■RP-MUSICで使っている音響機材をご紹介いたします。
今回はZOOMというメーカーのハンディレコーダーH2(旧型)のご紹介です。
【新作素材集の企画】
こちらのマイクを使って『ゲーム向けの音声素材(バトルボイス集)』を制作予定です。
場の臨場感・立体感のある音を重視して『360度録音モード』で録音いたします。
ゲーム用の戦闘ボイスの場合・・・普通は、モノラルのスタジオ用マイクで録音されると思いますが・・・普通のモノは『既に他にある』ので、わざわざRP-MUSICがソレをやる必要は無いのではという考え方です。
そのため、あえて『フィールドレコーディング向けのハンディレコーダー』での収録を考えております。
RPGやアクションゲームで定番の『ファイア❕』とか『ヒーリング❕』とか『風の精霊よッ・・・!』とか『きゃあっ!(ダメージ)』という感じの音声素材集です。
前後ステレオの360度モードでの録音なので臨場感が出て、結構イイ感じです。(自分の声でテスト録音)
第一弾は女性声優さんに依頼して録音を考えています。
ゆくゆくは男性声優さんバージョンも録音したいところですが・・・同人界隈だと、男性声優さんはかなり少ないようで、ツテも無く悩み中です。
【音質チェック】
https://youtu.be/5cagNn1bmF8
↑のYouTube動画でZOOM H2の音質が分かります。
一つのハンディレコーダーだけで録音したとは思えない、立体感のある高音質さなのがお分かり頂けるかと思います!
【音の特徴】
前後にステレオマイクがついていて、前後4ch同時録音が可能なので360度の録音が可能です。(簡易サラウンド録音)
・前ステレオ
・後ステレオ
・前モノラル+後モノラル(前後ステレオ)
・前ステレオ+後ステレオ(簡易サラウンド)
・・・のモードが選択できます。
前後ステレオモード(4ch)では、普通のステレオ録音(2ch)よりも臨場感のある音で録音できるので、ゲームの効果音を作るのにも向いていると思います。
【記録容量】
かなり古い商品なので公式では4GBのSDカード対応と書かれていますが・・・記録メディアは32GB(SDHC)までは認識するようです。
PCやラジカセ(死語)などに接続してマイクとして使う場合は、SDカードが無くても動作可能です。
【電源方式】
電源は、単三電池2本、ACアダプター、USBバスパワーのいずれかで動作可能です。
野外やパソコンから離れた場所では、電池駆動で録音できるのでとても便利です。
【録音のコツ】
野外で録音する場合、風防は丸いスポンジタイプでは無く、写真にあるフサフサタイプの方がノイズが無くなるようです。
PC通話や動画撮影で使う場合でも、風防を付けた方がノイズが入らなくていいと思います。
【機能いろいろ】
単体でハンディレコーダーとしての使用はもちろん・・・パソコンとUSB接続して『クリアな音質のマイク(※USB接続時は4chモードは使えません)』としても使えます・・・そしてASIOドライバーが用意されているので『DAWで作曲用のオーディオインターフェースとしても使える』優れモノです・・・趣味DTMの人ならば、この機械だけで『外部録音+PCマイク+オーディオインターフェース』になるので安上りです(しかも各種の性能がそこそこ良い)・・・🦆💨
【その他】
古い機種なので、公式ではWindows8用のドライバーまでしか配布していませんが・・・Windows10でも、Windows8用のドライバーをインストールすれば普通に使えています。(※2021年8月10日時点での場合)
10年以上前の古い機種なので、細かい部分で『今風な使い方』はやりづらいのも事実ですが・・・ハンディレコーダー、PC用マイクとしての性能は高性能です。
マイク部分も、1万円くらいする単体マイクと同じくらいの性能があるので『上級プロ』や『オーディオマニア』で無い限りは、オススメできます。
ZOOM H2n公式サイト
https://zoomcorp.com/ja/jp/handheld-recorders/handheld-recorders/h2n-handy-recorder/
ご紹介したH2は廃番になっており、今は後継機のH2n(ネクスト)が出ているので気になる方はぜひご確認ください。
新型も基本性能は同じで使いやすさが向上しているようです。