ヒーローとは永遠の童貞
ヒーローとは永遠の童貞
残酷な事実だと思うんですが、最もヒーローらしいヒーローとは童貞であると思うんですね。
何を言ってるかというと、
バットマン、スパイダーマン、キャプテンアメリカなどの米国ヒーローに共通する事実として"童貞臭い"んです。
好きな子に自分の素顔を明かすことは出来るんですが、本音を伝える事が大の苦手で遠くから見てるだけで満足してしまうのが誰もが認めるヒーローです。
仮にアイアンマンのような女遊びが好きなキャラクターでも本命の彼女にはナヨナヨしたマザコンみたいになってしまいます。
実際にギャング映画やヒットマン映画には主人公のベッドシーンはよく出てきます。
しかし、ヒーロー映画のベッドシーンって凄くレアだったりするんです。
ヒーローは失うのが怖いからこそ、
そもそも手に入れてしまうのが怖いという矛盾感がヒーローたらしめているんでしょう。
「アメイジングスパイダーマン2」では主人公が世界平和よりも愛を優先すると宣言した後にヒロインは死んでしまうんですが、
"ヒーローとは祝福であると同時に呪い"だというメッセージが僕は好きなんですね。
ヒーローに愛は付きものですが、愛って言葉そのものが難しいものです。