き方

キャプテンアメリカを知っていますか?
僕も映画を観るまでMARVEL作品の1人で盾を投げるだけの地味な脇役ぐらいにしか思っていなかったです。

アイアンマンやバットマンが大富豪からの転落だとすれば、キャプテンアメリカは信念だけで底辺から登り上げたヒーローです。

映画しか観ていないのですが、この作品の面白い点は"過去を振り返らない事"です。

いくら大胆なアメリカ人とは言え、大概のヒーローは過去を振り返るシーンが多いです。
絶対に過去のトラウマでウジウジするシーンが1度はあります。

しかし、キャプテンアメリカは時系列に沿って物語が進んで行って本当に過去を振り返るシーンが全くないです。

それでは、彼は好戦的な人物かと言われれば全然そうではなく、武器が"盾"とわかる通り戦いそのものは好きではありません。

"正義が好き"なのではなく"悪が嫌い"なだけです。
この2つは矛盾していてイコールなんです。

誰よりも先頭に立って"盾"を構える。
"勝つ事"に意味があるのではなく"挑むこと"に意味がある。

過去を振り返らないのでは物語に重みがないかと思いきや、主人公の覚悟や信念が物語に重みを出す素晴らしい作品。
特殊能力もないのに盾だけ持って突っ込んでいく愛すべき単純馬鹿。僕は大好きです。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/04/28 08:00

アイアンマンという生き方

アイアンマンという生き方

映画「アイアンマン」を知らない人はいないでしょう。ただ、日本では全く話題にならない作品です。

主人公の背景としてはバットマンとほぼ同じで、
大富豪の跡継ぎが幼少期に両親を亡くして地獄に落ちてヒーローになるという物語。

僕も実際、もう一度見直してみるまでアイアンマンは好きなヒーローではありませんでした。
理由は自己中心的で他人を見下している事を隠そうともしない傲慢なヒーロー。さらに絶対防御のアーマーで危険を犯さないだからです。

ただ、"アイアン"とは鋼のボディを指している言葉ではなく"冷酷な心"を同時に指しているわけです。
だから自分の思い出や栄光には囚われないし、過去に抱いた女性の顔もほとんど忘れているという描写が常にあります。

ヒーローの苦難の1つに自分の正体をどう隠すかがありますが、持ち前の天才的なおしゃべりで弁護士すらいらないほどです。
バットマンはなんだかんだ口下手な部分が多い童貞臭がする人間です。

ただ、完璧すぎる天才"だからこそ"の悩みを描いたのが「アイアンマン」という作品である意味ヒーロー作品ではないんですよね。

彼は執着心がないから愛情もない、
完璧すぎるがくだらないミスが多い、
高級料理よりジャンクフードが好きなど
自己中心的がここまで突き抜けたら清々しいです。

自己中心的で完璧な天才発明家は悪に堕ちるのがセオリーですが、なぜそうならないのかが映画を観ていて納得させられる凄い作品です。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/04/25 08:00

映画「エイリアンシリーズ」

映画「エイリアンシリーズ」

エイリアンシリーズは1〜4、vsプレデターが2作とリメイク作品があります。

初代エイシンの公開が1979年で、
最後のリメイク作品が2017年公開です。

ただ、これだけあって面白い作品は1、2とvsプレデター1のみで後に行くほど面白くなくなってしまいます。

基本的に僕は監督は気にしない派なんですがここまで差が付くと気になって調べてみたら1.2の監督はジェームズ・キャメロンで3以降は違ったみたいです。

単純に映像の魅せ方、設定、緊張感の作り方が天才的なんですよね。
完全に"もうすぐ死にます"という顔したモブキャラのオヤジが雨水で顔を洗うシーンには震えました。
焦らし方が本当に上手いです。

あと、昔の怪物映画の監視カメラって便利だなと思うんです。

今の技術だとスマホですら鮮明な動画が撮れてしまうわけですが、1980年前後の通信映像ではノイズが凄いんです。
それが本当にいい味を出しています。

さらにCG技術ではなくストップモーションを使用していて、ロボコップでも書きましたがストップモーションって気持ち悪いんですよね。

エイリアン2はターミネーター2に匹敵するほどよく似た名作だと思うんですが、
面白さがわかりにくい難しいことをやっている作品です。

怪物映画なのに怪物より人間の腹黒さを魅せたり、キャラの立たせ方が上手かったり地味だけどいい作品です。特に2が好きですね。
最後のリメイクは無いなと思いました。

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