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橘さん家ノ男性事情の記事 (44)

猪熊夜離 2022/12/28 20:33

被發現性愛影帶的公司後輩威脅的橘京香【中文翻譯】

強○橘家女人們的男人被抓到了,拍攝下來的性交錄影帶也收回來,事件理應就此告一段落。


然而被性交強者的手打開的官能門扉侵蝕著橘家的女人們。


京香編:在旅行地跟女兒一起被輪○的京香,明明把拍攝全程內容的影帶全部回收了,然而京香工作場所的後輩偶然入手其中一個複製品。


得到能讓貌美的女上司言聽計從的武器,男人沒有不使用的道理。他以保守性愛影帶的秘密為條件,要求跟京香做愛。


日文1萬6000文字。換算成中文約1萬2千字。


今後預定翻譯『在同學會喝太多酒的橘小春跟男人單獨相處(日文23000字)』。


結花編
橘結花的被虐墮落緣由 - 猪熊夜離 - Ci-en(シエン)



日文版:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16517912

翻譯由片面ネコ進行:https://www.pixiv.net/users/3899738

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猪熊夜離 2022/12/17 23:13

橘結花的被虐墮落緣由

強○橘家女人們的男人被抓到了,拍攝下來的性交錄影帶也收回來,事件理應就此告一段落。



然而被性交強者的手打開的官能門扉侵蝕著橘家的女人們。



結花編:結花有著接近排卵日時會發情的體質,由於知曉了跟強壯男性之間真正的性交,發情的程度比以前還要嚴重,然而優卻不跟自己做愛。



正當欲求不滿到無法忍耐的時候,結花被以巨根出名的大學學長搭話。



這是敘述結花發現匹敵那些人的巨根就近在咫尺的故事。



日文8000文字。換算成中文大約是6千字。



今後預定翻譯『被看到性交錄影帶的公司晚輩威脅的橘京香(日文1万6000文字)』『在同學會喝太多酒的橘小春跟男人單獨相處(日文2万3000文字)』



日文版:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16402573

翻譯由片面ネコ進行:https://www.pixiv.net/users/3899738

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猪熊夜離 2022/11/24 21:26

橘さん家ノ愛人事情~子作り温泉編~プロローグ

 宿ご自慢だという露天風呂は白い濁り湯で自分の身体さえも見えない。少しぬめり気があるお湯を手で掬うと、橘結花は肩から腕にかけて刷り込むように撫でた。美肌効果もあるという温泉の効果が少しでも出るように。よく磨いた肌が輝いて普段より綺麗に見てもらえるようにと願いを込めながら。

「気持ちいいわね」

「本当にそうね」

 ほうっと息を吐きながら呟くと横で京香も同意する。

 反対側に座る小春は顎までお湯に沈め、目を閉じて恍惚の表情を浮かべていた。今では三人の中で一番の巨乳に成長した彼女だから、お湯に胸を支えてもらえるだけでもリラックス効果は計り知れないのだろう。

 結花は他の二人から見えないように自分の乳房を手で持ち上げた。私だって世間的には巨乳で通るはずなのに爆乳二人に挟まれたら見劣りするわね。Kカップの京香、Mカップの小春に挟まれるとHカップの自分が普乳に思えてくる。

 でもトータルのスタイルなら結花は自信があった。産後ダイエットに努め出産前のサイズに戻したウエストに、筋肉と脂肪のバランスが最適な太ももからヒップにかけてのライン。長い脚線美は見る人を魅了する。

 学生時代ミスコンやモデル仕事に誘ってくる男たちの視線が、胸と並んで下半身に集中していたことを結花は気づいている。そのときはウザいなとしか感じなかったが、好きな男に見られ、そこに性的な魅力を感じると告げられると嬉しくなってしまう。

 かつてはユウ、そして今は刈谷がその対象だった。

(……んっ、いけない……お湯、汚しちゃう)

 今日、ここに何をしに来たか思い出すと、結花は湯船の中で淫蜜を漏らしてしまう。

 秘裂から溢れたものが太ももを伝ってお湯に混ざる感触がある。公衆浴場でそんなことをしては駄目だと思うのだが、思ったからといって止められるものではない。

 それに、この後のことを意識すると、どうしたって身体がセックスの準備を始めてしまう。彼に余計な手間を掛けさせないように、すぐに挿入してぬるぬるおまんこでたくさんチンポ擦って膣内射精してもらえるように、身体が万全の体制を整えようとしてしまう。

 それは孕ませてもらいたい雌の本能だった。

「早く、欲しい……」

 ぽろりと口から漏れた呟きは自分でも驚くほど切実な響きを持っていた。

 三人がいる場所は都内から車で四時間ほど離れた信州の山の中。そこにポツンと建つ温泉宿だ。周りには山ばかり。観光地化された温泉街にありがちな夜の経済圏とは無縁の、本当に静かな環境で温泉に身を沈め、癒やされたい人のための穴場スポットだった。

 ネットで検索してもなかなか情報を見つけることができないため、宿泊客のほとんどが古くからの顔馴染みか彼らに紹介された人。自力で辿り着く人間は余程の温泉マニアしかいないらしい。

 そんな田舎の一軒宿だが、実は最近リニューアルしたばかりで中も綺麗になっているしサービスもいい。食事は地のものを使った郷土料理がメインだったがどれも美味しくて、お肉が大好きな結花など大満足だった。

 だけど静かな環境も、最高の温泉も、美味しい料理も全ては前座に過ぎない。これから始まる刈谷との夜通しセックスこそ、この宿に来た目的だった。

(ご飯の後、セックスするんだ。母さんと小春に見られながら本物のセックス――|膣内《なか》に射精してもらって、子供を作るための行為――するのよね)

 三人揃って子供をユウ一人に預けて仕事の出張だと嘘をついて、こんな山奥の温泉宿に三泊四日籠もってセックス三昧するなんて最低の母親で妻だ。結花は絶えず自嘲と自責の念に襲われるが、強い男の本物チンポに身も心も陥落した女はその背徳感さえもいけない悦びに変え自らを燃え上がらせてしまう。

 湯面に映る自分の顔は快楽に溺れきっただらしない雌犬そのもの。それが今の橘結花の姿なのだと思うと興奮はますます高まり、身体の中から熱くなっていくのを感じた。

 こんな顔はユウに見せられないなと思うのだが、見られてしまった場面を想像すると膣奥から更に熱い愛液が溢れてくる。己の妄想で乳首をビンビンに尖らせてるのだから救いようがない淫乱女だ。

 子宮は雄の子種を欲しがって降りてきて、セックスする前から子宮口が開いている。受精の準備は整っていると知らせているのだ。

「お姉ちゃんいいな~。初日から赤ちゃん作ってもらえるなんて羨ましいよ」

「仕方ないわよ。発情期が来た順番に抱いてもらう約束だったのだから」

 小春が子供っぽく種付けセックスの順番に言及すると、京香が母親らしい口調で宥めた。もう小春も一児の母だというのに京香の前だと娘らしさが抜けない。それを言えば私もかと結花は、ついつい母の前では甘えたところを見せてしまう我が身を省みた。

 親にとって子供は何歳になっても自分の子供で可愛い存在なのかもしれない。結花も娘を産んだから自分の血を分けた存在がこの世に生まれることがどんなに素晴らしく尊いことなのか、理解できるようになっていた。

(だから子供は多いに越したことないわよね。|文乃《あやの》にも弟か妹を作ってあげたいし)

 種違いの子供を孕むために置いてきた我が子の顔を思い浮かべ、結花は心の中で稚拙な言い訳を並べた。

 いつか子供たちが成長し、真実を知ってしまったとき、そんなことで免責されるはずがないのに。

「のぼせちゃうから上がるね」

 小春が立ち上がる。お湯が大きく揺れ動き、たわわな爆乳がぶるんと波打つ。結花は無意識に唾を飲み込んでいた。あの大きな胸、羨ましい。パイズリだって三人の中で一番得意だし、あれに挟まれたら男の人は凄く気持ちいいんだろうなと想像してしまう。

「私も上がるわね」

 反対側では京香が立ち上がる。湯船から出たことで重力に従い水が流れるような美乳のフォルム。思わず触りたくなるような張りがありつつ、柔らかな質感が見て取れる。若々しさや張りという意味では自分や小春のほうが上だろうと思うが、男を包み込んで甘やかす柔らかさが熟成された肉からは感じられた。

 とても孫がいるとは思えない現役の女だった。

 火照った肌に浴衣を羽織って脱衣所から出る。秋の夜風が心地よく吹き抜けた。都会では感じられない空気の匂いを感じ取り、露天風呂で高ぶった気分を鎮める。

「やっぱり空気が美味しいわね」

 肺一杯に清澄な酸素を送り込み深呼吸する。綺麗なものを取り入れることで、自分のような薄汚れた人間でも幾分か真人間に戻れる気がした。

 部屋に戻る途中、京香の携帯が鳴る。画面に表示された相手の名前を見て、京香の顔が一瞬だけ曇った。ユウだ。結花は画面を見るまでもなく相手を察した。

「もしもし。どうしたの」

 京香は何食わぬ顔で電話に出る。その声や態度には微塵も動揺が見られない。男と女の腹芸において京香は娘から見ても恐ろしいほどの役者だった。

「ええ、無事に宿に着いて、今はさっそくお風呂をいただいたところよ。ここへ来るまでに疲れてしまったから。お仕事は明日から。……そうね、ゆっくりできるプランで研修日程を組んでくれた刈谷さんには感謝しないとね。結花や小春と違って私はもう若くないから」

 電話の向こうでユウが慌ててフォローする雰囲気だけが伝わってくる。

 そんなユウの反応を楽しむように、京香は口元に薄い笑みを浮かべた。他の男に子供を作ってもらうため、自分と子供を置いて不倫旅行に出かけたなど露知らず必死に機嫌を取ろうとするユウの姿が滑稽だったのだろう。

 刈谷に会う前の彼女なら決して見せることがない、別人のような冷たい態度だった。

「あの子たちも元気かしら。声が聞きたいわ」

 電話の向こうから幼い子供の甲高い声が聞こえてくる。女の子三人分の声なので電話から離れていても聞こえてくる。最近どんどんお喋りが上手くなっている娘たちは、なぜ家に母親たちがいないか不思議がっている様子だ。

 賑やかな子供たちの様子に京香は愛おしげに微笑んだ。その表情だけは偽物であって欲しくないなと結花は思ったが、己も同じことをしているのに京香ばかりを悪者かのように語る自分のアンフェアさに気くと、私たちは全員が共犯者なのだと改めて現状を認めた。

「そろそろ切るわね。おやすみなさい」

 最後に別れの挨拶を口にして、電話を終わらせる。

 ふぅと京香は溜め息を吐いた。

「全部分かっていて決めたことでも、あの子たちの声を聞くと決意が鈍るわね」

「でも私、もう我慢できないよ」

「お母さんも小春と同じよ」

 やはりやめようと言い出すのではないかと不安なのだろう。小春が泣きそうになりながら訴えると、安心させるために京香はその髪を撫でてやった。そして結花のほうを見る。

「……あなたはどうするの?」

 当然の質問に結花は沈黙で答えた。ここまで来て今さら良識ぶるなという少しの怒りを込め、京香の視線を真っ正面から受け止める。

「そうよね。ごめんなさい、変なことを聞いて」

 先に折れたのは京香のほうだった。彼女は口を閉じ、刈谷が待つ離れに向かって歩いて行く。いくら三人が乱れても周りに迷惑がかからないようにと準備された部屋。はしたなく彼との生交尾に熱中して子作りのことだけ考えられるように整った環境。

 そこに足を踏み入れた瞬間から三人は子を孕ませてもらうためだけの存在になる。

(いよいよね)

 期待に胸が高鳴る。身体が疼き始め、子宮の奥が熱くなるのを感じた。まだ何もされていないというのに子宮口が開いて愛液が流れ出すのが分かる。

 これから起こることに胸を高鳴らせながら結花たちは部屋へと入っていった。

後書き

ここまでがエロゲで言うところの共通ルートで次回から生ハメ交尾編に入って行きます。

順番は結花→小春→京香。

冒頭3000文字ほど書いたけど設定を説明するための面白くない会話が延々続くだけだったので全部消して、結花が温泉に入りながら子作りセッ!したくて堪らなくなって濡らしてる場面から始めました。

面白くもない会話で文字数稼ぎするのって書いてるほうも読んでるほうも苦痛だからね。

むかし何かで読んだ本に「全ての会話シーンは取り引きである必要がある」という教訓が載っていました。取り引きとは金品をやり取りするだけでなく、たとえば主人公が持ってる譲れない信念だったり、主義思想だったり、アイデンティティだったりが相反する立場との間で綱引きされてる状態。

そして取り引きは一度どっちかを選んでしまうと後戻りできない、選択肢の間でトレードオフの関係にあるほどいい。

ユウと内縁関係にあるだけでなく、そこに母親としての立場という二重拘束が掛けられた状態で、それでも彼を欺いて他人棒を選んでしまう京香はどうしようもない女になったな~。

子供に悪いと言ってるだけでユウに悪いとは一言も言ってないんだよな……。

ちなみに三人の子供の名前は過去回にも一度だけ出てるから忘れた人は読み返してね。作者も自分で名付けたのに忘れてバックナンバー引っ繰り返したのは内緒だよ。

橘さん家ノ愛人事情~僕との未来を語る裏で始まってた寝取り男との4P~2 - 猪熊夜離 - Ci-en(シエン)

橘さん家ノ愛人事情~子作り温泉編~プロローグ_縦書き.pdf (218.55kB)

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橘さん家ノ愛人事情~子作り温泉編~プロローグ_横書き.pdf (161.01kB)

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猪熊夜離 2022/10/18 18:58

橘小春ノ同窓会事情

 ゆらゆらと海底から浮き上がるように意識を取り戻した橘小春が最初に感じたのは、股ぐらを濡らす生暖かい感触だった。漏らしたように秘部や内ももが濡れている。まさかと思い飛び起きようとするも身体は咄嗟に動かない。ぼーっと頭が重く痺れるような感覚だった。

 身体を揺すってみると背中で柔らかい感触がした。とても寝心地が良い。肌触りの良い布はシーツだろうか。だとすると後頭部を包み込んでくれるこれは枕。

(わたし……んっ、おねしょ……しちゃったの?)

 二十歳にもなって寝小便をたれてしまったなど恥の極み。いったいどれだけ深く眠りこけていればそんなことになるのか。慌てて確認しようとするがやはり身体は重い。目を開けることさえままならない。

 それでも気力を振り絞って瞼を開くと視界いっぱいに広がる天井があった。見覚えのない場所だ。ぼんやりとする頭では思い出せない。ここはどこだろう?

 それと小春には別な疑問もあった。シーツと肌が直に触れる感触からして自分は裸らしい。

 なぜ知らない場所で服を脱いでいるのか。

(……だめ……なにもおもいだせない……)

 確か昨日は中学の時の同窓会に出席したはず。何かと気落ちすることが多かった小春は久しぶりに集まる懐かしい顔との会話に花が咲いた。お酒の力もあって気分が盛り上がってしまい、誘われるまま二次会にも行くことになったのだが……そこから先の記憶が途切れている。

「起きた?」

 ズキッと痛む頭を軽く振ったところで男の声がした。苦労して声がした方を振り向くとバスルームからバスローブを着た男の人が出てきた。見覚えがある。同窓会に来ていた男子だ。

「ミナトくん」

 まだ完全には覚醒してない意識で彼の名を呼んだ。すると彼は嬉しそうに笑みを浮かべて小春の隣に腰かける。そして頬杖を突いてじっくり観察してくる。

「なに見てるの?」

「ん? やっぱり小春は可愛いなって」

 そこで小春は違和感を覚えた。湊崎とは下の名前を呼び捨てし合う仲ではない。元同級生と言っても同じクラスで授業を受けていただけで特別親しい仲ではなかった。それなのに彼は自分の恋人を呼ぶように小春の名前を口にした。

(ミナトくん、変わったのは格好だけじゃないのかも)

 同窓会に湊崎が姿を見せると五年ぶりに再会する面々は一様に驚きの声を漏らした。特に女子の浮ついた反応は同性の小春でも苦笑してしまうほど。

 中学時代の湊崎は地味で目立たない男子だった。髪を伸ばしっぱなしにしていて、眼鏡をかけていて、クラスの中で一番地味な男子といっても過言ではなかった。そんな彼が今や量産型ツーブロマッシュの垢抜けた雰囲気を持つイケメンへと変貌していた。

 眼鏡はコンタクトに変わり、髪は整えられていて清潔感に溢れていた。それだけではない。

 身長も伸びて百八十センチ近くある長身になっていた。体格も引き締まっていて筋肉質。モデルのようにスタイルが良く、精力旺盛そうな男の色香を纏っていた。

 髪型やコンタクトはすぐに変えられるとしても身体つきは一朝一夕で変化しない。彼なりに自分を変えたくて努力した結果なのだろう。

 これで女子たちが騒がぬわけがなかった。中学時代にクラスで一番人気だった男子を押しのけ、その日の主役は湊崎になった。

 女子たちの視線は湊崎に釘付けになり、彼の隣に座った小春に嫉妬混じりの殺意を向ける。

 小春とて無駄に女子のやっかみを買いたくない。同性間の嫉妬の面倒臭さは女子という生き物を二十年やってきてよ~く分かっている。だが小春の姿を見つけるや彼の方から隣に座ってきて席を離れないのだ。乾杯が終わり、みんなが立ち上がって自由に席を移動するようになってからも、小春の隣は譲らないとばかり湊崎は尻に根が生えたように動かなかった。

 湊崎は小春を独占したいようだった。そこまで分かりやすいアプローチされて通じないほど小春は鈍感でないし、すっとぼけられるほど豪胆でもなかった。

「俺さ、実は中学時代から小春ちゃんのこと好きだったんだよね」

 宴もたけなわ。もはや酔ってない人間を探す方が難しい喧騒のなか、湊崎が秘密を告白するような調子で小春の耳に吹き込んだ。

「えっ……」

 突然の告白に驚く小春。当時から母親譲りの美貌で姉の結花とはタイプが違う美少女と有名だった小春には、好意を向けてくる男子が大勢いた。中学生にして既に胸はG寄りのFカップで、生徒どころか教師までチラチラとおっぱいを見てきた。

 だから湊崎が小春を好きでも不思議ではないのだが。

「気づいてなかったよね。小春ちゃんは全校の人気者だったし、当時の俺はまともに目を見て話すこともできなかったし」

 湊崎は自嘲気味に語る。

 当時の湊崎はクラスの『イケてないグループ』に所属していた。虐められていたわけではないが地味な存在で、クラス内のヒエラルキーで言えば間違いなく三軍だった。あの教室で湊崎とよく一緒にいた男子が誰一人、同窓会に顔を出してないことが彼らにとって中学時代は懐かしむべき時間でないことの証左と言えよう。

 顔が良くてスタイルが良くて性格まで誰隔てなく優しいクラスの人気者だった小春とは、同じ空間に存在しながらほとんど接触したことがなかった。

「あの頃の俺は本当に臆病だった。何も行動できずにただ遠くから眺めているだけだった。中学卒業と同時に引っ越すことになって、誰もいない遠くの学校に行ったのを機に少しだけ前向きに努力してみたんだ。そのおかげで、ちょっと勇気を出せば変わることができるって分かった」

「本当に変わったねミナトくん。最初は誰か分からなかった」
「ありがとう。小春ちゃんのおかげだよ。だから今日は、あのころ言いたくても言えなかったことを全部言うつもりなんだ」
「私のおかげ?」
「次に会ったら小春ちゃんと釣り合う男になってようと奮起したんだ。自信を持って告白できる男になりたいが目標だった。だってあんな美少女、他にいなかったからね」
「ふぇっ?」

 予想外すぎる言葉に素で驚いた。

「昔の小春ちゃんは確かに綺麗で可愛かったけど、今はもっとすごい。この五年間でグッと大人っぽくなった。こんな美人見たことない!」
「うそっ……私なんか全然だよぉ」

 それからも湊崎は残り時間いっぱい小春を褒めちぎった。その頃には湊崎の小春狙いは見え見え。小春も面と向かって褒められれば悪い気はせず、酒の力もあって徐々に楽しく、ふわふわした気分になってきた。ここへ来るまでは気落ちすることもあったし、男の人は懲り懲りだと思っていたのに場の雰囲気や湊崎の真剣な様子に流されてしまう。

 結花にも心配される少し抜けた鈍くさい部分がアルコールで強化されてしまった。

 そうして同窓会はお開きとなり一行は二次会に向かうメンバーと帰宅組み、あるいは少数で夜の街に消える組みに分かれた。

 小春は湊崎に引っ張られ途中まで二次会組みと一緒に歩いていたが途中で横の路地に誘われた。そこは左右どこを見てもご休憩プランがあるホテルばかり――いわゆるラブホ街の入り口だった。

「小春ちゃん、大丈夫? 足取りが怪しいよ」
「うん……だいじょうぶ……」
「じゃあさ、こっち来てよ。もう少しで着くから」
「どこにいくの? みんなとカラオケに行くんじゃないの?」
「違うって。着けばわかるよ」

 なぜ行き先を教えないのだろうと訝りつつも酔いが回ってきた小春は彼のエスコートについて行くしかない。手を離されたら道端に倒れてしまいそうだ。

 そうして同窓会の列から離れて小春はホテルに連れ込まれたのだ。ベッドに横たえられた彼女は暑そうだからと服を脱がされた。

 それから二人は……。

 

「あん♡ ミナトくん、そこだめぇ」
「駄目じゃないでしょ。気持ちいいんでしょ?」
「んぅ……きもちぃい」
「ほら、見てみな。小春ちゃんが感じてるところ」
「やぁ……恥ずかしい」

 小春は湊崎の胸に寄り掛かる体勢で座らされ、後ろからKカップに成長した爆乳を揉みしだかれる。彼の触り方は本当に上手くて、乳首に触れてもらう前から乳房を揉まれたり乳輪スリスリされたりするだけで甘い声が出てしまった。

「小春ちゃん、おっぱい大きくなったよね。中学のときも男子みんな小春ちゃんのおっぱいばかり見てたけど知ってた」
「知って――たぁ~~~♡♡♡」
「やっぱ気づくよね。あれだけジロジロ見られてれば。小春ちゃんはおっぱい見られながら興奮したりしてた?」
「んっ……そんなわけない……ひゃあああっ! ちくびつままないでえ!」

 小春は胸責めだけで二回イカされてしまった。それで湊崎が休ませてもらえるはずもなく、彼の手が下半身に伸びてくる。

「小春ちゃんのおまんこ、俺の手マンでぐちゅぐちゅ言ってるよ。やっべー、この水音聞こえる?」
「聞こえない……そんなおと、聞こえない……」
「嘘ばっかり。小春ちゃんの愛液、すげえ量でシーツにまで垂れてるじゃん。やっぱエロいわ。俺の指がこんなに濡れるくらい小春ちゃんのマン汁漏れてる」
「やっ……そんな、はずかしい……」
「恥ずかしがることないよ。だって小春ちゃん、すっごくエッチなこと好きそうな身体してるから。むしろイメージ通りで俺は嬉しいよ。こうやってクリトリスいじられるのも好きでしょ」
「きゃあああんっ! だめえ、そこ敏感なのおお!」

 小春はビクンと腰を跳ねさせる。

「やっぱり好きじゃん。小春ちゃん、自分でも弄ったりしてるでしょ」
「し、してない……」
「うそつき。クリいじめられて悦んでるくせに。認めないなら素直になれるまでクリばっかイジメてやるから」
「あん♡ ミナトくん、そこだめぇ」
「駄目じゃないでしょ。気持ちいいんだろ?」
「んぅ……きもちぃい」

 顎を手で掴まれベッドサイドにある鏡の方を向かされた。その頃になると湊崎は同窓会会場で見せた真摯な様子を引っ込め、粗暴な面が顔を覗かせるようになっていたが酔っている小春は気づかなかった。

「ほら、見てみな。小春ちゃんが感じてるところ」
「やぁ……恥ずかしい」

 鏡には湊崎のクリトリスこねこねで腰を浮かせ、快感に耐えてふりふりと尻を振る自分の姿が映っていた。

「小春ちゃんのクリトリス、パンッて膨らんでる」
「だめ……言わないで」
「どうして? 可愛いよ。真っ赤に充血した小春ちゃんのクリトリス、すごく美味しそうに見える」

 湊崎の言葉責めは続く。

「やぁ……はずかしぃ」
「それにしても小春ちゃんのおまんこ凄いな。こんなにお漏らしして、よっぽど男に飢えてたんだね」
「お、おねがい……みないでぇ」
「見るなって言われても好きな女の子が自分の前で、おまんこおっぴろげてたら見ない方が無理だよ。小春ちゃんの膣内、ヒダヒダがいっぱいあって気持ちよさそう。並の男ならすぐイッちゃうかもね」

 俺は違うけどという自負が湊崎の言葉には滲んでいる。

「そ、そうかな……」

 ユウのちんぽとナンパ男たちのちんぽは持続時間に天と地ほども差があった。ユウはいわゆる早漏なのかと思っていたが、ひょっとしてユウくらいが標準でナンパ男たちが規格外だったのかもしれない。

「小春ちゃん、俺のモノ舐めてみて。やったことある?」
「んっ……うん、なめます」

 フェラチオ経験済みと答えると湊崎は少しだけガッカリしたようだった。自分が全部一から教え込みたかったのだろう。

「じゃあ、舌出して」
「はい……」
「よし。口を大きく開けて」
「はい……あーん」

 小春の唇は湊崎の亀頭をカポッと咥え、先っぽから染み出していた先走り汁をズズズッと音を立てて啜った。ぬるつく塩辛い汁を飲み込めば腹が熱くなる。男の体液に小春の雌悦が刺激された。

「あー、いいね。小春ちゃんのお口、温かいよ。苦しくない」

 湊崎のペニスは大きかった。ユウの子供おちんちんは当然の如く比較対象にもならない。小春をレ○プし妊娠させたナンパ男たちのちんぽとも遜色ない。

 男たちのことを思い出すと泥酔していてなお小春の胸中は苦くなる。

(あのときのこと……忘れたい。でも忘れられない)

 海でナンパしてきた男たちの誘いを小春と京香、結花は一度断った。しかし夜にマッサージ師と客として再会すると、怪しいクスリの影響もあって身体の火照りを我慢できず一度だけならと軽い気持ちでセックスを受け入れてしまった。

 それが運の尽き。

 母や姉と一緒に小春も男たちに輪○された。何発ナカ出しされたか数え切れない。意識朦朧となっても男たちは小春の膣内で動き続けた。一晩中避妊もせず生ちんぽで犯され続けたのだから妊娠したのは当然と言えよう。

 橘家の女達は三人揃って堕胎した。顔が広い京香のツテで秘密裏に処置してくれるクリニックを探せたのは不幸中の幸い。しかし小春の心身にはダメージが残った。

 赤ん坊の父親が誰かは分からない。三人のうちの誰かであろうが知ったところで彼らは胸など傷めないはずだ。最初から彼らの頭にあったのは快楽と支配欲の追求のみ。男なら誰でもハメパコしたくなるスケベボディに生ちんぽ挿れ、妊娠というこれ以上なく分かりやすい形で征服したかっただけなのだから。

 初めから無責任|膣内射精《なかだ》し目的だったナンパ男たちと違い、たとえ望まぬ子供だとしても小春は自分の肚に命を宿した。それを処置するのは他人事でなかった。

 もう自分は男の人と付き合ってもセックスできないかもしれない、弟のように可愛がってきたユウ以外の男の人とは触れ合えないかもしれない、どうしたってナンパ男たちに無理やりされたときのことを思い出してしまうから。

 そう思っていたのに湊崎の愛撫が気持ち良すぎて流されている。あの悲痛な夜以来となるセックスに身体がときめいてしまう。男の人とエッチなことする抵抗が薄れていく。思い出すのは何ヶ月も経ってから後悔した記憶ではなく、大きいちんぽにズコズコしてもらって死にそうなほど気持ちよかった夜のことばかり。

 橘小春は、どうしようもなく頭が鈍く、愚かで、それなのに身体の感度は抜群で淫乱な女だ。だからこそ湊崎のような男に付け入られる。

 酒のせいにしたって本質からは逃げられない。

 橘小春はセックスでひどい目に遭った記憶を、気持ちいいセックスで上書きされてしまう女なのだ。

 今だって湊崎のちんぽを根本から先端に向かって舐め上げている。幹は舌のざらつく中心部を使い、裏筋は舌先でチロチロと刺激する。場所によって舌の当てるポイントを変えるのはナンパ男たちから教わったテクニックだ。そんなことユウは知らない。

 数回舐め上げると小春は再び亀頭を咥えた。たっぷり口の中に唾液を溜め、人肌に温かいぬるぬるを敏感な男性器に塗布していく。ほかほかの口内粘膜でちんぽを擦られる心地よさに、湊崎も思わずと言った風に「んぅぉぉっふぅ」と息を吐いた。

「小春ちゃん上手じゃん。えっぐいフェラ仕込まれてやがる。ひょっとして変態男に調教された? これならフェラだけでイケそうだ」

 湊崎は小春の後頭部を掴み、喉奥まで挿入した。

「うぶっ?」

 いきなりのことに小春は目を白黒させる。それでも反射的に口を窄めてちんぽを扱く。

「小春ちゃん、喉まんこ締まるよ」
「んむぅ……うご、うごく……んうぅぅぅ!」
「小春ちゃんの口まんこ気持ちいぃ。歯立てないようにしっかり締めて」
「んっんっんっ……んぅうううぅ♡」
「いい顔してる。男のちんぽ舐めるの大好きって顔だ。手も使って根本を扱いて」
「んぅぅ……♡」

 手を掴まれて小春はペニスを握らされる。

(あぁ……おっきぃ……♡)

 握るとはっきり分かってしまう。あの夜の男たちと同じくらい大きいちんぽ。つまり、ユウのじゃ届かない場所まで入ってきて、ぴったり腟内にフィットして気持ちいいところ全部ズコズコされちゃうちんぽだ。

「んむ゛ぅ♡ んぐっ♡ ん゛っ♡ んぐぐぐッ♡ じゅぼっ♡ じゅぼぉッ♡」

 フェラチオしてるだけなのに小春は甘イキしてしまった。子宮がきゅんきゅん疼いて、早く犯して欲しいとねだっている。ちんぽでおまんこシバキ回されたくて仕方ない。

「あぁ、すごいよ小春ちゃん。本当にフェラ上手だね。俺のちんぽ美味しい?」
「おいしいれしゅ……んっ、むぐっ、んぶっ♡ んっ♡ むぐっ♡ むっ……んっ♡」
「可愛い声だね。お礼にまんこ可愛がってあげる。小春ちゃんはシックスナインって知ってる?」
「……おまんこ舐めてもらいながら、おちんちん舐めること……?」
「やってあげるから俺の顔を跨いで」

 小春は仰向けになる湊崎の顔を反対向きに跨いだ。小春が膝立ちになって尻を突き出せば、目の前にはビンビンに硬くなって脈打つ肉棒。

「おちんちん舐めてもいい?」

 小春の問いに湊崎がくすりと笑った。

「そんなに俺のちんぽ舐めるの好きになっちゃったんだ。いいよ小春ちゃんのやりたいようにして。俺も舐めてあげるから力抜いて」

 湊崎は小春のクリトリスに舌を押し付けた。そのままぺろんと舐められて小春は背筋を反らす。

「んんッ……あッ……だめぇ……ああっ……」

 割れ目に舌先をねじ込んで左右に動かされる。ぷっくり膨れた陰核をくにくにと刺激されると膣口が物欲しげにヒクついてしまう。

「お口休んでるよ。フェラやめちゃダメ」
「ん……ちゅッ……ちゅく……れろれろ……ひゃぁッ! あッ、あぁんッ……らめっ……♡」

 休むなと言われても彼のクンニが巧すぎて小春は口が止まってしまう。ちんぽを咥え続けることさえ許してもらえない。

 小春は無意識のうちに股間を湊崎の顔に押し付ける。舌でビラビラを舐めまわされる感覚に、小春は「はふぅん」と鼻にかかった甘い声で鳴いた。

「小春ちゃんのマン汁すごくしょっぱい。興奮してるの丸わかりだよ。口がサボってるけどちんぽ好きだから夢中になっちゃうのかな。でも、もっと好きなものがあるよね。おまんこの一番奥をガン突きされてイきたいんでしょ。小春ちゃんくらいエッチな女の子は、おちんぽでポルチオしてもらわないと満足できないもんね」
「はいひぃッ、ミナトくんのおちんちんでッ、おまんこの奥つかれたッ、ひッ! ひッ、ひッ、ひぐッ!」
「正直に言えて偉いね。だけどダメ。小春ちゃんには中学のとき、俺の好意に気づかなかった罰を与えま~す。ちんぽ口で気持ち良くして。フェラ抜きサボる子にはちんぽあげないよ」
「はぁ……はぃ……わかり……ました、んっ、ちゅぷっ。ふぅ……んじゅぷ、じゅぷ……んぐっ…んぐっ、んっ」

 小春は下腹部の痺れを我慢して目の前のちんぽに食らいつく。亀頭の丸みを利用して、くるくると先端部を舐り、尿道口に舌を捩じ込む。次から次に出てくるカウパーが小春の舌と湊崎の亀頭の間でねっとり粘っこい糸を引いた。

 舌を尖らせてカリ裏の敏感な部分をチロチロ刺激する。すると湊崎が僅かに腰を浮かせた。

 それが嬉しくて、気持ち良くさせたくて、小春は熱心にちんぽに奉仕する。

「小春ちゃんのまんこ、指入れなくてもくぱくぱしてちんぽ欲しがってる。もっと奥まで舐めてあげる」

 湊崎は小春の膣穴に舌を差し込んだ。

 くすぐるように優しく抜き差しされる。

「あぁっ……そこ気持ちいいっ……やあっ、あああんっ! くううぅぅっ……気持ち良すぎて、またおちんちん舐められなくなっちゃう、ふああっ……な、なにこれっ……ああっ、はああっ……な、なんかすごい感じる……あ、ああっ……」
「舌だけでこんな感じちゃうの? 小春ちゃんってば本当に淫乱なんだねぇ」
「だってぇ……あ、あ、あ、あぁぁっ、なにこれ、すごぃ、すごいぃぃぃ――――ッ!」

 小春の尻は荒れ狂う海のように波打っている。腰から下は自分の意思で制御できず暴れるに任せるしかない。女体の奥底にある芯から小春は湊崎の愛撫に狂わされていた。

「またフェラ忘れてる。しょうがないから小春ちゃんに俺から手本を見せてあげる。ここで勃起してるクリちんぽを咥えて……」
「んぅッ♡♡♡」
「クリちゃん吸われて気持ちいい?」
「ぁ……あ……ぃ、きもちイィ♡♡♡」
「じゃあこれは? こうして舌先で転がすように舐めるのも気持ちいいでしょ」
「ひうっ! うあっ! き、気持ちいいっ! だ、ダメっ! そこっ! 感じすぎてぇ! ああっ♡♡ 頭の芯からビリビリしてくる!」
「たっぷりツバで濡らしてぬるぬるになったクリちんぽ指で扱かれるのも気持ちいいでしょ」
「あ、ふぁああ! だ、ダメ……や、やめっ……! それっ……こ、こしゅこしゅしちゃっ……あ、あ、あ、あっあっ♡」
「小春ちゃんはクリが弱いんだ。さっき弄ってあげたときも腰浮かせて派手によがってたもんね」
「そ、そんなことなっ……んっ♡ あ゛ぁああぁっ♡ だめぇっ、そんな強くしたら……う゛ぅうう……う゛ぅう……う゛ぅうううぅ~~♡ ああ゛ぁぁ♡ ひっ♡ ひぃっ♡ ひい゛ぃっ♡」
「先にイッたらちんぽもらえないと思って我慢してる? いいよ、イッて。頑張ってくれたから先にイッてもちんぽはあげる。我慢せず派手にイキ散らかしちゃって」

 湊崎のゴーサインが出たことで小春の中でストッパーになっていたものが外れた。後はひたすらイクだけ。

「あぁ……出るっ、出ちゃうッ♡ ごめんなさいっ♡ わたしっ♡ もう我慢できないっ♡ イグッ♡ イ゛グぅぅん゛ん゛ん゛ん゛ぅ゛ぅ~~♡♡♡」

 絶頂と同時に大量の潮が吹き出た。ぶしゃあああっと勢いよく発射されたそれは湊崎の顔をゲリラ豪雨のように濡らした。

「お漏らしするほど気持ち良かった?」

 その質問に小春は答えられなかった。派手な潮吹きと同時に意識を手放していた。

 

「思い……出した!」

 そうだ自分は湊崎と一緒にホテルに来て、彼におまんこを舐めしゃぶられるのが気持ち良すぎてイッた後、気を失っていたのだ。

 そして今現在、彼はベッドに横たわる小春の横でこちらの顔を覗き見ている。

 見つめられていることを意識するとイク前に口走った言葉の数々が脳裏に蘇る。

『ミナトくんのおちんちんでッ、おまんこの奥つかれたッ、ひッ!』

『気持ち良すぎて、またおちんちん舐められなくなっちゃう』

 酔ってたとは言えなんてことを。一眠りして少し冷静になった小春は顔を青くする。

「あのねミナトくん。あれは酔った勢いで言ったことで――」
「酔ったときほど、その人の本音が出るって言うよね」

 身体を起こした湊崎が両脚の間に侵入してきた。膝立ちでにじり寄ってくる彼の眼には雄の獣欲がはっきり浮かんでいる。小春のことを懐かしい元同級生ではなく、ちんぽ挿れるための雌穴として見ている目だ。

「安心しなよ。同窓会で再会してそのままなんて世の中にはいくらでもあるんだから」
「私は本当にそういうことするつもりじゃなくて、ただ昔の友達に会って盛り上がりたかっただけなの……それに私たち昔も全然話したことなかったし……」
「……そうだね」

 湊崎の声の温度が下がる。感情の読み取れない顔で頷いた後、ベッドから離れていく。ほっと安堵の息を吐く間もなく戻ってきた彼の手にはコンドームがあった。

「昔どうあれ大事なのは今でしょ。俺たちもう子供じゃないんだし。大人の男と女がホテルに来て、お互いシックスナインまでして、そのうえ小春みたいな可愛い子にちんぽほしいっておねだりされて『やっぱ酔った勢いだったからなし』で引っ込みつくと思う? 思わないよね」

 話す間に彼の手はコンドームの封を切り、中学卒業以来五年越しの本懐を遂げようと隆起する性器に避妊具を被せていく。

 ゴムを装着し終えた湊崎が再びベッドに乗る。抵抗しなきゃと思うのに酔いとイキ疲れが残ってる身体は重くて言うことを聞かない。そのくせ前戯で何度もイカされたことで感度は上がっている。脚を開かせようと彼が膝に乗せてきた手の感触だけで、おまんこの奥からじわっと恥ずかしい汁が染み出し迎え入れる準備を始めてしまう。

 お互いの性器をぴったり重ね合わせるように位置取り、ちんぽの先っちょを膣穴に押しつけてくる。

「あぁ……おちんちん……おまんこに当たって……あぁん♡」
「ちんぽとまんこくっつけたら簡単に本音が漏れたな。俺が欲しくて堪らないんだろ?」
「ほ、欲しい……おちんちん……ちょうだいっ♡♡」
「じゃあどうしてほしいか言ってみろ」
「おちんちん挿れてください……私のおまんこは大きいおちんちん大好きなので、ミナトくんのおちんちんでいっぱいズボズボされたら……すごく気持ちいいと思うから♡♡♡」
「合格だ」

 ずぶりとちんぽが挿入された。

 濡れた肉をかき分ける卑猥な音がして、亀頭が膣襞を巻き込みながら奥に進む。全身の感覚がおまんこに集中し、ちんぽの軍門に降る。これを挿れられちゃったら勝てない、後は頭真っ白になって訳分かんなくなるまで気持ちよくされちゃうだけなんだと一瞬で悟ってしまう。

「小春の膣内ぬるぬる。溢れるくらいローション入れたオナホ使ってるみたい」

 大量の愛蜜でぬかるんだ蜜道を硬く熱い肉棒が突き進む。

(おっきいぃ♡)

 小春は逞しい男根の存在感に打ち震える。女にはないもの。女体の欠落をぴったり埋めてくれるもの。女が本能で求めてしまうもの。膣内を埋め尽くす肉の質量だけで身体が悦んでしまう。

「ほらここGスポットだよ」

 そう言って湊崎が小春の浅い場所にあるスイートスポットを狙いすました腰使いで撃ち抜く。

「あふっ♡ おふぅっ♡ そこっ♡ そこぉぉッ♡ ああぁっ♡ ああぁんッ♡」

 Gスポットへの刺激を受けて快感のボルテージが上がる。セックスのために分泌される愛液が溢れ出す。

「すごい濡れ方。こんなに出るってことは俺に腟内でいっぱい動いてもらいたがってるってことだよね」

 嬉しそうな声と共に弱点を責め立てられる。下半身から背筋へと走る快感にたまらず腰をくねらせる。ピストン運動から逃げようとしていると思われたのか、湊崎の両手に骨盤の腰骨の辺りをがっちりホールドされてしまう。

 大人の男の人に成長した彼の手で押さえられると小春は動けない。目標を固定した状態で湊崎はロングストロークに移行する。手前から膣奥まで長大なペニスで余すところなく擦られた。

「はぁあっ♡ そこっ、いいっ♡ んうっ♡ んんっ♡ おっきいおちんちんじゃないと届かないところ♡ そこされると♡ あふぅ、すごいぃいっ♡」

 根元まで挿れられた後、カリ首近くまで引き抜かれる。そしてまた根本まで突き挿れられる。その動作には容赦がなかった。

 腰が蕩けそうな気持ちよさだ。指や舌によって与えられるものとは全く別物の感覚。やはりセックスは、ちんぽとまんこを擦り合わせてこそ本番と再認識させられてしまう。

 ロングストロークの合間に膣奥ばかり重点的に責める動きが混ぜられた。子宮口に近い部分を亀頭で圧迫されながらの高速ピストン運動。深い場所にある愛液プールがくちゃくちゃ言う。

(だめぇ……これほんとぉ、きもちいいっ!)

 おまんこで発生した快楽が脳天を貫いた。

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猪熊夜離 2022/10/09 01:06

【進捗】橘小春ノ同窓会事情

9月の「こんな単発ネタが書きたい」で載せてたやつ。ちょっと変わったけどね。

小春はスケベな女だよ!

本当は2万文字くらいで収めて三連休中に出そうかなと考えてたんですが、ここまでで1万文字で残りのやりたいこと考えたらどうしたって収まんねえなと。

たぶん全体では2万5000~3万文字くらい? それくらいで終わらせたいよね。他に書きたいものとか書かなきゃいけないものとかあるし。

三連休中に読み放題プランで公開するのは無理そうなので、活動報告がてら全体公開で投げておきます。


 ゆらゆらと海底から浮き上がるように意識を取り戻した橘小春が最初に感じたのは、股ぐらを濡らす生暖かい感触だった。漏らしたように秘部や内ももが濡れている。まさかと思い飛び起きようとするも身体は咄嗟に動かない。ぼーっと頭が重く痺れるような感覚だった。

 身体を揺すってみると背中で柔らかい感触がした。とても寝心地が良い。肌触りの良い布はシーツだろうか。だとすると後頭部を包み込んでくれるこれは枕。

(わたし……んっ、おねしょ……しちゃったの?)

 二十歳にもなって寝小便をたれてしまったなど恥の極み。いったいどれだけ深く眠りこけていればそんなことになるのか。慌てて確認しようとするがやはり身体は重い。目を開けることさえままならない。

 それでも気力を振り絞って瞼を開くと視界いっぱいに広がる天井があった。見覚えのない場所だ。ぼんやりとする頭では思い出せない。ここはどこだろう?

 それと小春には別な疑問もあった。シーツと肌が直に触れる感触からして自分は裸らしい。

 なぜ知らない場所で服を脱いでいるのか。

(……だめ……なにもおもいだせない……)

 確か昨日は中学の時の同窓会に出席したはず。何かと気落ちすることが多かった小春は久しぶりに集まる懐かしい顔との会話に花が咲いた。お酒の力もあって気分が盛り上がってしまい、誘われるまま二次会にも行くことになったのだが……そこから先の記憶が途切れている。

「起きた?」

 ズキッと痛む頭を軽く振ったところで男の声がした。苦労して声がした方を振り向くとバスルームからバスローブを着た男の人が出てきた。見覚えがある。同窓会に来ていた男子だ。

「ミナトくん」

 まだ完全には覚醒してない意識で彼の名を呼んだ。すると彼は嬉しそうに笑みを浮かべて小春の隣に腰かける。そして頬杖を突いてじっくり観察してくる。

「なに見てるの?」

「ん? やっぱり小春は可愛いなって」

 そこで小春は違和感を覚えた。湊崎とは下の名前を呼び捨てし合う仲ではない。元同級生と言っても同じクラスで授業を受けていただけで特別親しい仲ではなかった。それなのに彼は自分の恋人を呼ぶように小春の名前を口にした。

(ミナトくん、変わったのは格好だけじゃないのかも)

 同窓会に湊崎が姿を見せると五年ぶりに再会する面々は一様に驚きの声を漏らした。特に女子の浮ついた反応は同性の小春でも苦笑してしまうほど。

 中学時代の湊崎は地味で目立たない男子だった。髪を伸ばしっぱなしにしていて、眼鏡をかけていて、クラスの中で一番地味な男子といっても過言ではなかった。そんな彼が今や量産型ツーブロマッシュの垢抜けた雰囲気を持つイケメンへと変貌していた。

 眼鏡はコンタクトに変わり、髪は整えられていて清潔感に溢れていた。それだけではない。

 身長も伸びて百八十センチ近くある長身になっていた。体格も引き締まっていて筋肉質。モデルのようにスタイルが良く、精力旺盛そうな男の色香を纏っていた。

 髪型やコンタクトはすぐに変えられるとしても身体つきは一朝一夕で変化しない。彼なりに自分を変えたくて努力した結果なのだろう。

 これで女子たちが騒がぬわけがなかった。中学時代にクラスで一番人気だった男子を押しのけ、その日の主役は湊崎になった。

 女子たちの視線は湊崎に釘付けになり、彼の隣に座った小春に嫉妬混じりの殺意を向ける。

 小春とて無駄に女子のやっかみを買いたくない。同性間の嫉妬の面倒臭さは女子という生き物を二十年やってきてよ~く分かっている。だが小春の姿を見つけるや彼の方から隣に座ってきて席を離れないのだ。乾杯が終わり、みんなが立ち上がって自由に席を移動するようになってからも、小春の隣は譲らないとばかり湊崎は尻に根が生えたように動かなかった。

 湊崎は小春を独占したいようだった。そこまで分かりやすいアプローチされて通じないほど小春は鈍感でないし、すっとぼけられるほど豪胆でもなかった。

「俺さ、実は中学時代から小春ちゃんのこと好きだったんだよね」

 宴もたけなわ。もはや酔ってない人間を探す方が難しい喧騒のなか、湊崎が秘密を告白するような調子で小春の耳に吹き込んだ。

「えっ……」

 突然の告白に驚く小春。当時から母親譲りの美貌で姉の結花とはタイプが違う美少女と有名だった小春には、好意を向けてくる男子が大勢いた。中学生にして既に胸はG寄りのFカップで、生徒どころか教師までチラチラとおっぱいを見てきた。

 だから湊崎が小春を好きでも不思議ではないのだが。

「気づいてなかったよね。小春ちゃんは全校の人気者だったし、当時の俺はまともに目を見て話すこともできなかったし」

 湊崎は自嘲気味に語る。

 当時の湊崎はクラスの『イケてないグループ』に所属していた。虐められていたわけではないが地味な存在で、クラス内のヒエラルキーで言えば間違いなく三軍だった。あの教室で湊崎とよく一緒にいた男子が誰一人、同窓会に顔を出してないことが彼らにとって中学時代は懐かしむべき時間でないことの証左と言えよう。

 顔が良くてスタイルが良くて性格まで誰隔てなく優しいクラスの人気者だった小春とは、同じ空間に存在しながらほとんど接触したことがなかった。

「あの頃の俺は本当に臆病だった。何も行動できずにただ遠くから眺めているだけだった。中学卒業と同時に引っ越すことになって、誰もいない遠くの学校に行ったのを機に少しだけ前向きに努力してみたんだ。そのおかげで、ちょっと勇気を出せば変わることができるって分かった」

「本当に変わったねミナトくん。最初は誰か分からなかった」

「ありがとう。小春ちゃんのおかげだよ。だから今日は、あの頃言いたくても言えなかったことを全部言うつもりなんだ」

「私のおかげ?」

「次に会ったら小春ちゃんと釣り合う男になってようと奮起したんだ。自信を持って告白できる男になりたいが目標だった。だってあんな美少女、他にいなかったからね」

「ふぇっ?」

 予想外すぎる言葉に素で驚いた。

「昔の小春ちゃんは確かに綺麗で可愛かったけど、今はもっとすごい。この五年間でグッと大人っぽくなった。こんな美人見たことない!」

「うそっ……私なんか全然だよぉ」

 それからも湊崎は残り時間いっぱい小春を褒めちぎった。その頃には湊崎の小春狙いは見え見え。小春も面と向かって褒められれば悪い気はせず、酒の力もあって徐々に楽しく、ふわふわした気分になってきた。ここへ来るまでは気落ちすることもあったし、男の人は懲り懲りだと思っていたのに場の雰囲気や湊崎の真剣な様子に流されてしまう。

 結花にも心配される少し抜けた鈍くさい部分がアルコールで強化されてしまった。

 そうして同窓会はお開きとなり一行は二次会に向かうメンバーと帰宅組み、あるいは少数で夜の街に消える組みに分かれた。

 小春は湊崎に引っ張られ途中まで二次会組みと一緒に歩いていたが途中で横の路地に誘われた。そこは左右どこを見てもご休憩プランがあるホテルばかり――いわゆるラブホ街の入り口だった。

「小春ちゃん、大丈夫? 足取りが怪しいよ」

「うん……だいじょうぶ……」

「じゃあさ、こっち来てよ。もう少しで着くから」

「どこにいくの? みんなとカラオケに行くんじゃないの?」

「違うって。着けばわかるよ」

 なぜ行き先を教えないのだろうと訝りつつも酔いが回ってきた小春は彼のエスコートについて行くしかない。手を離されたら道端に倒れてしまいそうだ。

 そうして同窓会の列から離れて小春はホテルに連れ込まれたのだ。ベッドに横たえられた彼女は暑そうだからと服を脱がされた。

 それから二人は……。

 

「あん♡ ミナトくん、そこだめぇ」

「駄目じゃないでしょ。気持ちいいんでしょ?」

「んぅ……きもちぃい」

「ほら、見てみな。小春ちゃんが感じてるところ」

「やぁ……恥ずかしい」

 小春は湊崎の胸に寄り掛かる体勢で座らされ、後ろからKカップに成長した爆乳を揉みしだかれる。彼の触り方は本当に上手くて、乳首に触れてもらう前から乳房を揉まれたり乳輪スリスリされたりするだけで甘い声が出てしまった。

「小春ちゃん、おっぱい大きくなったよね。中学のときも男子みんな小春ちゃんのおっぱいばかり見てたけど知ってた」

「知って――たぁ~~~♡♡♡」

「やっぱ気づくよね。あれだけジロジロ見られてれば。小春ちゃんはおっぱい見られながら興奮したりしてた?」

「んっ……そんなわけない……ひゃあああっ! ちくびつままないでえ!」

 小春は胸責めだけで二回イカされてしまった。それで湊崎が休ませてもらえるはずもなく、彼の手が下半身に伸びてくる。

「小春ちゃんのおまんこ、俺の手マンでぐちゅぐちゅ言ってるよ。やっべー、この水音聞こえる?」

「聞こえない……そんなおと、聞こえない……」

「嘘ばっかり。小春ちゃんの愛液、すげえ量でシーツにまで垂れてるじゃん。やっぱエロいわ。俺の指がこんなに濡れるくらい小春ちゃんのまん汁分泌されてる」

「やっ……そんな、はずかしい……」

「恥ずかしがることないよ。だって小春ちゃん、すっごくエッチなこと好きそうな身体してるから。むしろイメージ通りで俺は嬉しいよ。こうやってクリトリスいじられるのも好きでしょ」

「きゃあああんっ! だめえ、そこ敏感なのおお!」

 小春はビクンと腰を跳ねさせる。

「やっぱり好きじゃん。小春ちゃん、自分でも弄ったりしてるでしょ」

「し、してないもん……」

「うそつき。クリいじめられて悦んでるくせに。認めないなら素直になれるまでクリばっかイジメてやるから」

「あん♡ ミナトくん、そこだめぇ」

「駄目じゃないでしょ。気持ちいいんだろ?」

「んぅ……きもちぃい」

 顎を手で掴まれベッドサイドにある鏡の方を向かされた。その頃になると湊崎は同窓会会場で見せた真摯な様子を引っ込め、粗暴な面が顔を覗かせるようになっていたが酔っている小春は気づかなかった。

「ほら、見てみな。小春ちゃんが感じてるところ」

「やぁ……恥ずかしい」

 鏡には湊崎のクリトリスこねこねで腰を浮かせ、快感に耐えてふりふりと尻を振る自分の姿が映っていた。

「小春ちゃんのクリトリス、パンッて膨らんでる」

「だめ……言わないで」

「どうして? 可愛いよ。真っ赤に充血した小春ちゃんのクリトリス、すごく美味しそうに見える」

 湊崎の言葉責めは続く。

「やぁ……はずかしぃ」

「それにしても小春ちゃんのおまんこ凄いな。こんなにお漏らしして、よっぽど男に飢えてたんだね」

「お、おねがい……みないでぇ」

「見るなって言われても好きな女の子が自分の前で、おまんこおっぴろげてたら見ない方が無理だよ。小春ちゃんの膣内、ヒダヒダがいっぱいあって気持ちよさそう。並の男ならすぐイッちゃうかもね」

 俺は違うけどという自負が湊崎の言葉には滲んでいる。

「そ、そうかな……」

 ユウのちんぽとナンパ男たちのちんぽは持続時間に天と地ほども差があった。ユウはいわゆる早漏なのかと思っていたが、ひょっとしてユウくらいが標準でナンパ男たちが規格外だったのかもしれない。

「小春ちゃん、俺のモノ舐めてみて。やったことある?」

「んっ……うん、なめます」

 フェラチオ経験済みと答えると湊崎は少しだけガッカリしたようだった。自分が全部一から教え込みたかったのだろう。

「じゃあ、舌出して」

「はい……」

「よし。口を大きく開けて」

「はい……あーん」

 小春の唇は湊崎の亀頭をカポッと咥え、先っぽから染み出していた先走り汁をズズズッと音を立てて啜った。ぬるつく塩辛い汁を飲み込めば腹が熱くなる。男の体液に小春の雌悦が刺激された。

「あー、いいね。小春ちゃんのお口、温かいよ。苦しくない」

 湊崎のペニスは大きかった。ユウの子供おちんちんは当然の如く比較対象にもならない。小春をレ○プし妊娠させたナンパ男たちのちんぽとも遜色ない。

 男たちのことを思い出すと泥酔していてなお小春の胸中は苦くなる。

(あのときのこと……忘れたい。でも忘れられない)

 海でナンパしてきた男たちの誘いを小春と京香、結花は一度断った。しかし夜にマッサージ師と客として再会すると、怪しいクスリの影響もあって身体の火照りを我慢できず一度だけならと軽い気持ちでセックスを受け入れてしまった。

 それが運の尽き。

 母や姉と一緒に小春も男たちに輪○された。何発ナカ出しされたか数え切れない。意識朦朧となっても男たちは小春の膣内で動き続けた。一晩中避妊もせず生ちんぽで犯され続けたのだから妊娠したのは当然と言えよう。

 橘家の女達は三人揃って堕胎した。顔が広い京香のツテで秘密裏に処置してくれるクリニックを探せたのは不幸中の幸い。しかし小春の心身にはダメージが残った。

 赤ん坊の父親が誰かは分からない。三人のうちの誰かであろうが知ったところで彼らは胸など傷めないはずだ。最初から彼らの頭にあったのは快楽と支配欲の追求のみ。男なら誰でもハメパコしたくなるスケベボディに生ちんぽ挿れ、妊娠というこれ以上なく分かりやすい形で征服したかっただけなのだから。

 初めから無責任|膣内射精《なかだ》し目的だったナンパ男たちと違い、たとえ望まぬ子供だとしても小春は自分の肚に命を宿した。それを処置するのは他人事でなかった。

 もう自分は男の人と付き合ってもセックスできないかもしれない、弟のように可愛がってきたユウ以外の男の人とは触れ合えないかもしれない、どうしたってナンパ男たちに無理やりされたときのことを思い出してしまうから。

 そう思っていたのに湊崎の愛撫が気持ち良すぎて流されている。あの悲痛な夜以来となるセックスに身体がときめいてしまう。男の人とエッチなことする抵抗が薄れていく。思い出すのは何ヶ月も経ってから後悔した記憶ではなく、大きいちんぽにズコズコしてもらって死にそうなほど気持ちよかった夜のことばかり。

 橘小春は、どうしようもなく頭が鈍く、愚かで、それなのに身体の感度は抜群で淫乱な女だ。だからこそ湊崎のような男に付け入られる。

 酒のせいにしたって本質からは逃げられない。

 橘小春はセックスでひどい目に遭った記憶を、気持ちいいセックスで上書きされてしまう女なのだ。

 今だって湊崎のちんぽを根本から先端に向かって舐め上げている。幹は下のざらつく中心部を使い、裏筋は舌先でチロチロと刺激する。場所によって舌の当てるポイントを変えるのはナンパ男たちから教わったテクニックだ。そんなことユウは知らない。

 数回舐め上げると小春は再び亀頭を咥えた。たっぷり口の中に唾液を溜め、人肌に温かいぬるぬるを敏感な男性器に塗布していく。ほかほかの口内粘膜でちんぽを擦られる心地よさに、湊崎も思わずと言った風に「んぅぉぉっふぅ」と息を吐いた。

「小春ちゃん上手じゃん。えっぐいフェラ仕込まれてやがる。ひょっとして変態男に調教された? これならフェラだけでイケそうだ」

 湊崎は小春の後頭部を掴み、喉奥まで挿入した。

「うぶっ?」

 いきなりのことに小春は目を白黒させる。それでも反射的に口を窄めてちんぽを扱く。

「小春ちゃん、喉まんこ締まるよ」

「んむぅ……うご、うごく……んうぅぅぅ!」

「小春ちゃんの口まんこ気持ちいぃ。歯立てないようにしっかり締めて」

「んっんっんっ……んぅうううぅ♡」

「いい顔してる。男のちんぽ舐めるの大好きって顔だ。手も使って根本を扱いて」

「んぅぅ……♡」

 手を掴まれて小春はペニスを握らされる。

(あぁ……おっきぃ……♡)

 握るとはっきり分かってしまう。あの夜の男たちと同じくらい大きいちんぽ。つまり、ユウのじゃ届かない場所まで入ってきて、ぴったり腟内にフィットして気持ちいいところ全部ズコズコされちゃうちんぽだ。

「んむ゛ぅ♡ んぐっ♡ ん゛っ♡ んぐぐぐッ♡ じゅぼっ♡ じゅぼぉッ♡」

 フェラチオしてるだけなのに小春は甘イキしてしまった。子宮がきゅんきゅん疼いて、早く犯して欲しいとねだっている。おまんこでちんぽシバキ回されたくて仕方ない。

「あぁ、すごいよ小春ちゃん。本当にフェラ上手だね。俺のちんぽ美味しい?」

「おいしいれしゅ……んっ、むぐっ、んぶっ♡ んっ♡ むぐっ♡ むっ……んっ♡」

「可愛い声だね。お礼にまんこ可愛がってあげる。小春ちゃんはシックスナインって知ってる?」

「……おまんこ舐めてもらいながら、おちんちん舐めること……?」

「やってあげるから俺の顔を跨いで」

 小春は仰向けになる湊崎の顔を反対向きに跨いだ。小春が膝立ちになって尻を突き出せば、目の前にはビンビンに硬くなって脈打つ肉棒。

「おちんちん舐めてもいい?」

 小春の問いに湊崎がくすりと笑った。

「そんなに俺のちんぽ舐めるの好きになっちゃったんだ。いいよ小春ちゃんのやりたいようにして。俺も舐めてあげるから力抜いて」

 湊崎は小春のクリトリスに舌を押し付けた。そのままぺろんと舐められて小春は背筋を反らす。

「んんッ……あッ……だめぇ……ああっ……」

 割れ目に舌先をねじ込んで左右に動かされる。ぷっくり膨れた陰核をくにくにと刺激されると膣口が物欲しげにヒクついてしまう。

「お口休んでるよ。フェラやめちゃダメ」

「ん……ちゅッ……ちゅく……れろれろ……ひゃぁッ! あッ、あぁんッ……らめっ……♡」

 休むなと言われても彼のクンニが巧すぎて小春は口が止まってしまう。ちんぽを咥え続けることさえ許してもらえない。

 小春は無意識のうちに股間を湊崎の顔に押し付ける。舌でビラビラを舐めまわされる感覚に、小春は「はふぅん」と鼻にかかった甘い声で鳴いた。

「小春ちゃんのマン汁すごくしょっぱい。興奮してるの丸わかりだよ。口がサボってるけどちんぽ好きだから夢中になっちゃうのかな。でも、もっと好きなものがあるよね。おまんこの一番奥をガン突きされてイきたいんでしょ。小春ちゃんくらいエッチな女の子は、おちんぽでポルチオしてもらわないと満足できないもんね」

「はいひぃッ、ミナトくんのおちんちんでッ、おまんこの奥つかれたッ、ひッ! ひッ、ひッ、ひぐッ!」

「正直に言えて偉いね。だけどダメ。小春ちゃんには中学のとき、俺の好意に気づかなかった罰を与えま~す。ちんぽ口で気持ち良くして。フェラ抜きサボる子にはちんぽあげないよ」

「はぁ……はぃ……わかり……ました、んっ、ちゅぷっ。ふぅ……んじゅぷ、じゅぷ……んぐっ…んぐっ、んっ」

 小春は下腹部の痺れを我慢して目の前のちんぽに食らいつく。亀頭の丸みを利用して、くるくると先端部を舐り、尿道口に舌を捩じ込む。次から次に出てくるカウパーが小春の舌と湊崎の亀頭の間でねっとり粘っこい糸を引いた。

 舌を尖らせてカリ裏の敏感な部分をチロチロ刺激する。すると湊崎が僅かに腰を浮かせた。

 それが嬉しくて、気持ち良くさせたくて、小春は熱心にちんぽに奉仕する。

「小春ちゃんのまんこ、指入れなくてもくぱくぱしてちんぽ欲しがってる。もっと奥まで舐めてあげる」

 湊崎は小春の膣穴に舌を差し込んだ。

 くすぐるように優しく抜き差しされる。

「あぁっ……そこ気持ちいいっ……やあっ、あああんっ! くううぅぅっ……気持ち良すぎて、またおちんちん舐められなくなっちゃう、ふああっ……な、なにこれっ……ああっ、はああっ……な、なんかすごい感じる……あ、ああっ……」

「舌だけでこんな感じちゃうの? 小春ちゃんってば本当に淫乱なんだねぇ」

「だってぇ……あ、あ、あ、あぁぁっ、なにこれ、すごぃ、すごいぃぃぃ――――ッ!」

 小春の尻は荒れ狂う海のように波打っている。腰から下は自分の意思で制御できず暴れるに任せるしかない。女体の奥底になる芯から小春は湊崎の愛撫に狂わされていた。

「またフェラ忘れてる。しょうがないから小春ちゃんに俺から手本を見せてあげる。ここで勃起してるクリちんぽを咥えて……」

「んぅッ♡♡♡」

「クリちゃん吸われて気持ちいい?」

「ぁ……あ……ぃ、きもちイィ♡♡♡」

「じゃあこれは? こうして舌先で転がすように舐めるのも気持ちいいでしょ」

「ひうっ! うあっ! き、気持ちいいっ! だ、ダメっ! そこっ! 感じすぎてぇ! ああっ♡♡ 頭の芯からビリビリしてくる!」

「たっぷりツバで濡らしてぬるぬるになったクリちんぽ指で扱かれるのも気持ちいいでしょ」

「あ、ふぁああ! だ、ダメ……や、やめっ……! それっ……こ、こしゅこしゅしちゃっ……あ、あ、あ、あっあっ♡」

「小春ちゃんはクリが弱いんだ。さっき弄ってあげたときも腰浮かせて派手によがってたもんね」

「そ、そんなことなっ……んっ♡ あ゛ぁああぁっ♡ だめぇっ、そんな強くしたら……う゛ぅうう……う゛ぅう……う゛ぅうううぅ~~♡ ああ゛ぁぁ♡ ひっ♡ ひぃっ♡ ひい゛ぃっ♡」

「先にイッたらちんぽもらえないと思って我慢してる? いいよ、イッて。頑張ってくれたから先にイッてもちんぽはあげる。我慢せず派手にイキ散らかしちゃって」

 湊崎のゴーサインが出たことで小春の中でストッパーになっていたものが外れた。後はひたすらイクだけ。

「あぁ……出るっ、出ちゃうッ♡ ごめんなさいっ♡ わたしっ♡ もう我慢できないっ♡ イグッ♡ イ゛グぅぅん゛ん゛ん゛ん゛ぅ゛ぅ~~♡♡♡ 」

 絶頂と同時に大量の潮が吹き出た。ぶしゃあああっと勢いよく発射されたそれは湊崎の顔をゲリラ豪雨のように濡らした。

「お漏らしするほど気持ち良かった?」

 その質問に小春は答えられなかった。派手な潮吹きと同時に意識を手放していた。

 

「思い……出した!」

 そうだ自分は湊崎と一緒にホテルに来て、彼におまんこを舐めしゃぶられるのが気持ち良すぎてイッた後、気を失っていたのだ。

 そして今現在、彼はベッドに横たわる小春の横でこちらの顔を覗き見ている。

 見つめられていることを意識するとイク前に口走った言葉の数々が脳裏に蘇る。

 『ミナトくんのおちんちんでッ、おまんこの奥つかれたッ、ひッ!』

 『気持ち良すぎて、またおちんちん舐められなくなっちゃう』

 酔ってたとは言えなんてことを。一眠りして少し冷静になった小春は顔を青くする。

「あのねミナトくん。あれは酔った勢いで言ったことで――」

「酔ったときほど、その人の本音が出るって言うよね」

 身体を起こした湊崎が両脚の間に侵入してきた。膝立ちでにじり寄ってくる彼の眼には雄の獣欲がはっきり浮かんでいる。小春のことを懐かしい元同級生ではなく、ちんぽ挿れるための雌穴として見ている目だ。

「安心しなよ。同窓会で再会してそのままなんて世の中にはいくらでもあるだから」

「私は本当にそういうことするつもりじゃなくて、ただ昔の友達に会って盛り上がりたかっただけなの……それに私たち昔も全然話したことなかったし……」

「……そうだね」

 湊崎の声の温度が下がる。感情の読み取れない顔で頷いた後、ベッドから離れていく。ほっと安堵の息を吐く間もなく戻ってきた彼の手にはコンドームがあった。

「昔どうあれ大事なのは今でしょ。俺たちもう子供じゃないんだし。大人の男と女がホテルに来て、お互いシックスナインまでして、そのうえ小春みたいな可愛い子にちんぽほしいっておねだりされて『やっぱ酔った勢いだったからなし』で引っ込みつくと思う? 思わないよね」

 話す間に彼の手はコンドームの封を切り、中学卒業以来五年越しの本懐を遂げようと隆起する性器に避妊具を被せていく。

 ゴムを装着し終えた湊崎が再びベッドに乗る。抵抗しなきゃと思うのに酔いとイキ疲れが残ってる身体は重くて言うことを聞かない。そのくせ前戯で何度もイカされたことで感度は上がっている。脚を開かせようと彼が膝に乗せてきた手の感触だけで、おまんこの奥からじわっと恥ずかしい汁が染み出し迎え入れる準備を始めてしまう。

 お互いの性器をぴったり重ね合わせるように位置取り、ちんぽの先っちょを膣穴に押しつけてくる。

「あぁ……おちんちん……おまんこに当たって……あぁん♡」

「ちんぽとまんこくっつけたら簡単に本音が漏れたな。俺が欲しくて堪らないんだろ?」

「ほ、欲しい……おちんちん……ちょうだいっ♡♡」

「じゃあどうしてほしいか言ってみろ」

「おちんちん挿れてください……私のおまんこは大きいおちんちん大好きなので、ミナトくんのおちんちんでいっぱいズボズボされたら……すごく気持ちいいと思うから♡♡♡」

「合格だ」

 ずぶりとちんぽが挿入された。

 濡れた肉をかき分ける卑猥な音がして、亀頭が膣襞を巻き込みながら奥に進む。全身の感覚がおまんこに集中し、ちんぽの軍門に降る。これを挿れられちゃったら勝てない、後は頭真っ白になって訳分かんなくなるまで気持ちよくされちゃうだけなんだと一瞬で悟ってしまう。

「小春の膣内ぬるぬる。溢れるくらいローション挿れたオナホ使ってるみたい」

 大量の愛蜜でぬかるんだ蜜道を硬く熱い肉棒が突き進む。

(おっきいぃ♡)

 小春は逞しい男根の存在感に打ち震える。女にはないもの。女体の欠落をぴったり埋めてくれるもの。女が本能で求めてしまうもの。膣内を埋め尽くす肉の質量だけで身体が悦んでしまう。

「ほらここGスポットだよ」

 そう言って湊崎が小春の浅い場所にあるスイートスポットを狙いすました腰使いで撃ち抜く。

「あふっ♡ おふぅっ♡ そこっ♡ そこぉぉッ♡ ああぁっ♡ ああぁんッ♡」

 Gスポットへの刺激を受けて快感のボルテージが上がる。セックスのために分泌される愛液が溢れ出す。

「すごい濡れ方。こんなに出るってことは俺に腟内でいっぱい動いてもらいたがってるってことだよね」

 嬉しそうな声と共に弱点を責め立てられる。下半身から背筋へと走る快感にたまらず腰をくねらせる。ピストン運動から逃げようとしていると思われたのか、湊崎の両手に骨盤の腰骨の辺りをがっちりホールドされてしまう。

 大人の男の人に成長した彼の手で押さえられると小春は動けない。目標を固定した状態で湊崎はロングストロークに移行する。手前から膣奥まで長大なペニスで余すところなくゾリゾリされた。

「はぁあっ♡ そこっ、いいっ♡ んうっ♡ んんっ♡ おっきいおちんちんじゃないと届かないところ♡ そこされると♡ あふぅ、すごいぃいっ♡」

 根元まで挿れられた後、カリ首近くまで引き抜かれる。そしてまた根本まで突き挿れられる。その動作には容赦がなかった。

 腰が蕩けそうな気持ちよさだ。指や舌によって与えられるものとは全く別物の感覚。やはりセックスは、ちんぽとまんこを擦り合わせてこそ本番と再認識させられてしまう。

 ロングストロークの合間に膣奥ばかり重点的に責める動きが混ぜられた。子宮口に近い部分を亀頭で圧迫されながらの高速ピストン運動。深い場所にある愛液プールがくちゃくちゃ言う。

(だめぇ……これほんとぉ、きもちいいっ!)

 おまんこで発生した快楽が脳天を貫いた。

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