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アニメ・特撮・映画の記事 (16)

映画『ヘラクレス(2014)』感想

実にストレートなヒーロー物で好感が持てました

奥深い心理描写などで一世を風靡した『ダークナイト』などの作品群。
しかしそれは恐らく子供にはまだ理解できませんし、やがてそれをマネろとばかりに小難しいだけで爽快感のない作品が生まれていく恐れもあります。

そんな不安の中で作ったかのようなこの作品。
「自分はヒーローになるのだ!」というシンプルで力強いテーマだけでガッチリと固めたこの作品

大人には少々物足りないでしょうが…

もちろん様々な映画を観つくした大人が見ると少々物足りないでしょう。
それもそうです。おそらくターゲットは、これから映画をたくさん見ようとしているティーンズに絞っているものと思われます

そんな少年たちの為の映画だと思えば、結構ワクワクしませんか?

少年少女向けの作品も必要だと思います

アニメの歴史を見てみると、難解なヒット作が出ると雨後の筍のように質の悪い亜流が生まれてきます。機動戦士ガンダムの後に…エヴァンゲリオンの後に…まどか☆マギカの後に…。

ときに複雑になりすぎた場合、手遅れにならないうちに原点回帰を試みるのも良いと思います

大人になってから改めて子供の頃に見たヒーロー物を見返して、「ああ、やっぱいいよね」と思えるような、そんな作品でした。

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初代仮面ライダー入門(3/3) 2号ライダー登場と爆進

初代ライダーを分かりやすく解説3

ぴぐみょん効果音素材集022マスクドレーサーを作るほど私にとって、仮面ライダーは特別なもの。
そこで3回に分けて初代仮面ライダーについて解説してみたいと思います。
(ぴぐみょん効果音素材集022マスクドレーサーサンプル)

前回の記事では、撮影中の事故による藤岡弘さんの不在と、主役の対応策検討について書きました。今回はその続きからです。

2号ライダー役に佐々木剛さんが抜擢されるが…

2号ライダー一文字隼人に選ばれたのは仮面ライダースタッフとは旧知の仲である佐々木剛さん。しかし佐々木さんも藤岡弘さんと同じ劇団の同期であり、藤岡さんの役を取ってしまう事にかなりの難色を示したそうです
しかし、藤岡さんが復帰するまでの代役という条件で話が落ち着き、第14話「魔人サボテグロンの襲来」より2号ライダーの登場となりました。

爆進の2号ライダー

1号ライダー本郷猛はストイックな性格でしたが、2号ライダー一文字隼人は陽気で親しみやすい性格に。カラーリングも明るくしたおかげで暗闇での撮影も容易になりました。
また2号ライダー登場と同時に主題歌も藤岡弘さんの歌から、子門真人さんの歌に変わりました。今ではこちらのほうが有名かと思います。

「変身!」

そして何より特筆すべきだったのは、見得を切る変身ポーズです。1号ライダーの変身はベルトの風車を回し、その風力エネルギーで変身しました。その風を得るためにオートバイで疾走していたわけです。
ただその変身方法はやや抽象的だったため、より能動的に自分の意志で変身するという明確な何かが求められました。それが変身ポーズです。

まだ自転車に乗れない子供でも、変身ポーズさえとれば仮面ライダーになれるのです。
仮面ライダーのブレイクはここから始まったと言っても過言ではないでしょう

ぴぐみょん効果音素材集022マスクドレーサー

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初代仮面ライダー入門(2/3) 藤岡弘の不在

初代ライダーを分かりやすく解説2

ぴぐみょん効果音素材集022マスクドレーサーを作るほど私にとって、仮面ライダーは特別なもの。
そこで3回に分けて初代仮面ライダーについて解説してみたいと思います。
(ぴぐみょん効果音素材集022マスクドレーサーサンプル)

前回の記事では、藤岡弘さんが9~10話撮影中の事故で全治3~6ヶ月の重症を負ったところまで書きました。今回はその続きからです。

撮影ストックをアテレコで凌ぐ

9~10話コブラ男編にて藤岡弘さんは素顔こそ見せますが、声は納谷六朗さんのアテレコになっています。
当時テレビドラマ音声の多くは撮影終了後にアフレコするのが多かったのですが、藤岡弘さんの事故のため急遽声優の納谷六朗さんが音声の代役をする事になりました。
ちなみに納谷六朗さんは、ショッカー首領の声を担当していた納谷悟朗さんの実弟でした。音響監督の太田克己さんは、お二方が兄弟だったとは知らなかったそうです。

11話~12話になると、もう藤岡弘さんの撮影ストックは残っておりません。

仮面ライダーを殺すか?

今後の対策を巡って丁々発止の企画会議の間、千葉治郎さん演じるFBIの滝和也を登場させ物語を引っ張り、バイク疾走シーンなど可能なところは昔のフィルムから藤岡弘さんのカットを持ってきたりして繋ぎます。

企画会議では前のライダーは死んだ事にしたほうが話を進めやすいとか、遂にはライダーをウルトラマンのように巨大化させるとかのトンデモ案すら飛び出したそうです。
しかし平山亨プロデューサーは主人公が死ぬなど子どもたちの夢を潰すことになると強硬に反対

かくして本郷ライダーはショッカー支部を倒すため海外へ旅立ったという設定となり、ついに仮面ライダー2号の誕生となるのです。

つづく……

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ニコニコ投稿『放課後ていぼう日誌』2話「リールとキャスティング」感想トーク

ニコニコ動画で公開しておりますアニメ感想動画

今回は『放課後ていぼう日誌』2話「リールとキャスティング」です

上記リンクからニコニコへ飛べますので、ぜひご覧ください

感想トークポイントです

○COVID-19の影響で4話以降延期になってしまいました
○内蔵を取った魚の作画が見事ですけど、3Dじゃないですよね
○もう魚作監とかいるんじゃないかと
○恋アスに引き続き鉄壁のお風呂ガード
○頭を空っぽにして見られるアニメ枠
○ボーイッシュ、寸胴、ショートカット、低身長、ちょんまげ、八重歯
○たーん! たーん! たーん!
○陽渚ちゃん、誰かに似てると思ってましたが『かなめも』のかなちゃんでした

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初代仮面ライダー入門(1/3) 苦悩するヒーロー

初代ライダーを分かりやすく解説1

ぴぐみょん効果音素材集022マスクドレーサーを作るほど私にとって、仮面ライダーは特別なもの。
そこで3回に分けて初代仮面ライダーについて解説してみたいと思います。
古いマニアの皆さんには今更記事でしょうし、解釈の違いもあるとは思いますがご容赦ください。
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時は1971年

この記事では石ノ森章太郎先生のコミックもベースにしつつ、TV版を紹介していきます。

1971年、仮面ライダーの放映は始まりました。世相的には公害問題が深刻化していた時代。科学は万能だと信じられていましたが、思わぬツケも回ってきました。

使い方を間違えば科学は人を不幸にもする。そう囁かれ始めた時代。
今までの明るく頼もしいヒーローと違い、仮面ライダーは影を背負っていました

理解も称賛もされぬまま戦う男

本郷猛はその知力体力を見込まれショッカーにさらわれ改造手術を受けますが、脳改造の直前に脱出。
手術を手伝わされていたかつての恩師、緑川博士により助けられたのです。
しかしショッカーの追撃により緑川博士は殺され、更に運の悪いことに緑川博士の娘である緑川ルリ子からは父の殺害犯だと誤解されます

しょせんは怪人バッタ男

本郷は同じ改造人間である蜘蛛男と戦い、それに勝利。そしてショッカーの野望を打ち砕くため戦い続ける事を決意します。しかし彼もしょせんはショッカーにより生み出された怪人バッタ男。兄弟を殺し、親を殺す戦いです

二度と人間には戻れない。ショッカーからも追われる。初代ライダーはヒーローというよりも、境界線をギリギリ越えてしまったアチラ側の男なのです

本来スーツアクターの覗き穴であった目の下の黒いラインも、見ようによっては涙のように見えます。続く人造人間キカイダーではデザインとしてはっきりと涙のラインが描かれました。

苦悩するヒーローの誕生です

出だしは低調…?

初代(1~8話)は怪奇色が強くドラマも重かったので、子供うけはあまり良くなかったそうです。事実当時の私も、あまりにも怖すぎて正視できなかった記憶があります。
また画面が暗く、解像度の低い当時のテレビでは何が起こっているのか分かりにくかった事も覚えています。

そして追い打ちをかけるように主役の藤岡弘さんが撮影中(9~10話)の事故で全治3~6ヶ月の重症を負ってしまいました

短いながら本郷猛不在の仮面ライダーが始まったのです。

つづく……。

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