先日、BOOTHでのAI生成作品に対する今後の対応が告知されました。
・AI生成作品に対する、BOOTHにおける今後の対応とお願い
BOOTHでは、AI絵は禁止ではありません。
独自性の薄い作品は、検索結果から外すとのこと。
5月中にサービス共通利用規約・ガイドラインが改定されるようなので、独自性の薄い作品、ガイドライン違反の作品は削除されることになるのかもしれません(検索結果から除外のみかもしれませんが)。
独自性の薄い作品とは何か。
おそらく、イラストのみで構成された作品のことかなと思います。パイズリイラスト集、フェラぶっかけイラスト集など。
DLsiteと比べると、BOOTHは緩い印象を受けました。
さてDLsiteのAI絵作品の一時販売停止は今後どうなるか。
大まかには3つ考えられます。
1 全面解除。以前通りすべてのAI絵作品が販売可能。→可能性は低そう。
2 販売禁止が長期にわたり継続。→可能性は低そうだが、時勢によってはあり得る。
3 部分的な販売禁止解除。独自性が高いと認められるAI絵作品は販売可能。→落としどころとしては妥当(と思う)。
独自性の薄い、AI絵のイラスト集のような作品は、今後も販売できなくなる可能性は高いと予想しています。
現状、NovelAIだと、AI絵っぽい雰囲気が分かる場合がありますが、Stable Diffusionだと、AI絵なのかどうか分からないこともあったりします。
いわゆるマスピ顔ならAI絵丸出しではあるけど、マスピ顔以外、特定の絵柄を学習させたLoRAなどを使用すると、手描きのように見えることもあります。
現時点でも、AI絵で生成したイラストを、手描きだと偽ることも可能です。
クリスタには、製作過程を記録する方法(タイムラプス機能)もありますが、あれを使うとファイルの容量が多くなるので、現実的ではないです。
近い将来は、手描きとAI絵の境目が曖昧になります。
そうなれば、絵が、AIで制作したものかどうかは重要ではなく、コンテンツの中身の問題になるだろうと考えています。
デジタルの絵描きはいずれ、大なり小なり、AIを使うようになるはずです。法律などで規制される可能性もゼロではないけど、たぶん低い。
FANZAはいまのところ何のアナウンスもなく、AI絵作品の販売は継続中です。
個人的には頑張って欲しいけど、おそらく何かしらの規制がそのうち出てくると思います(DLsiteほど厳しくはないはず)。
この手の技術というのは出てしまった以上、どうしようもないです。
どうにか折り合いを付けてやっていくしかないです。
それが出来なければ退場です。