「執着イネーブリング3」制作記事
BL作品「執着イネーブリング3 ~Extra episode~」
▶販売ページ:https://dlsite.jp/blwot/RJ390272
<キャスト>
・石黒秋斗:CV.近衛頼忠様
・榊原 樹:CV.指永拷人様
・白石伊吹:CV.秋月勇人様
・高橋大和:CV.神宮司章一郎様
<スタッフ>
・校閲|サポート:たらこのおにぎり様
・企画|制作|シナリオ|イラスト|音声編集:目隠490
遅くなりましたが、こちらは先日販売開始となりました、BLボイスドラマ「執着イネーブリング3 ~Extra episode~」の制作記事となります。できる限り記事を短めにしましたが、長さは相変わらずです・・・ご興味ある方は、作品を視聴したあと是非チェックしてみてください!!
!!ネタバレ注意!!
↓↓↓本編&番外編&フリートークのネタバレがあります。
制作記事
今作のテーマについて
1作目は「共依存」、2作目は「リバ」、
そして3作目のテーマは「イチャラブ」です。
今作は1作目では想像できない、とてもポジティブな純愛シーンがあります。なので今回のタイトルは執着イネーブリングでいいのかな?と思いましたが、「執着イネーブリング」は「樹×秋斗」の意味を含めて作ったタイトルなので、変更したくありませんでした。
というわけで、今回初めて購入した方はもしかしたら
「タイトルの執着とは?」となっているかもしれません・・・
また、今作はタイトル通り「Extra episode」になっております。
今まで貯めていた執イネの妄想ネタを盛り込んで作った作品ですので、
気軽に楽しんで頂けましたら嬉しいです!
癒やされたい時に、笑いたい時に、いつあきのエロさを堪能したい時になど、色々な萌え要素を作品に詰めました。是非その日の気分によって、好きなトラックを聞いて頂きたいです!
3作目の制作理由
推しCPは沼です。
もうこの一言、理由は他にありません。
まさか自創作で推しCPを生むとは、予想していませんでした。今まで他界隈でずっと推しCP活動してきた一人の腐女子としては、沼に沈んでいくしかなかったのです。自創作の二次創作を自力で作っているような、少しおかしいお話でしたが。推しCPのために創作を頑張る、これが自分にとって一番同人活動をしているなと感じました。
今作は執着イネーブリング本編最後の音声作品、という覚悟を持ち制作しておりました。元々3作目を作ること自体考えていませんでしたが、いざ「これが最後」だと思うと、制作中に何度も寂しくなり、うるっとしていました。
最後と言っても「音声作品"本編"の最後」という意味なので、いつか別の形で執着イネーブリングの何かを作るかもしれません。突然特典トラックを増やすかもしれません(笑)
なにせ、私の中で執イネ漫画化、アニメ化という野望はまだ達成できていないですからね。来年はそれを目指してみたいとこっそり思っていますが・・・現時点では妄想に近いです(´ω`;)
「結局最後じゃないのか!?」というツッコミの声が聞こえます。
すみません、誰よりも執イネに執着しているのは私です←
石黒秋斗(CV.近衛頼忠様)について
秋斗の樹への感情は無償の愛、彼の優しさはさりげないので、ストレートに表現しているものではありません。今までの作品で伝わったのかたまに不安ですが、樹のことがとても大切で、相当頑張っている男です。今作で更に彼なりの愛情表現が伝わると嬉しいです。樹は秋斗の愛情表現をきちんと感じ取っているので、それでいいかもしれません(笑)
実は今回秋斗の息芝居について、近衛様に細かいリクエストを送らせて頂きました。「今作の濡れ場で1作目の秋斗のかわいらしさ&激しさと、2作目の男らしさを合わせれば、一番理想な秋斗だ!」と、しかし依頼した際うまく説明できず・・・
そんな語彙力のない私の要望を、想像を上回った完璧な演技をしてくださった近衛様の解釈力、相変わらず流石だなと思いました。毎回毎回こちらの難しい要望に、丁寧に対応してくださるので、本当に頼りにしております。
また、今回の近衛様のフリートークですが、作品についてこんなに長く深く感想をいただけるなんて、本当に作者として感激です!秋斗を演じることにあたっての考え方や解釈を聞けるなんて、贅沢すぎる!ですよね!
自創作で出演者様に細かく感想を聞く勇気がなかったのですが・・・最後のチャンスだと、思い切って質問を出演者様全員に送りました。ファンの方々にもたくさんご堪能頂けましたら幸いです!
榊原樹(CV.指永拷人様)について
秋斗に片思いしていた頃はギリギリ闇堕ちルートに辿り着きそうなキャラクターですが、両思いになり色々と成長していると思います。ですが根本的な部分は変われないと思うので、秋斗が好きすぎて壊れそうで壊しそうなのはやはりどこかにあるかなと思います。今回「イチャラブ」がテーマですが、垣間で樹の少し愛が行き過ぎた部分を入れました。
今作の樹のかわいさは本当にやばいです!3作目で、樹がこんなにもかわいくなったのは、今までの作品すべてにおいて指永様の演技を得て動き始めたからだと思います。これこそ樹だなと、改めて感じました。
それと、私は「受けの前では性格が子供みたいな大型わんこ攻め」が好きなので・・・性癖が思い切り漏れていました。音声になると、破壊力は本来の予想を遥かに超えました。
樹のかわいいランキングを個人的に上げるとしたら、第1位は「エッチなこと禁止」、第2位は「思い出の遊園地~前編~」です。樹の「抱っこして~」は本当に犯罪級のかわいさですね・・・ちなみに、秋斗はベッドの上で軽く樹を抱きあげただけで、子供のように抱っこしているわけではないです(笑)
番外編で樹が秋斗の体になったことを喜んでいたように、指永様にも秋斗を演じれることに喜んで頂けて、失礼かもしれませんが、そのシンクロに微笑ましくなりました。今回もフリートークで思わず頷くような感想&解釈を沢山いただけたので、本当に役得だなと思います!
白石伊吹(CV.秋月勇人様)について
今作は執着イネーブリング最後の音声作品かもしれませんので、どうしても秋月様(伊吹)に出演して頂きたいと思って、勇気を出して依頼させて頂きました。今回も出番は少なめですが、いつも丁寧に収録に挑んて頂いて感謝でいっぱいです!(土下座)
そして、そして何よりフリートークでのサプライズ!秋月様のご厚意で、素敵なプレゼント(アドリブ)をリスナー様方にお届けすることができました!リーマン彼氏と幸せそうな伊吹を、フリートークで感じて頂けたら嬉しいです。
音声編集中に聞き返し、伊吹が幸せそうで楽しそうで・・・、思わず笑ってしまいます。こんな贅沢なフリートークってありますか!?伊吹のアフターストーリーになっていますよ!?本当に作者としてすごく助けられております。幸せになった伊吹の音声を聞かせて頂き、有難うございます!
高橋大和(CV.神宮司章一郎様)について
今作で初めての登場となったこのキャラクターですが、落書き漫画で一度出ておりました。まさかその漫画を見つけて読んでくださった神宮司様のプロフェッショナルさ・・・こちらから送るべきでしたのに、本当にすみません・・・!
CVを担当してくださった神宮司様は、以前から密かにBL作品でご依頼したいと思っていた方です。今回はこのような形でご依頼させていただいたのですが、快くお引き受け頂けて、本当に心から感謝しております。出演していただけて、すごく嬉しいです!こんなイケボな脇役贅沢すぎます。
そして何よりも、フリートーク・・・本当に感激です!!今作で初めての出演なので、大変だったかと思います。すごく素敵なフリートークで、楽しく拝聴させて頂きました!大和、きっと幸せになります。
第1話「暫くの遠距離」について
樹視点で電話するシーンを作りたかったのですが、秋斗視点から始まるお話なので、それができず、無理やり視点変更パートを増やしました(笑)最終的に両方の視点バージョンが聞けるのでお得です!
ちなみに、秋斗と樹の離れている期間を長くするため、樹の卒業旅行が異様の長さになりました。樹と大和以外にも友人が数人居て、大和がせっかくだから色々な場所へ行こうと提案したら、長い旅行になってしまったという裏設定があります。
卒業旅行10日も行ってる人がいるらしく・・・
この長さだと海外旅行が多いと思いますが(苦笑)
第2話「寝ているそばで」について
睡眠○・・・無防備に寝ている秋斗を襲う樹、そんな2人がたまらないと思って作ってみて気付いたことですが、漫画ではないので寝ている方はほぼ出番がありません(笑)が、秋斗の寝息がかわいいですし、何より寝息での演技が入ってるので、その変化も楽しんで頂けると嬉しいです!そしてそして、樹の濃厚な攻めを微笑ましい目で見守ってください!贅沢なほど長尺ですよ!
あと1つ・・・お気付き頂けたでしょうか?視点変更パートでは色々な箇所で台詞が増えております。また、同じセリフでも実は演技が違う箇所あります。
第3話「熱く、強く、求めて」
ベッドで盛り上がっている2人を、1つのトラックで一気に聞けるようにしたいと思って作りました。いい意味で予想より長くなりました。編集の途中で「まだヤるの君たち!?」と思ってしまいました(笑)完成させた今では丁度いい長さかなと、聞き返して思っています。
第4話「風呂場でのひととき」
本来風呂場だからこそできるプレイを多めに入れたかったのですが、どちらかというと会話が多めです。第3話ですごく盛り上がっていたので、流石にそんな体力はないかなと思いました。穏やかにイチャイチャしている2人をずっと聞けるトラックが欲しかったので、ピロートーク時間のようなトラックです。
第5話「エッチなこと禁止」
本編「Extra episode」の中で一番のお気に入りかもしれません。
秋斗の包容力と樹のかわいさで負傷するトラックです。
これが私の理想な攻め(樹)と受け(秋斗)です。時々リバだけど(笑)
また、このトラック最後の樹と秋斗のやり取りは、前作執着イネーブリング2の過去編の最後のシーンを意識して作りました。今回は恋人としての「おやすみ」となっており、秋斗の樹への接し方も変わりました。一番の違いはキスシーンが増えています。
風邪を移してしまう!と普段なら樹が口づけのおねだりをしますが、この時はしませんでした。最後の最後に、樹が寝ている時、秋斗が自ら樹の口にキスをしました。
番外編「思い出の遊園地」について
番外編「思い出の遊園地」が本編のような内容となっているのは、元々こちらのお話を「Extra episode」第1話に考えていたストーリーだからです。完結編のような内容なので、全体的な流れを考えて番外編に変更しました。ある意味今作は番外編こそ本編ですね(笑)
当サークル今までの作品では、基本独白のシーンだけBGMを使い、
他のシーンはBGMを使わないことでリアルな空気感を出すようにしていました。
でも今回はトラック毎でBGMを多めに取り入れております。アニメのような演出を意識してみました。家にいる日常シーンや、Hシーンに関しましては、個人的にBGMなしのほうが雰囲気が合うと思い、BGMは入れないようにしております。
遊園地編ではシナリオの段階で、BGMに対して拘りを持っていました。特に遊園地編最後のBGM、イメージ通りの曲を見つけて本当に嬉しかったです。歌詞を見てみると、いつあきの関係性や今回のストーリーにイメージが合いそうなのでよかったです。もちろんあくまで個人的な解釈です。
▼BGM「Feels happiness」の歌詞付き動画
https://www.youtube.com/watch?v=7tRTbYxLDPg&t=333s
秋斗が「ふー(澄んでいる空気を吸う)空気が澄んでいて、星も綺麗だ…」と言ってる場面では、その空気を吸う音と効果音とBGMが相まって、秋斗と樹が本当に夜空の下で星を見ているかのように感じました。編集中、このシーンで感極まって泣きそうになりました。「ここ最終回でしょう」・・・と思ってしまいました(笑)
番外編「人格入れ替わり!?」について
本来、声優様の役を交換したお芝居を聞いてみたくて思いついたお話ですが、「秋斗のCVは近衛様しかいないのと、樹のCVは指永様しかいない」と、私が思っているため、交換するなら、声優様として交換するのではなく、キャラクターとして交換したいと思い、こういう内容になりました。
ボイスドラマとして、このネタを音声だけで伝えるにはどうしたらいいのか、色々考えて作りました。シナリオの段階では名前の表記がややこしく、大パニックしておりました。普通なら体を交換しても、声帯は変わらないはずなので・・・もうどうなっているのやら(笑)
かなり無茶振りな設定で声優様方に演じていただきました。お二人の演じ分けの素晴らしさのおかげで凄くわかりやすいお話になりました。シリーズを通して毎回毎回新しいチャレンジをしていましたが、その度に完璧に演じて頂ける指永様と近衛様、本当に凄いです。
そして以前から樹と伊吹を一度会話させたかった野望も達成しました。
見た目は秋斗ですが(笑)
最後
自サークルの音声作品を振り返ると、自分が担当する役割が段々増えました。最初は企画制作・イラスト・その他の雑務などでしたが、気付けばシナリオにも音声編集にもチャレンジしていました。自分にとって、特に執着イネーブリングシリーズの制作は常に漫画を描いている感覚で進んでおりました。
慣れない編集作業に手惑い制作スピードはかなり遅くなり、リスナー様を大変お待たせする事になってしまいました。改めまして、長い間楽しみにしてくださり、待ってくださり、本当に有難うございます!おかげさまで、モチベーションを維持することができて、無事に作品をお届けすることができました。
今作を含め執着イネーブリングシリーズ、是非何度でもお聞き頂けましたら幸いです。誰かにとって特別な作品になれましたら、作者としては何よりも幸せです。これからも何卒よろしくお願いいたします。