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乙女向けの記事 (15)

flower spiral 2021/08/16 00:41

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flower spiral 2021/08/06 22:02

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flower spiral 2021/06/19 18:03

奏太の誕生日お祝いSSです。

沙月奏太の誕生日が6月18日なので、誕生日をお祝いするSSを書きました!!

・奏太視点です。
時系列は前日譚から、ヒロインと初えっちする間のところの話です。
なので、えってぃないです……(T■T)
また別件で書きます……!!!
・いつかブラッシュアップして、制作物に同封するかもしれません……!(未定です)

奏太、遅くなったけどお誕生日おめでとう……!!!!


子供の頃は二十歳って大人なイメージがあったけど、実際は違ってた。
親には大学の学費をだしてもらってるし、バイトだけでは簡単にお金は貯まらない。
二十歳は大人というのは形式だけだと思い知ることばかりだ。
俺はまだ自立できるだけの力がなくて、たくさんの人に助けてもらっている。

それを子供の頃から通っている柔道教室の先輩に言うと、豪快に笑われた。
先輩曰く、俺は真面目過ぎるらしい。
「奏太は……なんていうか、一度くらいはめをはずしたほうがいいな。よし、お前が二十歳になったら、飲みに連れてってやる」
「……先輩ってざるでしたよね。俺……巻き込まれるの嫌なんですが」
「オレは飲まねーから心配するなって。お前に美味い酒の飲み方を教えてやるだけだ。大学で飲み会に誘われたとき、つぶれたくないだろ?自分の限界がどれくらいか、ちゃんと知っといたほうがいい」
「確かにそうですね……」


その後、先輩とスケジュール調整をした結果、誕生日の夜に居酒屋で飲むことになった。
先輩は車で迎えに来てくれて、自分は料理しか食べなかった。
彼は普段から口が悪いけれど、とても面倒見がいい先輩だ。柔道も強い。
だから、人としても選手としても尊敬している。
……たまに俺が真面目過ぎると言って、色々とからかってくるのは苦手だけど。
「今日は、ありがとうございました。酒と飯……すげぇ美味かったです」
「お前、やっぱり真面目だよなー。限界まで飲んでいいって言ったのに、ブレーキかけただろ?せっかく車で来たのに、意味なかったな」
「いや……けっこう飲みましたよ。でも、先輩が酔いにくい飲み方を教えてくれたから、思ったより大丈夫でした。こういう情報、マジで助かります」
正直に言うと、先輩は珍しく照れくさそうに頬をかいた。
「そりゃよかった。まぁ……これでお前も彼女ができたときに、一緒に飲んでフラフラにならなくて済みそうだな」
「……確かに彼女にダサいところは見せたくないですね」
「だろ?……って、なんだ?なんでさっきより赤くなってんの?え……お前まさか……!」
「……実は先月、好きだった女子に告白して……今、付き合ってる彼女がいます」
「マジか!?え、なんですぐオレに言わねーんだよ!もう、ヤッたのか?」
「っ!そういうこと平気で言うから、黙ってたんです!……俺、先輩の下ネタ嫌いなんで」
「へいへい、悪かったなー。奏太は真面目だもんなー。……それで、写真とかねーの?どんな子」
「……写真撮りたいとか、言うの恥ずいし……まだないです。明るくて一緒にいると楽しい……可愛い彼女ですよ。大事にしたいって思ってます」
「はぁー……なるほどなぁ。奏太が彼氏だと、彼女ちゃんも大変かもなぁ」
「……は?どういう意味ですか?」
「だって、今の感じだと、まだ手ぇ出してないんだろ?」
「は!?あ、あたりまえです!!俺は先輩とは違いますから」
「おいおい、俺は別に遊んでねーからな。好きな子に触りたいって思うのは、別に避けることじゃねーだろ。要はマナーを守るのが大事なんだ」
「……そういうちゃんとした話なら、聴きたいです」
「もしかしたら、お前の彼女ちゃんも、エロいことしたいと思ってるかもだろ。それを勝手にダメなことだって、決めつけるのは問題だ」
「それは……」
「誘われたらどーするんだ?向こうはその気になってるのに、断るのか?」
「っ……そんなの、可能性としては低いと思いますけど……。もし、言われたら、ちゃんと考えます。その……勢いて言ってる場合もあるかもだし、後悔させたくないから、本当に大丈夫か確認します」
「ぷっ……ははっ……そうか。まぁ、頑張れよ」
「……ちゃんと、勉強しておきます。なんか……ありますか?自分でも調べますけど」
真剣に悩んでるから相談したのに、先輩は笑いながら「わかった。勉強になりそうなやつ、教えてやるよ」と言った。あてにしといてアレだが、すごく不安だ。


帰宅して風呂に入ってさっぱりしたあと、部屋でスマホをみていると、彼女から連絡がきた。
彼女とは先月から付き合い始めた恋人だ。
バイト先の同僚で、いつも明るくて元気で、料理を美味しそうに食べるところが、めちゃくちゃ可愛い。
俺にとっては初めての彼女で……とても大事にしている……つもりだ。
『お誕生日、おめでとう。先輩との飲み会、もう終わった?』
終わってると連絡すると、電話をしたいと返信がきた。
俺の方からかけると、彼女はすぐに出てくれた。
「ごめんね……!こんな時間にお話したいなんて言って」
「大丈夫だ。暇でネットしてた。……あんたと話せるほうが楽しいから、連絡してもらえて嬉しい」
「そ、そっか……。えっと、柔道教室の先輩との飲み会、大丈夫だった?飲みすぎて、体調崩してないか心配になって……連絡したの」
「お、おぉ……」
彼女の気遣いが嬉しくて、口元が緩んだ。
俺はまだ酔いが抜けていないのがバレないように、ゆっくりと話す。
「ありがとうな。色々飲んだけど、けっこう大丈夫だった。まぁ、大学で飲み行くときは油断しないように気をつけるけどな」
「ふふ……よかった」
「あのさ……いや、なんでもない」
「?」
いつか一緒に飲みに行こうなと口からでかけて、慌ててとめる。
男が女子に飲みに行こうっていうのは、下心があるからっていう話を、前に見たことがあったからだ。
いや、恋人に下心があっても大丈夫なのかもしれないけど、彼女を……その……エロいことで、不安にさせるようなことはしたくなかった。
「……くん?」
「っ!悪い……ちょっと、聞こえなかった」
「明日、私たちバイトのシフト一緒だよね」
「おぉ、そうだけど……どうした?」
「バイトの前にデートできないかな?私、奏太くんと一緒に行きたいところがあってーー」
「いいぜ、どこだ?」
食い気味に言ってしまい、恥ずかしくなる。彼女の前では、もっと余裕のある男でいたいのに、上手くいかない。
俺が内心焦っているのに気づいていないのだろう彼女は、声を弾ませて言う。
「奏太くんって、アイスとかかき氷が好きだって言ってたよね?この前行ったフードフェスのお店とは違う、おすすめのかき氷屋さんがあるんだ!」
彼女の説明によると、和をメインにしたかき氷屋らしい。
「あずきとか、白玉……抹茶や牛乳の寒天とか、とにかくトッピングが豊富で、とても美味しそうなの……!どうかな?」
「いいな。なんて名前の店だ?後で調べとく」
「えっとね……」
待ち合わせの時間と場所を決めて、俺はベッドに横になった。
バイト前にデートするのは初めてなので、なんか照れくさくなりそうだ。
(あ……デートしてからバイトに行って、浮かれた顔にならないように気をつけないとだな)
俺たちが付き合っていることは、バイト先の親戚にも同僚にも報告済みなので、時々からかわれるのだ。
ちゃんとわきまえて、仕事に支障をきたさないようにしないと、彼女にも迷惑がかかる。
(服……バイトに行くときの感じで、いいよな?)



――翌日、俺は待ちあわせ場所に来た彼女の格好を見て、後悔した。
彼女はバイトのときよりも、すこしだけだけ可愛い髪型をしていた。
ふわふわの髪を編み込んでバレッタで纏めている。
デートだから、でもバイトがあるからと考えて、彼女なりにオシャレをしてきてくれたのだ。
「お誕生日のお祝い、まだできてないから、今日は奏太君のぶん、私にごちそうさせてね!」
「お、おぉ……ありがとう」
俺も、ちょっと服装に気をつかえばよかった。
バイトに行くからと、いつものラフな格好で来てしまったことを後悔する。
「なんか……ごめんな」
「え?」
「あんた、可愛いかんじで来てくれたのに、俺……めちゃくちゃ普通だ」
「そんなのいいよ!……それよりも、奏太くんに可愛いって言ってもらえたのが、嬉しい……」
「お、おぉ……。その編み込み?っていうのか?すげぇ似合ってる」
「ふふっ……ありがとう……」
頬を染めてはにかむ彼女は、めちゃくちゃ可愛い。
なんか心臓がドキドキしてきて、俺も顔が熱くなってきた。
それを気付かれたくなくて、俺は彼女の手をひいて、先に歩くことにした。
「っ!奏太くん……」
「人気の店なら、並んでるかもだし……早く行こうぜ」
「うん!」


彼女がおすすめしてくれたかき氷屋は、前にフードフェスで食べたかき氷と食感が違っていた。
普段、食べなれている硬めのかき氷で、トッピングの抹茶寒天の味も濃くて、めちゃくちゃ美味しかった。
かき氷食べ終えた俺たちは店を出て、並んで歩き始める。
恋人同士らしく、手も……繋いでいる。
「バイトの時間までに、ちょうどいい感じになりそうだね」
「おぉ。……今日は誘ってくれて、ありがとうな。誕生日、祝ってもらえて、すげぇ嬉しかった」
「よかった……!一日ずれちゃったけど、彼女らしくなにかお祝いしたかったんだ。喜んでもらえて、私も嬉しい!」
明るく笑う彼女が眩しい。すごく可愛くてドキドキしてしまって、顔をみてられなくなる。
視線を外すと、彼女が歩くのをやめた。繋いでいた手が離れてしまう。
「あのね……奏太くん」
「どうした?」
「実はまだ、お祝い終わってないんだ」
彼女はいそいそと鞄から、袋を取り出した。それを俺に笑顔で渡してくる。
「これ、誕生日のプレゼント。よかったら、使ってほしいな」
「え……?あ、マジか……。ありがとう」
開けていいか訊ねると、彼女はこくこくと頷く。
プレゼントは有名なスポーツ用品メーカーのボトルだった。
「すげぇ、嬉しい……。めちゃくちゃ使う。道場行くときとか、バイトとか……大学行くときも……とにかく、いつも使うようにする」
「う、うん……」
「ありがとうな。なんか、俺ばっかりあんたに色々してもらって悪いな」
「全然だよ……!私も奏太くんになにを渡そうかなって色々考えるの、すごく楽しかったから!」
「っ!」
にこにこ笑いながら、そんな風に言われて、俺は……胸がいっぱいになって、思わず彼女を抱きしめていた。
「奏太くん……!?」
「……俺も、いつかあんたになにか返すからな。あんたに喜んでもらえること、なんか考える」
「……うん。ありがとう……」
彼女はそのまま黙ってしまう。でも、ぜんぜん気まずくならない。
俺に身を任せてくれてる彼女は柔らかくて、温かくて……なんか良い匂いがして、言葉で説明できない気持ちが沸き上がってくる。もっと彼女を感じたくなるっていうか――
(っ……!?これ、ヤバいぞ……!)
なけなしの冷静さを取り戻し、俺は慌てて彼女の身体を離す。
「わ、悪い……!こんな、道端で抱きしめたりして……」
「う、うん……。大丈夫……」
彼女の頬が赤い。たぶん、俺も顔が赤くなってる。
なんとかごまかそうと、俺はプレゼントを鞄にいれてから、軽く叩いた。
「あ、ありがとうな。これ……とにかく大事に使うから」
「う、うん!」
お互いに視線を泳がせながら、俺たちはバイト先に向かうことになった。
さっき、俺が変な感じになったことを彼女に気づかれていないだろうか?
彼女をちらっと見ると、目が合う。彼女は一瞬視線をそらした後、そっと俺の手を掴んできた。
「手……また繋ぎたいな」
「お、おぉ」
どうやら、俺がおかしかったことを気にしていないようだ。
ほっとしつつ、もう一度、手を繋いで駅までの道を歩いていく。
「また、デートしような」
「うん!」
歩いているうちに心臓の鼓動が落ち着いてきた。
こうして、ふたりで過ごす時間が俺は好きだ。
だから、大切にしたいと思うし、彼女を困らせるようなことはしたくない。
(先輩はあんなこと言ってたけど、エロいことって……彼女は怖いよな……?たぶん……)
彼女の気持ちはわからないから、俺は現状、気をつけることしかできない。
――このままゆっくり恋人らしく、日々を過ごしていきたいと改めて思った。

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flower spiral 2021/04/04 22:35

今後の予定について

サークル主です。第二弾の前日譚を書き終えるまで、また潜ります……!!
今回も素敵なお声の声優様、イラスレーター様にご依頼をしておりまして、サークル主自身も完成させるのを楽しみにしております!

前回はフォロワー様限定で漫画を公開しましたが、今回は全体で表紙イラストを公開させていただきます……!
合わせて、編集前の宣伝ボイスも再掲載させていただきます……!
※今回、完成してからちょびっと様に登録するのでこれからしばらく、
このような形での宣伝になるかと思います……!


ロゴもめちゃ可愛くて、おしゃれ……デザイナー様に感謝……。
奏太……かっこよくて可愛いよ……。恋愛慣れしてない男子……良き……。
本作では、奏太がヒロインに迫られてタジタジになったり、逆にヒロインに仕返ししようとがんばったりします。

クールだけど照れ屋なお人好し男子、沙月奏太をよろしくお願いいたします!
今回も発売前に前日譚を載せさせていただきます。そちらもよろしければ購入の参考にしていただけると嬉しいです~!!

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flower spiral 2021/02/20 00:47

来月、オンラインイベントに参加します。

花吉伶佳です!お知らせがてら浮上しました。
そして突然、元気よく名乗ってみました。
サークル立ち上げるにあたって、どうせなら縁起のえぇPNで活動したいなぁと思い、ココ〇ラ様で依頼してつけてもらったんですが(気合いれるところ間違えてる気がしますが気にしねぇ)
カッコよすぎてなんか照れくさくて、あんまり名乗ってないのです。
ふと、なんかもったいねぇな(名付けていただいた代)と思ったので改めて名乗ってみました。
でもやっぱりサークル主っていうほうが落ち着く……。なんでやろう。

第二弾と第三弾をもりもり制作しつつ、来月オンラインイベントに参加します!
3月21日 シチュスク様(@situ_square)
当日は第一弾のDL販売と第二弾の宣伝ボイスの配布をできたらなと考えております。
※宣伝ボイスは後でちょびっと様でも聞けるようになります。

また詳細はイベントが近づいたらお知らせしますので、チェックしていただけると嬉しいです!

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